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『あら、これはこれは』
[ユウヅキに店員に押し付けられ、
店員はふーん、というように、上から下まで、男をじろじろと見たのち、ずいっと顔を近づける。]
……う…
[距離を取るように、少し男は仰け反る。
店員は気にせず手を伸ばし、男が髪をあげている布を取りあげる。バサッと髪がおちるや否や。]
……いっ!!
[ぐいっと、両手で前髪を手で後ろへかき揚げるようにされ、男の頭が後ろへと下がる。
そして、また店員は男の顔をまじまじと見つめ。]
『うん。やりがいが、ありそう』
[そういって、店員はユウヅキを見て、
任せてというように、良い笑顔を浮かべる。
ま、また、あれか……
ちょ、かんたんでいいっ…
い、いたいって…!
[着替え終わったらカジノへ行くというユウヅキに少し嫌そうに。嫌というのは空間制御での移動のことだが、答えるも、
男は次から次へとあれも、これも、と店員にもみくちゃにされるのだった。]
[ちなみに、男はひきつった表情。]
また、あれやんのかよ…
って、ちょ、かんたんでいいっ…
[着替え終わったらカジノへ行くというユウヅキに答えるも、次から次へと店員にもみくちゃにされるのだった。]
[しばらくすれば、落ち着かなげに、ネクタイを指で緩めながら]
……お待たせしましたー…っと…
[支度を終えた男が現れる。
前髪をあげ、緩めのオールバック。
濃いめの青いシャツにグレーのベスト。黒いジャケットに黒のパンツ。そして黒のネクタイを。
靴もその格好にあったものだが、動きやすいものである。]
……これ、なくていいか…?
なんか、首締められてるみたいで、落ち着かねぇ…
[そういって、ネクタイを外し、首元のボタンも一段二段外す。]
あと、これも。動きにくいし。
[ジャケットも脱げば、店員に返した。
最終的にはネクタイはせず、青のシャツのボタンを外し少し着崩した、グレーのベストと黒のパンツという格好。]
……で、
[目を逸らし、また視線は動き]
……行きますか。
[その目は、いつものように相手の目をまた見るものではなく、斜め下。]
………な、慣れねぇ…
[要するに、めちゃくちゃ恥ずかしいのだった**]
/* スティーブが可愛いからログ書きたいけど寝起きすぎるし怖い夢見た後で色々頭の中ごっちゃりだから二度寝しよ…
二度寝したら今度こそ殺されましたとかなったらどうしよ(ガクブル)
─ カジノ『パラダイス』フロア ─
[にぎわいに満ちたフロアをイルマは進む。普段カジノにこない客も多いのか、どことなくそわそわとした空気だ。
チップをくるくる指先で回す客、その真似をしてチップを落とす見物人。
持ち場につき、先にいたディーラーと交代する。]
担当代わりまして、イルマ・リンです。
よろしくお願いします。
[集まっていた客達に一礼。]
Now, Place your bets please.
[右手でテーブルをさせば、次々と客達がチップを置いていく。]
[本日の担当卓は『3ダイス』。ディーラーが3つのダイスを振り、その出目をあてるゲームだ。
テーブルには各種組合せとそれぞれの配当倍率が描かれている。
【1ゾロ *180】〜【6ゾロ *180】
【全てのゾロ目 *30】
【1が出る※】〜【6が出る※】
※1つで*1、2つで*2、3つで*3
客は好きな場所にチップをおく。当たれば置いたチップと倍率通りの配当金が手に入る。チップは何か所においても構わない。]
No more bets, thank you.
[イルマの宣言で客はベットを終了させる。配当の大きなゾロ目に置くもの、様子見とばかりに個別の目に少額置くもの、色々だ。
イルマは早速ダイスのスイッチを入れる。不正防止のため、ガラスカップの中で機械がダイスを回すのだ。]
1、1、6!
[イルマがダイス目を読み上げると、【1が出る】に賭けたものが歓声をあげた。
イルマは【1が出る】の客へ2倍の配当を追加しチップを返却する。他のチップを回収すると、次のゲームの始まりだ。]
Place your bets please.
[客たちはまた、次々とチップをテーブルへ置いていく。]**
ー 上層区域 : カジノ ー
ふぅ、ん…ジャグ、リング…
ポーン、ってすごい…!
……! スロット? やっ、て、みたい…!
[青年はエイシンに教えられた知識をどんどん吸収していく。 >>2:146 ジャグリングショーが終われば銀の目をピカピカっと輝かせ、誘われる方に寄っていった]
[ルールは簡単、くるくる回るのをボタンで押して揃えるだけ。 コインをいれる、レバーを引く、ぽちぽち。 それだけでももう既にどんな仕組みなんだろうと夢中になった]
[そうやって目を輝かせていると、試しにどうだと近くでプレイしていた人がコインを少しだけ分けてくれる。 セーガは警戒することもなくスロットマシンの前に座って遊び始めた]
……ーーー…ーーー…!!!
[ぐるぐる、ぽちぽち、絵が揃う。がしょん。ぐるぐる]
[エイシンがそっと離れた>>1:147のにはまるで気が付かなかった。それどころかしばらくの間は待ち合わせていた相手であるはずのドライが来ても夢中で気づかないかもしれない**]
─ 上層区域・カジノ『パラダイス』 ─
[転移屋を利用し辿り着いた上層区域。
カジノ周辺は大いに賑わっていた]
随分な集客効果だな。
[予告状を送られたことを大々的に発表した効果だろう。
一般客以外にも賞金稼ぎなどが紛れ込んでいると考えられた]
先ずはスティ達と合流しないとな。
[先に着いているのかすら分からない。
貸衣装屋で手間取ったりしていたなら、同じくらいに到着することが出来たかもしれないが、どうだったか]
[ともあれ2人と合流するに至る]
スティ、ドンパチ。
…なんだ、似合うじゃないか。
[スティーブの格好を見て一言。
リルは満足げな笑みを向けた]
着崩してしまってるが、まぁ入るには問題無いだろう。
…そうだ、スティにドンパチ。
別件…というよりは、関連になるかもしれないんだが。
この金属、前文明のものって触れ込みで売られてたものの中に入ってたんだが、購入者が誰かに狙われていたらしい。
CoCの連中は前文明遺跡のものも掻き集めていたという。
符合すると思わないか。
[声を潜めての会話。
聞かれたなら聞かれたでもいい。
CoCが動く切欠になるかもしれない]
持っていたらあちらから接触を図ってくるかもしれない。
アタシでは万一に対応出来ないから、どっちかが持っててくれないか。
[荒事になった場合は対応し切れないから、と。
2人に金属の所持を提案する**]
ー 貸衣装屋 ー
だろうな。
[空間移動して気持ち悪がるスティーブにはニイィといい笑顔。>>1 抵抗できない状況とは実にいいものだ、と悪い顔である。]
[そしてもみくちゃにされているスティーブを見ながら>>2>>3、半分変な笑いが出てくる。 全てが終わり着替え終わったスティーブを見れば>>4もう限界だった]
アッハハハハ!に、にあう!
良く似合うぞスティーブ!ふっふふ、ふははは!
それならカジノにも入れるさっ…ふふ、多少の着崩れは目をつぶってやる…っっふふふ……
[普段の装いから変わる過程を見てしまったために、余計なことまで思い出してツボに入ったらしい]
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