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信用してるから、西野のこと。
[ほら思ったとおり、心地よい言葉をくれる]
わたしはわたしでいいんだ。
えっ、ええ。
[告白にも聞こえる言葉を聞けば、頬に熱があがる。そんなわけないと思いながら]
西野は得難い友人だよ。優しくて頼もしいし、痛くなく投げてくれるし。
[もちろん、きちんと受け身は取っているが。浅緋の髪を優しく撫でてくれる大きな手に委ね、しばらくその感覚を楽しんだ。その髪には緋色の髪紐]
うん、わたし、がんばる。心強いよ、西野が守ってくれるなら。ありがとう。
[ちょっとほろりとこぼれた涙をそっと指で拭って、その指は紛れもないおんなのもので、西野の手との違いに思いを遣る]
わたし、勝って来るから、大丈夫。
[逢引きで何に勝つのだろう。もちろん柔道に]
西野も逢引き頑張って。
[そう言って西野から離れつつ手を振った**]
……それなら、あの日の柔道も逢引になるな。
[>>150 逢引きと言う言葉に、皆が引っ張られすぎていやしないかとも感じながら。]
もし、僕が……
[君を何処かに誘ったならどうしたんだい?と。
勝ってくるから、の言葉に載せようとしたが、その後の言葉に被さり言うのを辞める。]
…辛いときには、まだ側に居てやるから。
[それを受け容れることが、自分に痛みを与える類のことかもしれなくとも。
楽しい時には自分は不要かもしれない。居ない方が良いかもしれない。でも、辛いときには支えてやりたいとは思っていた。
暫く、手に残る矢神の髪の感触を想起してから。
星見のために、屋内に一度自分も戻ることになるだろう*]
うん、ありがとう。
[鼻の奥がツンとしたから振り向かず言って部屋の方へ駆け出した。
言いかけた言葉を問わないまま。部屋でしばらく撫でられた辺りを自分で触り、思い出している**]
村の設定が変更されました。
[もしも、まあやと西野のやり取りを見ていたなら
私はきっと、星見に行くのを躊躇ったやもしれません
それ程迄。2人の雰囲気は親密でありましたから
――ですが。私は彼女にとっての柔道(逢引き)
或いは、彼にとっての星見前のやり取りを知りませんから
……ただ、若しまあやと井村の逢引きを知れば
少しだけ思うことはありましょう
井村さんは見境ないですね、
或いは、その人に合わせるのがお好きなのかしら、或いは
……園子や己に思わせぶりに囁いて
まあやにまで、誰構わず、なのでしょうか?と、再度
無論、私はまあやから誘ったことは知りませんから
――ああ、私は知らないことが多すぎるのです]
[約束の刻限になれば、
私は少し薄手の着物で、本を片手にその場で待っている事でしょう
あちらの方が早いか、
此方の方が早いか、はわかりませんけれど
林間学校の開催時期的に、未だ肌寒い夜ですから
小さく掌に息を吐きかければ、
少しばかり視界に白く映ったでしょうか
さらりと髪を揺らし。私は影になる場所で
立っていたことでしょう]
/*
やり取り的に普通にここ2人はくっつくだろうし
次は井村さんとこにちょっかい出して
園子ちゃんへの思いに気づかせる、でいきましょかね
いえ、今来た所でしたから
[待たせたといわれれば、首を横に振る
星明りを頼りにするには少し暗く
されど、何とか歩けるであろう明るさの夜でありました]
少しばかり躓く危険があるかもしれませんけど
このまま歩くのもいいかもしれませんね
その方がより星がきれいに見えそうですし
ああ、でもご心配なら明かりの方
私取って参りますが
[どうされますか、と尋ねながら
小首をかしげてしまおうか]
でしょう?
……では、参りましょうか
[告げれば、1歩1歩とほの暗い林道を歩く
足元を見ながら進んでも。時折は躓いて転びそうになり
之がまあやちゃんであれば、このような道も
夜でも大丈夫だったのかしら。とふと思う
そう思った際ふ、と視線が合ったものだから
大丈夫ですと言おうとするが、
顔は苦笑に染まってしまう]
すみません、歩幅、合わせて頂いて。
[えっちらおっちら歩きつつ、時折やっぱりぐらりと傾ぎ
到着するまでにそんなことが、幾度かは]
[待ち合わせは夕食を済ませ、風呂へ行こうとする級友たちで宿に動きがある頃。
浴場へ向かう通路とは外れた、先程会った場所。
逢瀬のあと風呂に行きますよと言わんばかりに、着替えを包んだ風呂敷を提げていた]
こんばんは矢神さん、夕食はどないでした?
あ、うち食べるときまでこれ持っているわけちゃいますのよ?
[にこやかに話しかけて旅のしおりをぱさぱさしてみせた。
もしかしたら緊張をほぐす意味合いもあったかもしれないが、気遣っていると印象はまず受けないだろう]
元を辿れば僕が誘ったようなものだからな。
[>>195 君と見ることが出来たなら、記憶に残るはずだと。それに貴女が答えてくれたのだから、此方はそれに応えるのだ。
袖を掴まれたことで、その手の小ささを感じられて。何となくむず痒いような心持ちを覚えるのは、新鮮な感覚であった。]
星が…
[見えてきた、と。
木々が拓けて、明るさが増して。
その光景が自分たちの前に姿を見せる。
少し感じる冷気さえ、今の自分には心地良くて。暫く声も出さずに見上げていた。]
…真砂なす 数なき星の 其中に
吾に向ひて 光る星あり
[短歌を1つ、諳んじて。
この光景を見ようと思った最初の切っ掛けを、伝える。]
― ロビー ―
ええと……勝負の場はあれです。
さ、どうぞ。
[促した先にあるのは物陰にある背もたれのない長椅子。
中央付近で長椅子をまたいで座り、身を乗り出して自分の目の前のあたりの埃を手で払って見せた――向かい合って座れと言っているらしい]
今でこそ柔道は立って組み合いますが、古来の武術とは本来座って戦うものらしかったそうですよ。
剣道の居合ありますよね、あの『居』って座った状態って意味らしいです。
……なんて言ってますけれど、うちはそういう心得とかまったくないんやけどね。
で、真っ向から柔道やったらうちが勝てるわけあらしまへん……なので実力差を埋める意味でこの『座り柔道』で勝負しませんか? 座っていればそうすぐには投げ飛ばされないでしょうから。
あとねぇ……うちって柔道できないって言ってるのに。『柔道できないって言っているけど実は寝技の鬼』とか級友に噂されてましてなぁ
矢神さんにどう思われているのか存じませんけど、これなら寝技にも持ち込みにくいから安心ちゃいますやろか
[ほんまに柔道やってへんねんけどなぁ……って小さくため息。西野ぐらいの実力者には分かってもらえるのだが]
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