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[頭部を無惨に破壊された死体が、路地裏に晒されている。
それが私の生まれた風景。
スラム街で頭を潰された娘は、病院で奇跡的に息を吹き返した。顔と記憶を失って。
美しい娼婦だったと人は言う。けれど、鏡に映る自分の顔は他人のもののようで。
いつもどこかに自分の顔を失った記憶を探していた。]
……これが私の素顔。
[血にまみれ、つぶれた姿。
今度こそ動かなくなった体を前に、安堵の息をついた。]
― 記憶の海 ―
[此処が己の記憶で成立する世界であるなら。
自身が想像した月とはこんな世界であるだろうか。
それとも、この海は己の知っている場所であるだろうか。]
…………っ。
[伝わってくる振動と、生暖かい感触。
それから、不気味に鳴り渡る不協和音。]
ううっ……うあぁあああああっ!!!!!
[ヤダ、ヤダ、ヤダ、ヤダ、ヤダッ!!!
空ろな瞳のまま、また記憶を呼び戻す。
記憶だけの存在。
存在するだけの記憶。
これは、本当に自分の記憶なのだろうか。
それすらも分からない。]
[嘆きと叫びが広げる波紋。
ネットワークのあちこちから、呼応する無数のざわめき。
それは類似した記憶か、知るものの思いか。
近く遠く、鮮やかで虚ろ。]
へへっ…パパァ…ぱぱぁ……。
あんなに愛してくれるって言ってくれたのにぃ……。
あたしなんか、いらない子だったのかなぁ……。
[『Masquerade』に効くワクチンを作り出すために。
親しかった友人は『Masquerade』の研究に携わって死んだ。
職場の人間は、『Masquerade』に殺された。
それに対抗するがため薬の研究を始める。
『Masquerade』という、存在が恐怖で仕方なかったのだろう。]
………ううっ……やだ、やだぁ…。
こんなに汚れちゃ…楽器吹けないよ……。
パパァ……、どうして、何も言ってくれないのっ??
[己の手に視線を落としながら、小さく首を振る。]
[どこかで少女の嘆く声が聞こえる。
それはまるで音楽のよう。
声が、記憶が打ち寄せ返す。
私の失った記憶もこの波のどこかにあるのかもしれない。]
[記憶の自分は幾らか幼い。]
ままぁ……どうして、あたしを殺そうとしたの…?
なんで…なんで…?
パパのお薬……いらなかったの…?
[血塗れで頭が潰れている母親の肢体。
その後ろ、恐怖で顔を歪めている父親。]
……パパ、違うよ…。
あたし、『Masquerade』なんかじゃないよ……。
パパたちのこと…守ってあげてたんだよっ……。
[愛している、なんて嘘だったのだろうか。]
─Bar"Blue Moon"─
[たまにBarに来る時に見る顔ぶれは、そこにはいなかった。]
マスター、ホワイト・ルシアンよろしく。
今日は人が少ないねぇ。
[意識がくるりくるり、入れ替わる。]
ケビンはアタシに気がつくのかね。[にやぁり]
ケビン君は、気がついてくれるでしょうか…[不安げに]
リュミと酒かい?
リュミエールさんとはさほど親しくないですからね…気がつかないでしょうね…
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