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>>=48
微かに音が洩れ→寝ぼけかけ呟き
その後で微かに眉根が寄せられる→寝ぼけながらも違うぽく気付いたぽい
極小さい舌打ちのような、単に舌を鳴らすような音がし→小さな舌打ちそのまま
ただ、撫でられたとまでは気づいて無いぽくて、近づいたのには気づいてるやつかも。
…気づいててもいいけど、撫でられたのは確定かは微妙だよなあ…とは。
─ カジノ・ハイレートエリア ─
[落ち込んでても仕方が無い、と。
スーツケースを取り出した仲介人に応じるべく顔を上げる。
ふと、視界の端にやたらと目立つ3人組>>96の姿が見えた]
「うわー、どっかのお嬢様かな」
そわそわすんじゃない。
[隣で騒ぎ出したドライを一喝し、しばし3人組の姿を眺める。
顔は良く見えなかった。
随分目立つなぁ、と言う感想だけが浮かぶ。
あの3人組のうちの1人がヴェスだなんて、欠片も思いもしなかった*]
― カジノ『パラダイス』:支配人室 ―
[怪盗が去った後もカジノは熱気に包まれている。そんな中、支配人室だけは重苦しい空気に支配されていた。
仁王立ちの警備リーダー、その向かいには椅子の上で真っ青になっている支配人。
支配人は未だ、悪事がすべてバレたという現実を受け入れられずにいるようだ。しばらく頭を抱えていたが、何か活路を見出したのか少し顔色がましになる。]
「そうだ、お前。
もしもその証拠を握りつぶしてくれるなら、
今回の報奨金の半分をやるぞ!」
[だが警備リーダーはその提案を鼻で笑った。ポケットからボイスレコーダーを取り出し、軽くふって見せる。
支配人は顔を歪め、ぎりりと歯をかみしめた。]
「ちくしょう!
なんで俺ばっかりこんな目に!」
[とわめき散らす支配人をよそに、警備リーダーは支配人の端末を操作し、証拠となる情報を集めていく。]
「くそっ、やめろ!」
[この期に及んで邪魔しようとする支配人だったが、巨躯の警備リーダーにかなうはずもない。あえなく床に転がされた。]
── カジノ ──
[そうして、ハイレートフロアも一頻り見終わったか]
…、大体回ったっぽいけど……
どーする?
[薄い蒼のサングラス越しにベルを見遣り尋ねる]
ブラック・ジャックだっけ……?
そっちの方で暫く遊ぶならそうでもいいし…
少し、俺、休もうかと……
[視線が緩く揺らいでいる。
ベルの返答はどうだったか?
まだ暫し共に行動するも良し、逆に暫し別行動をとる場合は、待ち合わせ場所なり、何なり定めて別れたろうか*]
[やがて全ての証拠を入手した警備リーダーは、低い声で支配人に告げる。]
「じきに迎えがくる。
首を洗って待っているがいい。」
[支配人は頭を抱え、床に崩れ落ちた。]
「う……うあぁぁっ!
騙されたんだ。私はっ。
あんなガラクタだと知っていたら、
カジノの資金に手を付けたりしなかった!」
[Cocの顧客リストには支配人の名も乗っていた。どうやら、支配人が熱心にコレクションしていた品と偽り、大金で贋作を買わせたようだ。]
「私は、私はっ――!うぅっ!」
[支配人の嗚咽が室内に響く。警備リーダーは何も語らず、冷ややかに支配人を見下ろした。]*
― 悪事の終焉 Take2 ―
「くそっ、やめろ!」
[この期に及んで邪魔しようとする支配人を、警備リーダーはぺいっと床に捨てた。支配人のカツラがぽろりと落ちる。]
「あ……ぁ……!」
[取れたカツラを見てわなわな震える支配人に、警備リーダーはすげなく告げる。]
「隠さんでも、みんな知っている。」
[支配人は酷く動揺した。]
[少しの静寂の後、ぼろぼろと言葉がこぼれていく。]
「金が、必要だったんだ。
それでカジノの資金に手を付けて――。
買うんじゃなかった……
絶対にズレないカツラだって、毛生薬だって、
ぅぅっ、全く効果なんて、ぅっ、
こんなものに、1000万キャッシュも――!」
[支配人はつややかな頭を抱え、床に崩れ落ちた。
警備リーダーは何も語らない。ただ、支配人の嗚咽だけが室内に響いた。]*
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もともとこっち落とそうとしてました。
スティーブのシリアスに挟むのが申し訳なくて、更新ぎりぎりまで落とすの待とうとしていた次第。
一晩明けて冷静になったら書き換えできたので、よかった、よかった。
いやー深夜のネタ脳は怖いですねぇ。
最後、あいつと、何話した?
あいつの、声。
……思い出せねぇ…っ
[声を抑えることなどできず、ただただ、漏れ出ていく。]
ああああああああああ!!!
[何度も叫ぶ。]
…いやだ…
んで、んなの…!!
[泣いて、叫んで。もういないのは、分かっているはずなのに。そう叫んだところで、変わらないのは、もうずっと分かっているはずなのに。]
……なんで、いないんだよ…
[抑えることのできない感情と、心が叫び続けていた*]
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