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― 村の中・ガラクタ置き場 ―
[村の中には使い道のよくわからない物、あるいは廃棄物がそこかしこに積み上げられている。
それらは共有財産で、必要な物があれば勝手に取っていってもお咎めなしという決まりになていた]
[羊飼いが異変に気付いたのは、そうしたガラクタが詰まれた一角であった]
"ううっ……"
[呻き声が聞こえる。
慌てて駆け寄れば、ガラクタの山に身をもたせ掛けるように倒れている、村の住人の姿があった]
なっ……!
おい、一体どうした!!
[声を掛けつつも、脳裏には村に逃げ込んだという犯罪者の存在が浮かぶ]
"わ、わからねぇ……。気付いたらこうなってて、思い出そうとすると頭が痛むんだ……"
[村人の証言に、内心で舌打ちする。
異能者の中には、記憶や精神を操る人間がいると聞く。
彼もそうした能力を受け、記憶を混濁させられているのかもしれなかった]
多分、村に逃げ込んだ犯罪者にやられたんだ。
……とりあえず、助けを呼ぼう。
そいつを追ってる異能者チームが、救護テントを作ってる。
[村人は致命傷という訳ではないが、頭部から出血しており動かすことは躊躇われた。
異能者の手が借りられるならそれでよし、村人の手でどうにかするにしても、他に人手が欲しい状況ではあった]
おおい、誰か!!
[人を呼ぶため声を張り上げる]
[その時、近くのガラクタの山が、不自然に崩れた――気がした]
"わ、わからねぇ……。気付いたらこうなってて、思い出そうとすると頭が痛むんだ……"
[村人の証言に、内心で舌打ちする。
異能者の中には、記憶や精神を操る人間がいると聞く。
彼もそうした能力を受け、記憶を混濁させられているのかもしれなかった]
多分、村に逃げ込んだ犯罪者にやられたんだ。
……とりあえず、助けを呼ぼう。
そいつを追ってる異能者チームが、救護テントを作ってる。
[村人は致命傷という訳ではないが、頭部から出血しており動かすことは躊躇われた。
異能者の手が借りられるならそれでよし、村人の手でどうにかするにしても、他に人手が欲しい状況ではあった]
おおい、誰か!!
[人を呼ぶため声を張り上げる]
[その時、近くのガラクタの山が、不自然に崩れた――気がした*]
[ライザが店を開くのは、村の中央付近だ。
既に顔見知りともなっている住人達に、挨拶と情報収集を行いながら、店を開く事を伝える]
大変な状況のようだな。
[ライザの近くの空間が歪み、荷物が出て来た。
何時もの様に台を広げ、布を広げ、運んできた物を並べる。
店先に並んでいない物などは、ライザに直接尋ねる事で有るか無いか確認が出来る]
そこの武器は、先日破棄されたり、払い下げられたものだ。
狩りに良いと思い持って来た。
[店先の端に置かれているのは、先のスラム街の暴動などで、出た物だ*]
── 村中 ──
マインド系の能力の中にはネ。
色々ある。
[少女がアーネストの顔を見れば、笑みを浮かべているのが見える。
少女が紙に手を伸ばし、引ったくる様にか、それとも抜き取る様にか手に入れたならば、その笑みは深くなった。]
人生はさァ。
そいつが諦められないなら、そうやって、
奪って、掴んで手に入れるのサ。
いきな。
[最後にそう告げる。*]
[捕まえた相手のことを胡散臭いと言うユウヅキ>>108には大いに同意出来る。
が、決め付けるのは早計ともハロルドは思う]
ユウヅキも少し落ち着くと良い。
不意打ちの犯人は確かに彼なのかもしれないが…。
そもそも貴方が探していると言うのは本当に彼なのか?
貴方がこの村に来た理由をまだ聞いていなかったな。
もしドームから逃げた犯罪者を貴方も追っているというのなら、彼はその可能性が低いように思う。
逃げようという気概がないだろう?
例の犯罪者なのであれば、もっと足掻くのではないかな。
[推測の域でしか無い、これも一種の思い込みかも知れないが、ハロルドは感じたことをユウヅキへと伝えてみた*]
/*
>>98
wwwwwww
どうやら、アタシの仕事はド外道っぽいらしい。いやー、アタシも汚い事もしてるかなって思ってたけれどネw
── エイミーとの会話終了後 ──
(しっかしまァ。)
[先程の、トレイン>>68からの返答を思い出す。]
(しょぼくれた声だったねェ。
ついでに、人参でも目の前にぶら下げてやるかい。)
[耳元を覆う通信機の送信をオンにし、通信を行う。]
トレイン。
アンタが“ちゃんと仕事をする”なら、
ドームに帰った後に、アタシのバイクを弄らせてやってもいいよ。
勿論、今の速さよりも速く出来るなら──だ。
[何時もより若干優しい声で囁き、最後に形の良い唇でリップ音を響かせ、通信は終了するか。*]
…………?
[向こうの方角から、誰かと呼ぶ声がしたように思う。
物々交換などで、生活必需品は買いに来た住人が途切れた頃だった]
男の声のように聞こえたが……
[距離があれば、誰の声かも判別し難い。
ライザは、幾許かの逡巡後、一度商品を収納し、不在札を置くと立ち上がる。]
…………?
[向こうの方角から、誰かと呼ぶ声がしたように思う。
物々交換などで、生活必需品は買いに来た住人が途切れた頃だった]
男の声のように聞こえたが。
[距離があれば、誰の声かも判別し難い。
ライザは、幾許かの逡巡後、一度商品を収納し、不在札を置くと立ち上がる。]
─ 回想 ─
[ネオン渦巻くドームはハロルドにとって居づらい場所だった。
前髪の奥に隠れた色素の薄い瞳。
白に近い、銀色のような瞳は異能力者である証でもあり、光に弱い性質を持っている。
光に弱い瞳に煌びやかなネオンは眩しすぎた]
[それでも、ドーム内で仕事をし始めて、少しは慣れ始めた頃。
簡単な荷運びの仕事で、ドームの外から出稼ぎに来たと言う男性と一緒になった。
ドームの外、と言うのが不思議に思えて、ハロルドはその男性と何度か行動を共にして話を聞いた]
[ドームの外にある村での生活は過酷であり、決して魅力的と思えるものではなかった。
それでも彼はドームに住むよりはマシだという。
彼は無能力者だった。
彼は、彼らは、ドームの外に平穏を求めたらしい。
生きる場所を選ぶという行動には少し、惹かれた]
[ある日、仕事場の近くで暴動が起きた。
犯罪者らを取り押さえるべく異能者集団が入り乱れ、辺り一帯はパニック状態に陥った。
ハロルドは例の男性と共に避難しようとしたのだが]
──────── !!
[誰かの能力だったのか、それとも鎮圧用の道具だったのか。
煌いた閃光が、光に弱いハロルドの瞳へと襲い掛かり、動きを止めて]
[──── 気付いた時には、男性がハロルドに覆い被さるようにしていた。
身体を、真っ赤に染めて]
なん、で
[彼が自分を庇ったのだと悟り、泣きそうな声で問うた。
それに対し男性は力なく笑うだけで、ただ一言]
「……村 、 たの、む」
[それだけを残して、彼は息を引き取った]
[途切れ途切れの言葉の間に他の言葉が入っていたのかもしれないが、ハロルドには村の平穏を託されたように思えて]
[それから数日後。
ハロルドは、男性の遺品を届ける、とドームを出て。
それきりドームへは戻らなかった**]
…お前の質問には答えていなかったな。
ボクがここに来た理由は…スラム街での『連続異能暴走事件の真犯人』を捕らえることだ。
[そしてユウヅキ自身もハロルドの質問に答えた。]
ボクの…知り合いの…なんだ、少女がその被害にあった。元々無能力だった彼女は…『センセー』と彼女が呼び慕う人物の手によって半強制的に能力に開花させられ…彼女は暴走した!現在は『重要参考人』として特殊チーム縁の緊急病院に連れていかれ治療を受けているとは聞いているが、治ったという話も聞かない。
僕に生きる意味を教えてくれた奴に…これほどの仕打ちをした奴を、僕は許さない!特殊チームのカツヤクなど待ってられるか!
…そういうわけで、ドームの外に奴がいると聞いて飛び出してきたというわけだ
[犯人の特徴など、全く知らない。事件の犯人が誰かなど皆目見当もつかない。それでもはやく捕まえ、裁かねばという思いだけは本気であった。その拳に思わず力が入る*]
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