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[堂の中に入ろうとしたところで今度は飛び出してきた玄佐とすれ違う]
あっ…!
玄佐さんまで…!
[いよいよ何かあったのかと自分も行こうとしたが、もう足が動かなかった]
………。
[2人の去った先をじっと見たまま、そこに座り込んだ]
[ 頷き、玄佐の背から紗都を下ろすのを手伝う。
ぐったりとした紗都の身体を床の上に横たえた。]
衣を、脱がせた方が良いでしょうか。
すまぬがりえ殿、紗都どのに怪我がないかどうか見ていただけますかの。
拙僧は水を汲んで參る。
[玄佐らと入れ違いで外へ。
井戸につく間際にいずこへか走る風華の後ろ姿を見た。]
風華どの?危ないぞ、お戻りなされ!
[聞こえた様子もなく後ろ姿は遠ざかる]
[彼女に何かあったら…]
[先ほど一瞬だけ感じた玄佐の気配が、本当に鬼のものだとしたら…]
私の、せいだ…
[はっきりと鬼の所在を感じることができない己の力に憤りを感じる]
[鬼狩りの一族の血が徐々に目覚めてきていた]
[りえの指摘に、慌てて鍋の火を弱める]
なんとか、焦げてはいないみたい・・・・・・
[ぐるぐると鍋の中身をかき混ぜる。]
あ、みなさん、お帰りなさい。
え?阿波さんが?え?紗都さん!?
[運び込まれた紗都を見て、また手が止まった]
どうだ? 久しぶりの血の、肉の味わいは?
[ その口元を朱に染めた風華に、笑みを浮かべながら問う。]
ああ、無理やり体を繋ぎ直してはみたが、矢張り、芳しくないものだ。今少し長く封じられておったなら、或いは、滅びておったやも知れぬ。
損なった力……鬼狩りの血と肉で取り戻してくれようぞ。
[ 阿波の腹に手を挿し入れ、腸を引き摺り出す。血に塗れたそれは、月の光の下、てらてらと。]
肝はお主が喰らうか? 好んでいたであろう?
[ 思いがけぬ程、優しげな顔。
命を、そして殺戮を共にした、己が半身と言うべきものにのみ向ける表情であった。]
[衣を、というりえの言葉に頷き]
怪我をしてらっしゃるかもしれませんし。
一度脱がせて、着物に着いた血も落として差し上げた方が良いでしょうね。
[着替えを見ないように、また鍋に視線を戻した。]
わ。また吹き零れてるっ!
[ 紗都の身体に触れ、怪我をしてはいないか調べる。
幸いどこにも傷はなく、衣を染める血は本人が流したのではないようだ。]
これは、阿波さんの血、なのでしょうか。
阿波さんは亡くなったのですね……。
[ 明日にせよと言っても聞かぬ風華を仕方無しに手伝い、阿波を葬る。
堂へ戻るのは、飛び出してから一刻余り過ぎた頃になるだろう。**]
[釣瓶を上下に数回往復させるうち、玄佐が風華を呼びながら走ってゆくのが見えた。
桶に一杯の水を持って戻る途中に成親が座り込んでいた。]
大変でござったの。さ、戻りましょう。
[成親を促して堂に。]
入ってもよろしいかな?
[紗都の手当がすんだかどうか、中に問う。]
[ 汚れた着物を脱がせ、代わりに自分の行李から小袖を取り出して、横たわる紗都の上に掛けた。]
ええ。大丈夫です。どうやら怪我はないみたいです。
あとは、手足の汚れを吹いてあげれば・・・。
[暗闇の向こうを見つめたまま、深く考え事をしていた]
『もし、何かあったりしたら…私は…』
[その心の葛藤は顔に出ていただろうか]
[蓬同の言葉に顔をあげると息を吐いてから頷いた]
ええ…
[蓬同が中にかける声を背中で聞きながら、重たい腰を上げた]
[紗都は、大丈夫だろうか]
[りえの怪我はないという言葉に安堵し]
良かった。
気を失っているだけなんですね。
でも、それじゃ、その大量の血は、阿波さんの・・・・・・
[阿波が死んだらしい事を、ようやく実感した。
味見しようとしていた手を止め、口元に手をやる]
鬼の、仕業でしょうね。
[堂の中から大丈夫というりえの声が聞こえた]
蓬同様、中へ参りましょう…
[堂の扉を開いて蓬同を中へ促す]
紗都さんは…?
[堂の中、横たえられた紗都の姿を見て無事なことに安堵する]
紗都さんには何事もなくてよかった…
[そう言うと壁際に寄りかかって座った
[…阿波の惨たらしい姿が脳裏をちらついていた]
私に、もう少し力があれば…
[ぽつりと独りごちて目を伏せた]
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