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ふわふわ甘さ完全に抜けてしまった。
一応方向としては、ナトゥーリアに誰も近づけず(死なないように)、かつ、自分を殺してもらう、という進め方をしようと思っていたのですが、犠牲者が出て取り乱し過ぎる状態になってしまった…
これ対峙したら、また魅了されるか微妙では…?
ー 最寄り 医療機関 ー
[医療機関はてんやわんやであった。次から次に増える患者、パニックを起こす者、それでも運営を継続し緊急の避難場所として機能することが出来ているのは一重に医者たちの能力が異能抜きにしても高いからだ。]
[さて、バグシング発生により送られてきたけが人の中に1人奇妙な怪我人がいた。 その怪我人は、厚いコートを身にまとっており足に怪我がある訳だが…『足以外の怪我』が見当たらなかった。]
[コートを脱がせてみると、普段着の上に、体の表面を覆うように何重にも張り巡らされた『氷で出来た鎧』を着ている。それは攻撃されたから咄嗟に防御して作れるような代物ではなく…常に自然生成された『氷』が体の表面を覆っていないとこうはならない、というのが診断だった]
[その氷の鎧のおかげであれほどの攻撃を耐え切ることが出来たらしいが……ずっとコートの中で冷気を保持し続けてその結果氷の鎧が出来たとするなら]
『全部終わったら絶対どっかの病院に入院させよう』
『カルテに書いときますね、次の仕事行きますよ!』
[医者の呟きと、ナースの呆れ声。怪我そのものの治療は存外早く終わったが、これは別件でまた呼び出しが必要そうである。]
………ーーー………。
[現在青年の身体は冷気を生成していない。
それは恐らく『触ったら凍らせる』なんて思考も出来ぬほどに深く眠っているから。人肌に戻った青年の顔にもようはついていなかった。]
……ーーーー……
(はやく、おきなくちゃ**)
[死んでも、その言葉に、ぴくっと手の指が動く。]
……ちがう。
[>>+11死んでも、償わないと、俺が皆を殺した。
自責の言葉の数々に男はそう呟く。]
……
[振り払われる手。
そのまま、落ちる。]
[ギリ、とヴェスの歯が鳴る様子。
口を開く。]
……死んだら、助けられないんだからな。
[ぽつり、呟き、]
……
[せっかく、少し、マシになったのにな。
一度、目を瞑り。
頭に響く、二発の銃声。
目を開ける。]
[広場の瓦礫に突き刺さる、崩れる最中、どこからか落ちてきたのだろう、
鉄製の棒。
それを視界に入れ、立ち止まり。
手を伸ばす。
伸ばした左手は震えたまま。]
……
[ざ、と足を引き、重心を落とし、居合と呼ばれる剣技でもするかのように、
一気に空間を薙ぐ。]
……
[ぶん、とそれを一度振り、
そして、また振り向いて、ヴェスの後を追い、
ナトゥーリアの向かう場に足を進めることになるか*]
……っ
[向かう最中、震える手を腹ただしく、乱暴にポケットに突っ込んだ。
そのとき、ポケットに入っていた通信機に触れ、思い出す。]
……
[少し、手が止まり、
そのまま作動させることなく、手を離し、
ポケットから手を抜いた*]
[両肩に重さが掛かった。
そう思った時には、口にボトルの口がねじ込まれ、不味いものが流し込まれていた]
「あはは。
あっははははは!
あーおかしい」
げほっ、げぼっ、んぁ……ごほっ……
[再び、膝をついて止まってしまう。
激しく咳き込み、えずいた。
辺りに響いたのは、場違いな笑い声]
「ふふ、あはは
あー楽し。
あなたらしくもない。やられたわね?」
[ひょいっと膝つくのに合わせ瓦礫に降り立ったのは、小柄な姿の情報屋。
外套のフードを目深に被っている]
………あ─── あ…──、
「で、あなたはそこまで面白く無い方。
3ヶ月ぶりのお久しぶり。
スティーブさん」
[遅れて来たスティーブにフードを向ける。
この場合、面白く無いというのは反応の話かもしれない]
「あなたって、勇気はあってもオツムが足りない感じ?」
[スティーブに向けて容赦ない批評の一言。
勇気と言うのはこの場合先程の一幕>>3:+27のことか。
そこに居たか居ないのかすら、情報屋は語らなかったし、スティーブもどうだったか見回してはいないだろう]
「こんな彼。
役立たないじゃない。
正気にまず戻しなさいよ」
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なんで、昨日あんなに羞恥爆発させたんだろう。
けっこう、いつもは楽しむぐらいなのにな…
あれだ、多分、公衆の面前の拘束が恥ずかしいんだ…
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いや、ちがうな、頭混乱すると駄目なのか。
むしろ、美味しかったじゃんな!!
まぁ、カッコ悪いから、スティーブは。
……ーーー……しくじった……
[そこは、病院。誰かに送り込まれたらしい。
患者が増えているため広い部屋に雑魚寝に近い形で多くの患者が集められている。セーガはその1人]
…あれは流石に想定してない…イギーの言った通りだった…
[ブツブツと呟きながら自身の傷の確認。 足を貫いているところは処置が施され、あとは氷の鎧もどきのおかげで全身を強く打った程度。 いや普通ならそれでも苦痛に苛まれること請け合いなのだが、青年は痛覚に鈍感だった。]
………ーーー、目的の変更…侵攻を…なんとか足止め…
よくわからない白いやつはどうするか…
[思考を回す、銀色だった目はじわりじわりと『元のオレンジ色』に戻り始めていた。顔の表面にあのマークがまた浮き出始める。]
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