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…いいや、気にしないでくれ。ただの独り言さ
…ふふ、その優しいところが、Vリリーの良いところだと私は思うよ。どれ、私も汗を流すかな…
[むくり、と起き上がってヨタヨタと足を湖に向けた。足を浸けて軽く汗を流す]
…この傷、気になるのか?知ってもあまり面白くないかもしれんぞ?
[知識は、少女に問いかけた。
望まれるならば、知識はそれに応えるだろう*]
うん、今ちゃんと見たら、いっぱいあるから気になるよ。
でも、言いたくないことは、言わないで。
宇宙には、いろんな傷をいろんな形で負ったひとがいたわ。
話したい人もいれば、話したくない人もいた。
どっちでもいいの。
その傷はあなたのものだから。
[目の前に座って池に足をつけるヤクシのほうをじっと見て言った。]
ふふ、でも、ヤクシも汗をかくんだねー
最初に手をつないだとき、すごくひんやりしていたからどうかなって思ってたん、だぞっ。
だいぶ血行良くなったんじゃないかな?
[彼に近づくと、前に湖に行くときに握った手をぎゅっと握った。
自分の手は濡れた手だったが、彼の手は果たして前より温かかっただろうか。]
…お前さんは本当にいい子だなぁ、Vリリー
[ワシャワシャと、その頭を撫でた。長いこと歩き回り、その手は人並みの熱を帯びていた。芯は…もっと、熱く暖まっていた]
では、話すことにするかな。…誰かを騙して隠してそのまんまというのは、かつてと何も変わらん気がするからなぁ
Vリリー、お前さんは「汝は人狼なりや?」というゲームを知ってるか?
私はそのゲームに出てくる人狼だったんだ、どうだ怖いだろう。がおー、なんてな
[あくまで軽く、面白おかしく。怖がらせてしまっては何も変わらないから]*
おー温かいー
うわっ
[不意打ちで頭を撫でられて声を上げた。]
ぼ、ぼさぼさになったん、だぞっ…
[しかし、彼が話し始めると彼の隣に座り込んで、足を水につけながらその話をじっと聞いていた。]
汝は人狼なりや?
知らないよ、どういうゲーム?
それふたりでできる?
ゲームに出てくる狼がヤクシってことは、ヤクシは狼なの?
そのゲームするとそんな傷だらけになるの?
[聞きたいことは山ほどあって、タオルを羽織って本格的に話し込む。
どんどんと時間が過ぎていった。]
ヤクシ、ちょっと風が吹いてきたね。
もう、夕暮れが近いのかもしれない。
[ふと、斜め方向に移動している陽を見上げてつぶやいた。
十分に陽の光を吸収した鉱石で辺りはまだまだ温かい。
しかし、夕暮れが、夜が来れば話は違う。]
帰ろうか。
駅のあたりまでは、わたしの宇宙艇でなんとか送れると思うん、だぞっ。
[先にその場に立ち上がると、座ったヤクシが立ち上がるのに、手を貸すために腕を差し出した。**]
…!
…ふふ、2人では、出来ないかなぁ…
いいや…ただ、ゲームとして楽しむだけならこんなに傷だらけにはならんさ…ただ、私は…本当に人を襲ったり逆に襲われたり…色々あったのさ
[ヤクシは教えた。自分のルーツとなったゲームを知らない彼女に、そのゲームの事を。疑心暗鬼を楽しむゲームなのだが…それを実際に殺し合いとして、長い事やっていたこと。自分は人狼達の中で生きた『知識』という生命体であること]
…信じるか信じないかはお前さん次第さ
…それで、まぁ…私は人狼として人々に命を狙われていた
…私もたくさんの人を食べた。
どうだ、恐ろしいだろう?逃げてもいいんだぞ?ふふふ
[…笑って、おどけて見せた。嫌われる事にはなれているから。それでも…嫌われてもしょうがなかったと予防線を張って]
…!日が沈むな。
…む?その手は…
[人狼は驚いた。ここまでの話はちゃんと聞いていた筈なのにそれでも尚手を差し伸べてくれている優しさに驚いた。
普通の人なら食べられるかもと怯えるのが相場というものだ]
…いいのか?Vリリー
[少しだけ、手を取るのを躊躇った。それは自分が人狼だったからという自負から来る罪悪感であったが…少女には、どの様に捉えられたことだろうか。
…だが、少しして、優しく手を取る。壊れ物を扱うように少し震えた手で優しく、優しく**]
/*
一足先に挨拶をば。
村建人のkkrでした。
お忙しい中、年末年始村に、皆さん参加ありがとうございました。まったりと良い村になり、大変嬉しいです。
ヤクシことLalaciaさんは初めまして。
他の方々はお久しぶりです。(pianicaさんは、よるのはくぶつかんぶりですね)
普段はRP村と稀にガチ村に参加しています。
瓜科で大抵はRP村やランダ村などを村建てをしていますので、また参加がいけそうと思えた村があれば、参加して下さると嬉しいです。
他国でも、また何処かで会いましたら、お手柔らかにどうぞ宜しくお願いします。
…
[ヤクシに伸ばした手をひっこめることはない。]
確かに、その「人狼ゲーム」をしてた人みんな怖いっていうなら、そうかもしれないね。
疑心暗鬼の中で本気で人と殺し合うゲームなんて、怖いだけに思う。
でも、今ヤクシ一人を見て、怖いなんて思わないよ。
[にやっと笑った。]
だから逆に、「人狼ゲーム」って、そんなに魅力的なのかなって思ったよ。
いやでも、そんな重傷を負うのはお断りしたいのは事前にお伝えしておきますが、だぞっ!
[どこか震えるように自分の手を取るヤクシのその手をぎゅっと握って立ち上がらせた。]
狼と人と、ずっと殺し合ったんでしょう?
それなら、狼か人かでの良し悪しなんてわからないよ。
あなたは狼だった。でも怖くない。
[うーんと伸びをした。]
やったこともないゲームのこと考えたら、疲れてきちゃったよ。
ヤクシ、着替えよ。
こっちに来たら駄目だよーー
[言いながら荷物をもって、隅っこの方に走っていった。]
/*
しらじらしいVリリーであった。
ヤクシさんしばらく離席してすいません…
うっかりガスのブレーカー?落としてしまった…
ケンさんもボードに反応ありがとうございます、動きが少ないだけにうれしかった!
・・・・・・。邪魔したら悪いかしらね。
[約束通り来てたのだけれど、アンジュはこっそりと覗いているだけだった。
もちろん、2人のこともあるけれど。それだけじゃあない。]
そろそろ、浮世に帰る時間かしらね。
[アンジュは静かに沈みゆく日を見つめる。
アンジュは売れっ子タレント。けれど、それだけじゃない。]
[どこか期待していなかったといえば嘘になる。同族には出会えなかったけれど、あの仔を見つけ出したのは。
珍しいものを好む。それ宝石獣の性。
アンジュ自身もそう思っていたけれども本当は。
同じに非ずも遠くない、もしかしたら気持ちを分かってくれるかも知れない仲間が。欲しかったのかも知れない。]
[でもどうしてアンジュは正体を隠すのかって?
そりゃあ希少種ってのはそれだけで危険がつきまとうものだけれども、ある程度顔が知れた今はそんな心配はない。クルペオは顔色は悪いけれど、心まで悪くはない。結局は。]
― 鉱石採掘跡 ―
ああ、先に回れば良かったかな?
[そこは鉱山のような場所で、中は大きな空洞となっていた。
線路は、鉱石の山をくねりながらも貫通している。
中は明るく、外の陽の光を通してか、光苔も無いのに電灯がついているように明るい。]
夜に来ていれば、きっと綺羅綺羅してたんだろうね。
[だが、更に奥へ奥へと進んでゆくと、辺りは暗くなり始めた。そして、外からの陽の光のみを通す鉱石部分だけが、あかあかと闇の中で光を放つ。
その中を、トロッコは緩やかに進む。
ただ、メギドだけが見る、昼の鉱石採掘跡の大空洞だ。]
[日の昇る日でありながら、まるで鉱石星の夜の似姿。
メギドは、ひゅぅと口笛を鳴らし、満足げに吐息を零した。]
来て、良かったなあ。
[トロッコに座って乗り、頭上を見上げ続けて。
時折ワインを口にし、バゲットとパイを口に運ぶ。
鉱石採掘跡の大空洞を通り過ぎてゆくメギドの姿を、萱草◆やmediumvioletred◆、mediumaquamarine◆に青褐◆と、無数の鉱石の光達が見送っていた。**]
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