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(――怖いことは、
みんなの事故と、不作と、病気だけで充分すぎるわ)
[これまでだって悲しいことはあったけど、
クララが想像できる悲劇と色彩が違っていて恐ろしかった。
しかし、いつまでもグズグズしてる訳にはいかない。
皆でまとまってさえいれば何も起きないだろう。
止まない雨は、ないのだし]
――人狼か。そんなモノがいるなら
人じゃなくて、羊を食べればいいのに……。
[村人がパンを食べられるうちなら、
獣が犠牲になればいい。所詮は獣。
いろいろ生活用品には困るけれど。
赤ずきんちゃんはしっかり者だし何とかなるよね…なんて、ひどいことを考えて不安から目をそらす。
しっかり着こんで傘をさすのは、万一転んだ時のせめてもの対策。大きなカバンに必要なものを詰め込み、泥濘をモタモタと歩き出した]
[随分と人が集まってきた。ご苦労なこった。
相変わらず毒付くカタリーネだったが、ふとした疑問が浮かぶ。
神父もこの少女を知らないのか、と。
それも一時の過り。すぐに忘れてしまった。]
なに、また頼んでおくれ。
私はみんなに羊を好きになってもらえるなら、それで充分なんだからさ。
[しんこーなんぞにはからっきし興味の無いカタリーネだったが、教会という場所は好きだった。
自身、幼い頃にはよく遊んでもらったものだ。]
おっと、暖をとれるものだったね。私の羊毛、役に立つかしら。
[少女は相変わらず呑気なもの>>6だ。
けれどもカタリーネだって馬鹿じゃない。
それが間の悪い発言だとは察した。]
しぃーっ、ね?
[少女の目線の高さに合わせると、人差し指を唇の前に寄せる。
そして軽く背中を押してやると]
ミルクはあっちで頼みな。そのコインなら、充分すぎるはずだよ。
行っておいで、オオカミの大好きな......
さて、エルナ。これを貰ってくれるんだったね。
ありがたい事だよ。
[ふとエルナを見やると、どこだか落ち着かない様子で。
珍しいな、ほんのり心配になって声を大きくする。]
エルナ? どうしたんだい。
ジムゾンはいつだってあんな態度じゃないのさ。
あんたがそんな顔をしているだなんて、こりゃあ明日も雨だね。
[けらりと笑うカタリーネ。
そうさ、まだ何も起こっちゃいないんだ。
いつもと同じ、昨日までがそうであったように、明日もお天道様は昇るんだから。]
そんな事より、こっちだこっち。
あんたが仕立ててくれるんだろう? 私達の仲だ。半分の値段で手を打とうじゃないか。
[私は、羊飼いだ。]
/*
リーネありがとうありがとう…!
でも絶対別陣営だと思うんだ…
ゲルトに重ねちゃうと襲撃候補に食い込んでくるんだがどうすればいいか
[金の栄光の影に、どれほどの小鳥と鉱夫が消えただろう。
廃鉱と無味乾燥な記録に残る彼を思う。
何もかも自分とは違う人は、もういない。
明るく強い、ヤマの男。
パウルは鈍くさいチビにも優しかった。
不慮の死の気配は不安を掻き立てる。
淡い初恋の影を露と共に払い、もう一度三人に会釈して宿屋へと。……蹴躓いて扉に額をぶつけたのは、動揺のせいにしたかった**]
― シモンと談話中>>0:47 ―
[会話の流れを断ち切るようにジムゾンへ目を向ける>>0:49>>1
彼の背を見送るまでのカタリーネとリーザの声は>>6>>11
“狼”と“ひつじ”とが 断片的に頭の中で強く響いていた
そこから再びシモンをふり返る前に リーザへ鋭い視線を投げ]
あんた、ちょっと すぐ着がえな
そんな格好じゃ風邪引くでしょーが
いるものがあればすぐ用意できるから 声かけなよ
[確か子供服もあったはず
宿の者と ついでに自分も指さして
無表情の中にすがめた目を混ぜてから
カタリーネにかけられた声の方へと>>13 体ごと向けた]
[ざわめく心を落ち着かせるような、軽くするような
カタリーネの声音 口調に 応えるように]
明日も雨なんてたまんないよ
お天道様はいつでも出ていてくれなきゃね
[見せるは笑顔の つもり
口端がつられたように上へ持ち上がり
赤ずきんの隙間に見える色へ まぶしそうに目を細めた]
ジム兄があんまりいつも通りだから
なに考えてんのかってさ 聞こうと思っただけ
あの笑顔の裏になにがあるか わかったもんじゃないでしょ?
[シモンへ別れを告げてから
軽口を叩きながらカタリーネの後をついていって]
相変わらず商売上手だね、あんたは
[苦笑は快諾の意
代わりに彼女の依頼ならなんでも受けようかと
要望を目線で募る
机と椅子さえあれば 作業場はどこでもいい
宿の一室を借りることもあれば、食堂や他の場所でも
特に希望がなければ 食堂横の談話室へと誘う
頼まれものは カタリーネをそう待たせることなく仕上がるだろう**]
/*
ヨア君メモ>隠居そう 笑ってしまった
この村、女性元気だよね。毒強いし
そして反比例するように男性が大人しく...
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