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レーサーやんのも、いいかも?
[エイミーのつぶやきに、ハンドルの上に腕をかけ、
そこに頭をのっけ、彼女の顔をみて答える。
大丈夫だと分かれば、どっと疲れもでてきた。]
へぇ。すげぇな。なんか。
[エイミーの言葉に関心する。
そして、任せなさいと、車を降りるエイミーを見ながらふと過る。]
……車…は?
[いや、あれは、仕方がない。
もし、彼女が車を運転する機会でもあれば、伝えよう。
そう思い、男も車から降りる。
もしかしたら、聞こえてしまっていたかもしれないが。]
レーサーやんのも、いいかも?
[エイミーのつぶやきに、ハンドルの上に腕をかけ、
そこに頭をのっけ、彼女の顔をみて答える。
大丈夫だと分かれば、どっと疲れもでてきた。]
へぇ。すげぇな。なんか。
[エイミーの言葉に関心する。
そして、任せなさいと、車を降りるエイミーを見ながらふと過る。]
……車…は?
[いや、あれは、仕方がない。
もし、彼女が車を運転する機会でもあれば、伝えよう。
もしかしたら、聞こえてしまっていたかもしれないが。]
[……こいつは信用できるのだろうか]
[不意にユウヅキは思った、どうして彼女(?)がUROBOROS OVERDRIVEに喧嘩を売りに行くことになったのか理由は聞けていない]
[……罠? いや、まさか]
[しかし、ユウヅキは不思議でたまらなかった]
[黒い目では、彼女の心を見透かすことはできない]
[……めんどうだなぁ、ユウヅキはそう思った]
―― スラム街 ――
まわりがはらはらすれば無茶になるんだよ……。
[とりあえずタジタジにさせることはできたものの、
ため息つきでそう呟く。>>174
まったくもって無茶してるやつというのは自分が無茶してることに気付かないものだ。
(なおノエル自身にもだいぶブーメランであることに気付いてはいない)
ノエルとて今でこそ副作用が一過性のものとわかってはいるが、
最初はおおいに戸惑ったものだし、仕事のたびに毎回吐血されては寝覚めが悪いし、
ああ、……あとは倒れたユウヅキを、
最終的に無傷になったこっちが回収しなきゃいけないというのもある。この前みたいに。>>175]
わかった、………こっちも依頼が済んだら戻る。
護衛って話だしちょっとは長くかかってしまうかもしれないが。
……、ああ、また、な。
[今度はユウヅキの手を振り払うことなく見送る。
そういえば子供たちのわいきゃい言う声がない……ことに今更ながら気付き辺りを見回せば、
揃って壁の向こうからこっちを覗き込んでいた。何をやってるんだ]
早くい――― ……いややっぱ待て!
[ポケットから色とりどりの包みにくるまれた菓子が何個も入った袋を取り出し投げ渡す。
孤児院の子供たち用に届けたのと同じ“ちゃんとした”菓子だ。
彼らが夢中になって袋に集まるのを、
ちょっとの間見守ってから離れてゆく]
なーにが可愛いだの愛らしい顔だ、
…………、そういうのわりと他にも言ってるって知ってるんだぞこっちは……。
[歩きつつひとりごちる。
とはいえ最初に思い浮かぶのは、
ドームの外にある“村”でエイミーにそう言ってたシーンだったりするが。
彼女は元気にしているのだろうか。ハロルドとともに。
未だにエイミーがこっちに来て騒ぎに巻き込まれつつあることを知らないノエルである]
[そして、エイミーが離れれば、
今度はヴェスが戻ってきた。]
どんだけ、話してんだよ。
お前ら。
[頭がどうにかなりそうだ。そう言う、ヴェスに、
ハンドルにもたれかかったまま、意地悪く笑いそう言う。]
……
[そうして、無言になる。
口を開き何か言おうとするが、
また閉じ、そして、]
あのバグ野郎もどき。
ちゃんとみてねぇから、まだわかんねぇけど。
ガキどもが持ってきたのと、
同じパーツだわ。
[結局は言葉にせず、別の話に切り替えた*]
[街角。
その服装は薄汚れた白の布とも、
クラシカルな古風の白のドレスとも、
見る人と見る身分により見え方は種々に変わる。
口を閉じ楚々に立つ。
行き交う者は皆、彼女を意識することはない。
気に留めることも無い。
それでも、ある者は気づくだろう。
ある者は何となく気になるだろう。]
[付いていっても、
追いかけていっても、
後ろ姿しか見えない。
ひらひらと揺れる白。
碧(あお)い眸が印象的だが、暫し経てばすぐにその印象は薄れ、どんな顔貌かは思い出せなくなる。
再び見れば、このヒトだと分かるけれども、
そんな不思議な印象を与える人物だった。]
[彼女は何の気配も雰囲気も、
感じさせる糸口すら与えない]
[まるで存在しているのかすら分からないような。
そんな不思議さだけを与える人物だった。]
[そうして、幾度目かの角を曲がった後、
或いは導かれるように、何処かへ?
貴方は出逢う事になる。
イツワリの機械生命体。
貴方が触れる事件の一端と。]
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