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ダンテも癖がある人間だったし、ヴァレリアもそう。
ソーニャだったかな?ジャヌスに似たあの子も癖のある人間だった。
十分類は友を呼ぶ、だと思うけどね。
ケビンくん……。
ずっと、わたしはケビンくんには危険とは遠いところに居て欲しいと思ってた。
尋問官だって打ち明けられたとき、どんなに辛かったか分かる?
こういう状況になってしまうことが予想出来たからだよ。苦しむ姿が見えたからだよ…。
ううん。
ちょっと状況を整理しようかな。
[木にもたれかかったままで、足踏みをしながら]
アリシアはジャンクスを調べて、感染してなかったことを確認したんだよね。それは昨日の話?今日の話?
あと、ジャンクスは今まで誰を調べてどうだったのか教えて欲しいんだけど。
あくまで試験薬なんだよね?それってさ。
[ぼんやり思い出す。
薬の話をしたのはダレだったかな、と。
あの話をして何故疑われなかったのかな、と。]
…………あたしなんか、疑いやすいのにね。
なんか、いっぱい頑張れみたいなこと言われた気がする。
ミカたん…何か関係あるのかな。
女の人をあんまり疑わないよね。
[感覚だけで話している。]
[アリシアからミリアの話が出てくれば、少し目を伏せながらも]
……責めない…ですか?
……そっか…先輩も……疑ってた…から…。
頑なに無理してって…そうなんかな……。
無理しすぎって…神父様にも言われちまってますから…。
…不安なコト…口に出さなきゃ。
信じてるってコトに…ならないですもんね。…すいません。
[苦笑いを浮かべて。]
[足踏みしているのを不思議そうに見つつ]
リュミエールさん。
今日の話です。だから、今現在はジャンクスさんは感染者ではありません。確実です。
あれか!
「先生はお前等を疑っている訳じゃない。
怒らないから、正直に言いなさい。」
「はーい、僕です。」
「貴様かっ!!」
って奴か。
おい……臆病で単純って。
[ジャンにぶぅたれる。]
…感染してねぇか……どうか……。
分かんねぇ……のは……。
[一番の不安だったこと。
それは、昨日神父が手にブラスターを握らせてくれたこと。
…あの時に、手と手が直に触れていたか、思い出せない。
けれどジャンの言葉に…ちょっとした反発心もあって…押されて、なんとか思い出そうとしてみる。]
だからそうは言い切れないんだってば
アリシア・・・
あぁ、耳元で囁いて教えてあげたいわ。
そうしたらあの子、混乱しちゃうわね、きっと。
そっか。
じゃあ、僕はジャンクスを信じてもいいのかな?
アリシアのことは信じてるし。
[足踏みを不思議そうに見られていることに気付き、苦笑い。]
あ、ごめん。
迷惑な癖だったら、やめるよ。
あん?
……おいおい、ケビン。俺と一緒にしたらアリシアさんが可哀想だろ。
[状況を整理したがるリュミエールに向き直り]
ああ、試験薬だぜ。まだまだ改良の余地は残されてるさ。本当なら金を取るんだが、貸しってことで無料で教えてやるよ。投薬したのは、さっき言ったスクラップ置き場での銀髪の男とそこにいた少女、ただし二人とも死後。どっちもMasqueradeじゃなかった。神父さんに投薬して、Masqueradeの反応が出た。そいつが昨日の話だ。
……あんたも協力してくれるのかな?
[予備の注射器をポケットから取り出す]
ダンテは……Masqueradeだったんだよね?結果的には。
ということはジャンクスの薬は不完全、ということかな。
ああ、そういえば死後Masqueradeは消滅してしまうもんね、身体から。
だから僕らは最初『保護』しようとしていたし。
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