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ああ、平和だね。それだけが取り柄さ。
[皮肉ったように吐き捨てる。
自分には遠い話。羊と牧羊犬さえいれば、どの世界でも生きてはいける。それが羊飼いだ。]
いいさ、私は私の好きなようにやらせてもらうよ。
[持ってきた荷物をテーブルどすんと置き、袋を開ける。
ふと窓の外へと視線を走らせると、相変わらずの雨だ。
今日みたいにしとしと降り続く時はかえって長引く。
来るんじゃなかったと思うのだった。]
何も無しじゃあ帰れないわね。
それじゃあ、完売するまでここに居座るわ。
ほんと!?
[影のしょうたいが見えなくて困っていたリーザの顔は、楽しい遊びということばを聞いたとたん、ぱっとかがやきました]
「さあ、いきなさい」
うん!
[おやおや、なんのぎもんも持たずに行ってしまいましたよ]
― 宿屋の玄関 ―
ここで楽しい遊びがはじまるんでしょ?
リーザも混ぜて!!
[声いっぱいにさけびました。ですが、大人たちのはんのうはバラバラです。いっしゅんだけ振り向いて、すぐにじぶんたちの話にもどってしまうもの、けげんな顔を向けているもの、何か言いたげなもの……。まあ、しかたがありません。雨でびしょびしょ、泥だらけの女の子がたったひとり、不釣り合いにぴかぴかな赤い傘――きっと都の製品でしょう――を持って、とても楽しそうに笑っているのですから]
『リーザも混ぜて!!』
[突然現れた少女に目をやる。
見かけない顔だ。こちら側にはあまり人は住んでいないし、大体の家は把握していたつもりだけれど。
それとも、この子も東から迷い込んで来たのだろうか?
これまた金にならない客が来たねえと心の中で毒付いていたのだが。]
ん? お嬢ちゃん、そのコイン。お使いかい?
[例えそうだったとしても、宿にやって来た時点でカタリーネへの用では無さそうだが。
そこは羊飼い魂のご愛敬といったところ。]
んー、暗がりのおじちゃんがね、これでミルクを注文しなさいって。
おねえちゃん、おみせのひと?
[リーザが羊飼いに見せたコインは、これまた都で鋳造されたであろうたいへん質のよいものでした。素材はこの村のものですが、これほどの鋳造技術は都にしかないものです。
まあリーザには知るよしもないですけど……。この国で商いをする者にはその価値は一目瞭然!]
「……おいなんであんなガキが……」
「……どこの子かしら……」
[などと近くにいた宿の客がささやいています。
リーザは気にせず、声をかけてくれたおねえちゃんのほうを見て]
おねえちゃんも遊びにきたの?
暗がりのおじちゃん?
[首をかしげる。
誰のことだろう。子供の言うことだし、勝手にそう呼んでいるのかな。]
そうだね。ミルクは売っていないけれど、暖かくてふかふかの羊さんの毛と、美味しいお肉を売っているんだよ。
遊びみたいなものかも知れないね。
これからここでお店ごっこをするのさ。
[なんだかんだ言って、子供相手に姑息な赤ずきんだった。
いいえ、ちゃんと標準価格で売りますとも。]
[ざわつく周囲にチラリと目を走らせる。
年端も行かない子が雨の中やってきたのなら、気になるのも無理のないこと。
それでいても、あまり好意的な風ではないようだけれど。]
平和、ね。
[小さく呟くと、赤ずきんはくすりと笑うのだった。]
タダより怖いものはないっていうしねえ
シモンさんが肉を買うってんなら
あたしはその袋ごと買おうか
ちょうどシーツも余ってるようだし
クッションくらいならいくらでも作れそう
ま、ぬいぐるみなんかだっていいけど
それで喜んでくれる子がいればの話
[羊毛がたっぷりと詰まったクッションに
顔をうずめるのを想像して
息を吐き、目を細めた]
[話しながら、シモンへ目を向け>>36
投げかけられた言葉に動揺は見せまいと 口はしを上げる]
獣は獣の格好をしているもんでしょ
そうでなかったら、一体なんだっていうのよ?
[こんな大げさなことをしてまで探したい生き物なのか
集落が沈むほどの脅威が、本当にこの村に迫っているというのか
恐怖が猜疑心を生む
あらわにした怒りも 握ったままのはさみも その証拠]
武器があれば守ることはできるけれど
傷つけることにもなるでしょう
[一度振るえば、もう二度と平和など訪れないのではないか
そんなふうに考えるのは、
このはさみで誰も傷つけたことがないからか]
7人目、司祭 ジムゾン。
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