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隠遁僧 蓬同は、私奴 とら を投票先に選びました。
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ただいまなのですよ。
ああ、よかった!お帰りなさいなのです、風華さん。
と、独り言だけ落として先にご飯の支度を…。
舞姫 梨枝は、私奴 とら を投票先に選びました。
―堂の中―
[ 堂の中に漂う奇妙な違和感に、娘は小首を傾けた。
しかし、人死にが二人も――そのうちの一人は鬼であったが――出たばかり、しかもまだ鬼はあと一人残っているとあっては、残ったもの同士お互いにぎくしゃくとするのも致し方のないことであろう。
そう納得したのか、それとも玄佐の死を看取ったことで疲れていたのか。ともかく、娘はその違和感を口に出すことはなかった。]
─堂内─
[玄佐を葬り終え、戻ってみると、とらと紗都の姿がない。]
おや、とら殿と紗都どのはどちらに?
[鬼はまだ残っている。二人ともちと不用心なのではあるまいか。]
[成親の呟きを聞き]
そう深刻に、全てを一人で背負おうとするのは傲慢です。
皆の罪なのですから。
鬼と、鬼狩りとの。
先祖から僕らまで皆の。
ねぇ、鬼を斬っても、人を斬っても気にしたらダメですよ。
僕たちは不運だっただけ。
[囲炉裏端に置いてあった包丁を手に取る。
紗都の方を気にする成親の首筋に、ゆっくりと近づける]
鬼退治には、意気揚々と出かけなくては。
[うっそりと笑った]
[着物を乾かすために、囲炉裏の火を突いて強めていた]
[とらがこちらに向けて放つ言葉を聞いていたが]
不運だなどと…
[続く言葉は首元に当るものの鋭さに口から発せられることはなかった]
とらさん?!
な、何を…?
[正面を向いたまま、首に刃を近づけているとらに問いかける]
……。
とら、さん…
[笑うとらの声に狂気染みたものを感じて息を呑んだ]
/*
薄布団巻きつけたまま囲炉裏傍で包丁突きつけられてる図を考えたら待てと言いたくなった。
なんてお間抜けなんですか。
[程なく紗都、そしてとらが戻ってきた。]
や、お二人とも気をつけられよ。鬼はまだ残っておるのじゃから。
[安堵しつつ、つい苦言めいた言葉が出てしまう。]
?!とら殿、一体何を?
[成親の首に少年が刃を突きつけている。]
[ 行李を開けて、巫女舞の装束と鈴を取り出そうとした矢先のことだった。
成親ととらのやりとりに不穏な空気が混じり、成親が驚きの声を上げたのは。
娘はハッと振り向いた。]
[一体とらは何をしようとしているのか]
[どうして、このようなことをするのか]
[それは考えても答えには辿り着かず]
[緊張故か、数刻前まで感じていた残る鬼の気配すらわからなくなっていた]
やめてください…?
とらさん…。
[それでもとらに声をかけ続ける]
[成親が驚く様子に目を細め]
だって、不運じゃないですか。
鬼狩りの末裔でなければ、そうして血にまみれることはありませんでした。
貴方が気に病むこともなく。
[包丁の腹をぺたぺたと成親の首筋に当てる]
そもそも、鬼が悪さをしたから鬼狩りが退治したのが始まりなら、鬼の恨みは逆恨みです。
玄佐さんは本当に人間に近かった。
そんな鬼が逆恨みだけでこんなに執念深く子孫まで狙うかな。
最初は、鬼狩りが、鬼に何かしたんじゃないでしょうか。
僕にはそう思えてなりません。
何故でしょうね?
そうだ、一方のみが正義だなんて。
話が出来すぎていないか?
ああ、思考が鬼寄りになってる。
父への恨みがそうさせるのか?
もう駄目です、かあさま。
早く、会いたい。
[ぺたりぺたりと喉首にあたる冷たい感触]
[それは弄ばれているかのようにも感じた]
不運などと言っては…祖先に失礼、ですよ…
その力を保つために、苦労してこられたのですから。
[嗜めるように言うが、続くとらの言葉には内心では同じ事を考えていた]
[しかしそれでもとらの行為には得心がいかなかった]
だからといって…
なぜ、こんな…?
鬼でも、ないの、に…
[しかし、すでに鬼の気配すら感じなくなっている今、
とらが鬼ではないと言い切る自信はなかった]
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