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[ゲイルの方へと距離を詰める。ゆっくりとただ歩く。]
面白そう、ね。
[ゲイルの言葉>>+82には淡々とした反応を示す。思うところはあるようだが、それ以上の言葉は紡がれない。]
人間を試すとかいうならまずはオマエ自身がもうちょっと崇高な存在に昇華してからの話だろうが。
生き様を見るだけだったら、カフェのマスターでもやってろっつーの。
[不意にホットドックの味を思い出す。果たして先ほどまであった日常を取り戻すまでにどれほどの時間を要するか。そもそも、機械生命体を止められるのか。]
さて、はたしてこの銃、弾は入っているのかいないのか。
[トレインが芝居じみた声を出しながら、銃のトリガー部分に指を引っ掛けてクルクルと回す。]
普段の俺ちゃんなら空砲が入っている。
でも今日は特別な日だ。万が一の時のために実弾が入っているかもしれない。
[言葉を続けながらゲイルの数メートル前まで歩みを進める。]
さて、死神様に微笑むのは、幸運の女神か、はたまた本物の死神か。
他に何か言っておきたいことがあるならいまのうちだぞ。
[ゲイルとの距離はもはや目と鼻の先まできた。カチリ、とハンマーが引かれる。鈍い輝きを放つ銃口がゆっくりとゲイルの眉間へ標準を合わせた。]*
……そうか。
[抱え込んでいるのではない>>+78。
続く言葉も含めて、そう返してスティーブの頬から手を離したのだった]
整理出来ていないのなら、それは時間が必要だと言うことだろ。
これ以上は言わない。
[今は更に突っ込んでる時間もないため、後は治癒するだけに留めた。
治癒の際、自分の手を巻き込んだスティーブの手>>+79を見詰める。
自分より大きな手、それが震えている。
どんな想いをしているかなんてことは、サイコメトラーでもないため分かりはしない]
[自分は手を伸ばせているだろうか。
ふとそんなことを思う]
ふふん、どう致しまして。
あぁ、行こう。
[礼>>+80に生意気げに笑って、真面目な表情になったスティーブに頷く]
『行くよみんな』
『人使い荒いっすわー』
『いつものことっしょー』
『何せ我々は隊長の手足ですからね』
『頭が移動するならついてかねぇとな』
『それがチームというものだ』
[スティーブとの会話の間、小型の機械生命体の侵攻を抑えていた部下達に念話で移動を伝え、彼らと、スティーブと共に上層区域へと*]
― 一方その頃、スラム集団 ―
[ハリボテ飛行物体の目を通し見ていた男が叫ぶ。
映像ははっきりしたものではなく、ほとんど砂嵐のような、そんな光景。それを映像に起こすのは、システムに特化した年若い少年。黙々とその作業をこなす。
そして映像はぶつっと途切れる。]
『あっちゃぁ……』
[それは、ハリボテ飛行物体があっさりと吹き飛ばされた証拠。]
『けど、運良く上層に"配達"できてりゃぁ』
『"恨み"ってのは怖いよなぁ。けけけ』
[にやにや。どう扱われるかは分からないが、集団は、
ほぼ壊滅したような状態の店やらから持ってきた、酒を手に乾杯などとやり、
さぁ、次だ次と。嫌らしく、だが、どこか楽しそうに笑うのだった。*]
分かっていないね、関わるからこそ良いんじゃないか。
ま、君に理解してもらおうとは思っていない。
[他者がどう思おうが関係ない。
己の欲のままに動いたまでのこと]
私のことを、人間を試していると思っているのならお門違いだ。
私はあくまで”演出”をしただけに過ぎない。
舞台を整えただけのことだ。
[自論とは得てして理解されぬもの]
『…て、私…目的だっ…か』
『単純な……だ、…つもと変わらな……』
『”面白そうだった”からだ』
[徐々に話>>+82が聞こえて来るか]
『……これだけの”災厄”、
ドー…の者達がどう動くかに興味があってね
ドームの行く末を、人々の生…様を見たかった』
(悪趣味だな)
[それを『ただそれだけのこと』と言うのだ、愉快犯でしかないだろう]
[行こう、その言葉に、上層へと向かう。
向かう最中、振り向き、]
……
[何かを気にしたような素振り。]
……
[探してる暇はない。
自分のいないとこでは、あいつは死にはしない。
"死ぬなら俺の前で"。
そう言い聞かせて、また前を向く。]
[そうして、男はリルと共に上層へ。
たどり着いた時、>>+7上層では既にナトゥーリアとの激戦が行われていた。
まるで何かに"隔たれた"ような内側。
そこで、巻き起こる惨事。]
……んだよこれ。
[男は吐き捨てるように言う。
その惨事ではない。被害拡大を防ぐそれ。
もし、それが上層より下にもあったなら。]
…やっぱ嫌いだ。
上層は。
[そう言って、それを見据える。]
/*
ええっ。普通の処置じゃない…?
(そんなこと思う村建です( ˘ω˘ ))
まあ、あれですよ… エース級ばかばか能力使ったら、ドームの方が一区画(ブロック)くらいすぐ無くなるから……そういう処置なんだと思いますよ!
……
[そうして、ナトゥーリアに槍が撃ち込まれるのを見る。
それがどんな効果があるかは男には分からない。
傍にいるリルならもしかして、それに気付くだろうか。*]
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