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>>#4 ロート
[ロートの報告を聞き、忌々しそうに舌打ちする]
チッ……あのタヌキ親父め。
カタブツでつまらん男だったが、たまには面白い提案をすると思ったのに。
……まあ、やつなど、所詮小物。
命を張ったところで、チカラ無き者達を眠らせるのが関の山だったということだ。
――ロート、今日は、予定通りオーディションは行う。
そのように魔法使いたちには伝えよう。
なに、この程度のことで中止していては、犯人の思うつぼというやつだ。
お前は、後ほど魔法使いたちに、国に伝わる予言書の中身を説明するように。調べたところ、似たような予言があったわ。
その辺に持ってきておいたから、読んでおけよ。
[国境沿いにぽつんとある小さな家でしたから、それはもうあっという間に部屋はセルナリアの兵士に囲まれてしまいました。
彼らはベッドで腐臭を放ちながらもはや話すことも出来ない母を見て、母の前で震えながらナイフを構える私を見て、哀れむような顔をしました。]
「もう手遅れだ」
「そんなことを言うな。あの少女があまりにも不憫だ」
「せめて、見た目だけでも治してやろう」
……何を、何をするの!! 母様に近付かないで!
[ナイフを振り回す私をいとも簡単に拘束し、彼らは母に魔法を施しました。]
やっ……やめて!! やめてったら! 母様! 母様ぁ!!
[どれほど叫ぼうとも助けは来ず、母の体はじわじわといつか見た姿に戻っていきました。]
>>8 兄上
ロート「ええ!?続けるんです?いや、兄上のおっしゃることもわかりますが、まずは皆さんのお知恵を借りた方が良いような……」
ロート「……いえ、兄上には何かお考えがあるのですよね。失礼致しました。予言書の方、確かに目を通しておきます。また、大臣の部屋に何か他に手がかりがないかも探して参ります。兄上は引き続き魔法使いのみなさんへの対応をお願いします」
[初めて見る魔法の姿に、私は目を奪われました。
母の綺麗な腕など、顔など、いつぶりに見たでしょうか。
全てが、戻ってゆく。]
「こんなものだろうな。これ以上は……」
「ああ、この様子だと何年も寝たきりだったんだろう。まともに動けやしないさ」
「それでも、せめて見た目だけでも」
……かあ、さま? 母様、大丈夫なの!! ねぇ!
「……2人きりにしてやろう」
/*
御伽(狼)
稲荷(村)
共生(狼)
恋衣(村)
崩我(狼)
人形(霊)←ここで今までのジンクスを破ったかと思えた。
>恩讐(村)<
*/
[>>#6 ロートの返事に満足げに頷くと、参加者に聞こえるように声を張った]
>>参加者諸君
お早う、諸君!
本日、少々城の方で不手際があり、諸君ら以外の者が眠りの魔法に落ちてしまった。
さらに、この階から動くことができんらしい。悪いな。
それについては、現在弟が調査中のため、のちのち説明があるだろう。
しかし、【本日は予定通り、オーディションは行う】
順番などは気にせんゆえ、準備が出来た者から私の前で発表するように。
【余興部門の者】は、自由演技だ。好きにやってくれ。
【護衛部門の者】は、自由に演舞するか、相手が必要なら、そこに置いてある等身大の人形を相手にやってくれ。特注で作った魔法人形だから、燃やしても斬っても構わんぞ。
連絡事項はこんなところか。
ああ、そうそう。食事を持ってくる者がおらんのだ。
食糧自体は備蓄してあるから、この階の厨房を使って各自適当に食べてくれ。
/*案の定、喉の減り早い。最悪サテンがなんか理由つけてお茶入れるけど、足りるかな〜?おねだりしようかな……悪いダミーだ……*/
悪いな、ロート。
私には、時間が無いのだ。お前のために出来ることはしておきたいし……何より、こんな面々が集まっているのだ。
この顔ぶれの優れた魔法を見ずに死ぬなど、それこそ、死んでも死にきれんというやつだ。ハッ。
――せめて顔がわかればな。
[魔法を掛けられた母の姿を、それはそれは美しいと感じました。私は訳もわからぬまま母に縋り付き泣きました。
そして母は綺麗に閉じられた瞼を開き、私を見て、こう、言いました。]
「……ああ、パトリシア」
母様! 母様!
もう喋れるのね! 痛い所は無い? 大丈夫?
「……大丈夫、な、ものか」
……かあ、さま?
「生き地獄の中で、ただ、ただ、楽園に行けるのが救いだったのに。そう信じていたのに。どうして」
「どうして私に魔法を掛けたの」
「私は、愛する父や母の居る楽園には行けないわ」
「死んでもただ一人きりで彷徨うだけになる」
「ああ、恐ろしい……私は、私は……」
[そう言って、母は黙り切ってしまいました。そのうちに息が浅くなり、脈も弱くなり、戻ってきたセルナリアの兵士たちと共に、私は母を見送ることとなりました。]
サリーナ王国は質実剛健を美徳とする国だ。
古き生活を良しとし、魔法は強く禁じられた。
俺は城から少し離れた村の農家の息子として生まれた。
両親は毎日、祝日も休むことなく農作物を作り続け、出来上がった新鮮な野菜は城下町の市場に送られていった。
なかでも国民に人気があったのが父の育てる香辛料だ。
俺が辛いもの好きになったのも、それを使った料理が家で出ることが多かったからかもしれない。
父はよく俺にこの畑を継がせたいと言っていた。
あたし、は。
[あの時どうすれば良かったのでしょう。]
命に替えてでも……。
[母を守り、共に死ぬべきであった?]
きっと、そうなんだろう。
魔法は、命あるものの道を閉ざしてしまう。
/*
ミーチェは燃えカスを握りしめます。
するとどうでしょう。元の目隠しによく似た布が彼女の手に現れました。
*/
これ、ふういんされてないぬの、だから…
これでめをかくしておけば、ミーチェがみえることみんなはしらないままでしょ…?
[その後、母を共に看取ったセルナリアの兵士の内の1人に私は引き取られ、魔法の教育なども受けました。
私は生き物に掛ける魔法を頑なに拒否しましたが、魔法全てを否定しては殺されてしまう。その恐怖から最低限の、何の力も持たない幻術のみを使うようになりました。]
/*
ミーチェは目を覚ましました。
ふかふかのベッドはミーチェの心を惑わせますが、どうやら城の中が騒がしい気がします。
*/
…たくさん、まほうつかうとつかれちゃうけど、すこしなら
ごしゅじんさま、ゆるしてくださいますよね…?
/*
ミーチェはぎゅっと両手を握ります。
すると、赤い炎がミーチェの周りに浮かび上がります。
*/
ん…これぐらいで、わかる
いかなきゃ…っ
[普通であれば悪意も力も何も無い小鳥が脅威と見なされ消されることなどありえないのです。
そんなことをするのは、元より頭がおかしいか、それとも。]
[何か自分たちを探られることを不都合があるか。]
俺も家業を継ぐことはまんざらでもなかった。
質素な暮らしだったが、その生活は良いものだった。
そんな平凡な国民の一人だった俺が黒狼騎士団に志願することになったのは18になる年だ。
ある日、俺が住む村に黒狼騎士たちがやってきた。
噂にだけ聞いていた城の騎士たち。『黒狼』と謳われる所以となった漆黒の鎧は鈍く輝き、威光を放っていた。
これから遠征に向かうという彼らを村の宿屋がもてなし、父が彼らのもとへとれたての野菜を持っていった。
父の誇らしげな表情が忘れられない。
騎士が滞在した時間は短いものだったが、彼らがこの村を経由したというだけで、俺も興奮したのを覚えている。
列をなして遠征に向かう騎士の中にファルス王子もいた。
聞くところによれば俺と同い年の彼は、歳不相応な面持ちで、胸を張って堂々と歩いていた。
志願した理由はそれだ。
俺はファルス王子のようになりたかった。
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