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―― ドーム外・車内 ――
[機械は追ってこれていないようだ。機械が立てる砂ぼこりは段々遠くなっていく。
後ろで窓がごん、と鳴った。>>164 顔をヴェスの方へ向ける。頭をぶつけただけのようだ。ほっとして、再び窓へ向く。]
そうね。
[静かな声をヴェスに返す。>>178
熱線ワンドで人に怪我をさせかけたのは二度目だった。
一度目は3ヶ月前の事件の時。狂った科学者の手により、無理やりに異能を覚醒させられた村人に向けて。止めようとしただけではなく、異能を手にした村人への妬みが混じっていた。
今度はあの時とは違う。ただ、判断が悪かった。
経験が足りなかった。
きつく下唇を噛んだ。]
[後方を確認すると、離した筈のバグ・シングが速度を上げて近づき始めている。
口元を歪ませて笑う]
なら、今の装備でも何とかなるわ。
[銃を引き抜き安全装置を外す]
お前、撃てるんだろ?
[何の色も浮かべてない目でエイミーを見る]
ああいうのは、通常関節付近を撃っても意味が無い。
装甲が複雑に重なりあっていて、ろくに通らない。
でも、もげてるってことは……
装甲が機能してない。
お前、そもそも"アレ"を見るのは初めてか?
[エイミーに問いかける**]
[ごん、音がしたことは気づいたし、ミラー越しに、見えてはいたが男は何も言わなかった。
先ほどの機械のことをエイミーは調べるという。]
……
[男は黙って運転を続ける。]
[ごん、音がしたことは気づいたし、ミラー越しに、見えてはいたが男は何も言わなかった。
先ほどの機械のことをエイミーは調べるという。]
……
[男は黙って運転を続ける。
やがて、それは、どんどん
近づいてきたか。]
[しばらくは無言でいれば、やがて男は口を開く。]
ヴェス、お前さ。
いつか、死ぬぞ。
[ポツリ、呟いた言葉は聞こえたか。
以前首に怪我を負ってきたときといい、さっきといい。
少しでも、遅ければ死んでいたかもしれない。不安予知。それが働いたせい、とは分からないが、
死ぬつもりはないのかもしれない。
殺されるつもりもないのかもしれない。
だが、ヴェスが無意識に突っ込んでいっているような、そんな気がしてならない。]
─ スラム街・爆心地 ─
フフフ、嫌われたもんだね。
[追い払う動きをするノエル>>147にはそれだけを言って、ソノランは彼女らの下を去る。
あの感情を向けられたのは初めてではない。
一番最初に顔を合わせた後からずっと、ノエルがソノランに向ける感情が好意的になったことはなかった。
全ては彼女を助けた時に見せてしまった右眼のせい]
(分かりやすいと言うか何と言うか)
[”同じだが違う”のは当たり前のことなのに。
勝手に重ねられ嫌われたのだからこちらが被害者だとソノランは嘯く]
<─── 憤りを向ける相手が違うんじゃない?>
[以前言われたこと>>148に対しての言葉は、やや呆れの表情で紡がれた。
今でこそ向けられる感情に揶揄う態で返すが、当時は理不尽に思えたものだ*]
─ スラム街・通信中 ─
そーゆー条件ならいいや、特定頑張ってね。
[一回と言う限定、能力の使用禁止と言う条件、案件の処理までが仕事の内容と言われて(手袋は良いらしい)あっさりと引き下がった。
返す声は腹が立つほど清々しいもの。
浮かべる表情も爽やかさが伴う笑みだった]
よく考えたら同伴してもらって解説してもらいながら見た方が楽しそうだしね。
今度行くからよろしく。
[尚、キャッシュの場合はアデルが引き下がるレベルの金額になるのは間違いないため、結局交渉不成立だったことだろう*]
[そう呟いた後、何事もないかのように、
男は続ける。]
撃つなら、さっさとやれよ。
距離は保ってやるから。
[バックミラー越しに、追ってくるそいつを捕らえれば、二人に、ニッと笑ってそう言った**]
そんなの別に誰から聞いたっていいじゃなーい。
[『ノエル』という単語には疑問符がついたが、今は聞かないことにした。ソノランの助けが確実でない今、ユウヅキの参加の有無は重要だ。]
んふふ、まぁ依頼ってことでいいわよー。
お互いの・た・め・ってことで。
(意外とおバカってことでもないのかしら?)
[ユウヅキとの通信>>168を続ける中でアデルはユウヅキの新しい一面を見ている。素朴ではあるが、人を見る目はあるらしい。ユウヅキの言うとおりアデルは助っ人が欲しくてたまらない。]
いっ、10,000ね。ちょ、ちょっと高いかしら。そんなこともなかったかしら。
[組織相手の報酬にしてはバイトレベルもいいところである。一瞬の焦りを感じながらしどろもどろになる。]
とりあえず、野暮用とやらが終わったら連絡頂戴!
アタシはアジトに目星つけておくから。
[そう言って強引に話を終わらせるのだった。]
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