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>>+24花
[どうやら、目の前にいるのは本当に自分の知るあの「立花ちゃん」のようだった。戸惑いをあらわにしながらも、まずは口にされる説明を聞く。細かい事情は彼女の説明からは読み取れず――あるいは彼女自身、わかっていないのかもしれず。ただひとつわかったのは]
……そっか、やっぱ私、死んだのね。
それから――立花ちゃんも。
[小さな手をそっと、握り返した]
助けられなくて、ごめんね。
[それはこのゆきんこの死を知ったときに思い、永遠に伝える術のなかった言葉だ。謝ったって何もならないことはわかっているけど、でも言わずにはおれず]
>>+25花(>>+26続き)
そう、そうだったの……
じゃあ、立花ちゃんはその方法を、
[探さなくちゃ。言いかけた言葉が途切れた。彼女は、沙霧姉ちゃん「達」と言った]
待って。
私以外にも、誰か死んだの?
/*ナルの受けた衝撃がでかすぎて今緊急カウンセリングを行っているのでありがてぇなぁという気持ちになるチヨスだよ*/
>>+26歯
[突然の彼女の謝罪に立花は表情と思考をピタッと止めてしまう。そして彼女の謝罪の意図を理解した途端、先ほどの笑顔から一転。潤んでいた目から涙がぽろぽろと落ちると同時に首を横に振った。]
なんでっ…沙霧姉ちゃんが、謝るのっ?
立花が死んだのは、立花が勝手な事や悪い事ばっかり、しちゃったから、で。
沙霧姉ちゃんは何も悪い事ない、よ?ねね姉ちゃんも、高尾兄ちゃんも。
[それに―――と立花は彼女の胸。幼馴染が刺してしまったであろう場所を見て話を続けた]
謝るのは、立花の方、だよ。何も役にたてないまま、何も言わないで、死んじゃって、ごめんなさい。
立花が死んで、皆に悲しい思いさせてしまって、ごめんなさい。
立花のせいで、辛い思いたくさんさせて、ごめん、なさいっ。
[そう言いきると立花は彼女の胸に飛び込んだ。彼女が立花を助けられなかった事を後悔したのと同じくらい。立花は何も言わずに自分が死んでしまった事を責めていた。彼女が幼馴染と戦う事になったのも、今はいない鼠の彼女が敵陣営に侵攻したのも、少なからずどこか自分が原因になってしまったのではないかと、思っていたのだ。]
>>+19 鼠
[待て、という言葉は、なぜか音にならなかった。ただふっと漏れる息にしかならなかった。]
[言うべきことは、まだまだあった。そのはずだった。常盤に謝るなんて本当はどうでもよくて、本当はねねが生き返ってやらないと常盤が悲しむからで、それ以上に自分がねねに生きていてほしいと思っていて、それにねねにも生き返ってもらわないと立花がそうできないと思ってしまうかもしれなくて、そうなったら、]
[でもそれは、誰のためだ]
[あなたを追って、数歩進み、止まる。感情の落ちた瞳で、足元を見る。どこまでもぽかりと口を開けた深い奈落を見る**]
/*う、んんんんんーー迅さん、迅さんなんとかしたいけど、これは、立花がなんとかして解決というかなんとかできる問題、かな?*/
>>+28 >>+29花
で、でも。……私達がもっと、
[一緒にいたら、なんて、今更の話だった。だから結局、あなたの泣き顔を見ながら口を閉ざす]
アンタが――それこそ、アンタが謝ることじゃないでしょ。
辛かったのも、痛かったのも、立花ちゃんなんだから。
……だから、泣くことないのよ。
[胸に飛び付いてきたあなたを、慌てて抱き留めた。そしてその頭を優しく撫でる。恐らくはあなたが落ち着くまで、その動作を続けるつもりで。けれど、その手が一瞬、止まった]
……ねね?
アイツ、……アイツ、死んだの。
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