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[まだ繋がっている腕をあげる。
罅割れた腕は、あげる間も硝子の破片が毀れ落ちる。]
[碧い眸は、物言わず。
けれど、顎に罅入る顔は微笑みを造る。]
[唇が硝子同士が軋む音を響かせながら、言葉を綴る。]
ちょ、え、ま、って……
[しかし女性と欠片を追いかけるのは困難を極めていた。
ただでさえなんの訓練も受けておらずスポーツもしておらず体力も人並み以下だというのに、
この一日で異能を大規模に行使しすぎていた。
思えば公園まで倒れず歩けたのが既に奇跡だったんじゃないか]
もー、あれ、 他に、だれ、か ………… リル?
[見かけたのは休憩していた姿か進もうとしていた姿か。>>276
歯を食いしばって追いついたためすぐにはものも言えない状態だった。
公園での戦闘の顛末や、あの欠片を追っているのがリルだけではないことを聞けば、
安堵したように肩の力を抜いた]
もう無理……心おきなく任せるわアレのことは……、
そもそも私みんなの無事をこの目で確かめるためにここに来たってのに……、
なんなの、あの、 ………あー、女の人、だった気がするけど、
[先ほど見たはずの女性の顔は既にエーディの認識の中でうすらぼんやりとしたものになっていた。
そこにいたはずなのに。見たはずなのに。
不気味さを感じ、慌てて思考を切り替える]
それに、あのヴェスって人、にも、なんかいっ――――
[一息。]
一発殴ってやらないと気が済まなくて、でも、やっぱ無理……、
[その歩みは明らかにリルより遅かった。
ついには音を上げてそのへんの木陰で休むと言い出すくらいであった*]
[毀れる両腕は、辿り着けたのは片腕だけ。
硝子素体の指が、ヴェスの頬に触れた先から砕けて落ちてゆく。]
.. (ゴ) ..(メ)(ン)(ナ)
(サ) (イ)
[顔に入った罅は大きくなり、透き通る碧い眸だけは最後まで、ヴェスを見続けている。]
.(イ)..(キ) . ..(テ)..
[手指は砕け、腕は砕け、残る胸部が鎖骨が首が、そして顔や流れるように象られていた髪が砕け、透明な硝子の色を顕にし、裡を稼働の為巡る透明な回路のようなものを見えた先から砕け、そうして、彼女の全ては砕け散り、]
/*
>>-619
割と( まあ、敢えて犯罪者使わなくても有能な人はいるかもではありますが。
とりま、特殊チーム管轄下とかなら大丈夫っしょという謎の信頼感。博士が設けた何かビックリドッキリメカめいた酷い発明品とか装着されるんだろうきっと。
どうするかはさておき、世間からは消息不明というのは有り感は有りつつ… あと世間的に『死神』捕まったやで話があるかどうかはお任せしつつ…だけど…
>>-621
nightmare案件はそうそう無いんじゃないかなー。
[足を止めて休息していた時、かけられた声>>279にそちらを振り返る]
…エーディ?
良くここまで来れたな。
[あちらも負けず劣らず息が上がっているよう。
それを見て思わずそんな言葉が出た。
これまでのことをエーディにも伝え、スティーブ達が欠片を追っていることを伝える]
アタシもさ……これ以上は正直、キツイ。
[動かせないでいる右腕を左手で押さえ込み、痛みに耐えた。
治癒はあれから進んでいない]
女性……だったか、誰かいたような気はしたが。
[リルもまた記憶にあまり残っておらず、誰かがいたくらいの認識になっている。
ヴェスの話>>281になれば、肯定するでもなく大きく息を吐いた]
殴るならあっちまで行かねぇとな。
[休むのは止めないが、先を促すこともした*]
/*
>>-622セーガ
諸々了解&お大事に。
村内で書かれて無かったら、苗字とかの記載は無いで大丈夫b(元からセーガだけにするつもりだった)
[見落とさないように、見続け。
硝子の指が毀れてゆくのを見る、感じる。
触れた指は、人のような柔らかさも何故か感じ硝子の硬質さだったか]
[透き通るような眼が、印象的だった]
[それは硝子だったけれども。
軋む唇を見続ける。
砕け落ち、何も残らない中、残ったのは唯一つ]
[抱きとめた女性は砕け消え、残ったのは言葉と硝子玉]
[のろのろと、それを拾い上げ、見つめた]
[緩く握り、握り込んだ拳を額にあてる]
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