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ん、だいじょうぶ、愛しているから。やることがあるなら早々に終えて、早く寝てください。誕生日で天音がしたかったのはプレゼントを渡すことだけでしたから。
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村が終わるのが寂しいのは、良いパートナーに巡り会えたから。
今後、恋仲になれるかわからないけど、今誰よりも大切な人。
白兎と天音の物語は、村が閉じても続く。とりあえずはめでたしめでたし、で〆ましょう
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ぼんやりと結婚式の事考えてる。あまりお金がかからない式で、
白兎のママと姉妹がこちらの控室にばかり居てくれて白兎のところへいなくていいのか心配したり。
白兎のパパが一緒にバージンロードを歩いてくれたり。
親戚と友達を呼んで30人くらい、披露宴はレストランかなんか借り切って、新婚旅行は熱海一泊二日
結局初めてはその時になるのかな、とか。
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イタコだいぶ抜けたと思ってたんだけど、幸せな気持ちだからいいや。
ちらっと結婚式に元家主が乱入して刺されて血に染まる純白とか浮かんだけど。だめだこの娘、破滅思考がすごい。
並木と恋人になってたら、対等な関係じゃなく飼い主と犬になってた。元家主と天音の関係と似たような。天音は痛めつけられると安心するって傷があって、並木がそれに反応して虐めてお互いに興奮する変態カップル。
マサノリくんとは想像できないし
白兎が相手で良かった。
――9月――
[お互いの誕生日が意外と近いと判明した。
これまで友人だった正率の誕生日に無頓着だったのだなと改めて思いつつ、プレゼント交換に心底悩む。
数日間は授業中にぼんやりしているように見えても、ずっと何を贈るかについてしか考えていなかったのは内緒だ。
そうして、当日。]
おそい!
……待ってた。いらっしゃい。
[ピンポンが鳴ったとほぼ同時に玄関に出てくる。
偶然傍にいただけであって、別にここで待っていたわけではない。
そんな振りはどうにかできたはず。]
[ささやかながら夕食は用意した。
といってもやはり男料理風で、どどんとナポリタンとサラダである。
どうせ色々持ってくるだろうなって。
よし、予想通りな予感。
ちゃぶ台にはまず、小さなケーキにロウソク2本。]
ハッピーバースデー、――正率。
[歌うときは、囁くように。
それでもちゃんと祝福が伝わるように、彼の瞳を見つめた。
火を吹き消した後、キスをせがむ仕草に。
莫迦だな、と呆れたように、笑って。
身を乗り出すと、わざと掠めるように鼻の頭に口付けを贈ってみたりしたのだが、反応はどうだったろう。]
……お前が、ピザ焼いてくれるんじゃないかって。思ってさ。
なんとなく合わせてイタリアンにしたんだ。
あ、ナポリタンって日本か。
[苦笑しながら、平たい箱の中身を初めて見下ろす。
あ、と息が零れたのは驚きと感嘆から。
頬が染まったのは、嬉しさと、愛らしい形への気恥ずかしさと。
声にならない。
何も言わないままそっと手を伸ばし、一切れを口に運ぶ。
一口、二口、手の中のピザは自分の一部になって、綺麗になくなれば、行儀悪く指までぺろりと舐めてしまう。
正率に見つめられながら2切れ目まで頂いて。]
[続いて贈られたのは、ゆるめのボーダーのワンピース。
まさか正率が洋服を選んでくるとは思わなかったため、最初は意外そうに目を丸くしたが――ブランド名に納得する。
ワンピース、か。
でも部屋着としてなら自分でも着れるか。
ありがとう、と受け取ったのもつかの間。
次に渡されたワンピースと、添えられた言葉に息を飲む。
99と1%。
しばらく無言で服を見つめて。
゛女のような゛自分で、隣に在ってもいいんだな。
ワンピースをあてがう正率の手の甲に触れ、ゆるゆると握りしめた。
浴衣を選んだ時に感じた躊躇いと逡巡に彼が気付いていたのかいないのか、さらさらと解けて溶けていく。]
俺、今度始まる怪獣映画が見たいな。
迫力満点のやつ。
[これが答え。]
正率、少し目を瞑ってろ。
[瞼を下すのを確認すれば、用意していた小さな箱から贈り物を取り出し、そのまま正率を抱きしめるように。
両腕を首元の後ろに回し、鎖の留め金を嵌めた。]
なんかさ、ほんと俺たちってイコールだよな。
プレゼントに選ぶ基準が被り過ぎ。
[目を開けて、と囁いた。
正率の鎖骨辺りで揺れるシルバーの輝きは%の形を描いており、地元のアクセサリーショップでの特注品。
この形を頼んだら不思議そうな顔されたぞ。
そんな風に笑いながら、自らの服の内から、今まで隠していた同じシルバーの輝きを引っ張り出す。]
これで、完成、
[自分の首元で揺れるのは、――゛1゛の数字。]
……欲しいもの?
なんか本当に色々貰っちまったけど、そうだな。
もうとっくに俺のものだけど。
今日は特別な日だし、更に貰おうかな。
[口の端を上げ、瞳を細める。
挑発的な笑みを湛えて。]
゛正率゛がもっと欲しい。
[口にした後でほんの僅かに瞳を揺らす。
だめだ、正率相手だと恥ずかしさを100%は隠せない。]
好きだよ。大好きだ、正率。
[思いが溢れる。
彼相手だと簡単に100を超えていく。
零れ落ちないように、今度こそ、唇を触れ合わせよう。
積み重ねていく。
1000だって、10000だって。*]
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文章はちゃめちゃだけれど想いは込めました!
正率さんは本当に本当にありがとう。
ふわふわしつつお風呂いってきます。
2時に目覚ましセットして起きたら、見事にジャストタイミング。
こういうのもイコールだから俺嬉しいなぁ
一言だけだけど返事書こう
しっかしまぁ、検索したら1%なんてブランドが本当にあるんだもんなぁ。
シューズとかないかなと無難なの探したけど、見つかったのがワンピースってのもまた偶然というか。
[蘭へのプレゼントとして洋服を選んだのは、女のような自分でありたいと願っていることに、明確に気付いたからというわけではない。
理由も意識もなく――蘭の1%に惹かれて、1%を100%にしてしまうのだ。
その事実と現象を発見して、1%というブランドの服を贈ろうと思っただけで――それが合致するなんて考えもしなかった。
ただふたりの偶然と明らかになった想いを深める材料になって、蘭をよりいっそう好きになって行く。
きっと来週末も素晴らしい時を過ごせることだろう]
お、おう……
[目を閉じろと言われて、平静を保ち何もしなように心がけてはいるは、期待しているのか唇が尖っている――やはり馬鹿である。
抱きしめられて、首の後ろでいじる動作が感じられて、どういう系統の品が贈られているのかは理解した、言われるまま目を開ければ――]
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