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―回想:事件解決後〜次の日―
[>>129月の輝きが白んだ空に隠された、
そう男には見えたが、実際はそうではなく、
まだ深夜で空は暗く。
白く見えたのは、それは、さすがの疲労と身体の限界もあり、男の意識がぼんやりとしていたせいだったろう。**]
/*
2ID、多いねぇ。
自分もしたいなーと思ったんだけど、
慣れない狼役だし、せっかく美味しい役どころもらったし、全力だしたいなぁということで、スティーブだけにしました。
あと、自分が2ID扱えるキャパがあるとは思えないんだな…
── 1週間後:中層自宅 ──
[集めていた物>>73は、20数年前の事件。
調べたことはあった。
けれど、その時は精査せず流すように見ただけ。
近くの机に置いていた纏めている紙束を、ぺらり、と捲る]
『前文明痕跡調査隊の悲劇』
…………、
[あの時の生存者は自分ひとりだけでは無い。
特殊チームの一員に助けられた調査隊の大人は居たし、死んだ調査隊の人間の中には、ドームに子供を残していた人間だって居たかもしれない。
子供の自分があの場に居たのは、こっそり調査隊の乗物に潜り込んだから/潜り込まなければ]
……
[軽いフラッシュバックを起こして、目を瞑る。
ややあって、柔らかい風と建設の音が戻って来た]
── 1週間後:中層自宅 ──
[集めていた物>>73は、20数年前の事件。
調べたことはあった。
けれど、その時は精査せず流すように見ただけ。
近くの机に置いていた纏めている紙束を、ぺらり、と捲る]
『前文明痕跡調査隊の悲劇』
…………、
[あの時の生存者は自分ひとりだけでは無い。
特殊チームの一員に助けられた調査隊の大人は居たし、死んだ調査隊の人間の中には、ドームに子供を残していた人間だって居たかもしれない。
子供の自分があの場に居たのは、こっそり調査隊の乗物に潜り込んだから/潜り込まなければ]
……
[軽いフラッシュバックを起こして、目を瞑る。
ややあって、柔らかい空気の感覚と建設の音が戻って来た]
─ 事件解決から1週間・中層区域 ─
あれは放っといて良いよ。
[沈黙させられた部下についてはそう言って。
Kito師についてを聞かれた>>162なら、渋い表情で頷いた]
まぁね、何度かとっ捕まえてる。
ホント懲りない奴だよ。
[嘆息と共に紡ぎ、言われたことが当たっていた、と伝えられると軽く頭を抱える。
純粋すぎるのも困りものだ、と]
あのなぁ、セーガ。
そう言うのは人間誰しもあることなんだよ。
程度はそれぞれあれ、だけどな。
それにドームじゃ色んなことが起こる。
該当することがほとんどだろうさ。
後は……騙しやすそうに見えたんだろうな。
[セーガの言動を見てカモになると思ったんだろう。
Kito師もセーガを含めた一連の流れを見ていたなら、そう判断してもおかしくはない]
…あー、全部、なのか。
うん、その気持ちは嬉しいよ。
この件は預かっとく。
奴の行動パターンは大体分かってるからな。
[この後追いかける、と言う意味を含め紡げば、部下達も頷いていた。
そして聞こえる腹の音>>163]
「なんだ、腹減ってるっすか?」
「これ食うか?」
[部下の一人が持ち帰りようで買っていたパン(ナッツ入り)を一つ出し、セーガへと差し出す。
遠慮するようなら、数はあるから、と笑うのだった**]
─ 事件解決から1週間・中層区域 ─
そう、なのか……
……うん、じゃあ、みんな、に、おねがい、する。
[何度も捕まえていたということと、騙しやすそうだったのだろうということを聞いていると、やっぱり騙されてしまったのか…と少しため息が出た。なんとも上手くいかない。
これから捕まえに行く旨を聞けば>>167、お願いしますと頭を下げる。あとの予定であるリルのことばレッスンの時に自分のお金がどうなったか聞くつもりだ。]
……!いい、の?でも……
[……くきゅーー、くるるる…]
[差し出されるナッツ入りのパンには遠慮の声と腹の虫の悲鳴が同時に返事したろう]
[少しの間遠慮する、しかし数はあるのだからと笑顔を向けられれば、びっくりしたように目を丸くして…]
……じゃ、あ…あの…ふたつ、もらって、いい?
……あの、今から、ヴェスのとこ、いくから……
その、いっしょ、たべたら、あったかい、かなって……
…だめ?ふたつ……
[つい、そうお願いしてみたり。 無表情は崩れており、普通の人間でいうなら『照れくさい』とかそういう顔をしながら頼んでみる。]
[貰ったのが一人分でも二人分でも、彼は皆に感謝を伝えてそこで別れヴェスの家へと向かうだろう。]
─ 事件から3日後 「中層」 ─
よし、掃除終わり。
[仕事を始めてからの初めての長期休暇ということで、戸惑いながらもまずは今まで溜め込んでいた身の回りのことを片付けている。人々が忙しげに行き来するのを窓から眺めながら紅茶を一口飲み込んだ。]
あれから所長の連絡もないし。本当にお給料がもらえなかったら、何か別の仕事を始めないといけないとだよねぇ。
[ため息を一つついてから紅茶をもう一口。]
どこも復興関連の仕事は募集してるけど、私には瓦礫撤去とか建築の能力はないし。
[携帯端末で求人広告を眺めてもすぐに応募できるようなものは見当たらない。ドームで仕事をしていくにはどのような分野であれ、それに見合った異能が必要だ。]
くぅぅ、こうなったら今流行りの「闇の一党」に入れてもらって裏社会のボスを目指すしか…!
[「闇の一党」はこの騒ぎに乗じて急激に膨れ上がった犯罪組織の一つだ。教祖と言われるカリスマの指導の下、下層区域で勢力を伸ばしつつあるらしい。]
いやいやいや、何を考えてるの私。
思考が悪い方向へ行ってしまうのはきっと部屋に閉じこもってるから。
環境を変えればきっと気分も変わるよね。
[『誰でも歓迎』『高額給与』『アットホーム』そんな文言を堂々と掲げる闇の一党の求人情報をとじると、上着を羽織って外へと出るのだった。]
ー 事件解決から一週間後: 中層区域→ヴェス宅近く ー
[ヴェスは、かつてセーガが人探しを依頼しようとした相手の一人、そしてバグシング襲撃事件で自分が殺しかけた人、と青年は認識している。]
『よかったな まもれて』
[ヴェスと戦うみんな、燃える公園、目の前で凍りついていく時の彼の顔。正直今でもあの時の状況は理解しきれていない。考えると、どういうわけか『ナミダ』が出てくるのだ]
[それからも、青年はヴェスのことを気にかけている。
仕事の報酬だと大量のサンドイッチを届けたのはついこの間だが、やはり心配だと彼の家に顔を覗かせる。]
[問題は、仕事でもないのに訪ねる気後れしてしまって自分で家のチャイムを鳴らすことにかなりの時間を要することか。ヴェス宅の近くについたなら、しばらくの間ウロウロとチャイムを押していいのか悩んでいるだろう*]
── 1週間後:中層自宅 ──
……今日はセーガ、来るかな
軽い物でも作っと……
………くか
[そこでふと、視界の中にセーガの姿>>173を見つける。
今日はサンドイッチの袋を持っていない。
食べ損ねたのか、食べて来たのだろうか。
恐らくチャイムを鳴らすのはもっと後になるだろうとぼんやり思うと、立ち上がり、窓とカーテンを閉め、椅子を元に戻し仕事場を後にする。
事件が終わってから、ちょくちょくとセーガは顔を出しに来て居た。
チャイムが鳴らされるまで、簡単な昼食をキッチンで作り始めた。
食べるかどうか分からないが、食べないなら自分で食べればいいだけなので]
……
[そんな風に事件からの丁度7日目を過ごしている頃、ドームを訪れた人物>>137がいることには一切気づかなかったろう]
── 1週間後:中層自宅 ──
何がいいかな、あいつ…
…… サンドイッチあいつ好きなんだよな…
前にどっさり持って来てたし 多分。
とりあえず、スープ作るか……
[材料はあまり変わらないので、刻んだ野菜を入れたコンソメスープとリゾットを作ることにした。
昼食を作り始めてどれくらい経った頃か、チャイムが鳴れば、火を止め、玄関を開けるだろう*]
ー 空想 / 夢想 / もしくはありえたかもしれない未来 ー
[青年は暗闇の中に立ち尽くしている。
その手には拳銃。 コツコツとブーツを鳴らして目の前の獲物を追い詰める。]
[人は死ぬ。人は殺せる。 そんなことはよくある話。]
[パァン!!!]
[鮮血が舞い獲物が倒れる。]
『終わりました。』『ご苦労、セーガ』
[引き金を引いたことに青年は何の躊躇いもない。
何故なら?それは命令だからである。それは『よくある話』だからである。そこに疑いの余地はなく、命令ならばためらう必要は一切ない。]
[これはもしもヴェスのことを『完全に凍らせて』しまったならの話。人が死ぬことを『よくある話』と認識してしまった場合の悪夢]
[セーガはそんな夢をたまに見て、嫌な夢だったと首を振って忘れるのだ]
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