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村の設定が変更されました。
── 事件の1週間と数日後 ──
[最初に向かった先は、上層の公園。
スティーブには今日向かう場所>>341はどちらも話していただろう。
それは眠り落ちかけている辺りでの会話かもしれなければ、食事中での話か。
セーガには自分から言い出して伝えようとはして無かったが、秘密にすることも無い為、何かのおりに話はしたかもしれない]
……
[あの夜の出来事は、もう1週間も──いや、まだたった1週間と言うべきか──経ったというのに、ついさっきのようにまざまざと思い浮かべることが出来る]
……
何で、泣くんだよ。
[ぽつりと]
『…知ってれば、ナミダ、とまるかなって』
[今日は、普段と変わらぬ格好。
公園に足を踏み入れた]
[既に襲撃事件の傷跡/否、爆弾による被害の後は払拭されており、公園の木々や花畑も復活を果たしていただろうか]
[そういえば、ここでこえがきこえたような気がした]
[全くの気の所為。
振り返っても誰も居なかったのだが、その後でスティーブやリル、セーガが現れたことを鑑みるに、彼らの声だったのかもしれない]
[向かうのは、リモコン式爆弾を使用した辺り。
早朝の為、人影は見当たらないようだ。
異能の力か、燃えていた木々は目視でも治っているように見えたし、氷結したであろう公園の地面も、それら痕跡は一切見当たらない。
何も起こらなかったようにも、見えてしまうだろう]
― 事件から一週間後 スラム街 ―
[見せを閉めた後、子供たちの声が近づいてくる。
そして、やがて現れたのは、子供たちと、手を引かれた女性。]
『すてぃーぶ!おきゃくさーん』
『ふわふわのおねえちゃん!!』
[子供たちの言葉を聞けば、先ほど走っていった先が彼女のところであることを察するが、]
『あれー、あれが、なんでも屋さん!』
[何でも屋、その言葉に、うっという顔をする。
最近、そう広まってしまい、たまにそれで尋ねにくる奴も増えてしまった。
実際のところは子供たちが言うのは"なんでも買い取っちゃう屋さん"の略なのだが。
そして、子供の頭をなでながら、お願いしたい事があったという。]
― 事件から一週間後 スラム街 ―
まぁ、店じまいですけど、
修理ならやってますよ。
[落胆するその表情に、そう言ったならば、箱を見せられただろうか。もし、鍵を開けて欲しいことを告げられたのならば、]
……開けられますけど、
俺だと、ただ開けるだけですよ。
壊れてもいいなら。
[男は普段、異能を使うことはないため異能を使って開けるということはないため、箱自体を壊すということはないが、鍵自体は壊れるかもしれない。
専門であれば、壊すことなく開けれるかもしれないが。
まぁ、スラムに持ち込む時点で、そういった場所に、
持っていけないような何か、といったことが多いので、それでも良いと言われれば、それ以上は聞かず鍵を開けるだろう。*]
― 事件から一週間後 スラム街 ―
本当に?
よかった、助かります。
修理とは少しちがうのだけれど、できるでしょうか。
[スティーブに箱の鍵穴を見せながら、彼の顔を見上げた。
答えは「開けるだけ、壊れてもいいなら」とのこと。]
むぅ。
困りましたねぇ。
鍵屋さんはどこも手一杯みたいで。
なんとかなりません?
[口元に片手をあてて、小首傾げ。スティーブを上目遣いで見つめてみる。]*
― 事件から一週間後 スラム街 ―
本当に?
よかった、助かります。
修理とは少しちがうのだけれど、できるでしょうか。
[スティーブに箱の鍵穴を見せながら、彼の顔を見上げた。
答えは「開けるだけ、壊れてもいいなら」とのこと。]
むぅ。
困りましたねぇ。
できれば、このからくり仕掛けの方は
残したままにしたいのですが。
錠前は最悪壊れてしまってもかまいません。
早く開けたいのに鍵屋さんはどこも手一杯みたいで。
なんとかなりません?
[口元に片手をあてて、小首傾げ。スティーブを上目遣いで見つめてみる。]*
ー 事件より十日後 : 下層区域倉庫街 ー
『セーガわり。 オレのバイク壊れたから直せ』
[いつもの日常と変わらぬ日々を送るセーガだったが突然の上司からの言葉に目を丸くする。]
……図面、は?
『あるある。 お前こういうの得意だろ。ほれ』
[バサりと渡されるのはバイクの内部構造の図面。
図解されており、パーツ名やらなんやらが色々書き込まれているが…]
………ーーー……。
[セーガは図面だけをじいっと見て……
パカリ。壊れたというバイクの蓋をあけた。]
[カチャカチャとひとつひとつパーツを外していき…]
……これと、これ、 このパーツ。
[そう言って、先程図面で見たパーツと違う形に歪んだものを選んで分ける。 正しい場所にネジがない、配置されるべき場所から外れていた、なんか色が違うかも。 そういうのをひとつひとつ伝えた。 ]
[図面の形だけを全て暗記し、正しくない形は弾いていく。
歯車の掛け外れを見抜いていき、動けるようにするために必要なパーツを告げていく。 パーツ名はわかんないけど。]
『昔っから自分でバイク直してんなとは思ってたけどそうやってなおしてたわけね…検査ロボかってぐれえ精密だなおい』
…すみません
『褒めてんだよダボ』
[作業をしてるセーガに上司はイライラと声をかける。]
『おい冷凍ロボ』
…はぃ、なん、ですか…?
『返事してんじゃねえよロボかてめぇ。
ったく……、あー、あれだ。 最近どうよ。ほら、あれ。』
………ーーー…? 最近、こうです。
[質問の意図がよくわからないのでそう答えた。
頭を殴られた。 よく分からない。]
『そうじゃなくてなぁ!!! あーもういい!
バイクのパーツ買ってくら! てめえはそれ直せるように準備しとけよ!!!』
[何故か怒って、パーツ屋に向かってしまった上司に不思議そうに一度顔を向け、言われた通りにまたバイクの図面へと向き直った。 その日は一日バイクの修理と格闘しているだろう**]
── 事件の1週間と数日後(慰霊碑) ──
[行く前に用意した花束を、そっと置いた。
酷い頭痛がする]
[ドーム外での活動において殉職した人々の慰霊のモニュメント。
ヴェスの両親の所属していた前文明の痕跡調査隊だけのものではない。
時には、遺体すら持ち帰ることすら出来ないだろうドーム外の死亡は]
……
[言葉が出ない。
息苦しくなる]
[嗚咽を耐えて遠ざかり、置かれている長椅子のひとつに座り込む。
モニュメント周囲は小さく緑はあったが、そう大々的に敷地を取っている訳ではない。
尤も、この辺りの地帯は比較的緑が多いところだったかもしれないが。
誰かと共に来ていれば一緒だったろうが、でないならひとりか。
言葉が出ないまま、背を預けていれば、早朝から朝に移り変わるだろう*]
─ 事件解決から1週間・中層バー ─
あ、ちょ。
[突然泣き出したセーガ>>342を見て驚く。
涙の説明もそのままで聞く姿はセーガ自身がその状況を理解出来ていないかのよう]
分かってるのに、良く分からない、か。
セーガの中で何か、心を震わせるものがあったのかもしれないな。
[それが何なのかは本人にしか分かるまい。
自身が理解出来ないと言うなら、無意識の何か]
色々覚えていけば、いずれ理解出来る時が来るだろうさ。
[セーガはまだ途上の身。
分からないことが多いなら、分かった時に繋がる何かに行き着くだろう。
リルは涙を零すセーガ>>343の頭をゆっくりと撫でた]
[涙が止まった後もセーガといくらか話、解散の時間になる]
どう致しまして。
あぁ、勿論。
[願い>>344には是を返し、バーの外でセーガと別れた]
それじゃ、お休み。
[手を振り、リルは岐路へとつく。
家まで送られるという意識は微塵もない。
セーガが思い出したことも知らぬまま、自宅へと戻って行くのだった**]
―回想:とある日。妹と―
『ヤシロ、とかあって、こういう』
[横二本、縦二本。指で宙に形を書いて見せて、]
『こんなのがあって、って聞いてる?』
聞いてるっつーの。
[男と妹で背中合わせで座った状態で、
妹が嬉しそうに話すのを、男は作業をしながら聞いていた。
作業、というのは妹が店で修理を請け負ったもの。
当時、店をやっているのは妹で、男は修理のみ行っていた。]
あいつ、ぜってぇデートだなんて思ってねぇぞ……ってぇ!!
[意地悪く言った言葉に、思いっきり手の甲を抓られ声をあげる。]
―回想:とある日。妹と―
[この頃には既に護衛業もやっており、男が不在のとき、
どうやら、二人で出かけてきたらしく、その時ヴェスから貰ったという人形を、
大事そうに、妹は手の上で指先で撫でたりしていた。
少し変わった手触りで、独特の雰囲気の花柄の布で出来た梟という鳥の形だった。
布に香りがついているらしく、ほんのり香る。
"白檀"とかいう香りらしい。]
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