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― 下層区域 ―
ええ、もちろんです。
[中身の開示についてはうなずいた。]
そうなんです、とっっても忙しいんです。
[わかってくれて嬉しい、とばかりにリルの瞳を見上げる。]
そうですねぇ。
ちょうど今日、シフトなんですよね。
忙しそうですけれど、楽しみです。
[にっこり。リルに大きな笑みを向けた。]
警察も大変ですねぇ。
捕まえられるといいんですが。
怪盗も、人形の泥棒も。
[そんな事をいいながらリルが人形を鑑定するのを待つ。
無事、違うとわかったようで一安心。]
いいえ、こちらこそ。
それでは、仕事がありますので。
失礼します。
[リルの礼に礼を返し、止められなければ歩き出すだろう。]*
─ 中層・大通り ─
[どうしよう、どうしようとパニックを起こしていると突然目の前がなにかの壁で覆われる。>>76
誰も見ていない、という感覚にようやく少しずつ呼吸が落ち着いてきた]
……ーーーっ……
[スゥ、ハァ、スゥ……呼吸を整える。
注目されていない状態ならば、いつもの状態。
バグりかけていた思考回路もようやく少しずつ平常になってきた]
………ーーー……ーーー
[ぺちぺちと能力で無理やり冷やした手で顔を叩く。
火照る顔をなんとか元に戻そうとする]
………ーーー、ご、め…頭、冷えた…
[恥ずかしすぎると、慌てて思考がバグる。
落ち着けば大丈夫になる。セーガはまたひとつ学んだ気がした*]
[向けた言葉対し揺れる視線。
零された言葉は、迷いなどではない、真実分からないと言ったような雰囲気を持っていた]
…そういうものもある、と思ってくれればいい。
[今は分からずとも、いつか分かる日が来れば良いと思う]
/* 話が通じないって言われると嬉しくなるのはセーガが人間味を持ってきたって感じるからかも
昔はそれこそ指示を聞けばいいとセーガは思ってたから。
即座に命令を受理してこなすって機械的な思考から、話を聞いてられなくなるほどのパニックを起こせるようになった、みたいな
[問いかけに返るのは、自己を赦さない贖罪めいた言葉。
自身を理解出来ていないような言葉も混ざり込む]
自分を赦せなかったのか。
[それ故に他者からの好意を拒絶してしまっていたのだろう。
ヴェスの言葉からそんな風に考える]
赦されないと思っていたのが苦しかったなら、どこかで助けて欲しいと思っていたんじゃないか。
……好意を受けて、気持ち悪くない者もいたんだろう?
[先程見たセーガや昔から共にいたというスティーブがそうなのだろうと]
そう言う人に、助けて欲しかったんじゃないだろうか。
[ヴェスでなければ真実は分からないため、推測としての言葉となる]
[ヴェスの傍にしゃがみ込み、見上げるようにして話し続ける]
自分が赦せないならば、そうすることで埋められるというなら、それも方法だとは思う。
だが、ずっとそうしていると疲弊するばかりだ。
心許せる者がいるなら、共に過ごして、共に笑って、泣いて、想いや感情を共有するのが良い。
ヴェス、君にも赦される権利はある。
これまでもずっと、そうやって自分を責め続けてきたんだろう?
[前髪が流れ、隙間から白銀の瞳がヴェスを見上げた*]
― スラム街 ―
[カジノ。その言葉に、ユウヅキがフリーズした。]
……
[次の言葉が出るまでの間、ユウヅキの顔を見ていることになるのだが、その表情は、セーガとどこか似ていた。
……やっぱ、兄弟じゃねぇの?
どこか、確信めいたものも生まれつつあった。]
……は?あ、あぁ。
マジ、だけど。
[フリーズの後、マジで言ってる?そんなことを言われれば男は、少し戸惑ったように、自身の首筋へと手を触れ、そう言う。]
……そ、そこまでは考えてなかったけど、
そっか…ありえる、んだな。やっぱ。
[ほぼ、思いつきというか、思い浮かんだ言葉を言っただけのようなものだったため、そう言って。]
ん?
[名前を呼ばれれば、そう返事を………]
……………は?
[パチと、瞬き。ガシィ!!!と肩を掴まれ、
少し後ろへ仰け反る。]
………ま…
[ユウヅキの目は据わっている]
……マジで言ってる?
[出てきた言葉は、先程>>64ユウヅキが言った言葉。
そして、意味も同じだ。*]
― 回想:事件から1週間後(ヴェスの家で)―
[ヴェスの髪を見ていたとき、なっげぇよなぁ。とか、
伸びたなぁとか。そんなことを思っていた。
男の髪は伸びて、邪魔だなと感じたら適当に切ってしまうため、
そこまでは長くはない。が、襲撃事件から結ぶほどではないが、髪は少し伸びていた。
食事時、声をあげたとき、ヴェスの笑い声が漏れれば、]
わ、笑うなよ!
[そう言うも、その後、男も笑う。
教えていいのかな。そんな言葉には、
『いいんだよ。』と、そう言っただろう。
一人で泣くな。その言葉に、うんと答えるヴェスに、
男は手を伸ばしその頭をぐしゃぐしゃと撫でた。]
― 回想:事件から1週間後(ヴェスの家で)―
[カウンセリングについての話は、
次も受けるかどうか迷っているというヴェスに。]
お前が、嫌だって思うなら…
やんなくて、いい、と思う。
[男の中でこの時、心へ持ち上がった不安が、そう言葉にしていた。]
─ 下層区域 ─
[箱の中身の開示について>>77是を得ればリルも頷き返して。
アルバイトのシフトが今日だと聞けば、軽く目を瞠った]
それはまた…。
大変な時に当たったものだ。
何事もないことを祈るよ。
[確実に何かは起きる気がするが、そんな風に言っておいた]
まぁな。
細々した事件なんて日常茶飯事だし。
[大変だがやりがいはある。
そうでなくばこの仕事はしていない]
あぁ、引き止めてすまなかった。
[立ち去るイルマ>>78にはそう言葉を向けて見送った]
そう簡単には行かないか。
[羅針盤が反応した時は、もしや、と思いもした。
だが現実は甘くなく、振り出しに戻ってしまう]
画像が手に入っただけ確認しやすくはなったが、……っと。
ヴェスから返信があったのか。
[あの後返信はないだろうと思っていたのもあり、ヴェスから返信>>1:180があったことに気付かなかった。
端末を操作し、返信内容を見る]
………………
[黙り込んでしまったのもむべなるかな。
画面に現れたのは想像していなかった返信だった]
何かやけに素直じゃね?
[ヴェスが”可愛い”と言う単語を使うこと自体想像し得ない。
そう言えば最初の返信>>1:175もどこか子供のような文面だった]
大丈夫なんかな。
[逆に心配になったと言う*]
/*
投票襲撃が見えているので、モニカ落ち前提行動にも見えているのですが、それは全員の共通意識とはなっていないので……といったところ。
ある程度、進行を進めた上での進行具合を見て、そこで改めて皆で決めて頂けたら、で思っています。
/*
しかしこれを見ていると、めっちゃ頑張ってスティはヴェス返信書いていたのだろうと思うので、むべなるかなであった。
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