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/*ディアさんは紺碧さん、アルマさんはふーぎさんぽいと思うんだけどどうでしょう。
ムービー・モモさんはなんとなくリベさんっぽいような……?
あとセイバリーはなんとなくチヨスさんの男子キャラっぽい気がする*/
探索者 ミスティ がやってきたよ。
探索者 ミスティは、おまかせ になれるよういのったよ。
―某エレベーター・早朝―
[旧式のエレベーターはのんびりとした速度で数字を刻んでいた。世間的にはこの移動手段自体も古いものとしての認識が強いかもしれない。
行き先はタヨーナの仕事場に出れる通路。要するに通勤中。同乗者はいない。扉と向き合うように壁にもたれ腕を組みうつむいていた。]
(乾ききらないな。)
[眠りが浅くなるといつもどおりの夢を見る。すっーと通った鼻筋を横切るような火傷跡。それが引かれる瞬間、遅れた消火活動、火災事故の起きたあの日の夢を。
寝起きは最高に悪かった。この移動中も目を閉じていたかった。
それほどに眠気が覚めなかったせいでもあるが、うたたねが目的ではない。
本当に見たかった夢を見たいのだ。
生き生きと育つ植物とそれを喜ぶ自分。
――それは実現しなかった。
まぶたの裏に暗闇が戻り、腰にエレベーターの無機質な壁の感触だけが残った。]
(いつまでもそうやっているから。)
……私は私でいられる。
[扉が開き、光が差し込む。もうすぐ仕事の時間だ。**]
/*想い重い〜激重黒髪奴だからほぼもち確ですね!おめでと〜!
それにしても他の人のSFを守るように自分のSF(すごいせちがらい・ふぃくしょん)書くの難しい〜!*/
【どこかの通信室】
お問合わせは、宇宙ナンバー1105-150まで──
[──プツ。ソコラを投影していたその画面が閉じられる]
んーーー。
[ひとつ大きく伸びをした。]
[彼女が伸びをしたその場所は、勤める会社の1室。彼女の他にも通信で応対をしている。何かの一覧を表示して答えるもの、何か手違いが合ったのか慌てた声をあげる者、どこかのコロニーの映像を見ている者。]
[彼らの仕事は多岐に渡る、既存の星やコロニーの調査、先程リブラが行っていたようなPRから、問い合わせの対応まで。取り敢えず人手は足りない]
えーっと…次はどこだっけ…。『アノ・ヘーン』か…でもその前にちょっと休憩…[ピピー。ピピー]
…──ですよねー。
[席を立とうとした彼女を止めたのは、一本の通信コール]
──はい、イイトコ・イコー。──支部です。
[そして業務時間は過ぎていく**]
村の設定が変更されました。
>>探索者 ミスティ
大変お待たせして申し訳ありません。
繋<つなたま>→ねこっぷ、魂宝石箱→ようちえんせんきかりんかに変更しました。
23:30までねこっぷ、ようちえんせんきかりんかはこのままです。
―タヨーナ、空と大地の境界壁付近/明け方―
R1T-TYR4M、こちらはR1T-K2RYV。どうぞ。……
R1T-TYR4M。こちらはR1T-K2RYV……どうぞ。……
[大地と空の鏡の境界には、素っ気ない金属壁がむき出しになっている。その壁に沿ってゆったりと上下に泳ぎながら、彼女はコールサインを繰り返していた。
胸元の小さな通信端末はチカチカと点滅しているのに、了解の声は届かない。それもそのはず、彼女も、そしてその通信端末すら、この世のものではないのだから。
そんなことに気づいているのかいないのか、彼女は空を蹴り上げて宙へと座る。そんな仕草も、ふっくらと膨らまされた頬も、彼女が半透明でさえなければ、まるでただの無重力レクリエーションに見えたかもしれない。だが彼女は間違いなく半透明で、彼女の蹴り上げたつま先はなんの風も起こさない。]
「おぅい、返事はあったかい?」
[彼女の下で、朝まだ明けぬ頃から外壁補修に集まった工事人たちが声をあげた。
彼女はぺったりと耳を伏せて、尻尾も力なく垂らしてかぶりを振る。
見つめていた通信端末の点滅から視線を外し、男たちのもとへとゆっくりと降下を始めた。揃えられたつま先は大地に触れず、男たちと視線の高さを合わせて彼女は宙に佇む。]
だめですね。
不要な通信をしてはならない。…と、いうことかもしれませんが、お返事頂けませんでした。
「そりゃあ残念だったな。――ところで、」
[腕時計を確認した男は、そう口火を切った。
外壁の補修箇所の確認。頼まれていたことを思い出して、彼女は名残惜しそうに通信端末から指を離した。その指でスッと外壁を指さして、]
D8X-851-78-58パネルですが、あのままでは腐食がひどくなると思われます。
空気循環口の位置を、調整した方が良いと推測します。
それからD7C-368-17-7わん、わうわ……わふ。…クゥ……
[説明の途中、ゆっくりとあたりは明るくなり――人語を話せなくなった彼女は、ばつが悪そうに尻尾を丸める。
またかよ、と男たちは呆れたように彼女を見上げた。]
[彼らと亡霊を、朝の光が包み始めている。
かつて喉につけられていた、翻訳機のスイッチが切られる時間だ――そんなものもまた、亡霊なのだ。
彼女が生きていた時の設定をただただ、繰り返すだけの。]
[彼女が生きていた時、ここはただ無音の世界だった。コロニーなんて存在せず、窓の向こう、星々が遠くに光るだけの暗闇だった。
彼女は死んだのち、このコロニーの風景に紛れた。
それでも、こんな風景が今の彼女の日常だ。
少し役に立って、立たなくて、ただ佇んでいる。
亡霊でありながら人々に混じって、彼女は存在している。**]
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