1806 【序盤48h】アガパンサスの咲く頃【風来狩人】
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気紛れ者 空木
鰻といえば……
岩手県のとある村に大層美人な娘がいたらしい。
その娘の元に、一人の若者が訪れた。
娘は男にどこから来たのか？何者なのか？と尋ねたが男は分からない。の一点張り。
娘は男が可哀想に思って家で共に暮らすことにした。
娘の両親も容姿も性格も良い彼を歓迎したそうだ。
そして少しの年月が流れ、両親は家の軒下で囁き声を聞いた。
耳を澄ませてみれば、どうやら声の主は二人いるらしい。
「おれも永年の間、心がけていた望みがかなって人間の胎内に子種を下した」
「それはよかった。けれどももしお前の素性が知れたらおろしてしまうかもしれない」
「いや大丈夫だ、誰にそれが分かるものか」
「いやいや人間というものは智慧のあるものだから五月節句の五色の薬草を煎じて飲まれたら、腹の中の子供は自然に水になる、それが至極なさけない」
気紛れ者 空木
初めは何を話しているか分からなかった両親だが、聞いていくうちに思い至ったらしい。慌てて薬草を煎じて、娘に飲ませた。
そのおかげで、娘の身には何事も起こらなかったという。
毎晩娘の元に通っていた男の正体は、近くの沼に住む古鰻だったらしい。後で戸の桟を見たところ、そこには鰻の脂が大量に付着していたんだとよ。
気紛れ者 空木
ぬっぺふほふがぬらりひょんと似てるというお話は聞いたことがなかった。
徳川家康がであったのは肉人だなぁ。
他に類似したものだと『封』とかいうものもある。
食ったら百人力だが、体にいいだか専らの噂らしい。
直言家 オーミキョウダ
>>95 空木
わらび餅って甘くないんだっけか？
黄な粉砂糖と食うイメージだから甘いもんだと思ってたわ。
そういや本体は冷たいけど味自体はないんだっけ。
まあ、俺はビエネッタの方が好きだけど。
サウナ水風呂ビエネッタとはよく言ったもんだ。ロウリュもあればなお良しだ。
直言家 オーミキョウダ
>>96 >>97 空木
これそのまんま産まれたらどうなってたんだろうな。
鰻は念願かなったし、家の方も後継ぎ生まれて万々歳じゃん。
そら人間の形してないとかなら問題あるけどさ。
鰻は人間の形してたし性格も良いってことは働き者なんだろ？ 流しちゃった娘の方がかわいそうだわ。
あと>>99みたいに鰻を虐めるどうこうにつながる空木の思考も怖い。
直言家 オーミキョウダ
>>99 空木
え？そうなの？
錦糸卵とかハムとかきゅうりはちょっと冷やし中華っぽいけど
俺も素麺は刻み葱や茗荷なんかと一緒に食べたいタイプだな。
具というか薬味だけど。
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