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わっ?!わっわっ…おととっ…わっ!
[突然の振動に驚いて思わず手を離してしまう。自由落下していく石の下部に小さな足が生えているのを、白髪は確かに見た。]
まじか!!!凄いなお前さんそんなところから足が出とるんか?!!
[大興奮である。結局白髪は大人にはなれきれないのだ]
(それにしても何が不満だったのかの。名前が安直過ぎたか?勝手に連れて来たこと?そもそも担がれるのが嫌だった?うーむ、言葉が通じんしそもそも話さぬから分からんな)
おぉい、なにを怒っとるのかは知らんがすまんかったな。
[白髪は知らない。多分今考えたそれ全てが原因だなんて*]
[てちてちっ]
[鉱石を沢山つけた丸みを帯びた石のようなものは、その場で足踏み回転をして、ヤクシへと亀裂が大きい方を向けると、見上げるような格好をした]
[じっ]
[中からは、目が覗いている*]
…!
[石の亀裂の中の瞳を、生きたそれをようやく見つけた。…純粋なまでに美しく光るその瞳には、確かに意思を感じた。ようやくここで白髪は思い違いに気がついた。
自分が見つけたのは、考え足らずの赤子でも、意思のない下等生物でもない。確かに人格のある、意識のある一生命体だと。]
ああ…なるほどな。それは怒るわけだ。
数々の無礼を許しておくれ。お前さんは、なんという名だ?私はヤクシと名乗っている。
…言いたいことが有るならば、言うといい。
[その場にしゃがみ込み、視線を合わせる。ヘラヘラとした様子はない。
求められるならば、それに応えるのが『知識』だ。
望むなら…その意思を伝えれば必ずや白髪は応えるだろう*]
[じっ]
・・・
[こく]
[頷くように揺れる]
[ヤクシの目の前で、器用に肢の爪を使う]
[やがて、銕、と地面に刻まれた]
[じっ]
[再び見上げる]
[それから、向こうの方の蒼い何かへと向き直った後、またヤクシに向き直る]
[じっ*]
[・・こく]
[最初の宜しく頼むには少し間が空いて]
[こくっ]
[次の問いかけにはより大きく揺れる]
[てちっ]
[てちっ]
[じっ]
[銕はヤクシの足元に更に近づき見上げた。それから、自分の小さな肢を見るように前傾になり、次に大きな歩幅のヤクシの足を見て、そしてまたヤクシを見上げ、何度か何かを訴えるように跳ねた*]
……分かったよ、お前さんが望むならそうしよう。
元々そういう約束だったからな、勝手に私が決めただけだが。
[白髪はそう言うと片腕で石を持ち上げる。 …そして、そこにいるVリリーに向き直り、もう片方の腕で優しくその頬を撫でる]
すまんな、少々頼まれてしまった。詳しい話はまた後でしよう。逃げられてしまっては元も子もない。
…すぐに戻る、心配はいらんよ。見えているものなら私は迷わん。お前さんの姿が見えるならば、私は迷わず帰ってくるよ。…ではまた後で。
[そう言うと、蒼い毛並みのソレに向かって走り出す。逃げられないようになるべく気配を消して、音を立てぬように*]
[ 僕はほっとした。
ヤクシには、身振りでどうにか伝わったようだから。
僕が転がるのに比べて、ヤクシの歩幅は大きく、大きな石で止まったりもせず、遠くまで見渡すことが出来る。
僕が思うよりも、早くにインテグラル・ツリーの鉱石樹の元には辿り着けそうだった。
僕は、ありがとうと伝えるように持ち上げて移動してくれているヤクシの腕を、肢で何度か軽く叩いた。
少し冷たく、けれどヤクシの体温で温もった肢だったろう*]
/*
ヤクシ>
適度なところでVリリーの方に行っても大丈夫ですよ。
実質、エピは明日夜までですから、したい事が出来ますように。
僕はちょっとそろそろ低速になるかもです…!
[走る、走る。走る。
あの大樹の下へ、あの蒼い生き物の下へ。
…しばらく走ると、少し離れた所で腕に抱えるものを降ろした。]
私は背が高いからこれ以上私が近づいたら、気づかれて逃げられてしまうかもしれん。…私は何も知らないふりをしてここを離れるから…後はお前さん次第だ。
…ではな、クロガネ。頑張れよ。
またいつか、何処かで会おうな。
[そのまま後ろを向いて、少しずつ離れていく。静かに、静かに元来た道を帰る。 …途中で躓いて思い切り転げ落ちたのは内緒だ*]
[ こくっ ]
[ 僕はヤクシや人間達を侮っていたのかもしれない。こんなに早くて、こんなにすぐ近くに来れるなんて。
僕は降ろされると、ヤクシを見上げて揺れる]
[こくこくっ]
[ 僕は少し躊躇ったが、黙って、ヤクシの後ろ姿をそのまま見送った。
もう振り返らないのだろうか?と思う。
突然、ヤクシの姿が見えなくなったけれども、歩いたり走る以外の移動があったのか、僕の目の錯覚かもしれない]
[ 僕は鉱石樹の下に辿り着くと黙っていた
じっといていた
朝焼けが夜の深さに這入り込み拭い去る中
やがて、僕は肢を引っ込めるように殻を地面へとつける
そうして 目を瞑り ]
[ 僕は、紫紺の空に広がりゆく朝焼けを浴びながら、殻を内側から割る。
鼻先を天穹へと向け、暁に染まる一対の皮膜持つ翼を初めて触れる大気に恐れるように一度震わせ、音も無く広げた]
キュゥ─────ルルルゥ─────クルルゥ─────
[長く、長く、喉を震わせて。高く澄み。響く聲]
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