人狼物語(瓜科国)


1776 【R18】金鉱の村【人狼BBSRP村】


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青年 ヨアヒム

 ……、……ッ、

[その言葉>>146が契機に、ナイフを握る右手に力を籠めた。
 “人である必要なんてない”――ああ、最早人狼となるのに、一刻の猶予もないのだと、そう思い込んだが故に。
 凶器どころかクルーク一つ持たないカタリーネが距離を縮めた時、自らもまた一歩前に出て、下から大きく振り上げる]

 う、っ! …… …………

[それはこちらへ伸びていた腕だったか、それとも別の箇所だったか。分からずとも、噴き出した鮮血が顔にかかれば、彼女に傷を負わせたことだけは分かる。
 深いか、浅いか。分からない、なにも、わからないけれど。
 未だ彼女が動くのなら、ふらりと尚も近付いて]

 ……終わらせないと、

[唯一この目で見た“殺し方”を真似るように、彼女の首を掻き切らんと。
 逃げるか暴れるようなら体を押さえつけてでもして、ナイフを振り上げた]

( 147 ) 2017/05/02(火) 04:15:42

司書 クララ

[前触れのない死がこわい。
鉱山の暗がりや獣の爪牙は恐ろしいけれど
人を殺したとしても 殺されたとしても
たぶん、その方がずっと良かった]

 え――。これ、は。

[ニコラス、シモンに指摘されたことに対する反応が一拍遅れたのは、心身の疲労が大きかった。

ヨアヒムの証言に続けて口を開こうとしたその時だ。
真紅の赤ずきんが現れたのは]

( 148 ) 2017/05/02(火) 04:16:19

羊飼い カタリーネ

[体を傷つけられ、鮮血が吹き出しても動揺する事はなかった。
最期のその時まで、何かに焦がれるように。]

 もう、充分さ。
 人である私に、抗うのは。
 愛してる。
 私の・・・・・・大切な・・・・・・を・・・・・・・・・・・・。

[振り下ろされるナイフ。
運命は赤色に染まり、そして再びその瞳が光を宿す事はなかった。]

( 149 ) 2017/05/02(火) 04:27:53

司書 クララ

[まだ鮮やかな赤は何の――誰のものなのか。
戦慄しながら立ち上がれば、シモンがいち早く杖を振り上げる。

投げ出され、それでも止まらないカタリーネ。
とても尋常には見えない狂喜に、発しようとしていた身を守る言葉も猜疑も吹き飛んでゆく。

ただ分かるのは、最早
彼女は狼に喰われる赤ずきんでも
活発な羊飼いでもないということ。

迫り来る彼女をどうにかしなければならないということ――]

( 150 ) 2017/05/02(火) 04:40:58

羊飼い カタリーネ

―― 明くる朝 ――

[東の村に太い遠吠えがこだました。]

 『大変だ、オオカミが来たぞ』

[あわてふためく村人達。
その時、あるものを目に入れた村人がいた。]

 『あれはもしかして、リネの飼っていた?』

オオカミの群れの真ん中に佇んでいたのは、カタリーネの飼っていた立耳の牧羊犬。]

( 151 ) 2017/05/02(火) 04:45:05

羊飼い カタリーネ

[ところで知っているだろうか。
牧羊犬ってのは犬種にも大方相場が決まっている。
それはどれも耳の先端が折れ曲がっていて、ぴんと立てた耳なんてなかなかお目に掛かる事はできない。

そしてこの耳は、誇りあるオオカミの血の証。

群れを引き連れ先頭に立つその姿は、この群れの長である自身を誇示するようだった。]

( 152 ) 2017/05/02(火) 04:45:18

司書 クララ

 っ……!

 あなたの探しものは、此処にはいないでしょう…!

[カタリーネが求めるものを、単純に衝撃的な喪い方をした友・エルナ>>96だと思って発した言葉。彼女のこれまで、真意に思いを馳せようもなく。

苦し紛れに投げたティーカップは足止めにもならない。殺すか殺されるかが決まったら得ればいい、と思っていたせいで、ろくな武器も持っていなかった――エルナの時と、同じ過ち]

 ヨアヒムさんっ……!

[飛びかかる彼女に向けて振り下ろされるナイフ。

目前で繰り広げられる光景に、視界がちかちか瞬いた]

( 153 ) 2017/05/02(火) 04:45:20

羊飼い カタリーネ

[狼犬が銜えていた羊皮の文字を読んだ村人はあっと息を呑む。
"人狼が現れた。"
殴り書きのような乱雑な文字は、事態の切迫性を物語るかのようだった。

彼は獣にしか通る事の叶わぬ悪路を仲間>>2:218と共にひた走り、大切な手紙を東へと届けきったのだった。

やがて村人へ向けて1つあおんと鳴き、そのままオオカミの群れと共に森へと消えていった。]

( 154 ) 2017/05/02(火) 04:45:25

羊飼い カタリーネ

[雨は小降りになりつつあったが、道が元の状態に戻るには時間がかかる。

しかし村人達も手を決してこまねいていた訳ではない。
と言いたいところだが、こまねく他無かった。
大自然の脅威を前にして、人はあまりにも無力だった。

やがて、西の村人が新たに事態を察知するのはいつになるか。
救援が動き出すまで、まだ今暫く。**]

( 155 ) 2017/05/02(火) 04:48:54

羊飼い カタリーネ、メモを貼った。 メモ

( A54 ) 2017/05/02(火) 04:51:11

【独】 司書 クララ

カタリーネさんがババーンってなってるとこに挟まってしまった。どうせ遅れるなら後から書けばよかったな。

やっぱり人狼騒動のカタリナ、とても好きです…

( -102 ) 2017/05/02(火) 04:52:17

青年 ヨアヒム

[何かの血で染まる体を、自らの血で更に赤く彩りながらも。
 彼女は取り乱しもせず、……逃げもせず]

 …………カタリーネ、

[ふつりと沸いた違和感は、見ない振りをした。
 血を浴びようとも、二つの眼は立派にその姿を見てたというのに。
 ティーカップが割れる音>>153も、何かを求めるように紡がれた言葉>>149も聞いていたというのに。

 彼女を鮮やかな真紅に染め上げて、光を失う瞳をただ、見下ろした。
 がちがちに固まって手から落ちもしない、元の色を忘れたナイフは羊飼いと同じ色。
 勿論、返り血を浴びた己もまた同様に。
 誰かの声があるだろうか、何を言っているか、きちんと理解出来る気はしないのだけど]

 ……これで、終わるよね。

[色のない眼でぽつりと漏らしたなら、彼女の骸も、エルナの所に運んであげたほうがいいかな、とも続けて、その場にいる人間に手伝いを乞うだろう]

( 156 ) 2017/05/02(火) 05:00:31

負傷兵 シモン

[何とか鉈を遠ざけることは出来た>>143
 だからといって、まだ安堵の息を吐くには早いだろう
 意思疎通は、出来ていないと言っていい]

 ……見せるって、何をだ。

[そう問うたのも、半ば時間稼ぎ]

[まず、半歩だけ引いた。次は跳ねるようにして一歩。
 びっこを引きながら動くのは、これが限界だろう。
 カタリーネが次どんな行動に出るかも分からない]

( 157 ) 2017/05/02(火) 05:05:30

負傷兵 シモン

[そうして、半ば膠着状態に陥った男の傍から
 拒絶の声>145が響く]

[殺すのか>>145――殺されるのならば>>147
 それはよくよく見知った理由。
 己が積み重ねた、今、止めてしまえない理由]


[――眼差しは、ひたすらに状況を捉え続け
 場がひとつの結末を迎えるまで>>149>>156
 男が動く事は、なかった]*

( 158 ) 2017/05/02(火) 05:06:46

負傷兵 シモン

[――その後、暫くして。
 手伝いを請われるままに>>156出来る限りの事をすると
 “一旦休もう”と、その場にいた面々に解散を促した]

[ニコラスの入れてくれた紅茶>>18は、既に冷めていたし
 何なら砂糖やミルクを入れて飲んでおいた方がいいだろう。
 朝食すらまともに取っていない人が多い筈だ]


[……先程の、カタリーネの事もある。
 男自身、少々疲れを感じていた]

( 159 ) 2017/05/02(火) 05:07:32

負傷兵 シモン

[それでも、この期に数を減らしておきたい。
 ――元は、全員殺すつもりで始めたのだから。
 先程迄の光景をパズルのように組み上げ、整理していく]

[何か、常ならぬものを見ていた様子のニコラス>>3
 今この中で、最も占い師の可能性が高いと思える]

[けれど今、ニコラスには警戒されている可能性があった。
 カタリーネ達の事は疑いにくい>>87といった様子を見せ
 あの時、一度こちら側を見渡した>>118のだし]


[――そうして、声を掛けたのは。
 先程、こちらに探りを入れて来た、ヨアヒムだった]

( 160 ) 2017/05/02(火) 05:08:47

負傷兵 シモン

[男が見つけた時、ヨアヒムはもう着替えていただろうか]

[大丈夫かと掛ける声には、心配が滲んでいたし
 そこに嘘は無かった――ヨアヒムは、恐らくは始めて、
 人を殺したのだ]

 辛いか。

[仕方なかったと、そう言う事はしなかった。
 だから聞いて何が出来る訳でもない。
 これから与えようとしている死が、救いだとも思っていない。
 そこにあるのは共有だけ。抱え込まず、零した思考を
 互いに取り込んで、胸の内に相手を形作るだけの行為]

[――男にとってすれば、
 己の所行を自覚する役にしか、立ちはしない]

( 161 ) 2017/05/02(火) 05:12:02

負傷兵 シモン


 耐えるしかないし、続けるしかない。
 一度始めてしまうと、止まれなくなる。
 最初に思ったことが、少なからず己を縛る

 ……だから、すまないな、ヨアヒム。

[先達として、戦場にいたものとして語っていた言葉は
 その瞬間、人狼としてのものに、変わる]


 俺は……止めるつもりが、ない。
 

( 162 ) 2017/05/02(火) 05:12:46

負傷兵 シモン

 
[見下ろす瞳が、黄金色を宿した。
 首へ伸ばす獣の腕は――喉を掴み、その声を奪おうと]*
 

( 163 ) 2017/05/02(火) 05:13:12

負傷兵 シモン、メモを貼った。 メモ

( A55 ) 2017/05/02(火) 05:23:41


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