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>>143 烏丸
「……あぁ、花盗人、として、か。
ずっとここにいると、そんな家のことで縛られてる二人を見ると、なんか変に感じるんだ。
なんと言うのかなぁ……そんなんじゃ、なかったのにな、ってね」
−−などと、彼ら二人の家柄を盾に、カガチは自身のもう一つのやりづらさを、口にはしない。
烏丸は立ち上がり、リェンの店を離れよう>>134とする。
だが、カガチの手に抱えられた、上着を目にするとどうだろう。
「ジャスミン茶、か。
聞いたこともないお茶だね。
烏丸は、飲んだの?
ちょっと怖いけど、ここの店は周りと比べて落ち着いてる。
俺も人に揉まれて疲れたから、少し休ませてもらおうか」
−−そういって、カガチの本日のオーダーは決まったのであった。
[朱の話に驚いた様子で]
電灯が…急に?
おれ、狐はひとに化けたり、とり憑いて操ったりできるって本でよんだ。
この村でずーっとひとに化けてたとはおもえないから、とり憑かれちゃったのかなって……。
でも、狐って頭もいいし、すばしっこいってきくから…
おれらでかなうかなぁ……?
[とまた不安げに顔を曇らせる。]
うう……もう猫又の力は押さえつけてるのに、まだ取り憑かれてるフリするの難しいし恥ずかしいよー!
でもボク、本当に昨日までは夜の間はずっと猫又に乗っ取られていたし、たぶんボクを見た人もいるんじゃないかなー?と思うし……
ねんのため、ねんのため。
でもね、ボク、演技はあまり上手くなくて……特に猫又の「笑い声」だけは、あんまりよく真似出来てない時があるんだ……
「クスクス」って感じなのに、いつものボクみたいに「くすくす」ってなっちゃうの!
えっ?キンモクセイのお酒が無くなったの!?
違うわよ!?盗ってなんかいないわ!!潔白よ!?
きちんとお金を払って、ルールの中で楽しんでますわ!!対価交換しないお酒なんて、美味しくとなんともありませんもの!!
確かに最も美味しいお酒は、人様から飲ませて頂けるお酒ですが、そんなことしないわよ!?
誰よ!!!楽しみを邪魔する人は!!
許さないわ!!キンモクセイのお酒、取り返すんだから!
うーん。
それにしても、甘利おねーさんも、なんだか気になるなあ
うまく言えないけど……
そもそもボク、甘利おねーさんにまた会えて嬉しいんだよ!
くすくす、くすくす
嗚呼、御狐様、御狐様
御狐様ガ 近クニイル心地
"センは"気づいていない、まだ気づいていない
お狐様が、 "悪さ"をしていることに
クスクス くすくす
[朱の話に驚いた様子で]
電灯が…急に?
たしかに…な。
外国のおくすりはよくきくって?
あるといいんだけど……。
[リェンの返答を待つことにした]
−−そう、カガチの中ではそんな与太話、と思えないところに来たのかもしれない。
古くから伝えられし伝承が、いよいよ持って現実味を帯びてくる。
そこらの提灯は消え、露店の品物はなくなり、
−−果てには。
そこまで考えて、カガチは思考を止める。
そんなこと、起こることは……。
[調の話に真剣な顔になって考える]
取り憑いてる…
確かに百年に一度しか出ないって伝説もあんのに、ずっと化けて何もしないってのもおかしいよな
狐ってそんなにすごいんだ…
しかもお狐様なんて呼ばれてるんだから普通の狐よりすごいってことだろ?
お狐様っぽいやつにはいたずらできねえかもな…
強そうなやつがいたらさっさと逃げようぜ!
逃げれば大丈夫だぜきっと!
[そう言って何か思いついたように]
そうだ!俺こないだ聞いたんだ!
神主さんはお狐様を抑えられるって!
だから、お狐様退治は神主さんに任せようぜ!
−−もしも。
もしも本当に、この騒ぎが言い伝えられしお稲荷様の悪行であるとするなら。
いよいよもって、カガチは己に課せられた家柄の役目を果たさねばならんのだろう。
それは、家業がそれぞれ花守人、花盗人である千代と烏丸の幼馴染である自分であったからこそ、受け入れられる話だったのかもしれない。
まさか、自分が退魔師など。
それでも自分の身近に、家柄に縛られて昔のようにはなれなかった二人がいることが、カガチの頭の中から一時とて離れることはなかった。
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