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[どすり!と男性の側に看板を立てれば…。
きゅきゅ、と音を立て看板に文字を書いていく。]
「只今、職務執行中!」…っと。
[仕事中なら誰も変態だと思わないだろうという判断。
悪気は全くないし、せめてもの訴えになればと。
気を利かせたつもりだが。
パンツにまみれた男の側にそんな看板があっても
他者がみれば「パンツにまみれることが仕事なのか」と
勘違いされるかもしれない、という考えまでには及ばず。]
…よし!
[やりきった感の溢れる素敵な笑顔。]
墓守 カーラ がきたらしいよ(5人目……だったかなあ?)。
墓守 カーラ は 叫迷狂人 になれるよう、天に祈った。
あら、帽子を被った良い大人がふるちんでかぼちゃパンツまみれになって寝てるのね。ふるちんなのは良い事よ。
私の父上もよく「精神的にふるちんであれ」って言ってたもの。母上は怒ってたけど、それはそれよね。ちなみに母上と父上は二年前に離婚したわ。
なになに、ただいま職務執行中。
職務っていうより、刑執行中って感じね。テレビ番組の罰ゲームか何かかしら、それともこういう仕事が本当にあるのかしら。良く分からないから、パンツで焚き火でもしようかしら。最近暑いわねえ。
[小さな冊子を開き見ながらぶつぶつと]
…これならこの値段で済むんだ…
じゃあ……えっと…
[辺りを全く窺う事無く、またもとの場所へと。]
[ぶつぶつと歩き、通りかかるのは。
先ほど、自身が立てた看板の所だったようで。
そうっと冊子から視線を外せば看板と。
地面に未だパンツまみれで横たわる男性を一瞥する。]
――…。
[ただ、無言のまま。]
うわぁぁぁっ?!
[だだだ、と数歩逃げるように身体を移動させれば。
くるりと相手の方へ振り向いて]
いつから、そこに?
[おそるおそる問いかける。
手にはマッチを持っているようだ。]
…?
[それをぼうっと見つめ。]
そ、そうですか…
今、ですか…
[暑いから焚き火?…と内心首をかしげつつ。]
えっと、私はルッカです。
貴方は?
[とりあえず相手の素性をつかもうと。]
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