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まぁ、おいしくてあったかいならいっか。
[単純に酔っただけのようだ、と判断して、『影身』はにぱっと笑った]
でもあんまり飲みすぎないよーにね。
寝ちゃうと身包み剥がれちゃうゾ☆
[てきとーなことを言いつつ、忠告はしておいた*]
[視線がどろりとする。
サングラスのお陰でそのいろは遮られてはいたものの。
辺りの空気は熱い、静かでも底で欲望が、片方は略奪者として片方は獲物として/時には目まぐるしく逆転し移り変わる/熱狂の渦だ]
(なんだか……少し……)
[束の間、掌の内で視線が揺れる。
それを握りつぶすように、手を握り、額から離す。
これが欲望の都市というもの、我欲の剥き出しに似る。
勿論それは一側面であり、他の側面で言えば、ゲームへの熱中、享楽に身を委ねるがまま、楽しきもの]
……
[そうして、再びテーブルを見遣り、やがて別場へ移動する>>64だろう**]
ー オークション会場 / ホールデムポーカーテーブル ー
[さて気を取り直しまして。改めてカードの確認。
今度こそ新しいトランプを使ってますから大丈夫ですと瀟洒に笑う。 掲示されるカードの順はこうだ]
自分の手札【[[1d4*]]の[[1d13*]] ・ [[1d4*]]の [[1d13*]]】
↓↓↓
@共有カード×3 【[[1d4*]]の[[1d13*]] ・[[1d4*]]の[[1d13*]] ・[[1d4*]]の[[1d13*]] 】
↓↓↓
A共有カード×1 【[[1d4*]]の[[1d13*]] 】
↓↓↓
B共有カード×1 【[[1d4*]]の[[1d13*]] 】
↓↓↓
ディーラーの手札【[[1d4*]]の[[1d13*]] ・[[1d4*]]の[[1d13*]] 】
(1=ハート 2=ダイヤ 3=スペード 4=クラブ)
[まずは自身の手札と共有カード確認。]
【ダイヤの7とダイヤの12】
【ダイヤの1、ハートの12、クラブの6】
ベット、+20
[既にワンペアが出来上がっている現状、勝ちの目があると判断。チップを支払い継続。 ディーラーのほうはニコニコと笑ってあまり変化なし。次の手がくる。]
【スペードの3】
(どう使えとこんなカード)
……ベット +5
[だが引かないのは既にワンペアというアドバンテージがあるからか? 最後のカードを確認]
【クラブの1】
… ベット+15で。
[共有カードの中でペアが出来上がり、自身の手の中に12のペアがある現状勝ちの目が大きいと判断して金額をあげる。最終結果は…]
ユウヅキ【ダイヤの12とハートの12、ダイヤの1とクラブの1、ダイヤの7】ツーペア12と1
ディーラー【ダイヤの1とクラブの1、クラブの12とハートの12、ダイヤの9】ツーペア12と1
『ドローですね。数値も同じですから、引き分け。チップはお返しいたします』
(…あー、共有カード内でワンペアの時点で警戒すべきだったか。 まあ惜しかった。)
[そのまま帰ってきたチップを見ながら、もう少し勝負するか否か考えあぐねていた*]
………
[ふわふわしたまま、じぃーとエイシンの顔を見る。
トロンとした目は何かやましいことを……]
……かみのけ、えーしん、しろくて、ふわふわ…
[考えているはずもなく。ただ単純にエイシンの顔を近距離で見て髪の毛が白くてふわふわしてそうでキレイだなぁと思っただけだった**]
…あ…たま、いた…
[何度も、何度も頭に響く銃声。
知らないはずの銃声。男が5年前、聞くことのなかった銃声。
見ていないはずの、5年前のドンパチの光景。
今まで、ぼんやりとしていたものが、はっきりまとまっていく。]
……い…っ…
[ぼんやりと眺めていた天井から、顔を動かし、
片手で下からかき上げるように、頭を抑える。]
き…もち、わる…
[立ち上がろうとして、床を殴って血が滲んだ手に力を入れ、血で手が滑り、また床へと座る。]
[リルの声。泣いてくれと、伝わる声。]
…そ、…うだ…
俺…
[あっはは、と、笑いが漏れる。
ヴェスに、泣けてんのは、悪いことじゃねぇとか、
あんま一人で泣くなよとか、
いつも偉そうなこと言っといて。]
あっはは…
ば、か…ははは
[笑いがとまらない、しばらく、そのまま、
笑い続ける。]
─ カジノ・ハイレートエリア ─
[しばらくして、満足したのか仲介人がクラップスの席を立った。
見物していたリル達の下へとやってくる]
「待たせたな。
それで、何を聞きたいんだったかね?」
…この、梟の人形を。
[やっとか、と言う表情を隠しもせずに出し、端末にある梟人形の画像を仲介人へと見せた。
それを見た瞬間、仲介人の表情は商人のものへと変わる]
「ほうほう、これは5年前に作られたものだね。
んん? これは……」
心当たりがあるのか?
[画像を見ただけで年代を当てたことに驚きつつ、反応を見て問いを投げかけた]
「ふむ、ではその情報を賭けて勝負するとしよう」
またか!
「なぁに、悪い話ではないぞ。
君が勝てば情報を渡そう。
儂が勝ったら商品を買ってもらうぞ」
[どこが悪い話では無いのか。
そんな文句はあったが、勝負としては成り立つのだろう]
……分かった、何で勝負するんだ?
[カジノにいる連中はどうしてこうも勝負したがるのか。
荒事になるよりは余程良いが、連続すると辟易してくる。
呆れつつ方法を問えば、仲介人はにんまりと笑った]
「先程のクラップスだ。
あれは2人での勝負も可能でな」
[先攻後攻を決め、交互に6面ダイスを2つ振るとの事。
基本ルールは通常のクラップスと同じで、先攻が一番最初に振るロール(カムアウトロール)で7・11が出ればナチュラルとなり先攻シューターの勝ち、2・3・12が出れば負けと言うもの。
それ以外の出目はポイントとなり、次の手番の勝利条件となる。
ポイントが発生した場合は後攻シューターの手番となり、ポイントを出せば勝ち、7が出れば負けとなる。
それ以外の出目の場合は再び先攻シューターへと手番が回り、以降は7が出るまで振り合い勝敗をつける、と言った具合だ]
「ルールは然して難しくはあるまい?」
1発勝負か?
「ふむ、そうだな…。
先に2勝した方を勝ちとしようか」
分かった。
[ルールを了承し、ハイレートエリアの空きスペースで勝負をすることになった。
それを見物に来る者達もいるだろう。
ダイスを振るのは長方形の箱のようなコンパクトなスペース(ロールスペース)。
振る時は自分の対面にある壁にぶつけることが一つのルールとのこと]
「君の先攻で構わんぞ」
それはどーも。
[ロールスペースを挟み仲介人を前にして座る。
宙に放られたダイスをキャッチし、一つ深呼吸をした*]
…ちげぇよ……我慢なんか……
……き、もちわる…
[泣け。リルの言葉に否定を示すも、
その言葉を切欠に、どんどん、ごちゃごちゃの感情が、まとまっていく。
5年分。振り向かないようにし、抱かないようにしていた。
自分で、気付いていなかった。]
[泣いてくれ。リルの言葉に、男は、気付く。]
……そ…うだ、俺
[自嘲気味に、笑う、気配。]
泣いてねぇや。
[何か、蓋が外れたように、笑う。
ひたすらに、ただひたすらに笑う気配までリルに伝わるかはわからない。]
/*
あんなに!
ヴェスやんが、くそー!
泣きやがれ、ばかー!(この場にいない悔しさが募る)
リルがいい感じに受け止めるのを待とう(´・ω・`)
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