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[女性は摘むものではなく
星空は借りるものでは、ないのなら
彼にとっては女性とはどんな存在なのだろう
ふ、と生じる興味を掻き立てる様に
自分と星の空を見れば、心に残るであろうと告げる聲
数舜、考えて]
では、今夜にでも見てみます、か?
貴方がお嫌でなければ、ですが
[私の意思で機会が決まるのであれば
一度共に見てみれば、貴方の記憶に残るでしょうか
その時にでも、以前交わした約束の
本でもお貸ししようかと思いますがと付け加え
蕾が彼の中に幾つあるのか、
そして花咲くはどれかはわかりませんが
ふと、その蕾が綻ぶ瞬間は、見てみたくありましたから]
[園子や井村、西野が述べる
”価値”というものに関しては]
……私は。価値を決めるのは
自分であり、他者であると思っていますので
誰かにとっての路傍の石が、
自分にとっては宝石に思える
そんなものではないか、と
西野さんの仰る通り
すぐ近くにある、2つの学校ですもの
その機会を楽しんですごす時間もまた
価値あるものではないでしょうか、と
[また難しいことを言っていると
言われてしまうのでしょうか、と
手に持つ本でそっと顔を隠せば、
藤色の髪がさらりと、揺れる]
林間学校というだけあって、林道がまだ続いているようだ。何処かで行くことはあるのかもしれないな。
[>>157 少し小高い丘に続く道はありそうだ、と呟いて。
疲労の色を感じ取ることの出来る彼女へと視線を向ける。]
ならば、今晩晴れていれば。
観に行こうか、星空でも。
[>>158 折角わざわざ持ってきたであろう本を、僕に貸して良いのだろうかともチラと脳裏によぎったが、それは一先ず心の裡に仕舞う。
続く言葉>>159。彼女の世界が現れるそれは、今日も手に持つ本によってそっと遮られて。]
あぁ、だから。
其々の持つその価値を、受け入れはしたいものだな。
[そろそろまた、戻らないといつかのように先生に怒られるだろうか…などと思いながら。
チラと先生がいそうな方向へと視線を遣った。]
そりゃあもう。女の子1人背負ってた時もあるし、ねー、お園さん、紫織ちゃん。
[西野の問いにそう答え、
お園さんが紫織ちゃんのとなりに座って良かったと思ったそうでなければ井村から真ん中の席を奪うつもりだった。
と、西野と紫織ちゃんの夜の約束が聞こえた]
逢引き、てやつかな。
[小声で呟き頬を染め俯いた。噂ではいろいろ言われているが、男子の集団に混ざって遊んでいたらいつの間にか流れていたもので、本人に身に覚えはない。
顔を背けたから西野からは見えなかっただろうけどベンチに座る三人からは見えただろう]
今日は暑いね、あはは……
[女子三人でお揃いで買った手巾で顔を扇いだ**]
強いなぁ……
[藤乃が西野を星見に誘うさまを見て、感嘆の声を漏らした。
女性に見境のない自分が今夜の約定を取付けなかったのは、彼女の疲労を鑑みてすぐ休むだろうと思い込んでいたからだ。
彼女を気遣って……があるかもしれないが、そもそも隣に座らせたのが疲れによって自分の方に寄りかかってくるのを期待した身では何を言う権利があろうか。]
おおぅ――…
[気後れすることなく受ける西野にも感嘆。
親友というか恋路の弟子?の著しい成長に舌を巻いた]
確かに。ここは中間地点の1つなのかもしれませんね
……だとすると頂上では
どんな景色が見られるでしょうか
[晴れているなら。空気の澄んだこの場所で
綺麗な空が見られるのではなかろうかと
誘いに了承を貰えたなら>>160はにかんで]
ええ。今晩に――晴れることを祈ります
[楽しみですと、ふんわりと
勧めるのなら自分が読んで楽しいもの
彼の趣味に合っていたのなら尚良いが
そのあたりは星見の際に聞いてみようか、と思いつつ
共に星を見れば。彼の世界の一端に触れられるだろうか
それぞれの個性を受け入れたのなら
きっと誰もが他者の世界に触れることができるでありましょうが
今宵晴れたなら。その一端は
貴方のものに触れてみたいと、思うのでした]
……せやから、本人が石ころと思ってそうな宝石があったらちゃんと伝えるのが良いと思いますのん
顔を隠すためにかざしてはる本――それを持っている指の先が、とても強調されて見えるんですわ
こんな清楚で白い珠玉、なかなかあらしまへんよ?
[そう言って微笑むさまは本越しであえて見えないようにして]
本当はもっとえらい価値のあるもんが隠れとるんやけど……さすがにここでは言えまへんなぁ
[立ち上がりそう笑うさまは本の陰から出て見える位置で。
逆に旅のしおりで自分の顔を少し隠してみせた]
[西野が何やら見渡している、どうやらあまり時間がないかもしれない]
ま、夜は冷えますさかい、気をつけなはれや?
あと、不在を取り繕ってくれる友人がいると先生の見回りとかで身の助けになりますえ?
[西野と仲が良いのも元々はそういう理由、今夜は彼の留守を守ろうか**]
[>>161 暑いね、という八神の表情は見えず。
「逢引き」その声が耳に残った。
確かに、それに当たると言われておかしくない約束を結んだ自覚があり。断られていないから良いのか、それでも良くないのかという逡巡と。
では、目の前の八神であれ原田さんであれ。
そのような相手が生まれて、関係性が変わっていくことも。
きっと、あるのだろうなと思い至った。
どう感じるのだろうか。自分は、その変化に対して。]
そろそろ行こうか、井村。
[>>167 会話の頃合いを見計らって、声をかける。
彼の声>>168 と共に、一度お開きというように立ち去ろうとしただろうか。]
ではまた、この辺りで*
/*
ううむ。西野矢神ペアと園子あずきペア
何方のお邪魔虫の方がいいだろうか(悩みの種
(勿論わたすに縁故など作れなんだ)
(仕方ないね。女の子苦手だもんね)
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