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やり取り的に普通にここ2人はくっつくだろうし
次は井村さんとこにちょっかい出して
園子ちゃんへの思いに気づかせる、でいきましょかね
いえ、今来た所でしたから
[待たせたといわれれば、首を横に振る
星明りを頼りにするには少し暗く
されど、何とか歩けるであろう明るさの夜でありました]
少しばかり躓く危険があるかもしれませんけど
このまま歩くのもいいかもしれませんね
その方がより星がきれいに見えそうですし
ああ、でもご心配なら明かりの方
私取って参りますが
[どうされますか、と尋ねながら
小首をかしげてしまおうか]
でしょう?
……では、参りましょうか
[告げれば、1歩1歩とほの暗い林道を歩く
足元を見ながら進んでも。時折は躓いて転びそうになり
之がまあやちゃんであれば、このような道も
夜でも大丈夫だったのかしら。とふと思う
そう思った際ふ、と視線が合ったものだから
大丈夫ですと言おうとするが、
顔は苦笑に染まってしまう]
すみません、歩幅、合わせて頂いて。
[えっちらおっちら歩きつつ、時折やっぱりぐらりと傾ぎ
到着するまでにそんなことが、幾度かは]
[待ち合わせは夕食を済ませ、風呂へ行こうとする級友たちで宿に動きがある頃。
浴場へ向かう通路とは外れた、先程会った場所。
逢瀬のあと風呂に行きますよと言わんばかりに、着替えを包んだ風呂敷を提げていた]
こんばんは矢神さん、夕食はどないでした?
あ、うち食べるときまでこれ持っているわけちゃいますのよ?
[にこやかに話しかけて旅のしおりをぱさぱさしてみせた。
もしかしたら緊張をほぐす意味合いもあったかもしれないが、気遣っていると印象はまず受けないだろう]
元を辿れば僕が誘ったようなものだからな。
[>>195 君と見ることが出来たなら、記憶に残るはずだと。それに貴女が答えてくれたのだから、此方はそれに応えるのだ。
袖を掴まれたことで、その手の小ささを感じられて。何となくむず痒いような心持ちを覚えるのは、新鮮な感覚であった。]
星が…
[見えてきた、と。
木々が拓けて、明るさが増して。
その光景が自分たちの前に姿を見せる。
少し感じる冷気さえ、今の自分には心地良くて。暫く声も出さずに見上げていた。]
…真砂なす 数なき星の 其中に
吾に向ひて 光る星あり
[短歌を1つ、諳んじて。
この光景を見ようと思った最初の切っ掛けを、伝える。]
― ロビー ―
ええと……勝負の場はあれです。
さ、どうぞ。
[促した先にあるのは物陰にある背もたれのない長椅子。
中央付近で長椅子をまたいで座り、身を乗り出して自分の目の前のあたりの埃を手で払って見せた――向かい合って座れと言っているらしい]
今でこそ柔道は立って組み合いますが、古来の武術とは本来座って戦うものらしかったそうですよ。
剣道の居合ありますよね、あの『居』って座った状態って意味らしいです。
……なんて言ってますけれど、うちはそういう心得とかまったくないんやけどね。
で、真っ向から柔道やったらうちが勝てるわけあらしまへん……なので実力差を埋める意味でこの『座り柔道』で勝負しませんか? 座っていればそうすぐには投げ飛ばされないでしょうから。
あとねぇ……うちって柔道できないって言ってるのに。『柔道できないって言っているけど実は寝技の鬼』とか級友に噂されてましてなぁ
矢神さんにどう思われているのか存じませんけど、これなら寝技にも持ち込みにくいから安心ちゃいますやろか
[ほんまに柔道やってへんねんけどなぁ……って小さくため息。西野ぐらいの実力者には分かってもらえるのだが]
一本勝負、投げ飛ばされたり背中ついたりしたら負け
どないです――?
[肌身離さず持ち歩いている旅のしおりを床に置いて――本気でやりますよとアピール。
負けたらどうなるか、とかは一切付け加えなかった。
矢神が西野に勝利を誓っているとかはもちろん知らない]
もしですね。
[井村の軽口>>151を耳にして、しばしの間口をつぐむ。何か考えるような仕草をしてから、おもむろに満面の笑顔を浮かべてから]
もし、うちの前に、空っぽの箱をお持ちになって、それを千両箱だなんて、おふざけたことを仰って、あまつさえ、うちをくださいなんて口にされる殿方がいらっしゃるなんてことが、万が一、万が一、あったら、即、番頭さんにお願いいたしまして、その殿方をその箱に詰めて、閂掛けて、一山も二山も越えた先にある琵琶湖の真ん中に、百貫の重しをつけてお沈めいただくことになると思いますわね。
[と、一気に言い放ち、再度満面の笑顔で*返した*]
それでも、貴方を誘いたいと思ったのは私もですから
ともに見られたのならば、良いと思いまして
[どんな記憶になるかは分らないけれど
こうして星を2人で静寂の中見遣れば
小さく吐息が零れるというものだ
自分の手と対照的に彼の手は大きく。
掴めばきっと、自分の手は隠れてしまうのだろうとは思う
声すら。吸い込まれるような
そんな数多の星浮かぶ、漆黒の空は
流れ星の1つでもあれば願いを唱えようが
今は満天の中、煌めくだけなので]
自分に向けて、光る星を詠んだ歌、ですね
私もその歌は好きです
西野さんは自分だけを見つめる星を
……求めておられるのでしょうか
[その句で思い浮かべた方は方は
どなたなのかしら。と小さく笑って尋ねてみせたりして]
空はかる うてなの上に上り立つ……
[告げつつ、貴方にそっと差し出す本は
ギリシア神話、星座に関わる物語を
翻訳したものであります
お気に召すといいのですが、と小さくささめきながら]
[同じくお風呂に行こうとする頃、柔道着ではなく着物に袴姿で先に待つ井村の元へ]
こんばんは。食事、か。
[正直味もわからなかった]
そりゃあ、いつも持ち歩いていたら阿呆だろう。風呂とかどうするんだ。
[西野に解された緊張がまた甦って来たのも忘れた。
井村によって解されたとは気付かなかったけど]
[長椅子を指さされればびっくり仰天]
真面目に言ってる、のか。
[長々と話すのを聞きながら疑っている]
まあいい、どちらにしろ負けるわけがないから、それで良い。
で、勝ったら、若しくは負けたらどうする。
[旅のしおりを手放したのを、本気の証拠と受け取って、向かい合う形で埃を払われた辺りに座った]
>>152西野
本当はおさぼりしたかったんですけどね。
[当然の意味がよく分かって、冗談を言ってみる。ついでにぺろっと舌を出してみる]
おかげ?うち、なにかしましたっけ?
[自分で本を薦めたのを覚えていない]
あの本は何の本でしたの?また、時間がある時にでも教えてくださいな。
[と、別れ際にそう問うた*でしょう*]
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