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ボ ク を 騙 し て
依 頼 料 誤 魔 化 そ う と し た か ら だ !!!!
[キシャーーー!!!とこちらもブチ切れた。]
ー 回想 : 下層区域 テラスのあるカフェー
『………ーーー…』
『…というわけでですね、一応調べるところまでは調べました。もしかしたらボクとアナタに血が繋がっているかも知れませんが…それは可能性という話です』
[カフェのテラスで、ユウヅキは依頼人と話をしていた。
青年は丸い目でこちらを見てきていた。]
『………本気、で、しらべた、ん、ですか?』
『………はい??? …ああいや、依頼は依頼なのでね?お断りの言葉もなかったので』
[その目はまるでマジで調べたの?と本気で思っている目。まさか本気で依頼を受けたとは思わない目に思わずイラッとする。 煽りなのかなんなのか。]
『……頭、大丈夫?』
『はい?????』
[前言撤回、どストレートに煽られた。もう既に怒りは溜まりつつあるが耐える]
─ 中層区域・警察機構中層分署 ─
……ん?
[ピコ、と端末に受信の知らせが届く。
この発信信号は確か]
スティ?
[何事か、と彼に念話を繋ぐ*]
どうした?
[スティーブに念話を繋ぎ、問いかける。
返って来たのは言いにくそうな言葉]
厄介なもん、って。
何がなくなったんだ。
[スティーブの所持品で厄介なものといえば、と思考を巡らせるが直ぐには出て来ない*]
『…まぁとにかく!!!
ここまで調べましたがこれ以上は可能性の話。いくら調べても無駄な領域だと思われます。ので、ここで調査を打ち切らせて頂きます。 …完遂出来なかったので依頼料は安くしますので』
『……わかり、ました。』
[そう言って、布に包まれた何かを差し出される。
受け取る。中身を確認。]
『三食昼寝散歩で幸福度上昇』
[大量の紙束だった。 ]
『……あの???』
[目の前を見るともうそこには青年はいなかった]
[遠くに走っていく青年の姿。 残された大量の紙束]
『………………』
『ふっざけるなぁぁぁあぁぁあぁあ!!!!!!』
[こうして地獄の鬼ごっこはスタートしたのだった]
[ここまで仔細詳しく話すのだが、それが伝わるかは別問題だろう*]
── 下層と中層の間・路地 ──
は?
…………依頼料誤魔化した
[リピート。
どこかで、それなら追っていても仕方ないとは浮かぶが。
セーガを見遣る。
まだ、泣いていたりへたりこんだままならば、再度ユウヅキを見て]
「そうだ、『影身』」
なーにー?
「今後、機械生命体に関することは公言しないように。
一般的に知られていることは構わないけど」
やっぱりそーきたか。
「当然でしょ。
ヴェスに話したこと、報告したからね」
ちぇー。
[機械生命体について一般的に知られていないことをヴェスに伝えたことは、やはり問題となったらしい。
まぁそうだろうな、と思いつつも伝えたのだから、驚きは少なかった]
「今後同じようなことをしたら、機械生命体に会えなくなると思った方が良いよ」
それは困るなー。
生きがいなくなっちゃう。
[尤も、その時はいっそ殺せ、と言うことになるのだろうが**]
セーガは… 依頼料誤魔化すようなやつじゃねーし…
……
泣かせたのは事実だし…
[半ばハロルドの体で見えないが、赤い双眸、どろっとした視線でユウヅキを見続ける]
……
少し離せ
[再度ハロルドに言う。
離されたならそのまま、離されないなら無理やり振り払い、セーガの元へと歩いてゆくだろう]
……
セーガ、何あったか聞いてもいいか?
[片膝をつき、拒まれないならセーガの頭に手を置き少しぎこちなげに撫でながら問いかけようとする*]
ー 回想 : 下層区域 テラスのあるカフェー
『………ーーー…』
『…というわけでですね、一応調べるところまでは調べました。もしかしたらボクとアナタに血が繋がっているかも知れませんが…それは可能性という話です』
[カフェのテラスで、セーガはかつて依頼していた探偵と話をしていた。前日のうちに『依頼料のこともありますのでお金を準備しておいてください』とも言われたのでちゃんと持ってきた。
そして当日見せられたのは、彼が調べた自分の兄についてのこと。家系図からドームの住民届けから色々駆使して調べあげられている。 まさかここまで本気で調べてくれるとは思ってなくて]
『………本気、で、しらべた、ん、ですか?』
『………はい??? …ああいや、依頼は依頼なのでね?お断りの言葉もなかったので』
[つい、そう聞いてしまった。 これだけの資料を調べるのは大変だったろうと思い、頭痛くなったりしてないかな、とついこう訊ねた]
『……頭、大丈夫?』
『はい?????』
[なんか笑顔に深みが増した。 よく分からない。]
『…まぁとにかく!!!
ここまで調べましたがこれ以上は可能性の話。いくら調べても無駄な領域だと思われます。ので、ここで調査を打ち切らせて頂きます。 …完遂出来なかったので依頼料は安くしますので』
『……わかり、ました。』
[そう言って、布に大切にくるんで持ってきた依頼料を渡す。その中身を見た探偵さんが驚いた顔をした。
こちらも中身をちらりと確認。]
『三食昼寝散歩で幸福度上昇』
[大量のお札だった。 ]
[裏紙にするのもなんだし、かと言って何に使うでもないから布に包んでポイと机の上に置いておいたお札。]
[依頼料を包んだやつと、間違えて持ってきてしまったらしい]
ん。まぁ。
……いや、武器、なんだけどさ。
俺の。あれ……うー…
[やや、無言]
……バグ野郎の部品…なんだよ、な。
多分……
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