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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
捜索人 ユウヅキ は、配達屋 ノエル に封印を施しました。
羊飼い メロス は 捜索人 ユウヅキ に投票した。
不機嫌 エイミー は 捜索人 ユウヅキ に投票した。
闇商人 ライザ は 捜索人 ユウヅキ に投票した。
農夫 ハロルド は 捜索人 ユウヅキ に投票した。
捜索人 ユウヅキ は 闇商人 ライザ に投票した。
配達屋 ノエル は 捜索人 ユウヅキ に投票した。
捜索人 ユウヅキ は村人達の手により処刑された。
農夫 ハロルド は、羊飼い メロス を守っている。
次の日の朝、不機嫌 エイミー が無残な姿で発見された。
特殊工兵 トレイン は立ち去りました。
現在の生存者は、羊飼い メロス、闇商人 ライザ、農夫 ハロルド、配達屋 ノエル の 4 名。
/*
襲撃来なかtt(そりゃそうだ
能力使わず守護発動はどうなんだ、ってなったのもあって守護外したんだが、良かったのかどうか。[まだ悩んでいる]
[……ユウヅキは、その場に倒れている]
[次第に、緑の光が目から失せて…『境』は消える]
[……ノエルは脱出できるだろう]
[………ユウヅキは、そのまましばらく…]
[回復するまでは、眠っていることにした…**]
/*うーんでもほんまに迷ったなーこれ。
ハロルドヒーローだし、ライザはとてもいいロールするし、エイミー可愛いし、メロス覚醒したし、ノエルカッコイイし
そりゃまあまわりからすれば消去法で私やな*/
―― 『境』内部 ――
[ノエルの心の中にベリティとの様々な思い出が去来する。
勝手についてきては危ないから帰れ、と言ってばかりであった。
手癖の悪さゆえに彼女が取ってきたものを見せられて渋い顔をすることもあった。
ノエルがベリティに笑顔を見せることは少なかったが、
降りかかるトラブルから彼女を守りきれた時には、
無事であることに安堵して穏やかに笑っていたこともあった]
そうか。
『友達』だと言っていたのか。
………まったく、仕方のないやつだ。
[そうして。>>2:288
ユウヅキが“思い出した”ことを聞いて、
ほんのわずか、ナイフを振り切るまでの短い時間であったが、
笑っていた。困ったような、それでいてどこか心に響いた様子で]
『かいぬし なぜだ』
『おまえは ほんとうにかいぬしなのか』
……うるさい。頭の中で喚くな。
『われわれは かいぬしのあたまのなかにはいない』
『かいぬしが ひきいるむれだ わすれたのか』
煩い。
[足首を掴む手。
もはや能力も使わず、強く蹴りつけることでその手を外そうとする]
お前は、おれの何だ?
[見下ろし、問い掛ける声は低い。
鬱陶しいという感情しか、そこからは感じられないだろう*]
『………やぁ、ユウヅキの』
……おまえが
『…………能力は、行使できなんだな』
……そうだな
『…なんだ?その顔は』
……良かったよ…手遅れに…なる、前で…
『………ま、私のアドバイスした通りだったろ?』
『自分の首に縄をかける気でいけ、って』
……いみがわからん……
『思いきり弾けろということさ。はっはっは』
ッ、
[呻き声が出た。
手は赤く腫れ、鬱血するか。
何度も蹴りつければ、そのうち手は緩み外れるだろう]
…………
なら、俺を利用しろ。
[それだけ口にした*]
/*満場一致の理由、理由なー
満場一致になってくれてみんなが死なないでいてくれたのは嬉しいことだが、まあ満場一致だとそれなりにショックだよね((ということで
1 表でドンパチしすぎた 。出番はもういいでしょ説
2メモでもハッチャケすぎた。お前真面目にやろう説
3最後に倒れたので流れ的に病院送り的意味で僕説
4キャラがぶれすぎててみんなが触るの難しかった
5というかそもそも日頃の行い
6絶対自分で気付かぬうちに失礼なことしてた。言葉使いに気をつけよう
理由がいっぱい!やったね水たまりん!(絶対的愛着)*/
/*
メロスと戦うにはライザを越えて行けフラグ…。
…あれこれ初回GJあっても良かった、のか…?
分からんくなってきた。
[特殊チームの建てたテントのことが脳裏をよぎるが、
残念なことにノエルには倒れた若者ひとりを運ぶ腕力も能力もない。
……考え込んだ末に、素直に人手を求めることにした。
先程の落雷のことも気になっていたし。
ナイフをしまい、村の中心を目指して歩き始める。
そこで何が始まってしまっていたか、まだ何も知らず**]
メロス。
聞かせてくれ。
お前は何がしたい。
[どこをどう歩き、どれほど歩いただろう。
返事は無かったかもしれないが、ライザは前を歩くメロスに尋ねた**]
─ 村の中央 ─
[エイミーがワンドをメロスへと突きつけながらハロルドへと振り向く。
同時、ワンドから熱線が放たれ、盾と化した装甲板を溶かした。
エイミーの手はワンドから離れない。
伸ばした手はエイミーを掴むことが出来ず]
────── !!!
[メロスが放った雷撃が、ジェイクの持つ鉈へと収束し彼の身体を貫くと同時、その衝撃はエイミーをも襲った。
悲しげなエイミーの表情がハロルドの白銀の目に焼き付く。
目の前で、二人の身体が地面へと崩れ落ちた]
エイミー!! ジェイク!
[直接雷撃を受けたジェイクの身体は痙攣し、意識は既に無い模様。
握られていた鉈は手を離れ、地面に転がっている。
辺りには髪の一部が焼け焦げる匂いも漂った]
エイミー、しっかりしろ!
[倒れたエイミーの上半身を抱き起こし、負傷具合を見る。
酷い痙攣までは見受けられないが、状態は概ねジェイクと同じように見えた。
倒れた時に頬についた砂を払ってやるが、触れても目を覚ます気配は無い]
待て、メロ……「おい早く手当てしねーと!」
「異能者集団のテントに連れてけ!
怪我人出たら診てくれるっつってたぞ!」
[呼び止めようとしたが、周囲の村人が騒ぎ出す方が早く、ハロルドの声は掻き消されてしまう。
最初にジェイクに斬られたリックを始め、誤射された村人、そしてジェイクが村人達の手によって運ばれて行く。
エイミーも彼らに運ばれそうになったが、ハロルドはそれを押し留めた]
いい、俺が運ぶ。
[エイミーの肩と膝の裏に腕を差し込み抱え上げる]
誰か、状況を説明してくれるか。
[周囲に声をかけながらライザの姿を探すが、メロスの後を追う姿>>9が見えただけで。
メロスとライザ、双方に対し強く眉根を寄せた]
ノエル、無事か。
[こちらに来たと言うことは、ユウヅキを抑えることが出来たのだろう。
そのことに先ず安堵する]
……こっちは、どうやら操作系の異能者が現れたらしい。
エイミーは、操られた奴を止めようとしたみたいなんだが。
───……メロスが、雷撃を、
異能を持っていないはずなのに、雷撃を放った。
操られた奴はそれで意識を失って止まったんだが……
エイミーが巻き込まれた。
[全てを見たわけではないため又聞きの部分もあるが、ここで起きたことをノエルに伝えた]
これから怪我人を救護テントまで運ぶ。
そっちも手が要るか?
[ユウヅキがどんな状態かは分からないが、あの様子を見れば少なからず疲弊しているだろうと。
搬送要員が必要かを問い、是が返るなら手の空いている村人にそれを頼んだ]
操作系の異能者も探し出さなければならない。
それから、メロスの方も…。
ライザがついていったが、……嫌な予感がする。
[メロスの能力発現が、どうしても自然発生的なものに思えなかった。
頭部を狙った銃弾の存在。銃弾に込められた液体。逃げ込んだ犯人の気配。
点が線となっていく]
あの野郎………許さねぇ。
[平穏を乱した黒幕。8年前に彼の人を灼いた張本人。
岩山の方へと意識が向かうが、エイミーを救護テントへ運ぶことを優先した**]
[眠っているユウヅキは、ノエルやハロルドの呼んだ>>8.>>17村人の手によって救護テントに運ばれる]
……ぐ、ぁ……うう……
[運ばれている間も何度も呻き、苦しそうな声を上げていた。]
……ぼ、くは…
……だれか…を………こと…しか…
…できな…ん…
……の、ぇ……はろ……べ…り……ごめ……
[ユウヅキの悪夢がうなされた声に乗せられる。
精神汚染を受け、異能を暴走させ、そして犯人を取り逃しあまつさえベリティの『トモダチ』にまで酷いことをした。
その事実がユウヅキを悪夢に呼んだ。]
[救護テントに運び込まれた時には、先にハロルドがエイミーを連れてきていたか>>+1 >>14、それともユウヅキが先に救護ベッドに寝かされていたか]
[目が覚めるのには、もう少し時間が必要なようだ**]
/*おはよーございます
朝起きたらショックから立ち直ってたというか『まあしゃーないか!完全に重症だし!!』ってなってました
吊られた理由はきにしなーい、ここからは目が覚めたら犯人確保とエイミー口説きに全力をあげる((*/
── 岩山 ──
[大小様々の岩山が連なる。
岩山が始まる地帯から、さほど奥まってもいないが、浅くも無く場所。
しかし、そこに目当ての場所はあった。
周囲を岩山に囲まれた窪地/底のような場所。]
[ブユンとエネルギー体の球体が、暗き底に現れる。]
[辺りには、ドーム外の環境には似つかわしく無い、ドーム内で見られるような機器などが散漫に、しかし何らかの規則性をもって並べられ、準備されていただろうか。
繋ぎ合わせ組み合わせ、或いは種々の異能者や技術者の知識などを利用し造り上げたものだったか。]
[──しかし、それが“何であるか”は意味が無かった。]
/*ユウヅキが最後までノエルは違うと喚いていた理由
ノエルはベリティの『トモダチ』だったから。
ユウヅキはぼっちなので『トモダチ』という地位を非常に高く評価しており、ベリティが『トモダチ』だと言ったノエルが裏切るはずがないという確信がどこかにあった。
ユウヅキ自身がベリティのためにこの村まで来たのも『トモダチ』であったため。
なおユウヅキは人付き合いというものを一切教えられずに育ったため、『トモダチ』がベリティ以外にいないのは内緒でも何でもない*/
──よォ、遅かったじゃないか。
クレイジードクター♥
[暗き底に、ボッと熱気が生まれる。
バイザーが真っ赤に染まり、ニィと唇が笑みを浮かべた。]
これはアタシからの挨拶だ!
精々、足掻いてみせるンだね!!!
B l a c k S u n
燃 え 尽 き な ・ ・ ・ ッ
[如何なる作用によるものか。
高々度の青白い炎でも無く通常の赤い炎でも無い、黒い業火球が出現する。
膨れ上がり、暗き底の一帯全てが黒い炎に包まれた。
置かれていた様々な機器ごと嘗め尽くし、燃やし尽くし、熔解せしめ、岩山を吹き飛ばす!!!]
[燃え上がり、燃え上がり、チラチラと頭上から炎が燐光の様に舞っている。暗い底に溢れる熱気と業火は、岩山が崩れた事で、徐々に拡散し始める。]
アッハハハハハ!!!
いいねェ、いいねェ!
──これをエネルギー放出で耐えるかい。
もっと顔を歪めなよォ!
算段をぶち壊されて、怒りに見舞われる顔をさァ!!!
[享楽的に、破壊し尽くす快感に、まだ冷静に酔い痴れる。
言動的にはサディストの様にも聞こえるが、相手への挑発の言動。犯人であるギムレットが、複合化能力で今の一発を耐えたのを面白げに見遣る。]
[トレイン>>2:51も、ピリピリとした肌感覚、もしくはアーネストの能力による感応か、戦闘に移行したのを感じるか。
既に位置情報は共有しており、トレインが来るのも速やかだろうか。]
死か勝利か!!!
さァ、殺し合いと行こうじゃないか!
[捕獲任務だという事は、彼方へ忘れ去っているような言動だが、決着がつけば思い出すだろう。恐らく多分きっと。**]
/*
>>0なら、ライザは抱きしめるよりも、離れて、自分の負傷を軽減させて、メロスを止める時に余裕を持たせる方針をとろうとするな、と思ったので描写失敗だったかも。
・人格、記憶亡失、が治療で元通りになる
というのを知らない風に行動しているが、ライザの知識どうだったかな……。全員治療中みたいなのだとしたら、ライザへも伝わらないってのはそうだし。
>>2:9〜>>2:14を見る限りは、知らないっぽいか……?
あと、
・ライザはセンセーに会った事があるのか?
も掬って描写しておかないとな。>>2:17>>2:35
・言いかけたこと>>2:33
異能と無能力者。ひとつの見方として。
ーー救護テントーー
[………ユウヅキは目が覚める。
誰かに撫でられる感覚を覚えて。しかしそれは夢の中だったのかもしれない。風のいたずらだったかもしれない]
……ここは……
[突貫で作られたにしては揃えられた最新整備、ベッドのかずはもちろんのこと、プレイルームまで揃ったその場所に>>0:225、ユウヅキは見覚えはなかった]
………っ、…うううっ…うぁあ…!
[…だが、そんなことはどうでもよかった。
黒い目から、大粒の涙がボタボタと落ちてベッドのシーツを汚した]
[……忙しなく、村人たちが出入りする。>>14
多くの人が、傷つけられた。
…そして自分は、それに加担してしまった。
唯一の『トモダチ』のことを思って初めて起こした行動が、その『トモダチ』が最も嫌うことだった。]
[ハロルドやノエルはもう既にエイミーや
傷ついた村人を運び終わり更なる救助に向かったのだろうか]
[それとも、まだテントのどこかで作業しているのだろうか]
[見られていないなら、それでもいい。
ひとしきり泣いて、またバカ正直に
犯人を探しに行くだけだろう。
彼には結局そうするしかできないから]
[だがもし仮に誰かに見られていたとしたら…
…彼はその人になんと言えばいいのだろうか。**]
/*
(モニタ的機能も付けておけば良かったかなー…と今更思わなくは無かった。しかし時既におすし)
村中にモニタ設置なりしてたら(ナノマシン的な何かで)、犯人すぐ見つけられたよねって思わなくもないので、これで良いのかもしれない。
(ただし誰かがモニタだ!と思いついて、今からモニタ出すのは、描写早いもの勝ちなので全然良いと考えています)
『ユウヅキの』
………
『この世で最も空間を統べるモノを知っているか?』
…………
『最も空間の構造に近いもの。
最も柔軟性があり、変幻自在であり、
そしていつでも形態を変えられるものだ』
…………それを知って、何になる
……空間を掌握して、水を操れて……
ボクにできることは誰かを害することか?
『………』
もう、来ないでくれ……
もうやめてくれ………知識なんていらない…
…こんな力ほしくない…
/*
最初は、メロスとエイミーくっつくかなー、と思って見ていたのですが、こうなるとは感。
エイミーは、割と能力が欲しいとなっているので、どうかなー、と思ってはいるんですけれどもね。(恋愛の意味ではなく)どう転ぶかで、評価が変わる的な(何)
諦め切れてないし、ハロルドのように選んではいない子っぽくも感じるんですよね。
/*
メロスは、PCとしては、ほんとプロから苦しみがじわじわ来てるので、どのような形に収まるにしても、幸せになって欲しい。
まだまだメロスの心が見えないので、ライザは頑張ろうですね。(何故か展開を考えるにあたり、ライザが死にかけてるシーンばかり思い浮かんでいますが)(というか、頑張るにあたるのだろうか?)
/*知識人の失敗。
ユウヅキは元来『水を媒体とした』空間制御系能力者でそもそも水がなければ空間制御能力はうまく機能しなかった。
ところがユウヅキはこれを『水を操る力』と誤認していた。そのためこれら二つの能力をまったく別のものとして扱っていた。
だからこそ、ユウヅキの副作用は止まらなかったし体内の血液という水が媒介になろうと、外に出ようと身体を傷つけた
とかいう裏設定。ヤクシさんは本来の使い方を中途半端に教えすぎ*/
/*
(メロスに出した形状の武器は、これで刺されてみると面白いのでは刺されてみたい、なイメージの武器ですからねえ……)(衝撃の事実)
ー回想ー
『やあはじめまして』
……おじさん、だれ?
[ユウヅキが彼と出会ったのは6歳の頃の夢の中だった。
白い肌に白い髪、白い角。どこか和風の布の服]
『呼ばれたような気がしたんだがな、はっはっは
もしかしたら違ったかもしれん。通りがかりだ。』
ふーん。そーなんだ。
通りがかりのおじさんは、何をしてるの?
『そういうお前こそ、こんな所で何をしているんだね?
ここは「知識の空間」、我らの世界に干渉できる力がなければ…』
しらない。おみずとあそんでたの
『……なるほどなぁ。水を操る、か。ひいては…ふむ。
では少年、せっかくこの世界を覗いたんだ』
[彼に教わったのは、『自分には空間を操る力がある』
ということだけだった。]
『上手に使いなさい』
[彼が空間制御能力に開花したのは、その後のことである]
ー回想終わりー
/*どうせここら辺の裏設定はおもてで流してもややこしくなるため裏に置いといた。『狂人日記』みたいなもんや((*/
[ふわり、ふわり。
娘は真っ白なもやの中をただよっていた。
そこは暖かく、不規則な揺れが心地いい。
ときおりもやは薄くなり、誰かの話し声が聞こえる。
ふわり、ふわり、何度か濃淡の波がやってきて、一際もやが薄くなった時、見えたのは誰かと話すハロルドの横顔だった。
彼は無事だった。
ほっと、気が緩む。
危うく雷光に巻き込んでしまうところだった。
もしも熱線をうつより先にハロルドの手に気づいていたとしても、手を伸ばす事はしなかっただろう。
自分のために優しい彼が傷つくなど、許せなかった。
そんな状況を作ってしまったのは娘自身なのだけれど。
娘は、彼の大事な村の、一員だった。
それが危うい目にあえば、無理させてしまう事なんてわかっていたのに。]
―救護テント―
ん――ぅう?
[目覚めるとそこは狭いカプセルの中だった。
あのあとどうなったのだろう。
治療を施され、体の傷は大方治っている。
少し頭は痛むが大した事はない。
これがいつも村にあればどんなにいいだろう。
そんな事を考えながらカプセルからはい出した。
ジェイクやリック、娘がうたれる前に倒れた村人は無事だろうか。
あたりを見回した時、どこからか嗚咽が聞こえる。
吸い寄せられるようそちらに向かった。]
ユウヅキ?
[思わず声をかけてしまい、口を抑える。
が、出してしまった音は戻らない。
ベッドのそばまで近づいて、少しの間彼を見おろす。
かけるべき言葉がみつからず、放っておくわけにもいかず。
ベッドに腰かけ、ユウヅキの背にそっと手を添えた。]*
── 岩山近く ──
へへっ、やってるやってる。
[男は歩く。先ほどの地鳴り>>+7は、ターゲットとアーネストが交戦を始めた証だろう。]
姉御ー、ぶっ殺しちゃダメって自分で言ったの覚えてますー?
五体満足キレイにとは言いやしませんけど、黒こげダークマターじゃ怒られちまいますよ。
[耳の通信機に手を伸ばしてアーネストへのコンタクトを取る。だが、焦るように歩を速めることはない。今回の相手は、これまでの戦闘データを見るにそれなりの防御力をもっている。一方で、遠距離の異動はあまり得意ではないようだ。となれば、持久戦。男の任務はそれなりにアーネストの援護をしながら第三者の乱入を防ぐだけだ。あれだけの騒ぎを起こした逃亡者が逃げおおせたのは、協力者の存在か、はたまた天の与えし幸運か。]
………っ…っっ…
[……どのくらい泣いていただろうか。
それに誰かが気づいて、声をかけられる>>+14
ボタボタと落ちる涙が邪魔で返事ができない。]
[……背中に手を添えられて…人肌に触れてようやく…
嗚咽が次第に収まっていく。 …誰かがそばにいて、どこか安堵しているのだろうか]
………すまな、かった
[震える涙声で出てきた最初の一言は、そんな言葉だった]
……お前は、どうしてここに…
…何か……僕の他になにか…あったのか…
…それともぼくがやったのか…
[……次に出てきたのは、そんな言葉だった
自分がどこにいるかわからない分状況を確かめたいのか…それともただ誰かの声を聞いていたいのか**]
[段々ユウヅキの嗚咽がおさまっていけば、小さくため息をつく。
ようやく彼から出てきた言葉は、謝罪。
いったい何を謝ろうというのか。
もしかして、ライザの店での褒め殺しの件だろうか。]
ええと。
あれはあれで、和んだから。
いいんじゃないの。
あんなに私の事褒める人なんて、
あなたくらいよ。
[言いながら、なんだか少し噛み合っていないような気がして首を傾げた。]*
……お前は、素晴らしい人間だよ。
僕と違って。
[涙は相変わらず、静かに流れていた。
けれど言葉を絞り出す分には、なんとか呼吸はできた]
綺麗に笑えるし、
誰かのために気を使うことも心配もできる。>>1:149
……行動も、起こせる。あのあと…メロスに、会いに行ったのだろう…?
[ぼんやりと、あの時ライザの店で話したことを思い出していた]
……誰かのために、なにかができるお前が羨ましい
………なぜ、そこまで、自分を卑下するのか僕には分からないくらいだ…
[それに比べて僕は、と言葉にしようとして止める。
自分には無いものを、エイミーが沢山持っているような気がしたけれど…羨んでは彼女に迷惑だから。*]
[ふぅ、と一息つく]
何かしてあげたい誰かがいるのかしら。
……すればいいじゃない。
できる力は持っている……そうじゃなくて?
[力を持たない娘からすれば、もどかしい事だった。]
気持ちがあるって、大事だと思うのだけど。
失敗したって、何度でも試せばいい。
[それは、不毛な荒野で学んだ事]*
………
[ぎゅっと持たされたタオルを握りしめた。>>+19]
…っ力、が…!力がなんだ…!何が、異能力だ…!
そんなものあったって、僕ができるのは、誰かを悲しませたり苦しめたりすることだけじゃないか…!
ベリティだって、ハロルドだって、ノエルだって…!
お前のように、力が無くても、誰かのために生きることが出来て、誰かのためになにかをすることができて!
ちゃんと、常識があって、『トモダチ』もいて仲間もいて…!
…誰かを…笑顔に…でき、て……
[…力がないと言われ…>>+19、思わずそう言ってしまう。
もうそれはエイミーへの羨みなのか、成りたかった自分なのか分からなかった。
ギッと唇を噛み締めて…ぶつりと音がする。血がダラリと落ちた。]
それに、何もできないってこともないと思うわ。
少なくとも、私に笑い方を教えてくれたわね。
[精一杯、『にぃー』と形作ってみる。
上手くできていればいい、と思いながら]*
………
やっぱり、綺麗に笑うなぁ…お前は…
[……涙が溢れながら
…ついつい『にぃー』と返してしまう
『少女』が教えてくれた『力』は、
エイミーの見せてくれた『力』は、確かに彼の心に響いた]
……っふふ…ふふふ…
なんだ…すごい力があるんじゃないか…
[『にぃー』と笑うエイミーの頬に、
彼は恐る恐る手を伸ばした。
触れても…傷つけないか、不安そうに*]
……同感、だな。
能力もなく無害とされていた人物が異能を得て騒ぎを引き起こしたなど、
ここ数日スラムで起きていた暴動の一連の流れのようじゃないか。
――、つまりは、やはりということなのか。
[クロとみなしていた通り、一連の暴動は件の犯人が糸を引いていたということか。
やがて、怒りをあらわにしたハロルドに、もしや、と思って彼を見上げる]
あたしは犯人を見た。
ユウヅキに何かの―――……精神操作を施して逃げて行った。
その結果があの、………暴走という他ない状態だ。
きっと、ユウヅキの思いにつけこんだんだ、あれは。
許すわけにはいかない。
ハル兄もあたしのように許されざる何かを見たのか?
[問いかけながらもハロルドが、エイミーを運ぼうと進むのを止めはしない。
つまりは特殊チームの建てたテントへとついていく形。
テントにはアーネストら特殊チームのメンバーの姿はなかった。
カプセル型の医療用ポッドがいくつも並んでおり、
未使用であることを示して蓋が開いていた。
ポッドの中に寝かせて蓋を閉めて起動スイッチを押せば、
最新鋭の機器が寝かせられた者の状態を診断し適切な治療を施すだろう*]
[自滅>>1:11と語ったが、それは、自分から犯罪行為をするほどまでに堕ちてしまったと思ったという意味。
だが、荒れていた感情面以外からも、思えばおかしなところはあった。
まるで、ライザのことを覚えていない様子だった。
それが、関係を断ちたい為の素振りなのだと、当時のライザは受け止めた。
暴動に加担してしまった者達、強制発現された者達も、同じような症状、より酷い症状を見せた。
それは、ライザには能力を使い続ければ使い続けるほど、精神の荒廃が酷くなっていったように見えていた]
…………
[視線を落とす。
メロスの足取りだけが視界に入っていた*]
[べえ、べえ。
羊たちが騒がしい声で鳴いている。
偶然か否か、家畜小屋のすぐ近くにまで辿り着いていたようだ]
[羊飼いは何の感情も籠らぬ眼差しで羊たちを眺めていたが。
やがて、はっと我に返ったように瞬くと、きょろきょろと周囲を見回し始めた]
あ、あれ、ライザ!?
どうしてここに……
――どうかしたのか?
[明らかにこれまでの経緯を覚えていない口振りで話し始める。
ライザの様子が普段と違うことに気付けば――負傷の度合いは、外套越しではわからないかもしれないが――訝しむような顔をして訊ねた*]
能力者にジェイクが操られ暴れ、エイミー達数名と共に、恐らくテントに運ばれた。
俺は、これをお前に見せ、一緒にテントに向かわないかと尋ねていた。
その返事待ちだ。
[ライザは、再び銃弾を見せた*]
── 岩山 ──
[耳元から滑らかに聞こえるのはトレイン>>+15の声。]
アハハハッ!
すっかり忘れてた。
だけどサ、頑丈だから大丈夫だろォ!
[アーネストは手始めに、このままの高温を保つように自らも炎を纏う。獄炎が、アーネストの周囲を蛇の様に身をくねらせ彩る。
如何なる耐性か、或いは異能による影響遮断か、高温の中でもアーネストの持つ装備が溶け出す様子は無い。]
じゃあ、先ず一丁……!
[“大砲”と俗称されるグレネードランチャーに似た重火器の引き金を、続けざまに引く。
ややカーブした軌道で、震える様に振動しながら光る弾が、犯人が逃げようとする姿を追いながら向かっていった。]
っでーの!
[エネルギー体にアーネストも短い転移を使い追いすがり、エネルギー体の中に手を突っ込み、腕を掴もうとした。*]
[ユウヅキは必死に考えている。
ひとつひとつ相槌をうっていく。
ユウヅキの言葉が途切れた時、ふ、と目を細めた。]
(ほんと、面倒見のいい人)
[実にハロルドらしい。
ユウヅキを放っておかず、毎度諭していたようだ。]
気づいたなら。
なおしたいなら、なおせる。
[力強くうなずいた。]
ええ、全部ハロルドに教えてもらったのだけどね。
[肩をすくめた。]
私も昔は同じように思ってた。
でも違ったの。
[煌く瞳に懐かしさを覚える。]
……ってちょっと!
繰り返して言わないで!
[熱くなった頬を膨らませ、ぷい、とそっぽを向いた。
頬に触れる空気が冷たい。
ぷぅと頬が縮んでいった。*]
……そうか、ハロルドが……
[彼にはもう合わせる顔がないな、と思った]
…お前の料理、食べてみたかったな
[轟音が聞こえてからだろうか…、
いや、きっと…エイミーと話すことが出来たからだろう。
落ち着いたこころが、完全に戻ってきた。]
…エイミー、ひとついいか?
なんだって、ジェイクが?
それに……エイミーもやられたっていうのか。
[ジェイクは大事な村の仲間だ。
エイミーも――ついさっき、護ってやらなければと思ったばかりではないか。
それなりに戦い方を身に付けているとはいえ、華奢な女性ではあるのだから。
悔しさに顔を歪めながら、ライザが示した銃弾>>28へ視線を落とす]
……そう、だったのか。
何だかよくわからないが、テントに向かうのは構わないさ。
[ライザに答えた後、躊躇うように付け加える]
なあ、本当にそれだけか?
なんだか随分と……長く考え込んでいたような気がする。
[記憶の中にある奇妙な空白を、不安そうに口にした*]
……ボクは、あいつを…止めに行く。
…ベリティのために…この村のためにも。
………今度こそ…絶対に…逃さない。
……全てが終わったら……お前の料理、食べに来ても…
………いいだろうか
[…触れた手が、少し震えている…かもしれなかった
失敗は怖かった。 それでも、前に進みたかった*]
─ 移動中 ─
あぁ、恐らくな。
[メロスが異能を得たことに対し、ユウヅキが言っていたことを挙げるノエル>>20に是を返す。
ノエルからの要請を受けてユウヅキ回収に向かう村人には、近くに水を入れるタンクを乗せたカートがあることを告げ、それも救護テントへ運んでくれるよう頼んだ]
……そうか、ユウヅキのあの異変はそのせいか。
俺の方は、込められた液体を打ち出す特殊加工の銃弾がライザかユウヅキの頭を狙って放たれたのを見た。
銃弾自体は防いだから被害はない。
その銃弾で能力者を狙った理由は分からないが……
あれが暴動騒ぎの根源ではないかと思っている。
[推測を重ねてのものではあるが、得た情報から考えるに、その可能性が高いと判断する]
─ 救護テント ─
[救護テントにつくと、先に運び込まれていたジェイク達がカプセル型の医療ポッドに入れられ、治療を受けていた。
診断から何から全自動で動くらしい]
流石は特殊チームの設備と言ったところか。
[当の特殊チームの者達はいないようだが、医療機器は問題なく動くようだから、とエイミーも医療ポッドの一つに横たえた。
蓋を閉めて起動スイッチを押す]
…………………
[しばらくの間エイミーを見詰めたあと、彼女の医療ポッドの傍から離れた]
[ユウヅキと共に運ばれてきた水用タンクはひとまず救護テントの傍においておくことにした。
何せ水がどこにあるかが分からない]
しまったな、ライザから銃弾を受け取ってくるんだった。
[医療機器だけでなく、分析装置のようなものもある。
何か分かるかも知れないと思ったが、現物が無いのではどうにもならない。
これは後回しでもいいだろうと判断し、医療ポッドのブースへと戻った。
ユウヅキが運ばれているのを見て、そちらへと近付く]
……流石にまだ起きちゃいないか。
[目覚めていないのを確認し、他の者達の目を盗み、さして上質でもない紙をユウヅキの手の中に滑り込ませる。
そうして彼が医療ポッドの中に収められるのを見遣った*]
この村のためにって、思ってくれるのね。
……ありがとう。
[次の言葉を口にするまでに、少し迷う。
娘もついて行きたかった。
けれど、また足を引っ張るような事になるのも嫌だった。]
もちろん。
絶対戻ってくるのよ。
気合入れて作っておくから、
無駄にしたら許さないから。
[頬に触れる手に手を重ね、ぎゅう、と握った。]*
『かいぬし! かいぬし!』
『? もとにもどったのか?』
……どうかしたのか?
『かいぬしが かいぬしじゃなかった』
『でも いまは かいぬしだ』
はあ……?
え? え?
[疑問への答えに納得いかなかったのが一つ。
ライザがこちらの手を取り、そのまま歩き始めたのが一つ。
二つの疑問符を発しながら、ライザに引っ張られるように歩き始める]
ま、待て、なんで手を繋がれてるんだ!?
――離せ、自分で歩くから!
[ライザに抗議の声を上げるが、聞き入れられただろうか。
いずれにしろテント方面へ向かうのに逆らうことはない*]
―回想―
博士、今度は一体どんなビックリドッキリメカを発明したのさ?
[P13ドーム内のとあるラボ。トレインが日ごろから懇意にしている発明家に呼び出されたのは、ギムレット逃亡の翌日だった。白髪がまばらに散らばった老人が目の前に立っている。]
また前みたいに命がけのギャグみたいなヤツだったら、その残りの髪の毛全部編み込んじゃうぞ。
[発明のセンスはたしかなのだが、波があるのが玉に瑕だ。前回は敵の脳波にジャミングをかける銃とのことだった。実際はトリガーを引くたびにどこかのドームのエンブレムが相手の脳裏に浮かび上がるという凄いんだか凄くないんだかの代物で。無論、戦闘では役に立つことはない。]
「今度のは凄いぞ。能力者相手ならイチコロじゃな。」
[そう言って差し出されたのは、厚さが20cmほどの合金製首輪だった。]
ー救護テント・ユウヅキが目覚める前ー
…………
[医療ポッドで、ユウヅキは寝かされている>>36。
体の方の傷は大したことは無い。何せ鳩尾を殴られただけなのだから。>>2:224
あっという間に彼の傷は癒えたろう。医療ポッドの診断も…すぐに全快したと判断し、ハロルドがテントから出た頃にはその蓋を開けただろう。
……目覚めないのは、精神的な理由。
重すぎる罪悪感のせいだった。
……ハロルドが立ち去った後も次々出入りするけが人のために、ユウヅキは眠ったままベッドに移される。
……ぎゅっと、ハロルドからの手紙を、握りしめて>>36*]
── 岩山 ──
博士曰く、脳みそが溶けるような感覚に陥る、と。
[手に携えた首輪をリュックから取り出し、腰のあたりにぶら下げると、いよいよ戦闘態勢に入った。事前の検証では、首輪を嵌められると集中力が乱されるのか、異能の発現が非常に不安定となる結果が得られた。能力なしでは合金製の首輪を自力で壊すのは相当な力が必要となってくる。常人では難しいだろう。]
とはいえ、こいつの出番はないかもねー。
おー、こわいこわい。
[アーネストがド派手に大地を削りながらターゲットを追い込んでいる。抉れた大地を見下ろす格好で配置につくと、リュックの左ポケットの口を開ける。元々下向きに作られた口を開ければ、バラバラと弾丸が足元に散らばるのだった。]
それじゃ、俺ちゃんは姉御のメラメラに巻き込まれないようにここから援護射撃でも始めちゃいますかね。
まずは足でも吹っ飛ばしてやりますか。
[一息の間目を閉じれば、散らばった弾丸が宙へと浮き始める。目を見開けば銀の光が宿っている。腰のホルダーから取り出したマシンガンのトリガーを引けば、弾丸たちは螺旋を描きながら目標へと飛び立っていくのだった。*]
─ ユウヅキへのメモ ─
『ユウヅキへ
俺の異能について記しておく。
俺の異能は引力や斥力を操作するものだ。
効果範囲は接触、または投擲物。
ただし、投擲物へは数秒程度しか効果を発揮出来ない。
効果範囲を視界にすることも出来るが、
これは消耗が激しいため滅多に使わない。
以上だ。
裏づけが必要ならノエルに聞け。
アイツは俺の異能を昔から知っている。
他に聞きたいことがあるなら後で聞きに来い。
…だが俺のことよりも先に、
貴方がここへ来た目的を達成して欲しい』
『村にも例の犯罪者の被害が出た。
貴方が危惧していたメロスの能力の発露も確認した。
俺は宣言した通りに村内のことを何とかしようと思う。
だから、貴方には犯罪者を捕縛して ─── 裁いて欲しい。
貴方と同じく、大切なものを踏み躙られた者として願う。
法に携わる貴方の心にある正義を信じている。
ハロルド』**
それにさ、なんだかんだ言っても、21年生きてきた村だ、愛着はある。
土地にも、人にもさ。
[そう言って、薄く笑みを漏らした。
不便だし、娯楽もないし、気候に異常があれば食うにも困るような生活だ。
それでもどうにか支え合い共に生き抜いてきた人々を、そう簡単に切り捨てられるものではない]
それに、羊たちを置いていくことなんて出来ない。
飼い主にとっては可愛いものなんだ、あれでもさ。
[何れ食糧として消費する運命ではあれど、羊飼いは羊へ確かな愛情を注いでいた*]
……ああ、絶対。絶対戻ってくる。
[彼はベッドを起き上がる。
……そしてその時、かさりと自分の手の中にその紙があるのにようやく気づいた>>42>>43
涙を流していた時も、苦しんでいた時も、エイミーをなでていた時も
ずっとずっともう片方の手を握りしめるのを解かなかったのは…ハロルドの思いに無意識に答えていたからか、それとも自分への諦めがつかなかったからか]
……裁いて欲しい、か。
……正義…か
ははは…僕の中にあるのはそんな大それたもんじゃない
[……その目に、再び闘志の火が燃えた]
任せろ、こちらは。必ず裁いてやる。
僕のプライドを傷つけたヤツに
ベリティを、村を傷つけたやつに
然るべき罰を下してやる!!!
[ユウヅキは水の気配を頼りに奥の倉庫へ向かうと>>1:23
タンクをひとつ開け放った。ドドドという音が立って、大量の水が地面に落ちるが…全てが一つの大きな犬の姿に集まってくる。タンク一つ、全て使って生まれた巨大な水獣に跨る]
[エイミーに、振り返る。 ……ニッと笑った顔と、その真剣な目が彼女を見下ろしていた。それは見下しではなく…信頼の目だった]
水、また返しにくるから。
また……後で。
料理、楽しみにしてるな
[彼は巨大な忠犬に乗り、機材を壊さない配慮のためか
裏手からテントを飛び出していった。
残されたタンクは、空っぽだった]
[ハロルドの返答を聞き、考え込む。>>34
点と点が緩やかにつながっていく感覚はある]
液体、か。
ただの液体じゃあなさそうだな。
もしや、薬品か? やつの行っていた実験の成果?
……そうしてその実験とは、……“異能力の開花”に関するものだった、というわけか?
[ふう、とため息をひとつつく。
だとすれば確かに能力者を狙った理由については謎めいて思えるか……?]
能力者にその液体だか薬品だかの効果がどう及ぶか試してみたかっただけじゃないのか。
ユウヅキを暴走させた件といい、
追われてるというのに悪知恵だけは働くみたいだしな……。
[もっとも、ただの推測に過ぎないが]
…………。
そうか。
[振り返らずに口にする]
俺は、お前がこの村に住むことを選んでいると思っていた。
もし、力があったなら……
お前は何になりたかったんだ?
[誰かが、ドンパチやるのが聞こえる。>>+29>>+30
それに対抗しようとするエネルギーは、自分が感じ取ったそれと全く同じものだった]
……いつかぶりだな、ヤンキーエージェント
[攻撃に転ずるトレインに声をかける。>>+40
獰猛な水の忠犬が、ユウヅキを下ろし
ドンパチへの加勢に向かう。 ………そして]
あいつを、あのクズを!!止めさせてもらおう!!!
拒否権は無い!!!
[真っ赤になった目で、岩山地帯を『境』内にぶち込む!!!]
『空間制御能力!!! 対象はあのクソ野郎!!!』
『目的、能力の完全封鎖!!! 及びに移動妨害!!!』
『能力発動まで、あと15分だ!!! 生き残って見せろ!!!』
[真っ赤に染まった目が、身体の負担を無視して空間を染め上げる。赤く、紅く、明く。*]
……選んでは、いるさ。
でも……もしも生まれつき力があったなら、初めから生きる場所が選べていたとしたら、どうだったかはわからない。
[それはこの村に居る多くがそうだろう。
全てに納得し受け入れた上でこの村に居るなら、異能者への嫉妬が生じることもない]
[そこまで考えて、自分はこれと似た会話を、何処かでしていたような気がした]
[もしも、の問い>>48に答えるまで、少し間があった]
わからない。
何になりたい、ということではないんだと思う。
多分、『豊かで見下されることのない暮らし』みたいなものかな。
[それはやっぱり夢想でしかない答え。
そこに渇いた笑い声と共に言葉が付け加えられる]
だってさ。力があるものは何になれる? 何が出来る?
おれたちは、それを知ることさえも出来ないんだ。
[ドーム下層には弱い異能者は居ただろう。
しかし彼らは虐げられる側でもあり、更に上層の異能者は接触すらも難しかった。
自分がその世界に行けるはずもないのだから、知る必要も特に感じなかったが]
── 岩山>>+30 ──
[燃え盛る腕は、犯人の男の腕を取るも、エネルギー体に包まれている為、双方の異能のエネルギーが融合するよう膨れ上がり場に集積する。]
いいねェ、いいねェ!
[煌めく球体に絡む炎。
生と死を分けるラインに、ぐんぐんと近づいてゆくのを感じる。
もっと、もっとと言うように、スリルジャンキーめいて炎を注ぎ込む。]
(ちーっとばかり、熱いか。)
[それでも、愉しげに唇を歪め──]
[破裂音のようなものが響いたのはその時だった。
ライザがこちらの手を引きテントへ入ろうとしていたなら、その手を強く弾くような動きとなっていただろう]
ぐっ……
……が、あっ……!
[呻き、右手首を押さえるメロスの身体は、急激な帯電を示すようにバチバチと音を鳴らしていた。
昏い色合いの瞳がぎろりと動き、救護テントを見据える。
このまま中へ入れれば、制御を失った電撃が、電子機器の多いテント内で暴れ回ることとなろう*]
『ユウヅキの』
なんだ?
『答えは見つかったか?』
ああ、見つかったさ。
ボクは…間違える男だ。
…間違えて、折れて、立ち止まるところだった。
『では聞こうか、お前さんの答えを』
…ボクは、誰かのために、今出来る精一杯をするだけだ!
…っ間違えたなら、間違えたで正せばいい!!!
[エイミーに教えてもらったこと、ハロルドに諌めてもらったこと。全てがここに帰ってきた]
ボクは!!! 絶対に!!! 屈しない!!!
ボクは、ボクのやりたいことを貫き通す!!!
それが、誰かのためになるというのなら!!!
失敗しようが、何度だって、やり通して見せる!!!
[彼は純粋過ぎるほどに、まっすぐに、高らかに
『知識』に向かって宣言した。 もう迷いはなかった。
その純粋さを『知識』は『まるで狂人だな』と笑った]
『だがそれが、お前の正しい姿だ。』
『頑張れよ、ユウヅキ』
/*間違ってたなら正せばいいじゃないの思考により
間違った運用法を貫き通すことにした模様((((
しかし思い込みの力が、能力を加速させていくからなお一層タチが悪いというね!!!
純粋すぎる、という名の『狂人』にしてみたけどとても楽しいこれ(( */
[螺旋を描く、無数の銃弾>>+38。
犯人の男が急上昇/同時、花咲くように炸裂が起こる。
アーネストも急加速に引っ張られ、急上昇。
そこへ、更なる乱入>>+44。
空間制御能力が、一帯に掛けられたのを肌感覚で気づく。]
く、くくく……いいジャン♥
いいよ、いいよ、いいよォ!
じゃァ、ひとつ見せてやろうか……!!!
[片手を眼前に広げ、アーネストはパイロキネシスを裡から溢れさせた!**]
─ 救護テント ─
[怪我人が全て医療ポッドへと収まればあとは機器任せとなる。
彼らを運んできた村人達の中には救護テントを立ち去る者達もいた]
……他に異変が起きていないか確かめないとな。
[メロスのことも気になるが、ライザがついて行ったのもあってあちらに任せようと考える。
現状、優先して解決すべきは操作系異能者の特定だ。
また先程のように被害が出てしまわないように]
[テントの中はそれなりに快適な環境が整っているようだった。
医療ポッドが並び分析機器があるブースとは別に、
純然たる休憩所、と思われるブースもあるようだ。
大きな机の周りに何脚かの椅子が用意されており、
机の上には救急キットも置いてある]
……そういえば怪我はだいじょうぶなのか。
[救急スプレーをひとつ持ち出すと、
ユウヅキがおさめられたポッドを見ているハロルドにそっと声をかける。
その目は心配そうにハロルドの左足を見ていた]
[ゴオオオオォォアァア!!]
っ、すごい熱量だなこれは…!
殺してくれるなよ!エージェント!!!
[アーネストから放たれたパイロキネシスが>>+46、
再び一帯を焼き払いエネルギーの球体がそれに対抗する。
凄まじいエネルギーのぶつかりあいにユウヅキが感じたのは…殺すのではという焦りでも、自分の感じた熱量に対する恐ろしさでもなく……]
さぁ、あと12分だぞ!!!どこまで足掻ける!!!
[残虐なまでの、純粋な、無邪気な
『捕まえる』という意思だった]
[子供のように目を輝かせて、
純粋に、ただひたすらに『捕まえる』ことだけを、
考えていた]
[空間が完全な朱に染まるまで、あと12分*]
[焼かれた大地にいた水の忠犬は、エネルギー体と同じく炎に包まれ、跡形もなく蒸発する]
[ところで、ご存知ではあろうが。
水は液体、気体、固体の三つの姿を持つ物質である。]
(……シュルン!!!)
[だから、一度焼かれて『気体』になった所で、
役割を与えた今、完全に消滅するわけがない。
気体に戻っても、即座に元の体を取り戻し、
アーネストやトレインの攻撃を回避しようとした先で
牙と爪を研いで、待ち構える!!!**]
[力が欲しい。
成したい事を成せる力が。
その想いを顔に出す事はなく、ユウヅキの雄姿を見上げる。]
ええ。
またあとで。
[真直ぐな瞳にはやはり信頼と、尊敬の眼差しを返した。
ユウヅキの姿が見えなくなってからふと気づく。
ずいぶん丁寧にでていったものだ、と]*
五月蠅い……!
[静止の声が響く。
それに耳を貸すことなく拳を振り抜こうとするが、それは金属製のガラクタ>>62との間に通電し、激しく火花を散らした。
直後、拳はガラクタへ激突し、次いで見えない壁>>63に阻まれた。
その身は何かに強く押し返されたように跳ね返り尻餅をつく]
邪魔をすルな……。
おれノ、力……止めさせハしない……!
[ハロルドの叫びは耳に入ってはいない。
素早く起き上がると、両手を天に掲げるような動きをする。
加減せず振り抜いたためだろう、右手の拳は砕け、血に塗れて歪にしか開いていなかったが]
ハアッ!
[両手の上に、電気を帯びた球体のようなものが現れる。
それは妨害がなければ、テントへ向け投げ付けられるだろう*]
[テントの中はそれなりに快適な環境が整っているようだった。
医療ポッドが並び分析機器があるブースとは別に、
純然たる休憩所、と思われるブースもあるようだ。
大きな机の周りに何脚かの椅子が用意されており、
机の上には救急キットも置いてある。
怪我人を運んできた村人たちの中にはテントを立ち去る者もいれば、>>57
椅子に座りいくばくか休憩している者もいた。
くつろぐ面々を横目にノエルは、]
……特殊チームはどこに行ったんだ。
[呟く。
薬品らしき液体入りの銃弾の残量など知る由もないから、
ぐずぐずしているとまた被害が出るのでは、ということを危惧していた。
メロスや操作系能力者のことも気がかりだが]
[その直後。
ライザは、ハロルドの間近から、胸元と腹部を切り裂く軌道で、外套の下で腕に装着していた武器を展開し振るう。
それは、普段は腕輪の様にも見えるが、展開すると鋭い刃が伸び、腕を振るう軌道の物を切り裂ける。
ハロルドを庇って飛び込んでも大丈夫なノエルが居ない限り、または斥力を発生させたり武器で防がない限り、深い傷を負うだろう*]
―救護テント―
[ひとりになって落ち着けば、気になるのは村の方。
先ほどジェイク達がポッドにいるのは見ていた。
ある程度は収束したのだろう。
しかし、ジェイクを操ったらしき能力者の姿はテントのどこにもなかった。]
まだ見つかってないのね。
[犯人と能力者は同一なのかもしれないとも考える。
そんな折のこと。]
あれ。
この子置いてったの。
[テントの隅に見覚えのある半球体がいた。
今は眠って――もとい、電源がおちているのだろうか。
おもむろに手を伸ばし、つるつるの頭を撫でてみる、と]
っわ、
[軽快な起動音をたてて半球体は目を覚ました。]
おはよう?
ええと、私、エイミー。
よろしくね?
[どうやら半球体はポルポというらしい。
握手代わりにもう一度、ポルポの頭に手を触れた。]*
どうして……ドウシテ……。
[思考が混濁し、捻じ曲げられる。
自分は強大な力を振るうことが出来るのだと、今のメロスは認識している。
それなのに、村を護るためにここへ来たハロルドに、人を護るために力を使ったハロルドに、
――自分は絶対に追い付けないのだと感じていた]
何が違う……何を間違ッタ……。
【何も間違っていない】
【お前は悪くない】
【だから壊せ。壊して手に入れろ】
[まるで煽動するような声が、頭の中で響く]
[斥力場とメロスの拳の間に投げ込まれた金属製のもの>>62。
何かまでは判じ得なかったが、それとメロスの雷撃が合わさり、激しい火花が散る>>64。
ハロルドは僅かばかり眩しげに、前髪の奥で目を窄めた]
ちぃっ……!
聞く耳持たずか!
[明らかに正気を失っている姿。
言葉も届かず、メロス自身の右手が砕けて悲惨な状態になっているにも関わらず、メロスは攻撃の手を止めない。
天に掲げた両手の上に、雷球が現れる]
いい加減に……しやがれ!!
[テントへ被害が及ばぬよう、一時斥力場でテント自体を包み込み、ハロルド自身はその外へと飛び出す。
雷球が放たれる前にライザがこちらへと近付き>>67、放たれると同時にブレードを投げつける様が視界に入る。
その隙を縫いメロスへと近付こうとした時]
── 岩山 ──
[突如、救護兼確保用の常駐テントの方からも見える岩山が、地響きを立てた。
見れば、岩山の一部が吹き飛び、崩れ、姿を変えている。
そこでは、煌めく光に溢れる様な赤い光などが乱舞する様に踊っているだろう。
そうして、そのうち救護のカプセルの方ではユウヅキが抜け出し、更には、奥の倉庫>>1:23から水のタンクがひとつ空となっている。
また、エイミーが、ジェイクを操った能力者と、連続異能暴走事件の犯人が同一犯かもしれない、とも考えていただろう。*]
/*
まぁなんだ。
バトルにおいて深い傷を負うかどうかって受ける側が決めることだと思うんだよな。
なので傷の具合は調整させてもらった。
[状況は、ハロルドがメロスと対峙し、
ライザもハロルドに味方しようと近付いているように見えた。
メロスの手に明確な脅威がある以上、
ならばこっちも加勢しようとハロルドに近付いた。
その際に斥力の展開範囲からは逃れられた形。
――状況の見立てが違うとわかったのは、
ライザが投げたブレード>>67によって電撃の球体がはじけ消えた>>71直後のこと。
ライザが腕を振るうと仕込まれていた刃が伸び、ハロルドを斬り裂いた。>>68
鮮血が宙を舞う。>>73
致命的な怪我ではないとはわかる。だが]
―――― ッ!!
[衝動的にハロルドと後退したライザの間に入り、>>76
あまつさえサバイバルナイフの一本で斬りかかろうとした。
ライザがハロルドに何かを告げているのも耳に入らない様子で*]
今でさえあんな状態だ。
繰り返していけばいずれ破滅が訪れる。
その前に止めてやれよ。
取り返しのつかないことになる前に止めて、治療を受けさせてやれ。
早い内ならまだ手を打てるかもしれん。
[暴走の末、保護された者が治療を受けていることはユウヅキから聞いている。
未だ治ったという話は聞いていないようだが、医療は進歩しゆくもの。
犯人が捕まれば治療法も判明するかも知れない。
手が無い訳ではないはずだ]
メロス! てめぇもだ!!
手に入れた力をどう使おうが勝手だというなら、その力を完全に自分のものにしてみやがれ!!
振り回されてんじゃねぇよ!!
[次いで叫んだのはメロスに向けて。
完全に精神論であり、強制発露されたものに対して無茶振りにも程があるもの。
だが、この地で力強く生きて来た者が、あの犯罪者の手で堕ちてしまうのをただ見ていることも出来なかった*]
[ハロルドがライザを説得すると前後して、ノエルが二人の間に割って入る>>79]
ノエル! 待て!!
[そう制止をかけたが、冷静さを欠いていたノエルを止めることは出来ず、サバイバルナイフがライザへと煌く>>79。
ノエルが繰り出したサバイバルナイフを往なそうとするライザと、血管を浮かび上がらせ力を膨れ上げさせるメロスの両方を見遣った]
(理論上は電気も俺の能力が作用する範囲内だが……)
(繰られている以上、制御権を得るのは難しい、か)
[僅かばかり思考している間にノエルのナイフは落とされ、彼女は不安げにこちらを見てくる>>84。
事態が好転していない以上、安心させる行動を取ることは出来なかった]
話は後か。
ノエル、お前アースになれるか?
[ライザが口にしたのは、人間アースだ。
自己再生能力を持つノエルだからこその提案。
ハロルドは、どう反応したか?]
農夫 ハロルドは、羊飼い メロス を能力(守る)の対象に選びました。
農夫 ハロルドは、羊飼い メロス を投票先に選びました。
[もしノエルがアース役を躊躇うのならば、ハロルドがその役を買って出る心算でいる。
ただその場合は直接アースになるのではなく、雷撃が放たれる瞬間に能力を駆使して電流を地面に叩き込むという、かなりタイミングや出力を合わせるのが難しいものとなってしまうのだが**]
/*
ハロルドさん普段穏やかなのに芯はめちゃ熱いの
ちょっとかっこよすぎませんか
そんなハロルドさんが我を忘れて冷静さを失うシチュちょっと見てみたいです。
[業火>>+46と、弾丸>>+40と、水の獣>>+48が
乱舞する紅い戦場。輝くエネルギー体は1人でも仕留めようとするか、それとも『境』の外へ逃げようとして縦横無尽に駆け回る。]
はははっ!流石に3人がかりはキツイか!
死んでくれるなよ!クソ野郎が!!!
[ユウヅキはそれを見て、朱い目を輝かせた。
捕まえる、捕まえる、捕まえる、捕まえる、]
『捕まえた!!!!!!』
[キィイイイィイン!!!!]
[約束通り、15分きっかり。 その空間が犯罪者のための独房としてその『意義』を変化させた。]
ゴホッ…ゴボッ…ゴフッ……
ははは、捕まえたぞ!!!
[それを見たユウヅキは、口から大量の血を吐き出した。副作用に冒されたまま、
笑ったまま、実に嬉しそうに、楽しそうに。]
[だが、次の瞬間]
[カッッッッ!!!]
なっ…?! なんだ…!!!うわっ!!!
[エネルギー体から眩しい光が放射され一帯を包み込む!
一瞬目がくらみ…目を開くと……]
……前にかかったからもうかからんと思っていたのだが
………弱ったな、犯人が三人いるぞ?
[エネルギー体の反応が三人、目にもそう映る。
どうやら、犯人のヒュプノキネシスが発動し視界を撹乱されているらしい。
……アーネストや、トレインに対して効いているかは本人達出なければわからないがユウヅキには少なくとも三人に見える。]
………空間制御は完了したはずなんだがな?
……ああそうか、範囲が広すぎて効果密度が足りなかったか
[冷静さを保っているあたり、確かに異能制限はできているようだが…流石にkm単位で空間を囲っていたために荒が出てしまったようだ]
………ならば、範囲を狭めるまでだ!!!
[朱い目が空間に命ずる。
空高くに見える『境』が徐々に狭く、小さくなっていく。
犯人のための独房が、その効果をじわりじわりと高める]
……さて、ここから……
どうやって、見分けるかな…!!!
ボクは殺してくれるなよ、エージェントども…!
[ぺろりと、舌を出して切れた唇を舐める。
アーネストや、トレインの姿に見えない彼らに、
ユウヅキはどうにか犯人だけ上手く叩けないかな、とか考えていた**]
―救護テント―
[しばらくテントの隅にしゃがみこみ、ポルポに話しかけていた。
ポルポを見ていると、実家にいた子守ロボを思い出す。
コージーという名のロボはいつも娘と一緒だった。
忙しく方々を飛び回る両親の代わりに娘に物語を聞かせ、遊び相手となっていた。]
――それでね、私がうっかり壊した花瓶の言い訳、
一緒に考えてくれたの。
でも、壊れちゃって――あれ?
[コージーはなぜ壊れてしまったのだったか。]
なんでだっけ。
[何度思い出そうとしても思い出せない。
考えているとめまいがして、段々頭が痛くなってきた。
まだ復調しきっていないのだろうか。
いや、カプセルは治療完了の表示を出していた。]
/*
ちょっと壊れるのは想定外w
トレイン、どうなってンだい!(支援工兵への責任追及 #とは)>>+57
いや、むしろ、もしかすると用意したのは博士ェ……になる可能性もありますか。
/*
バトル展開的には覚醒は有りなのですが、エイミーが、ドーム外の村に来た意味が無くならないと良いなとは案じますね。
(最初から能力持ちで参加しても良かったのではないかなー)
── 岩山>>+47 ──
[アーネストの身の周りを囲んでいた炎蛇が、六方からアーネストに集中、一瞬にして炎の球体となる。
アーネストの体が発光し、裡から炎弾が膨れ上がり放たれた。
発狂した程の速度では無い事だけが幸い。
それでも、四方八方へ渦巻き放たれる炎弾は、その隙間を縫い避けるのが困難な程。
ギムレットのエネルギー体の球体からも、相殺する様に短い波動の光波が、連続して放出され続ける。]
[そうして、15分後>>+54。
檻<Jail>は完成したか。]
へェ、これも耐えるかい。
[事前の情報通りとは言え>>+15、なかなかの耐久力だ。
それでも、炎弾やエネルギー体の薄い部分を縫って炸裂したのか、ギムレットの足元には、トレインの弾の被弾らしき負傷が見られる。]
──トレイン!
[通信機に声を張り上げる。]
聞こえてるネ?
今からフルボッコで殴るから、
アンタは例のアレを用意しときな!
[例のアレとは、マッディめいた博士の用意した首輪>>+38>>+40の事。
トレインが懇意にしているブレイン…? 恐らくブレイン的にもなれる博士の開発した品だ。]
[トレインの元を飛び立った弾丸はことごとく弾かれた。生半可な威力では貫通できそうもない。一種のバリアー的なものか。]
なるほどなるほど、そいじゃー、一工夫してみようか。
[弾かれた弾はトレインによって元の形に生成し直される。かく乱のためにほとんどの弾は弾かれては挑み、弾かれては挑んでいたが、その中で3つほどの弾丸は、上空をぐるぐると周回している。]
まーだ、まーだ、まだだぞー。
[加速しているのだ。通常の重火器は火薬の爆発で押し出された直後に最高速度に到達し、あとは空気抵抗により減速していく。だが、トレインの念動力に操られる弾丸は常時加速度を持ち続けている。トレインはターゲットの隙に狙いを定め、その時を待っていた。]
ん?んん?何か来るぞ?
[いよいよアーネストの攻撃も激化し始めたころ、>>+44の言葉を残してユウヅキが横を通り過ぎていく。]
なーんだアレ、勝手に死ぬんじゃないぞー。
[思わず集中が途切れそうになるのをなんとか保ちながら、ユウヅキの行動に注目する。仮にアーネストの邪魔をしようものなら、上空の弾丸の行き先はユウヅキへと変わるだろう。]
さって。
そこのウォータービースト。
アンタにも手伝って貰うよ♥
[蒸気が集束し、近場で水の獣が何十回か目の再顕現を行う。
アーネストがそう口にした時、ギムレットの体から眩い光>>+54が溢れた。
ヒュプノキネシス、或いはそれに属する能力の攪乱効果。
だが、アーネストは戸惑う事も躊躇する事も無かった。]
はァン?
トレイン、アタシを撃ったらおやつは抜きだよ。
[ジョークめいて一言。
口元を歪めるギムレットだが、ずっと近場で異能力対決とばかりに戦い続けて居たのだ。今更間違う訳も無い。]
墜ちろ────!!!
[空中から地面目掛けてギムレットを殴りつけた!!!
『境』が徐々に狭くなってゆく、その底辺へと目掛け、ギムレットとアーネストは墜ちてゆく。
水の獣も追いすがるならば、ギムレットの体に喰らいつく事が出来るだろう*]
へいへいっと、ただ、広範囲過ぎる大技はよしてくださいよー。
なんだか理由はわかりませんけど、村で見た白黒が死にたがっていやがりますんでね。
[耐火用の外套をしっかりと着込み、リュックからフェイスマスクを取り出し装着すると、その場にリュックを放り投げた。そして、自身も接近すべく散らばった岩を操り飛び石にしていく。]
しかしホント、色々持ってるのねぇ、君は!
[ヒュプノキネシスによる撹乱を感じたところで、珍しく声を荒げる。それぞれの存在は感覚で察知できる。確実にいくならば、念動力でターゲットから発せられている何かを振り払いたいところだが、弾丸操作と腰に携えた首輪の操作以外に集中力を向けたくはない。接近する速度を緩めることなく、アーネストのフルボッコに合わせて自身も飛び込むだろう。]
……さて、出来ればあいつ1人を捕まえたいんだ…!
………間違えたら、あいつ絶対殴りかかってくるだろ
[ユウヅキは、ギムレットの姿に見えるトレインを見やる。>>+62 こちらに来てから、ずっとこちらにも上にも目を光らせていた男。その警戒の気配は今でも完全には解けていない。
……ならば、彼はギムレットではない。
むしろギムレットより危険な地雷原かもしれない。間違えたら殺される的な意味で]
……どこか、どこかに何かあるはずだ…!
あいつと、エージェントの違いが……!
[ユウヅキは必死に視線を巡らせ続けた。
おなじ見た目、同じ気配の人間にあるはずの
絶対的な違いがあるはずだ]
―13年前―
コージー、今日は鬼ごっこしよ?
《ハイ、オ嬢様。デハ、
オ庭ニイキマショウカ》
[かけていく幼い娘の後を子守ロボのコージーが追っていく。
角を曲がろうとして、コージーは頭部を壁にぶつけてしまった。]
どしたの?
《モウシワケアリマセン。
ドウモ、バランス制御装置ニ
バグガ発生シタヨウデス》
なぁんだ、そんなの私がなおしてあげる。
早く言えばいいのに。
[幼い娘はコージーの頭部に触れ、彼の回路に意識を集中し始めた]
[娘の意識はコージーの回路に乗り、内部に侵入していく。]
悪いムシ、みーっけ。
えい、えい!
[問題の制御装置のプログラムに乗り込み、バグを退治していく。
その最中、おかしなコードを発見した。]
あれ?なんか変なのはえてる。
とっちゃえ、えい!
[コードを引っこ抜いた瞬間、ビー、ビー、とコージーの中が赤く点滅を始めた。]
なに、どしたの、コージー!
[段々点滅は早まっていき――娘の意識はコージーからはじき出された。]
[気づけばコージーは火花を散らしながらのたうち回っている。
娘が声をからして大人を呼ぶも、誰も火花を止められない。
やがてコージーの頭部ははじけ飛び、動作を停止した。
それきり、娘は能力を使えなくなった。
幼き娘の自責の念と悲しみは、能力を記憶ごと封印してしまった。]*
[………忠実なる水獣が、もう1人のギムレットに話しかけられる>>+63。 話しかけられるほどそばにいる水獣の身体がみるみる蒸発し、再顕現を繰り返していることにユウヅキは気づく。]
[気づいたのは、気配の違いでも行動の違いでもない。]
[圧倒的、熱量の差だった]
………熱がついでの光には、
熱の顕現である炎に、適うわけがないかぁ!!!
[光と、炎。
熱量の違いから彼は正解を導き出した]
ならば、手伝ってやろう!!! 炎のエージェント!!!
[ギムレット…否、アーネストが奴を地面へと殴りつけたのをしっかりと視認した。 凄まじい速度で堕ちていく2人をユウヅキの忠犬が追いかけた]
ーーー・・・償って貰う!!!
[巨大な水獣は、
無防備になった奴の右腕に食らいついた!!!
すぐに近くにいるアーネストの熱気によって即座に姿が消えてしまう水獣だったが、それでも確かに奴の右腕はしばらくは動かせないであろう噛み傷が残った]
っっっ、やれ!!!エージェント!!!*
[巨大な水獣の顎>>+71が、ガヅンと犯人の腕を噛み砕かんとばかりに合わせられる!]
オラァ!!!
[アーネストは、落下の勢いを利用し、体に纏う装備と共に全重量を犯人に掛けた! 犯人の骨が、折れるような音がする!]
[犯人の背に全体重を乗せ、犯人の左腕を、回らない方向へと捻り上げる!!!]
犯人────、
[ギムレットの首元を、飛び込んで来るトレイン>>+65に顕になるよう、頭を掴み上げた!**]
/*
全然フルボッコしていないのでは?
・・・・・・ま、まあこういうのは勢いが大事なんだよ!
間近で、燃やしてもこう……あれじゃないか。
―救護テント―
うう――色々思い出してきた。
[介抱しようと寄ってきた村人たちに礼をいい、解散してもらう。
しばらくじっとしていると、頭痛もめまいも段々とおさまってきた。]
何か――何かできるかな。
[使えそうな機械を探し、テントの中を歩き回る。
まずは岩山の方に誰がどういるのか把握しなければ。
少ししてレーダーを見つけると、そこに意識を接続し、村周辺のエネルギー体の位置を把握していく。]
座標128.168、座標24.9にそれぞれ4体を確認。
[岩山の方がエネルギー量が多い。
おそらくこれが犯人とアーネスト達なのだろう。
どちらも激しく争っているようだ。]
[犯人を無力化すればメロスを止められる可能性にかけ、岩山の方を支援することにする。
通信機器に接続をきりかえ、アーネストとトレインの通信機に侵入した。
もう一体、ユウヅキだろうエネルギー体には接続する媒介がすぐにはみつからない。]
エネルギー増幅っと――
[娘自身のエネルギーを転送し、彼らの身体能力を向上していく。]*
/*
想定以上に犯人逮捕されるのはやかったよねwwwwwwwwwwwww
もう少し介入するつもりがwwwwwwwww
あー、しんど。
へへっ、あね、じゃねーや。隊長殿、犯人確保!
任務完了でありまーす!
[フェイスマスクを乱暴に脱ぎ捨てると、むくりと起き上がり、アーネストへ向けて敬礼をする。]
そっちのは生きてるかー?
[ユウヅキが倒れているならば、傍へと赴き頬をぺちぺちと叩いただろう。]
/*
コージーはfallout4の執事ロボ、コズワースよりお名前ちょうだいしました。
いやぁかなり世界観とか参考にしてるんだけど
クリアしてないんだよね!
ラストシナリオの前でとまっちゃうやつ!
で、………どうすればいいんだ実際。
[鈍い音を立てて異なる空間からこちらへと瓦礫や、壊れた装甲版が落ちてくる。
多くは自分たちとテントとの間に、
テントを護る盾のように展開されているが、
いくつかは自分たちの前方に、隠れることもできる遮蔽物として置かれてもいる]
こうか。
[特に遮蔽物に隠れてはいない位置で、
避雷針のつもりだとでもいうのか、サバイバルナイフを天に掲げるような体勢をとってみている**]
[首輪が嵌められた瞬間、アーネストも歓喜の声をあげるか。]
確保ォ────!!!
[やり遂げた笑み。
ギムレットの両腕、両足は使い物にならない。
胴の骨もどこか折れ、満身創痍な犯人は、能力行使しようとしても脳が溶けそうな心地を受け>>+40、満足も動けもしないだろう。]
…っごほっごほっごほっ…!
げほっ…!やったか……、やったな?!
これでやってなかったら流石にお手上げだぞ!
[怒涛の攻撃、衝撃波に>>+72>>+73.
ユウヅキは気圧されかける。ビリビリと感じるそのエネルギーに、これが特殊チームなのかと嘆息する。ついでに血も出る。
『境』はとても小さくなり>>+55、もうギムレットは能力を使うこともままならないだろう]
…っ、お前本当に特殊チームだったんだな…
常識が僕より無さすぎて流石にないだろとか思ってたぞ
[首輪をはめ込んだトレインをみて>>+76、マジかよと呟く。
常識云々は、こんな性格でもユウヅキが尋問官を出来てる時点であんな人やこんな人やそんな人に『お前が言うな』と言われそうなものではあるが本人は気づいてない。]
…生きてる、やめろ。ほおをたたくな!
[気圧されてすっ転んでいたユウヅキは>>+77ぺちぺちと叩かれてそう怒鳴りつけた]
うむっ。
トレイン隊員、犯人確保ご苦労だった。
[あまり自分のノリでは無いが。
アーネストは、トレイン>>+77に対して格式張った返しを行う。それも直ぐに解け、]
んじゃ、こいつをテントにぶち込んで終わりだねェ。
お疲れ様、トレイン♥
[人差し指と中指を唇に触れさせ、投げキッスをひとつ。
それから、煙草を取り出し、口に咥える。]
アンタも吸うかい?
[トレインとユウヅキにか、煙草の箱を差し出す。
トレインが普段断っていたとしても、断られる前提で一言は言うだろう。*]
(途中で送って来たアレは、……まァいいか。)
[思考に浸るのはぶん投げる。
今はこの心地良い疲労感に浸るのみ。
振り払っても良かったが、それはそれで助力>>+75だったのだから。
その結果、ギムレットの損傷は酷くなったとしても。*]
―救護テント―
[とりわけ高位のエネルギー体が一つ、収縮していった。
他3体の動きが落ち着いていく。]
終わった――のかしら。
[ふぅ、と息をつくとどんどん力が抜けていく。
なにしろ13年ぶりの能力行使で、酷く体が疲れている。
テント外の様子を確認しようにも、レーダーを見ることもままならない。]
今どうなって――ハロ、ル……
[そのまま地面に崩れ落ち、眠り始めた。*]
農夫 ハロルドは、配達屋 ノエル を投票先に選びました。
農夫 ハロルドは、闇商人 ライザ を能力(守る)の対象に選びました。
……ライザ。
俺はメロスがまた雷撃溜め込まないようにする心算だが、構わないな?
[問いかけてライザの反応を見る。
殴ってでも止める、を実行しようとしているというのは伝わるか。
雷撃を放出して落ち着くならそれに越したことは無いが、そうではない可能性の方を強く感じている*]
ナイトラインか。
大丈夫サ。
その首輪はネ、まァ──問題もあるけど頭のイイ博士が発明した首輪(>>+40)でね。
そいつを嵌めてる限り、ろくに能力は使えない。
脳が溶けるような感覚に陥って、思考停止になるだろう。
安心してイイよ。
[ユウヅキ>>+83が断れば煙草の箱を引っ込め、アーネストは自身の煙草に火をつけると美味しそうに紫煙を吐き出した*]
/*
エイミーが無能力ではなく異能持ち(封印)なの、多分都市上層部把握してそう(だから捜索しなかったのかなー的な想像をしている)
………ゲェ、どこでお前その名前を知ったんだ…
…ボクのことはユウヅキと呼べ…父上のやり方は好きじゃない
[ナイトラインと呼ばれ>>+85ユウヅキはげんなりする。
一体どこで知られたのか。検察官の父なら特殊チーム、ひいてはアーネストを知っているかもしれないが、生憎ユウヅキは『取調室』の中しか知らなかったため、あまり心当たりはなかった]
………そうか、では解除させてもらおう
[もう安心だと聞いて、朱い目を黒に戻していく。
『境』は掻き消え、元の空気が流れ込んできた。]
……では、ボクは行かせてもらう。
……流石に、ズタボロでな。それにお前らに任せた方が確実だろう
[ユウヅキは水獣に乗る。 顔色は悪く血を吐き出すがその表情は晴れやかだ]
あとは任せたぞ。特殊チーム?
[ゆっくり、彼は救護テントのほうへ戻っていった*]
/*
投票と守護変えてみたけども、どうかなー。
ノエル落ちでもう1日やるのか、メロス落ちで終わらすのかってところな気はするけども。
ノエル+俺orライザでも終わりだが……あとはメロスとライザの動き次第かなぁ。
………………。
[ライザはハロルドを黙って見る。
黒い目に感情の漣は立たないものの、殴ってでも止めるという強い意志に、ライザも眼光は強いままではあるだろう*]
羊飼い メロスは、農夫 ハロルド を投票先に選びました。
[空間の割れ目の先の映像が見える]
[美しい鉱石の星だ。]
[白い髪が誰かと隣合って歩いている。]
[そんな映像が流れた]
[ユウヅキは、ぼんやりと]
[あれはきっと別の世界の映像なのだなと感じた]
[遠くから美しい鐘の音が聞こえてきた。]
/*
そういえば《天変地異》の使い道を全く妄想してなかった不覚ッ
かといってまあ村中ではいきなり自然現象を操れるようにはならない
/*どこか遠く彼方の世界の鉱石の星。
空間制御能力の制御に成功したために見えた『異空間映像』
ヤクシさんと初めて会った時も実はこの理論だった*/
ユウヅキ坊っちゃんもやるじゃァないか。
[訂正要求>>+86に呼びかけを変え、ニィっと笑う。
何やかんやで、特殊チームはドーム内での活動が多い。
一般人が知り難い情報やドームの人物情報のアクセスだって、裏ではしているのだろう。]
常駐テントでゆっくり休むンだよ。
こいつは、餞別サ。
[栄養補給のゼリーパックを、サイドから取り出すと、ユウヅキに放り投げた。*]
―村内―
[その頃――メロスとは他に能力付与された女が一人、村内に潜んでいた。
犯人は確保されたが、付与された能力が消える様子はない。
そして、彼女に植え付けられた悪意も。]
「今度は邪魔さセない――」
[日頃農作業のかたわら仕立てをしている女は、朗らかな性格で皆に慕われている。
だが、今その朗らかさを女の顔から見出すことはできない。
しばらく村人たちを物色し、女はにたりとわらう。]
「あナたにきィーめた」
[女は一人の男の精神に侵入し、それを乗っ取った。
男自身の口にさるぐつわをかまし、棍棒を持たせて犠牲者の元へ送り出す。]
―路地―
[再び村の一角で悲鳴があがる。
路地で先の男が棍棒振り回し暴れていた。
すでに何人か殴ったようで、男の棍棒には血がこびりついている。
逃げまどう村人、目に涙をためながら追いかける男。
それを、術者の女はとある屋根の上から見下ろし嗤っていた。]*
ー村中・裏路地ー
[ズズズと、アーネストから受け取ったゼリーパックを吸いながら>>+87、彼は道を進む。 なるべく人通りのないところを選んで]
……ハロルドやノエルには合わせる顔がないからな。
…ついでにライザも。いつ支払いにいくかな…
[要するに、罪悪感のせいでちょっとばかし会うのに躊躇ってしまっているのである。啜るゼリーは口の中で血液と混ざって絶妙に不味い。いや、体力やエネルギーが回復していくのは感じているし傷も心なしか癒えてる気がする。ただ血液との相性は最悪だなと思った]
……なんの声だ?
[不意に、だれかが暴れる声がし始める>>+89
裏手からは見えづらいと、ユウヅキは水獣に指示してヒラリと屋根の上に登った。]
ははーん、恐れいったか。
しかしまぁ、血吐くまで能力使うとか何やってんだか。
能力ってのは人生楽しくするためのものなのにねー。
[くどくどと人生論を解くが、きっとユウヅキは耳を貸さないだろう。すっかり消耗しきった姿を心配はするものの、言われなければ手を貸さないつもりだ。]
うぇー、俺ちゃんタバコ嫌い。
[差し出されたタバコ>>+81を見て苦虫を噛み潰したような顔をした。吐き出される煙に囲まれまいと腕をぶんぶんと振り回している。]
こっちはこっちで生きてるんすねー、ホント頑丈ですこと。
[捕らえられた犯人についてもぺちぺちしておく。息はあるらしい。首輪の影響か、視点が定まらないようでぼんやりと空を見上げている。]
[初めてメロスがハロルドの言葉に反応した>>112。
噛み付くような声。頬を伝う涙のような血。
その中に暴走していない時のメロスの姿を見る]
お前がそう思ってんなら、その力は壊すためにしか使われない。
けどな。
力の使い方ってのは、てめぇ自身で決められるもんなんだよ!
─── あのクソ野郎の思い通りなんざになるな。
抗え、抗って、抗って、てめぇ自身を取り戻せ!
俺達も手伝ってやる。
[垣間見えた縋るような眼差し>>113を見据え、いつでも能力を発動出来るよう準備をする。
痙攣し始めるメロスに最後の言葉が届いたかは知れない。
だがどちらであってもやるべきことは変わらない。
ハロルドは自分に引力減少の力を作用させた]
農夫 ハロルドは、羊飼い メロス を投票先に選びました。
………。話せば長くなるが。
[ハロルド呆気にとられた様子を見せた時には小さく頷いていた。>>109
気が付いたら厄介事ばかり寄ってくるようになってしまった。
金払いが良いのはいつものことではないというか今回が例外なのだが、>>106
まとめてそのことまで肯定してしまったように見えたかもしれない。
もし金が足りなくなったらおとなしくキャッシュを返してもらおうとは未だに考えている]
なら、安心だな。
[ハロルドが後を引き受けてくれるというなら]
あたしはこの場じゃあ余所者に過ぎないからね。
命を護るのに善処はするが、心を救う役目は村の住人にしかできない。そう思う。
……そうだ、できたらこれを使ってほしい。
あたしが持つより使えるかもしれないからね。
[ノエルはハロルドにサバイバルナイフを渡した。
かつてハロルドが自分に能力を使う時、
必ずと言っていいほど触れていたのを思い出してのこと。
媒介として使えるかもしれない、と]
[理性なく振るわれた拳はひらりと避けられ、女の身体は前につんのめった。]
「だから、ブサイクっていウなあぁ!」
[女はますます激昂し、表情の醜悪さが増した。]
「スラムはもゥ、関係ないのに、
もぅ、はやク、はやくあガってきなさィ!」
[どうやら元々はスラムの出らしい。
男の方は三階建ての二階まで登ってきたようだ。]
「あタしの顔に傷つけようっテのかイ!?」
[まっすぐ飛ばされた刃はなんなくシールドに弾かれた。]*
羊飼い メロスは、配達屋 ノエル を投票先に選びました。
誰かを傷つけるために能力を使って、
そんなに楽しいことか?
[ユウヅキはまっすぐ弾かれた刃を見て>>+95ふーんと言った様子だ]
さて、強度はなんとなく分かった。
……ふむ?登ってきてほしいのか?
じゃあ、お望み通りに。プリンセスモンスター?
[ユウヅキは男の方を見やる。 …その下から、水の忠犬が押し迫り]
[バグン!!!]
[そのまま丸呑みにして、上まで登ってきた。
水のお腹の中で対した傷もなく浮かべられている]
ボクはこいつは使わないとは一言も言ってないぞ?
[バシャりと、屋根の上に男を落とす。怪我はないだろうかなんて余裕綽々なのはもしかして死にかけてるからかもなーとかぼんやり考えた]
[死ぬ前にエイミーの料理が食べたいなんて考えながら刃を構えた*]
「たぁのシィよぉ?
悲鳴は最高のBGMジャぁない?」
[けらけら笑っていたが、屋根へ飛びあがってきた水獣を見れば一度青ざめた後、憤怒の表情を浮かべた。]
「キィエエエエエエ!
よくも!あタしの!お人形ちゃんヲ!」
[男に怪我はないが、恐怖のあまり意識を失っている。
どういうわけか、男を再び立ち上がらせることはできないようだ。
叫びながらシールドを構え、再びユウヅキに飛びかかっていく。
理性なく、元々戦闘の心得もない女だ。
まっすぐ飛び込むしか能がないようだ。]*
配達屋 ノエルは、羊飼い メロス を投票先に選びました。
/*
ノエル「でも実際どれくらい考えてるんだ」
・∀・「まず捨てられる。それで人さらいにさらわれるんだけどそこを養い親に救われる。ノエル以外だいぶ死んでたが」
・∀・「8年前の暴動があるまでは平穏」
・∀・「で、配達屋はじめたのが5、6年前想定だからその間ずっとこんなんよ」
―救護テント―
[どの程度寝ていたのか、娘はベッドの上で身体を起こした。
誰かが運んでくれたらしい。
再びレーダーの方に駆けより、状況を把握する。
テントのそばのエネルギー体は入り乱れており、よくわからない。
村の中ではユウヅキだろうエネルギー体と何かがやりあっているようだ。
二度目の接続では精度があがり、人二人のそばに犬のような形が見える。]
あそこには確か――ラジオがあるはず。
[通信機から電波を飛ばし、ラジオに接続した。
すると、現場がより鮮明に視えるようになった。]
ユウヅキ!
[見れば、ユウヅキは満身創痍であった。]
ちゃんと戻ってきてもらわなきゃ、ね。
[そういう娘自身も料理の準備は進んでいないのだが。
ラジオのスイッチを入れ、そこに自身のエネルギーを乗せる。
相対する女にも届いてしまうのが問題ではあるが、ユウヅキを回復するのが先決だ。]*
えー、ナニコレ、カプセルがバチバチしてる。
[戦いを終えてテントへと戻れば、自慢の治療用カプセルがショートを続けていた。もともと自力発電のため、放っておけば延々と火花を散らし、ともすれば火災の恐れもある。]
漏電なんて絶対ない設計にできたと思ってたんだけどなー。
ましてや、ちゃんと出る前にバラしてメンテまでしたっていうのに。
[不思議に思いながら能力を発動する。留め具がみるみる内に抜け落ち、部品がバラバラに宙に舞う。]
うーん、わからん。ハッキング?どこにも接続されてないのに?
[バラバラにしてはみたものの、結局原因は不明だった。いや、原因自体はOSの不具合によるオーバーヒートなのだが、なぜそのような動作をしたかが特定できないのであった。]
/*
もう1日続けるか続けないか、かね。
ノエル落ち&継続させて俺vsライザorメロス?
ノエルは再生終われば岩山の方に加勢にいけるだろうしな。
……!
[ドクリ、ドクリと突然鼓動が跳ね上がる。
ゴポリ、と口の奥に溜まっていた悪い血が吐き出される]
………これは?
[……身体が、回復している。エネルギーが少しずつ戻ってきている。
ユウヅキはよもやエイミーがエネルギーを送ってきているとは>>+100知らずキョトンとする。
どこかからエネルギーが流れてくるのは感じるが、電波に乗せられると少々特定が難しくなる]
……どうやら、寿命が伸びたようだな
…どこの誰が気まぐれ起こしたかはしらんが…
…ボクは、まだ、死ぬわけにはいかないようだ!
[血の刃を展開する。最初の15枚がダメなら、20枚、
それでもダメなら40枚! 元となるものはいくらでもあるのだから!!! ユウヅキは女を止めるために、その手足を狙い続ける!*]
農夫 ハロルドは、配達屋 ノエル を投票先に選びました。
―裏路地―
[意外と話の分かる奴だとばかり、女は口を歪ませた。
攻撃をかわされ、再びつんのめる。
起き上がった時には15枚の刃が女を狙っていた。
にんまり笑い、女はシールドを全身を守るよう広げた。
シールドの中央に当たった刃は弾かれたが、外側は貫通し刃が女の手足につきたった。]
「いっタ、い、
あぁ、痛い――みんな、もっと、痛い」
[片膝をつく女の表情が醜悪な笑みから嘆きに変わる。
ラジオの電波で傷はどんどんふさがっていくが、すぐに立ち上がる様子はないようだ。]
「ダメだ、ダメ。悪い子はお人形になァれ」
[ユウヅキが次の攻撃に移ろうとした頃、女は再び笑みを浮かべて立ち上がり、ユウヅキを乗っ取ろうと試みる。乗っ取りはシールドと同時には扱えないようで、無防備に。
それと同時にラジオの電波が止まった。]*
[どれくらい時間がたった頃か。
ふっ、と、空間を荒れ狂わせていた電撃が収まった。
メロスの身体から力が抜けても、
ノエルに彼を支える力はもはやない。
共に――折り重なるように、であるかも定かでなく――地面に倒れこもうとしていた*]
/*
この流れを見て、メロスとのエピソードを1つくらい盛っておくんだったと思ってしまう。
村に来た当初のことを書くのサボったのが徒に…!(
[大きな銃声が、高らかに鳴り響いた。
それはユウヅキがライザから…借りたもの。>>0:196 >>1:171。
そして撃ち抜いた先は、自身の右手だった]
…悪いが、誰かの人形になるのはもう飽きた
[痛みに集中することで、外部からの侵入を拒絶した]
……誰かの命令を聞き続けて、バカになるのはもう飽きた
[血の刃達は、主の呟きを無視して一斉に女に降り注ぐ]
……致命傷は避けてやる。安心しろ。
『ナイトライン尋問官』は、悲鳴のBGMが大好きなんだ
人間を殺さず傷つける場所なんて、たくさん知ってるさ
[それら全てを、無防備な女によけられるものであろうか*]
[右足は地面を、左足は膝を曲げ、後方に向いた足の裏に発生させて斥力場を踏みつける。
引力軽減をかけた身体は滑るように前方へと進み、駆けるよりも早くメロス達の下へと達し。
身体への引力軽減を解除し、ランディングするように地面を滑りながら、倒れ切る前にメロスとノエルを支えようとした。
左腕は負傷しているためノエルを胸で、メロスへは右腕を伸ばしたが間に合ったかどうか]
────……ノエル……
[すまない、と小さく紡ぐ。
メロスはどうしていたか、確かめるように視線を向けた*]
―裏路地―
[自分で自分を撃ち抜くユウヅキに、女は目を丸くした。]
「……あは、オマエ、勿体なイ!
せっかく私ノお人形ニなれるのに!」
[ぶつぶつと何かつぶやいているユウヅキをよそに、血の刃は降り注ぐ。
慌ててシールドを再展開し始めたが、到底間に合わず]
「ィャァァァアアアアア!」
[たまぎる悲鳴をあげ、女はユウヅキの前に伏した。]*
最初は、護るため、には、こうするしかなかった、
今だって変わんないさ。
―――……だが悔やんでなどいない。最初に護りたいって思ったことは。
[声がする。それは己の心の声]
農夫 ハロルドは、配達屋 ノエル を能力(守る)の対象に選びました。
[1]
[2]
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[10]
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