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【路地裏/夜明け頃】
[男は特に何をするでもなく、その場所に立って、思案をしているように見えた]
[1羽の烏がそこに舞い降りる。男の肩に泊まった烏が、何事かを告げる]
そうか…死んだか。
[昨夜廃墟ビルでみた少年にて、彼を追い立てていた烏が報せを持ってきた。]
大きな驚きはなかった、あきらに言え…とは言ったが、
薄っすらと、でも確かに彼からは死の臭いを感じ取っていた]
[常盤はこの手で、その胸を撃ち、殺した。相手が妖怪であることを、この争いの中で知ることになった。]
[顔を見て、会話をして、今更人間の自分が顔を覗かせるのでは無いかと、不安になったが、それでも、引き金を引く指が止まることはなかった。]
[人間の振りをしていた自分とが切り離された様な、そんな感覚。もう戻らないことを一層感じた]
[なぜ撃つ前に会話をしたのか、それはもうわからない]
[あの少年は烏との格闘の中で、墜ちて死んだとのことだ。自分がけしかけた烏で殺した様なものだろう。
それを聞いて、彼の言葉で昨夜胸に置きた波も、今は静かになっていた]
[また一つ、それまでのものが消えていった。立花も、成桐も、沙霧も、ねねも死んだ。常盤も、一平も、自分が、烏が殺した]
[遺品も、遺体も、こちらには何もない。死に顔も、最期の時も見ていない。]
[何もない、でもそれは自ら望んだことの結果だ。
後悔も、悲しも、恨みも持つことはできないし、許されない──]
[後は、こちら側の目的が成るか、死ぬか、それだけだ。]
[今更、何を考える必要があるのだろうか。]
[自らの中の何かを吐き出すように、男は一つ息を吐いた]
[そう、こちら側に来たときから、することは決まっている。]
[昨夜のこと、これからのこと。状況の報告、共有をするため、男は陣営のねじろへと戻っていく**]
[ねぐらを飛び立つ鳥が一声鳴いた。]
[動かない。]
【神社・朝焼けの下】
[格子の前にうずくまったまま、動かない。
真っ赤な指が見開いた眼に触れそうなのに、ただ動かない。]
[動けない。]
[動けない。]
(この手を、彼女が直した。)
[動けない。]
(この眼を、彼女が見ていた。)
[動けない。]
(この命を作ったのは、彼女の愛情だ。)
[動けない。]
(愛してくれた。可愛がってくれた。そばに置いてくれた。)
[動けない。]
(彼女は、帰らない。)
──ぅ、うぅあ、ゲく、……う、
(もう、どこにも、いない。)
[まるで潰れた蛙のような声が漏れた。
震える指が、格子に縋るように落ちる。]
(でも、彼女がいたから。彼が、彼らがいたから、)
ぅあ、うぐ……っぐく、……
(彼女の残した愛情を、彼らと過ごした時間を、)
あぁ、う……う、ああぅ、あああ、ああああああ、
(握りつぶすことなど、できない。)
[嘆きの声だけが、響く。]
(死ねない。)
(彼女もいない。彼らもいない。怖い。苦しい。痛い。居場所も、存在意義も、価値も、何もかもなくして、)
(死ぬわけには、いかない。)
[真っ赤な真っ赤な朝焼けに、ただ、響く。**]
/*いっくんの死亡ロールがこう叫ぶとか悲鳴とかあぁぁぁとか辛たんとかじゃなくて本当にもう、[言葉が出ない]だった件
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