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ん?まてよ、検視官が存在するということは痕跡は残るのか。
いたのは分かるが、Masquerade自身はない。ぐらいなのかな?
でないよ、ねぇ?
死体なんか調べたって、意味ないよねぇ?
何のために頭を打ち抜いて殺してるんだか。
あたしたちちょっとでも残ってたら、しぶといのに。
[それがこの猫だーっ!ともふもふした]
[ジャンクスが取り出した予備の注射器を見ながら、疑問を口にする。]
試験薬の使用条件、一定しないのが気になるんだけど。
死後と生前、二種類に分かれてるじゃないか。
そんなのできちんとした結果が出るのかな?
まあいいや。
痛くないなら協力するのもやぶさかじゃないよ?
[ケビンとアリシアの会話から、メノミリアの事が伝わり、唇を噛んで拳を握りしめ天を仰ぐ。月は見えないだろうが]
ウサギと餅つきか。月にゃ……楽園には、行けたのか?
『笑ってるなのです?演奏してるなのです?メノミリア?』
[数瞬だけ感傷に浸り、現実へと意識を戻した]
うーん、あたしの死体ってどうなってるのかなぁ??
[うむむと考える。]
腐るわけじゃないんだよね、頭を潰されたら。
だから、『Masquerade』に感染していたか見分けるための『けんしかん』って人がいるんだよね。
あのおじさんが『Masquerade』ってこと??
でも、生きている間にも投薬したって??
むー、よく分かんないねー。
[考えることを放棄した。]
[記憶を探る中、危険とは遠い所にいてほしかった、という言葉に。]
……先輩の気持ちは…辛いって…分かってた…から…。
先輩自身…危険なトコに…ずっとずっといたって知ってたから。
でも…打ち明けなきゃって…思ってた。先輩の大変な秘密、俺だけ知っててってのは…ずるかったから。
……苦しんでなんて、ないですから…。
[神父サマの姿の意識と、バルトを見比べて]
・・・あなたたち、本当に別人?
もうなんか、同じ人にしか見えなくなってきたわ
[けらけら]
にゃはは、月はどうなんだろ…。
見たことのあるような、海には行けたよ。
[足元の砂を波がさらっていく。]
うさぎさんはいないけど、オオカミさんはいたよ。
友達もできたもん。
演奏はしてないかなぁ……。
[聞こえた言葉にぼんやり返事する。]
いや、そこが微妙なところでさ。
俺はマスカレイドだけど、【ダンテ】はマスカレイドじゃないんだよな。
発病してないから。
調べても多分、試薬には反応しない。
[リュミエールの申し出に]
まあ、死後の場合は死にたて限定だがな。鮮度が落ちると効果も鈍る。言っただろ?改良の余地がまだまだあるって。
痛くねえとは言えねえが、ちょっとちくっとする程度だ。しかし、簡単に協力してくれるんだな。怪しいとは思わねえのかい?
[どこかで誰かにしたことのある問いを向ける]
そうかもね?バルトと僕は元は一つだったりして。
Masqueradeも面白いもんだね、ここまでそっくりだとは思わなかったさ。
[自分を信じてるというリュミエールには悲しげな目を向ける]
……わたしは、リュミエールさんにも、感染の可能性があると思っています。
昨日、クリストファーさんとご一緒だったみたいだから。
だから、そんなわたしを、簡単に信じないで下さい。
……辛いです……。
[最後の言葉は小さく呟く]
…だって、んな話、聞いたら。
[一緒にしたらアリシアが可哀想、というジャンに、ちょっと戸惑った。
と、ミリアが楽園に行けたか、という疑問に]
……笑ってた、あいつ。
殺してくれって…疲れてって…物騒なコト言ってるくせに。
ずっと、ポワンくん持ってて、一緒に持ってけるかな…とか。
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