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―どこかの部屋―
[目を開けると、そこにいたのは、
じーさんに銃口を向ける『エリュシオン』の職員だろうか。周りには、多数の武装した人間。
それと…人間のように見えるが明らかに、違う。
まだ未完成で失敗作なのだろう。おそらく、機械化した組織を組み込まれた、人間。見た目はといえば、
"最悪"だ。]
─ 小ネタ・ある日の特殊チーム ─
『ソノラーン! 1時間で良いから変わってくれ!』
ヤだよ、俺様これから休憩。
『そこを何とか! 彼女待たせてんだよ!』
振られろ。
『ざっけんな、何年かかったと思ってんだああああ!!』
あーもー、煩いなぁ。
じゃあ1時間だけだよ。
[めんどくさい、と思いながらもさっさと終わらせるために同僚を彼女の下へ転移させてやる。
帰りは自力で時間までに戻って来い、と言ったが、後1分となっても同僚は現れなかった]
…あんのやろ…。
[休憩を潰されて不機嫌になりながら、残り時間を確認して右眼で遠見をする。
時間を忘れて彼女とよろしくしている同僚を見つけた後、きっかり1時間経ったところで強制的に本部へと転移させた]
『ぎゃああああ!? ソノランてめぇなんてことしやがる!!』
煩い、約束破ったのはそっちだろ。
[ぎゃあぎゃあと言い合っていたら直属の上司に拳骨を食らう]
こいつは自業自得だけど、俺様は巻き込まれただけだっつの。
[そう主張したが、仕事以外で透視を使ったこともお叱りに含まれていたよう。
それこそ緊急時だ、とも主張して、ソノランはさっさと休憩に入るのだった**]
/*
なんて小ネタが浮かんだがなんだこれになった。
[男の姿を見て、銃口を下ろす。
ヴェスにじーさんが人質に取られている、
とでも思わせるつもりだったのだろう。]
……残念でした?
[そう言って、男はにっと笑って見せた*]
ーー 下層区域 どこかの裏路地 ーー
[ユウヅキは進む、一つ一つ指定された小拠点を潰し、目立たせ、壊滅させていく。 探偵というよりもはやデストロイヤーである]
『よォ、兄さん ちょっといいかぃ?』
ん?どうした?
[そんな彼に声かける男がいた。若干見覚えのある]
……ああ、タルタロスの。どうした?
『いやぁね? あんたに聞きたい話があってよ…あんた、俺たちの情報をウロボロスに流したか?』
はぁ?なんの話だ
[目の前の男は話す。つい先程タルタロスの基地の一つが大量のカブトムシロボに襲われ壊滅したと>>3:119。そして…ユウヅキが情報をリークしたのではないか?と]
/*
なんだろう、本当にいいのかな。これ。
自分、やりたいことやりまくりすぎじゃない…?
ヴェス巻き込み過ぎじゃない…?
大丈夫かな…
いや、してないな。むしろ僕はお前達に味方してやってる方だ。ウロボロスの小拠点を潰して回っているんだから
『へえ…まじかよ…でもな…信じられるわきゃねえだろぉがぁ!!!!』
[激昂し殴り掛かる男に、ユウヅキはなんなく拳を受け止める。そのまま腕をひねり上げて、動きを拘束した]
『っが、あぁあぁあああ?!!』
ついでに聞いていいか?タルタロスの拠点はどこにある?
丁度そちらにもお邪魔しようと思っていたところなんだ
『い、言う、わけが……!』
[ユウヅキはため息をつく。面倒なことこの上ない]
[届けられた物品の調査には想定以上の時間がかかっていた。
ヴェスから流れ込む思考が激しく切り替わっていた上、戦闘中なのだと理解ができた。
だが、無事を祈る思考は向けない。
アデルと合流できたのだとわかれば安堵し、スティーブの痛みを感じれば身を震わせる。
しかし、ヴェスの感情からは心を背けた。]
どうにしたって、僕達はお前らやエリュシオンを止めなきゃならないんだ。少し約束は違えるが…
まあ、まずはお前から豚箱行きだ!!!
[ユウヅキはそのまま相手を倒す。さあ、タルタロスにも喧嘩を売ったぞ。 …さあ、集まってこい]
[それが陽動である『僕』の役目だ*]
─ 上層区域・自宅 ─
[戻した視界を再び地下へと飛ばす。
格納庫ではアデルも合流し、次へと向かう段かと思ったのだが]
………うん?
足りないな。
[スティーブの姿が見えず、ソノランは首を傾げた。
ヴェスがアデルに対して何か言っている。
カマ野郎、と言うのは唇の動きで見て取れた]
これは……虚でも突かれたかな。
[スティーブ自身が飛び出したか、或いは誰かに転移させられたか。
恐らくは後者か、と微かに残る空間の歪みを見遣る]
[遠見の視界を俯瞰の位置にし、透視も重ねて各人の位置を探る。
格納庫にヴェスとアデル、それよりも奥まった位置にある部屋にスティーブの姿を見つけた。
そこには他にも誰かがいる模様]
…んん?
[視界をスティーブがいる部屋へと移すと、その誰かの姿が良く見えるようになる]
あぁ……資料にあったあれか。
もうちょっとどうにかならなかったのかな。
[その造形に前髪の奥で眉根が強く寄った。
スティーブは何か予兆でもあったのか、慌てる素振りが無い。
何かを言って笑う様子にしばらく様子を見ることにした*]
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