188 和風伝奇遊劇「鬼首の里」
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旅装束 風華
[緊迫した空気、玄佐が鬼だと言う成親、成親が偽りの心眼だとする玄佐]
なぜ…こんな…
[戦いを止めたい気持ち、止めてはならぬと戒める自分]
[行き場をなくした思いが涙に変わる]
旅装束 風華は、無頼漢 玄佐 を投票先に選びました。
旅装束 風華は、名主の末子 成親 を能力（襲う）の対象に選びました。
名主の末子 成親
[刀を鞘から抜いた]
これで、人を斬ったことはなかったのですが。
まさか、斬らねばならぬことになるとも思いませんでしたよ。
[対峙する玄佐へ向かって言葉を放つ]
隠遁僧 蓬同は、舞姫 梨枝 を能力（守る）の対象に選びました。
【赤】 旅装束 風華
[優しげな声に涙が溢れる]
御主…変わらぬなぁまた来世で会おうぞ
[その姿を目に焼き付けんが為、戦いの趨勢に見入っている]
無頼漢 玄佐
[ 鞘鳴りを響かせ刀を抜く。一振りして手応えを確かめると、成親に向かい大上段に構える。]
……久しぶりだな。こうして刀を使ったのは何時ぞ以来か。
[ 呟くようにそう言って…]
――行くぞ！
[ たん、っと勢い良く間合いを詰める。]
武士の娘 紗都
[堂の外へと出て行く二人。
二人の間に滑らせた刀を手にしたのは、成親だった。
蓮同に続くように、自分もまた堂の外へと向かう。
外は既に暗く、強風に煽られ、葉が擦れる音が響いている]
二人とも、そんな刀で……。
[向き合うように立つ二人。
その手には、小さな刀が握り締められている。
大きな刀は階段に置かれ、月明かりを受けて妖しく輝いていた]
『一体、どちらが鬼なのかしら……。』
[無言のまま、ただ二人の決着をみつめていた]
隠遁僧 蓬同は、名主の末子 成親 を能力（守る）の対象に選びました。
【赤】 無頼漢 玄佐
せめて…お主の為、こやつくらいは連れて行こうぞ。お主は生きよ。
お主と過ごした幾年月……あの世に行こうと忘れはせぬ。
[ 送る笑みに、その全てを込めて…]
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