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― 事件から3週間後 自宅 ―
[朝。
コーヒーの香りが鼻をくすぐる。タイマー付きのコーヒーメーカーは実に良い仕事をしている。イルマはベッドの上でううん、と伸びをした。気持ちのいい目覚めだ。
今日はカジノのシフトが入っている日だ。週2日のこの日を、イルマは心待ちにしている。
イルマが初めてカジノへ行ったのは1年程前の事。知り合いについて戸をくぐり、たちまちカジノに魅了された。
賭ける人々の熱気、華麗なディーラーの手さばき。テーブルにつく、チップを触る。それだけで胸が高鳴った。
見よう見まねでベットする。賭ける、外れる。外れる、当たる。落胆と快感。ゲームごとに激しく上下動する感情。
イルマはすっかりやみつきになった。一時期は他の楽しみの全てをうっちゃって、カジノに入り浸っていた。]
[しかしそれも短い期間。
たまに大当たりはあるが、明らかにカジノ側が得をするオッズになっている事にイルマは気づいていた。貯金も目減りしている。
それでもカジノは離れがたい。
そこで、イルマはディーラーになる事を決めた。
熱気あふれる勝負の場を取り仕切るのは、実際に賭ける時とはまた違う快感を味わうことができた。イルマは趣味と実益を兼ねた最高の仕事を手に入れたのだ。
とはいえ、ディーラーを本業にすることはしない。
週2日。それが情熱を維持するのにちょうどいい距離だとイルマは考えていた。]
[今日のシフトは午後からだ。
イルマは英気を養うべく、優雅な午前を過ごそうとしていた。
コーヒーを飲み目を覚ますと、フルーツ入りのシリアルをボウルに入れる。ヨーグルトを乗せれば完成だ。
もぐもぐと口を動かしながら、イルマは端末を眺める。
数日前、カジノから連絡が届いていた。
なんでも怪盗から予告状が叩きつけられたとか。怪盗はカジノの客として紛れ込んでいる可能性が大いにある。各従業員は注意されたし、と締めくくられていた。]
また死神のまねっこでしょうか?
[最近その手の輩が多いようだ。死神のまねにしてはいたくシンプルな予告文を見直して、肩をすくめる。
今日は怪盗に予告されていた日だ。
おそらくは悪戯なのだろう。
だが。イルマは微笑み、シリアルを飲み下す。
いつもと違う一日になるかもしれないと、ほんの少しの期待を胸に。]**
[今日のシフトは午後からだ。
イルマは英気を養うべく、優雅な午前を過ごそうとしていた。
コーヒーを飲み目を覚ますと、フルーツ入りのシリアルをボウルに入れる。ヨーグルトを乗せれば完成だ。
もぐもぐと口を動かしながら、イルマは端末を眺める。
数日前、カジノから連絡が届いていた。
なんでも怪盗から予告状が叩きつけられたとか。怪盗はカジノの客として紛れ込んでいる可能性が大いにある。各従業員は注意されたし、と支配人ルシアンの名を添えて締めくくられていた。]
また死神のまねっこでしょうか?
[最近その手の輩が多いようだ。死神のまねにしてはいたくシンプルな予告文を見直して、肩をすくめる。
今日は怪盗に予告されていた日だ。
おそらくは悪戯なのだろう。
だが。イルマは微笑み、シリアルを飲み下す。
いつもと違う一日になるかもしれないと、ほんの少しの期待を胸に。]**
ー 回想 ー
『……そっか、わかっ、た。』
[ヴェスの言葉を聞いてその日は出かけるのをやめる。>>4
何が『嫌い』なのかは分からないが、あまりいい状態ではないのだろう]
[その日は、ヴェスのリクエストに答えセーガは身の上話をした。そのことばの順序は割とバラバラだったが、まとめるならこうだ]
『いつも? 仕事、してる。配達の』
『仕事するのには、難しい言葉は、いらなかったから、勉強して、なかった。 地図が分かって、住所が読めて…着払い料金、計算できれば、いいし』
『今の、仕事は、10の時に、上司に拾われて、始めた』
『10の時に、 母さんが、死んで。 それ以来、ずっとこう』
『能力、制御出来なくて。 俺は危ないんだなって…
誰とも目を合わせなかったら…一緒にいなかったら…大丈夫って、ずっと、人、避けてた。 仕事以上のことは、いいや、って、思って、た』
[一つ一つぽつりぽつりと語った。
その様子は事も無げで、それが今まで当然だったと言わんばかりの口調。]
『考えて、いたく、なかった。ずっと…寒かったから』
『指示に従って、きっといつか『いいこと』があるって、それだけ、だった』
[考えていたくなかったのは、なんだったろうと少し首を捻る。何もかもを冷気に閉じ込めていたせいで『どれ』 が拒絶されていたのかよく覚えていない]
『だから、スティーブが、凍らないって、言ったのは
びっくりした。 イギーが寒がらなかったのは、いっしょに、ごはん、たべたのは、すごく…あったかかった。 特殊チームの…ヴェスは、知ってる、かな。 その人が、俺の能力見て、カッコイイって言ったの……しんじられないくらいで』
『あったかいなって。』
[そう言う話を、 時間をかけて話した。
途中で疲れてしばらく黙り込んだりしたが、頑張って言葉を選んで…なんとか伝えきったろう**]
/*
人形のせいかもしれないってなったら、スティーブ事件追いかけるのやめるかもしんないな…
スティーブのせいであったほうがいいなぁ…
ヴェスに重荷背負わせたくない…
/*
理由にほうがってなんだ。ないほうが。
サイコメトラーがいらっしゃるので、見つけたらそれで記憶読めるよな…と気付く今日この頃
― 上層 カジノ『パラダイス』 ―
[時刻は朝。
だというのに、『パラダイス』は楽し気なネオンをきらめかせ、エントランスには人が出入りしている。楽しげに、しょぼくれて、怒って。表情は様々だ。
24時間営業のカジノは珍しくない。『パラダイス』もその一つ。
ドームが甚大な被害をうけたとはいえ、カジノから客足ははなれない。むしろ、こんな時だからこそ一攫千金を狙いに来る者も多い。
その『パラダイス』に一人の男が訪れていた。本日行われるオークションの主催者だ。
彼は支配人となにやら打ち合わせをしているようだ。
往々にして、カジノというものは裏社会とのつながりがあるものだ。『パラダイス』もご多分に漏れず、犯罪組織との協力体制があった。闇オークションに会場を貸出すのもその一環。
支配人としては、滞りなくオークションを開催したいところだが、そこへあの予告状である。
男は支配人にしっかりと警備をするよう言い含めた。何かあれば組織の面子がまるつぶれだ。
支配人は二つ返事で受諾すると強面の男を呼び、なにやら指示を出し始めた。]**
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