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── 村中>>71 ──
ふゥン。
お嬢ちゃん、多少は知っているようだネ♥
[少女の瞳の中、揺らめく赤を一瞥、ニィと笑みを浮かべる。]
その台詞ねェ、聞くからに捕まえてやるという言葉に聞こえるのは、アタシの勘違いかい?
ここの生活を守りたいかい?
それとも、謝礼を得てドームに行きたいのかい?
[野心があるのであれば、その野心を覗き込もうとするように少女の顔へ顔を突き出すように近づける。
野心、欲望。アーネストにとっては、それらは肯定すべき感情だ。]
── 村中>>71 ──
ふゥン。
お嬢ちゃん、多少は知っているようだネ♥
[少女の瞳の中、揺らめく赤を一瞥、ニィと笑みを浮かべる。]
その台詞ねェ、聞くからに捕まえてやるという言葉に聞こえるのは、アタシの勘違いかい?
ここの平穏を守りたいかい?
それとも、謝礼を得てドームに行きたいのかい?
[野心があるのであれば、その野心を覗き込もうとするように少女の顔へ顔を突き出すように近づける。
野心、欲望。アーネストにとっては、それらは肯定すべき感情だ。]
[近付く先で水が対峙している者を持ち上げ、水の中へと取り込んでいく。
呼吸は問題はないようであるため、慌てて駆け寄るようなことはなかった。
問いを投げてくる相手>>87はハロルドのことも警戒しているよう。
ユウヅキと名乗る人物を見、水球に囚われている人物を見た後にユウヅキへと視線を戻した]
……村の者だ、ハロルドと言う。
彼のことは知らない、が。
………貴方は、特殊チームの者か?
[前髪の奥からユウヅキを観察するように見遣る。
捕まえに来た、と言うからには例の犯罪者を捕まえに来たのだろう、と。
ユウヅキの素性を確認するべく問うた*]
[警戒と不安を強めている所に、トレインと名乗る男>>64のからかい混じりの声が飛んだ。
マガジンを抜いていたら自分も撃てないのではないか、内心疑問に思うがそこには触れず]
お前らにとっちゃジョークでも、おれらには笑えないことだって多いんだよ。
[実際、彼が戯れに持ち出した銃だって、村人からすれば喉から手が出るほど欲しいものではあるのだ]
ま、おれらがどう思おうが、お前らには関係ないのかもしれねぇけどな。
[例えば自分たちの怒りでさえ、彼らにとっては取るに足らないものなのだろう。
意に介さぬ様子でこちらの名を反芻する相手に、小さく溜息をついた]
[突然トレインの背がそっくり返ったのはその直後のことだった>>68。
通信機に向け話し掛けている所を見ると、何らかの手段で遠隔通信が飛ばされてきたのか。
姉御、という単語からはアーネストが連想された]
――ああ、一応は頼りにしておくよ。
[最後に飛ばされた自虐ネタは、どう反応していいものかわからない。
それでも異能者である以上、自分よりはずっと戦力にはなるのだろうと、複雑な顔になるのだった]
[トレインがその場を去った後、ライザともいずれ必要になれば情報や物資のやり取りをすることを約束して、一時別れることにした。
今は、より多くの村人たちに犯罪医師の存在を周知しなくてはならなかったからだ]
[村の中が俄かに騒がしくなっているのを感じる。
これ以上厄介事が増えないことを祈りながら、村の中へ向かった*]
── 村中 ──
[資料の紙の一方を持ったまま、少女に差し出す。
答え方によっては、少女に渡さず手元に戻す事も出来ると言うように。]
医療行為に使われていたのは、心的外傷や過去の症例なり負傷等の原因究明が行い得る── つまり、マインド系能力は少なくとも持っているようだネ。
他はこの紙に書いてる通り。
まァ、隠してる能力が無いとは言い切れないけどね。
[マインド系と言っても、様々な物はあるだろう。
例えば、テレパシーや。例えば、精神エネルギーを使う攻撃能力のサイブレード。例えば、精神や記憶操作やサイコメトリーと言った能力も、大本にはマインド系能力からの派生として重なる部分はあるだろう。*]
ふむ、ハロルドというのか。どうぞよろしく頼む。
邪魔してしまって悪かったな。こいつを連れていけばすぐに水も返すさ。
[ユウヅキはハロルドの自己紹介に頷いた。>>89
表情は顔が髪の毛で半分隠れているせいで読み取れないが、それでも村の人間だと言われると服装といいなんといい納得せざるを得なかった。]
…特殊チーム?
いやボクは一人だ。一人で、こいつを捕まえに来た。
それがどうかしたのか?
[『少女』が被害に遭う前に実際に見たという、特殊チームのドンパチぶりを『少女』から聞いていた彼は>>64、それを否定した。スラム街を探し回っていた特殊チームがよもやこれ程はやくドームの外にまで調査に来ていたとは思いついていない。
たった1人で、なんの後ろ盾も無くやって来た彼の言葉足らずな説明は、聞く人によってはとても怪しく聞こえたことだろう。*]
マインド系……
誰かが洗脳されちゃうって事もあるんですね。
[娘の母はそういった能力の持ち主だった。]
見せていただいても?
[紙に手を出したが、はたして。]*
── 村中 ──
ハハッ!
威勢がイイね。
そういうのは嫌いじゃない。
少なくとも、負け犬の顔した奴らよりはネ。
[結構な間が開く間、煙草だけが短くなっていっただろう。]
…………。
[顔をあげられれば>>95、アッハハハとまた笑い、アーネストも顔をあげた。]
…………名門ラドフォード
[呟き、]
であれば、そんな能力者がいたねェ。
[洗脳という言葉に触発されてか、そんな言葉を口にする。]
さァ。
どんな能力かは、これを見れば分かる。
あと、悪くない態度だったから、ひとつアドバイスだよ。
見せて頂くだなんて、良い子ちゃんぶるンじゃない。
見たいなら、 “どうしても手にしたいものがあるなら”、
奪いな。
[アーネストは少女に紙を差し出したまま、それ以上差し出そうとはしない。*]
[よろしく、との言葉>>94には、「あぁ」と短く返事をして。
問いへの回答を聞くと、前髪の奥で軽く目を細めた]
単独…?
……あぁ、賞金稼ぎの類か。
いや、この村に犯罪者が逃げ込んだと言って特殊チームの人が来たらしくてな。
捕まえに来た、と言うならそうなのかと思ったものだから。
彼がそうだと言うなら、これで事件は解決か?
なら早々に出て行って欲しい。
この村をこれ以上騒がせたくない。
[ユウヅキの言い分が事実ならあちらも長居する理由は無いだろう。
追い出すような言い方になったのは、村を護りたいが故。
ただ、捕まった当人>>98が騒ぐことなく余裕綽々なことが気になりはした]
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