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── 中層・バー ──
[男はノエルに返答することなく>>207、バーへと来ていた。
後を付いて来ていたのなら、自然繁華街の方角だとノエルも気づいただろう]
「あとは、あなた向けなフリーの依頼情報くらいかなー。
痕跡調査隊へのお届け物。
ン、もうこれ誰かに受注されてる? 倉庫街からのものなんだけど……」
[傍らで、ピポピポと端末を確認するのを横目でみやり、ジョッキを呷る]
まっず……。
[無言で、マスターにキャッシュを差し出した。
電子通貨で、青汁ハバネロジョッキとカクテル>>192の代金を支払うと男は立ち上がる。
そこでまだ、幾つかの会話があったかもしれないが今は語るべき時ではないだろう*]
── スラム ──
[その後やって来たのはスラムだ。
スティーブかそれとも先にブラックマーケットかと足を向ければ、そう時間を使わずにスティーブの姿は見つけられただろう]
何やってんだ、スティーブ。
[ふ、と眉間の皺が緩む。
男自身は自覚していないだろう*]
飯はもう食ったのかよ。
[結論を言えば、ブラックマーケットにはなかった。
髪飾りはあったが、どれも違うという答えだった。]
残るは、あいつらか。
[先程、散っていた子供達が、
何かを見つけるかもしれない。
そのとき]
ー 回想 ー
[今から四年前。
ユウヅキがまだ16歳の頃、検察官をしていた父の補佐に尋問官を『させられていた』頃のこと]
[両親の離婚と、仕事ばかりで自分を見てくれない父。誰かに見てほしいと願って得た力は『空間制御』。
その力は『被告人』を痛ぶり、苦しめるために使わされていた]
[誰かの幸福のために必要なことなのだと言い聞かせられ続けた。褒められたことは一度もなかった。感情もなく、ただただ無感情に『被告人』たちを尋問し続けた]
[そんなある日、家に泥棒が入った。父はお偉いさんとの会食のために外出していて報告にも行けない。]
[恐る恐る誰が来たのか様子を見に来ると、そこには一人の少女が食べ物を風呂敷いっぱいに詰め込んで窓から逃げるところだった]
[結論を言えば、ブラックマーケットにはなかった。
髪飾りはあったが、どれも違うという答えだった。]
残るは、あいつらか。
[先程、散っていた子供達が、
何かを見つけるかもしれない。
そのとき]
『リリー!!!』
[そう叫ぶのは、やはり上層の人間だろう。
少女へと駆け寄って、その頬を思いっきり叩いた。
そうして、]
『行くわよ!!』
[男を見下すように一瞥すれば、少女の手を乱暴に引いて、戻っていく。
そして、少女は、振り向いて、]
『また、探しに来るから!!』
[そう手を振る。]
[やがて、子供たちが戻ってきて、
おねーちゃんはー?と聞く。]
あぁ、帰った。
[そう言えば、えー!!
と声を上げる。]
『みつけたのにー』『ぼくもー』
『わたしもー』
[そう次々と、口にする。
手に持っているのは、とてもじゃないが、
髪飾りとはいえないものばかりではあるが。]
……あぁ。
わざとか。
[最初から、髪飾りなんて、なくしていなかったのではないか、と、思う。]
『それじゃっ!』
[ピッと一つ敬礼を残して、少女は窓の外に飛び出していく。数分ポカンとしていたが…しばらくしてハッとして彼女を追いかけ始めた。『空間制御能力』を使って、真っ直ぐ彼女に向かって走っていく]
[しかし彼女はすばしこかった。壁を伝い、路地裏を駆け抜け、人目を避け触れてしまえば振り払う。今まで見た誰よりも動きが速い]
[必死に追いかける。能力の副作用が次第に大きくなっていく。そのうち血反吐が口の中に溢れ始めた]
[血反吐を吐きながら追いかけ続けて、ようやく追いついたのはスラム街の隅だった]
『……警告する、不法侵入と窃盗罪はれっきとした犯罪であり、刑期…』
『大丈夫?お口から血が出てるよ?痛くないの?』
[彼女はあっけらかんとそう訊ねてきた。
まっすぐと、ユウヅキの顔を見つめて]
『それに変な顔。そんな顔じゃ幸せが逃げちゃうよ?』
[ユウヅキは言葉を失った。なんだこいつは]
[そしてふと考えた]
[幸せって、なんだっけ と**]
/*どっかで投下してみたいユウヅキの過去((
でも直接この事件には関わらないのよね((
ユウヅキの価値観が狂ってる、って描写がなされたタイミングで出そう((
[去る母子の背に酷く寂寥の表情を浮かべていたのは一瞬]
は?
小さい時じゃねぇし。
今は仕事でうろついてんだよ。
[睨むような眼差しは、目が痛むか霞むかしている時だと、スティーブは知っているだろう。
本当に苛立っている場合も多々あるが、今は口をヘの字にして、そこまで苛立っている訳ではないと知れるか。
可愛げのあった容姿も言動も態度も、20年も経てば欠片も無くなる]
あのクッソ不味い飯か。
今日は厄日だな。
[クソ不味いクソ不味いと言いながらも、全部平らげるのも常だろう。
飯場へと先導されるなら、後に続く]
[去る母子の背に酷く寂寥の表情を浮かべていたのは一瞬]
は?
小さい時じゃねぇし。
今は仕事でうろついてんだよ、知ってるだろ。
お前の探し物だか、何だかと似たようなもんだ。
[睨むような眼差しは、目が痛むか霞むかしている時だと、スティーブは知っているだろう。
本当に苛立っている場合も多々あるが、今は口をヘの字にして、そこまで苛立っている訳ではないと知れるか。
可愛げのあった容姿も言動も態度も、20年も経てば欠片も無くなる]
あのクッソ不味い飯か。
今日は厄日だな。
[クソ不味いクソ不味いと言いながらも、全部平らげるのも常だろう。
飯場へと先導されるなら、後に続く]
―回想―
[出会ったのは男もまだ幼少期といえる頃だったか。]
何やってんの?
[そう声をかければ、彼は、
両親を探している、と答えただろうか。
決して見つからないことも聞けば]
ここじゃ、探し物はみつかんないって。
みつかんねぇの探しても、しょうがないだろ?
[そう言って、立ち去ろうと、すれば。
ガシッ!と男を掴む手。
振り向けば、頬を膨らませた妹の顔。]
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