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んんー
じゃあ、今日はこれでお開きかなあ。
途中で寝ちゃってごめんね。
でも、色んなところ案内してくれてありがとう。
すっごい楽しかったん、だぞっ。
あ、これはこの人のものかなあ。
[今もなぜかほんのり温かい焼蜜柑と、鉱石懐炉をこたつの上に置いて、炬燵部屋から外に出る。]
じゃあね、ヤクシ。
わたしも年明けまでこの星に居るの。
いい鐘の音が聞けたらいいね。
一緒に聞けるといいね。
じゃあ、良いお年を…かな?
[なんだかまたすぐにこの迷子のけんじゃに出会う気もして、小さく笑って手を振った。**]
うむ、暖かい部屋だな…心が落ち着く。
どれ、私も何か書くか。
[そういうと白髪は眠る男のボード…では無く男の額に落書きを始める。]
『肉』
定番であるな、ふふふ。水性マジックだから洗えば落とせるだろうし問題ないな。
[白髪はどうにも思いつきで行動する癖があるようだ]
…ん?私か?
私は…そうだな。いんてぐらる・つりぃを見に行くことにするよ。やはり興味があるからな。
こちらこそ、楽しかったよ。私もしばらくはここにいるから、また会おう。次は何か面白いネタを用意してくるかな?はっはっはっ
[そう言うと去りゆく少女に手を振る。なんとなく、また会えそうな気がする。とりあえずは巨大な鉱石の大樹を見に行こうと思う]
…そうだ、その前にコンビニでも寄るか。少々歩き回って小腹が空いてきたしな
[白髪はやはり思いつきの人であった。コンビニ>>5は幸いすぐ近くにあったから迷うこともなく…なんてことはなく1度通り過ぎかけたのは内緒だ]
やぁ、お嬢さん。おでんか何か売ってるかね?**
「やあ、お嬢さん。おでんか何か売ってるかね?」
現実の世界の白髪と同じ台詞を言って、彼はクスクスと笑う。頭の中で広がるぼんやりとした光景と、目の前に広がる現実の光景が何となく被る。
「私の昔話か、ふむ何処から語るべきかな」
白髪は店の品を見回しながらそう呟く。
「私はかつて、『地球』という田舎星に暮らす、『人狼』という生き物の中に生まれた。ただの獣が『知識』を持ったのだ。面白いとは思わないか?」
「私たちを殺すために人々は『人狼ゲーム』を始めた。
生き残るために人を殺め吊りあい、疑心暗鬼となった。私達も生き残るために人を騙し続けた」
懐かしいとばかりに白髪は自身の角を撫でる。
「次第に私は人間や狐にも憑依できるようになってきた。そちら側にたてばそちら側の知識がつくものだ」
「…しばらくそんな事を繰り返して生きてきた。知性というものを吸収して生きることはなんと素晴らしいことだろうと。…だがそうこうしているとな、私はその『知識』に飽いてきた。」
白髪は一つ大あくびをする。手元にある缶コーヒーを買い、ゴクリと飲み干した。
「殺伐としたゲームに飽きてきたんだ。そこで私は、宇宙に出ることにした。狭い世間から飛び出して…沢山のものを見てきたよ」
白髪は笑った。
「外に出て初めて知ったよ。世界はこんなにも…美しいのかと。血なまぐさい疑心暗鬼も…小賢しい策略もない。あるのは輝きと…温もりと…誰かへの無償の善意だった」
誰かのために頑張る姿が、私はとても好きなんだと
…もちろん…こんな辺鄙な星で独り努力する君のようなコンビニ店員のことだって、と微笑んで**
炬燵部屋にはこんなメッセージが置かれている。
『焼き蜜柑は、お好きにお食べ下さい』
『駅員も使いますが、部屋はお好きにお使い下さい』
**
はい、おでん各種取り揃え・・・ あら?
[反射的に此方でも応えかけてから小首を傾げます。]
起きていても夢の世界は繋がったままなのですね。
不思議です。
・・・人狼?
[ゲームの事は知っている。商品として取り扱っているからだ。
しかし実物の事となると。
そもそもエミリア自身、人とは若干言い難い。]
それはまた・・・。
[商売をしていれば騙される事はある。しかし、それとは別次元の話になるだろう。実際に命を賭けて人狼ゲームをやるとなれば。
長く続ければそのような物にも飽きてしまうものなのだろうか?
コンビニ店員しかやったことのないエミリアには実感はわかなかった。
ただ続いた感想。宇宙は広く美しい。それには共感できた。]
色々な場所ありますものね。
これでも動物園に温泉に色々な星を回りましたから、そこはわかります。
まあ・・・私の場合は、店員をするために作られた生物?なので疑問を覚えたことは特に。
お店は好きですけどね。お客様の笑顔が一番の報酬です。
「ふむ、お前さんにも分かりやすいように一つ例をだそうか」
白髪はなにか本を取り出しながら彼女に微笑んだ。
本のタイトルは『猿でも分かる、機械の分解』。
保温ケースを分解する気満々だ。
「お前さんはコンビニでレジうちをしている。それはとても楽しいことだ。しかしそれ以外の仕事は何もさせてもらえない。
ただひたすらにレジを叩き会計をするだけの仕事。それを、同じ場所で何千年と繰り返すんだ。
やる事は出会う客によって微妙に変わってくるだろう、それでも根本は全て同じこと。そんな事をひたすら繰り返しつづけている」
そこまで言うと白髪は言葉を1度切った。
「それと同じことなんだ。同じジャンルの知識をひたすら詰め込み続けてしまって飽きてしまった。」
「たまにゲームとしてする分には、とても楽しいよ。あのゲームは。だが、地球という狭い世間でずっと繰り返し続けるのは少々疲れてしまうのさ」
白髪は笑う
「ここ数百年で宇宙をまたにかけて旅しているが…あの世界には無いものがある。お前さんのところで働くのも面白いかもしれん。新しい知識とはなんとも素晴らしいものだよ」
「そういえば、お前さんは作られた生き物なのか?ふむ、これは興味深いな。今度はお前さんの昔話にでも華を咲かせてみようか**」
[炬燵の中に長らく眠っている男が、
瞳は閉じたまま、寝息も立てたまま、むくりと起き上がる。
中は永遠にいようとさえ思えるほどの心地よさではあったものの、長居するつもりはない。
一度誘惑を断ち切り、もぞもぞと這い出る。
しかし食べ物の誘惑は完全に断ち切れず、
みかんを手に取って丁寧に剥き、一粒を口の中へ入れた]
それは少し退屈そうです。
でも、そのように調整されれば可能では・・・あるかもしれません。
精神安定のための定期的な交換や異動が頻繁になることはあるかと思われますが・・・。
[基本的に仕入や清掃も含めて店の事は全て行います。1人しかいない事も多々あるからです。
レジだけというのは、ちょっと嫌かもとは思いました。]
はい。人造生物… という事になりますか。
基本的にはお店の備品です。
コンビニとセットで作られてお店の事は全て回せるよう教育されております。
宇宙コンビニの商品は多岐に渡り危険物もありますので専用の人員が必要ということで開発されました。
私は、かなり初期に作成された個体なので現在のように特定の地域のお店に固定される設定にはなっていません。
その分、現在生産されているシリーズより扱える品数が桁2つ程多くなっています。専門性は下がるのですけどね。
それもありまして現在は辺境の新規店舗に配置される事が増えました。
まだ店舗数が多くなかった頃は、中央のお店を順繰りにヘルプしたりもしてたのですが。
>>18
む、代えがないのか…ならば仕方ない。諦めることにしよう。注文に関してもしなくても構わんよ。
私が注文した品は届いた試しがないんだ。
…というか、注文した品が届く場所に私が辿り着いた試しがないんだった。はっはっはっ!
それにしても…中身を見てみたかったものだ…仕方ないとはいえ…ううっ…
[白髪は名残惜しそうに保温ケースを見つめている。背丈は高いのに、その表情は取っておきを取られたお子ちゃまだった]
そうだ、代わりにおでんをいくらか頂こう!
オススメのものをいくつか包んでおくれ、できればこう他では食べられないような奇抜な味がいいな
「?
つまりお前さんはコンビニで働くためだけにうまれたというのか?たった…それだけの為に?」
白髪は目を丸くした。信じられないと言わんばかりに。
「お前さんはそれでいいのか?退屈ではないか?レストランとか、図書館とか、ニンジャとか、別の事で働きたいとは考えないのか?」
自由を愛し、自由気ままに世界の知識を集めるヤクシにとっては、同じことをひたすらやり続ける事に抵抗が無いことはとても驚くべきことだった。
「お前さんにはお前さんの意思があるんだろう?なら備品と言う事なんてないさ。お前さんはもっとワガママを言ってもいいんじゃないか?とも思うぞ?」
白髪はそこまで言ってはたと言葉を止めた。
余計なお世話だったろうか、この生き方しかしらない彼女にとっては、と**
3S遺物 メギド が見物しにやってきました。
(kkr_2ID) 3S遺物 メギドは、見物人 を希望しました。
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