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またこの季節になったんだねぇ
[テレビを見ながら昼食をとっている老夫婦。
映っているのは大学野球の全国大会]
数年前は私もあのグラウンドに立っていたんだねぇ。
なんだか夢の中にいたような気分だよ。
[本当にそうだと言い、笑い合う2人。
昼食を終え少し休んだら、2人揃って家を出る。
手にしているのはバットとグローブ]
はいおまたせ。
今日はこれを持ってきたよ。
[取れたての野菜をチームメイトにおすそ分けする2人。
やってきたのは近くにある野球グラウンド。
年齢的に厳しい&夫婦でのんびり余生を過ごしたいという理由でプロ入りを断った彼女は、大学卒業と同時に夫婦揃ってお年寄りで作る野球チームに所属し、今日も元気に野球を続けている。
最初は嫌そうにしていた旦那の方も、元々野球が好きで野球に関係する仕事をしていただけあり、今ではすっかりチームの一員である]
さーてさて、今日もいくよー。
[早速バッターボックスに立ち、大学時代と変わらぬパワーで*15デッドボール*を打った]
…………
[2度目の全国大会は速さに加えて守備も鍛え上げたものの、結局あまり活躍することなく終わっていた。
それから数年。元々目指していた研究者になり、日々研究に没頭している]
……ふぅ。少し休憩してきます
[研究室を出る時に後ろからかけられる、「根詰めすぎるなよ」という上司からの言葉。
作業着を脱いで休憩所へ行くと、先輩たちの声が聞こえた]
「今日もやってるのか」「ほんと元気だよな」
[視線の先には野球のグラウンド。そこで週に2回ほど老人たちが野球をしている]
野球かぁ……
[ぼんやりと成り行きを見つめる。丁度祖母にボールが当たったところであった]
「風間、どっかチームに入ってみたらいいんじゃないか?」
「そうそう、あんだけ強くなったのに年食うまで研究一筋って勿体無いよな」
[自身の活躍に関わらず、全国までいき、しかも優勝したとなれば地元では名前が知られているものである。
今でも時々またやってみたいと思う。
しかし仕事とも両立は難しいのではないかとも考えており]
……そう、ですね
[その時は曖昧な返答をするのであった]
[その日、仕事が終わると地元の野球チームを徹底的に調べ上げた。
そして見つけた『顔を出せる日に顔を出して楽しもう』がモットーの、有志で作る野球チーム。
早速手続き(監督の人に入りたいと言いに行くだけ)を済ませ、数日後――]
<8(9)番 レフト 風間。背番号43……
[やはり大学時代の功績は大きく、入って早々に練習試合とはいえスタメンとして出ることになったのであった。
相手は地元の老人たちで作る野球チーム。そして……]
「ほっほ、相手が早太ちゃんだからって手加減はしないよ」
[パワーを買われて今や投手としても活躍している祖母]
えっ……あ、はいっ、いきます!
[驚きはしたが手を抜く相手ではない事はよく知っているので、祖母相手に*07ボルチモア・チョップ*を打った]
[試合後――]
「早太ちゃん惜しかったわねぇ」
[早速話しかけてきて野菜を渡しにくる祖母。
美味しく育った野菜はずっしりと重く、いかにも食べごろといった色をしている。
他の選手には祖父が配っているようだ]
「今日は試合だったけど、一緒に練習する時もあるからね」
そうなんですか?
「もう、おばあちゃんと喋ってるんだからもっと砕けていいのよ?」
そう……なんですが、どうもこっちで慣れてしまって……
[周りを見ると選手たちは敵味方の隔てなく盛り上がっている。
それを見ていると、こうしてまたわいわい楽しく野球をするのもいいものだと思うのであった]
[野球。子供の頃には縁のなかった世界。
大人になって野球に関わる仕事をする彼と出会い、息子が野球を通して心身共に成長していく様を見守り、今はこうして孫と一緒に野球ができる。
自分はあと何年野球を続けられるだろうか。いつまで野球と関われるのだろうか。
体の動く限り続けていきたい。できれば人生の最後まで関わっていきたい。
そう思うのであった]
/*
野球以外この村関係なくなっていますが……夜も多分来れないのでこれで終わりにします。
個人的にアカリンが超パワーヒッターとプルヒッター2だけ取ってバンバン打ってくのが凄いなーと思いながら見てました。
(この村は能力値をある程度上げたら能力を取れるだけ取っていくのが基本みたいに思っていたところがあったので)
それではお疲れ様でした。
もしまたどこかでお会いした時はよろしくお願いします。
なるほど、両方ともプロ入りを断ったルートなんですね
素晴らしかったです、お疲れ様でした。余計な一言を付け加えてしまい申し訳無かったです
[お世話になった先輩達がプロ入りしていく
当然だがプロに行けなかった先輩も居る
特に世話になった先輩には気持ちばかりでも礼をしておかないと…と買い物に来て
とりあえずお酒と、食べ物でいいかな…とカゴの中へ
お会計を済ませたらそのまま部室の方へと急いだ
部室にはプロ入りを祝おうとする部員達がいくらか既に来ていただろうか
その中で、相変わらず打撃練習しかしていない先輩の姿>>5を見つけて]
…神谷先輩
就職先見つかってよかったですね?
これお祝いです。プロ入ったらお酒はほどほどに
先輩が一軍登録されたら…約束通り大阪まで一度応援行きますね
[高めのお酒の入った紙袋をとん、と押し付けた]
[あとは、金澤さん
「キャッチャーやってみないか?」って誘って貰えて、全体練習も程々に遅くまで色々仕込んで貰った日々
もしもあのまま外野手一本のままで過ごしていたら、途中で野球を辞めていたかもしれないと今振り返って思う]
プロ入りおめでとうございます
ライオンズ…他の2人との対戦も楽しみですね
[あの人は育成なんかで止まる程の人じゃない
それを知っているから、今は他の誰より祝福の言葉を送りたい
部室に来てなかったら、そう連絡入れておこう]
[賑やかムードのまま、いつのまにやら日が落ちる時間で
次の練習からはもうあの賑やかな先輩達は居ないのかな。などと考えながらの帰り道]
何かを忘れている、ような…
気のせいか?
[練習、神宮大会、勉強
色々な事で今まで忙しかったものがオフシーズンで一気に軽くなって
ふと浮き上がってきたモヤモヤ
家に帰って自室のノートパソコンを立ち上げ
レポートを仕上げないといけないと、と椅子に座って
野球のデータが入ったUSBメモリを抜いたところで、ようやく気付く]
返してなかったな…これ。
[なんだかんだと借りを作りっぱなしだった、プロ入り3人のうちの1人の先輩
連絡先も知らないし、誰かに代わりに返してもらうものでもない
プロ入りした先輩達は忙しいだろうというのも相まって、踏ん切りがつかずにいた]
─ 数年後 ─
[ここはどこかの球場。今日もチケットは完売らしく
客席は試合前だというのに大賑わい
ベンチに入る相手選手達の中に、1人見知った顔を見つけて
誰とも話してない間を見つけて駆け寄る]
こんにちは。松中選手
忘れ物をしていたので…お返しします
[神宮大会で優勝した時の記念写真だけが入ったUSBを手渡す
いい試合にしましょうね。と、言葉を残して
…そんな未来が、あるかもしれない。]
/*
どうして書き始めると長くなっちゃうんだろう(真顔)
…あ、金澤さんのはお祝い連絡入れただけだし
松中さんとのやつは不確定未来だしで拾う必要性は特にないです。みなさん自由に生きて
神谷ちゃん側の〆が思いつかないどうしよう
[ドラフト後 部室]
まったく。瓜科大学卒だからってここで会見しなくてもいいと思うんだよな。まあ他にするところとかないんだけども。
[疲れた様子で回収し忘れた荷物を取りに、部室の扉を開いた]
>>15
おう、久しぶり。まずは3桁からのスタートになったよ。
テストでは結構暴れたつもりだが……
まあ、ここから這い上がるというのも乙じゃあないか?あいつらと会うためには、先ずは二桁だな。松中はイースタンで先に会うかもしれんが……
お前もがんばれよ。目指せ来年も神宮優勝!
[そういうと、踵を返し、部室を後へ。まずは後輩たちに追いつかなきゃな。と呟いて]
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