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…そうですね。
周囲を感じるつもりでしたが一人では危ないかもしれません。
少しの間、よろしいでしょうか?
……実は…お恥ずかしながら家に忘れ物をしてしまったんですよ。
付き添ってもらえるならそこまで歩いていただけると幸いです。
[家というのは昔両親と住んでいた家だと必要があれば話して]
―談話室―
だからそこで言ってやったのさ。
クララの怪談話は羊泥棒のオオカミよりも怖いってね!
[しばしの間、世間話に花が咲いていた。
そうこうしている内に、雨はいよいよ本降りになってきたようだ。
しまった、つい時間を潰しすぎてしまった。
そろそろ外は薄暗くなってきている。]
困ったねえ。
この雨じゃあ、あの悪路は帰れないよ。
[小康状態になった時を見計らって帰るか。
そんな事を考えながら、窓の外を見つめる。]
[司祭の返事は是であったか非であったか。どちらにせよその答えが出ぬ間、あるいは伴をした間の、要するに司祭の傍に並べていた時、今度は間違いなく視線>>15を交わした。
会釈をした彼女に一拍遅れて、傘ごと軽く頭を下げる。
クララ、赤い髪の司書。
彼女については兄の方が余程詳しく、家で何度も話題に上った。
“あいつはちっとトロくてな”、からからと笑ってその日のうっかりを語る兄の声に、厭う色は欠片も滲むことはなかった。
相槌を打つだけの自分はというと、その不器用さを耳にする度、勝手な親近感さえ覚えていたけれど。
兄と話す彼女の姿を、そう、初めて眺めた時に。
村では珍しい眼鏡の奥の、眼差しに含まれた思慕>>16を見てしまった、そんな気がした。
もしかするとそれは単なる思い込みで、誤解であったのかもしれない。
ただ、顔も見ぬ内、狭い家で勝手に思いを膨らます内に覚えた親しみすら、兄に奪われたと僻んだのは、確かだった]
[だから、兄の葬儀を終えたあの日のことはよく覚えている]
……カナリア?
[申し出>>15にゆるりと首を傾ぐが、次には意を得たとばかりに頷いた。
時間があるならと彼女を小屋まで連れて、なるべく健康そうな、それからオス――良い声で歌うもの――を選んで、余っていた籠に入れて渡したのだ。
口端をほんの少し吊り上げた、豪放に笑う兄とは似ても似つかぬささやかな笑みで]
どうぞ、クララ。
本当なら、兄さんが連れていたのをあげたかったんだけど。
一緒に死んでしまったから。
[もしあのカナリア達が生きていたなら、兄を思ってくれるであろう彼女にあげれば可愛がってくれただろう。そんな善意、だがあまりにも無神経な言葉選びで、カナリアを贈った。
仕方なかった。
初めて彼女の円い眼>>15が己をしかと見つめた時だった。
兄を失って初めて得た仄暗い優越感と、彼女の願いを叶えられる嬉しさばかりが胸にあって、ご立派な気遣いなど忘れていたのだ*]
[そこにべつの、お店の人が来てリーザに話しかけます]
「お嬢ちゃん。申し訳ないが、汚れたままで店をあちこち歩き回られるのは困るんだ。わかるかい?」
[リーザはすぐにはわかりませんでした。このひとは何をいっているのだろう?]
でも、ここ、遊び場なんでしょ?
[店の人はため息をつくだけでした]
「見かけない顔だよなあ……女将さんも知らないって言うし……お父さんやお母さんはいないのかい? おうちはどこか、わかるかい?」
[そう聞かれて、リーザはとっさに何かをきいたような気がしました]
「この子は………………だ……………教会……?……………ダメだダメだ! これは…………………アク……………隠さなければ…………………」
[すぐに声は聞こえなくなりました。リーザはニッコリと]
おとうさんもおかあさんもいないよ。
かえってくるまで一人でいいこであそんでいられるよ。えらいでしょ? エヘヘッ!
/*
さてと、C狂が没設定になってしまったのだ。
怪しさ振りまいて、結局なんでもないんかい! ってラインを目指すのだ。
―宿屋の前で―
[まだ男が宿に入る前のこと。
司祭の言葉を聞けば、
嬉しそうに表情を綻ばせ、一つ頷く。]
はい。ニコラスです。
お久しぶりです。
母が亡くなってからは、ずっと全国を旅していたのですが。
久しぶりに、戻って参りました。
[そう礼儀正しく挨拶をする。
思い出すのは、かつて先代の司祭と話をした時のこと。]
『どうして僕ばかり女の子の格好をしなきゃいけないの?』
[納得がいかぬといった様子の少年に、
老司祭はあやすように声をかけた。
『人にはそれぞれ、背負った業というものがある。
君だけではない。他にも――…』
話が他者のことに及んだからか。
濁した言葉の先は、追求しなかったけれど。
どこか憂いを帯びた視線が、
閉じた双眸の彼へと向けられたことは今でも覚えている。]
[死者の魂に悩まされてきた己にとって、
教会はあまり近づきたくない場所ではあったのだけれども。
そこに居る人々は、皆優しくていい人だったと、
そう、心に刻まれている。]
また、気が向いたら旅に出るつもりではいますが。
暫くは此方でゆっくりとしております。
[機会があれば、其方にもお邪魔しますと伝え。
旧知の相手に会えたことで表情を綻ばせるのだった。]
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