情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
研究者の娘 アリシア は、ギーク ジャンクス を占った。
次の日の朝、自警団長 ヘクター が無残な姿で発見された。
《★占》 ギーク ジャンクスは 人間 のようだ。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、“蒐集家” ヴァレリア、“鋼の左手” ダンテ、公安 リュミエール、コールガール ソーニャ、神父 クリストファー、苦学生 メディクス、新参ナース リーン、研究者の娘 アリシア、カルテット メノミリア、ギーク ジャンクス、“烏” ケビンの11名。
コールガール ソーニャは、ギーク ジャンクス を能力(守る)の対象に選びました。
ー回想/スラム街路地裏ー
[電話の着信を告げる振動に、少しだけびくりとして携帯を取り出す。
ディスプレイで仕事用の回線にかかってきたことを確認すると、通話をONにした。]
はい。もしもし?
あら、貴方? お久しぶりね。
[電話の向こうから聞こえる声に、わずかに頬を緩めた。]
ええ。いいわよ。嬉しいな。
バートラムホテルで良い?
ええ。
[唇は笑みの形。褪めた色の瞳は伏せられていた。]
ー回想/バートラムホテルー
[仕事が終わると、馴染みの客は手早く服を身につけた。]
相変わらず忙しいのね。
[客の素性を詮索することはない。
自分の電話番号を知っていると言うことは、他者からの紹介を得たものであると言うこと。
それ以上の保障は求めていなかった。
それでも、馴染みの客の場合、相手の方から話す言葉でその素性を伺い知ることが出来る。]
最近物騒だから、過労死しないようにね?
[ベッドに寝そべったまま笑うと、男は真面目な顔でため息をついた。
少し嗄れた声でぽつりと話す。]
都市の、閉鎖……?
Masqueradeの為に?
……そんな話も出てるの。
政府は街ごと病気を潰そうとしてるってこと?
乱暴ね。
ねえ、こんなこと私に話していいの?
私がMasqueradeに感染してたら、その話を聞いて逃げ出すかもしれないわよ?
[楽しげに唇をゆがめると、男は眉間にしわを寄せた。
苦々しい顔で、言葉を吐き出す。
その言葉に、薄い色の瞳が柔らかく笑んだ。]
……そう、ありがと。
[そのまま素っ気なく出て行った男を見送り、窓の外へと視線を落とす。
眼下には暗い川。映す瞳にも*光はない*。]
―回想・Bar"Blue Moon"―
[何事もない、普通の日々のように。
姉御や後輩たちと語らったり、笑いあったり、どぎまぎしてみたり。
そんな中で感じる、ひとつの苦しそうな眼差し。
どんなにフツウを装ったって。
どんなにフツウの頃のように笑えることができたって。
もう、後戻りはできなくなってしまったのだと、その眼差しに告げられているように、思えた。]
[でも後戻りなんてできなくたっていい。
12の時に失った父。
ボロボロの顔半分、厭でも記憶に留まり続ける痣の形。
なぜこんなことになったのか、わからなかった。
そんな少年に、母は無表情に告げた。
「殺されたのよ」と。
仇を追うため。仇を討つための力を得るため。
そのために始めた情報屋。
そしてこの前、ある雨の夜に出会った一人の男。
利用できる力は得た。あとは、討ち果たすまで。]
…後悔なんてしてるわけ、ないっすから。
[そう、ぽつりと呟いた。]
[聞こえる明るい歌声。
心は、ひと時の安息に戻される。知らないうちに、ちょっとばかしメノミリアのメロディを口ずさんでいたが。]
……なーんかその調子、真面目に行ってますぅって言いたげだなぁ、ミリア?
[おめぇに限って、んなわけねぇだろ、とでも言いたげに後輩に楽しそうに詰め寄る。]
まあ、後輩ちゃんの無実証明はメディ次第ってコトだ。
もっとも、俺の件で手一杯かも知れんが…ね。
[にぃやり。
メディクスが背負っている、もうひとつの重い荷については知る由もなく。]
[マスターがアリシアを呼ぶ声が聞こえれば、きょとんとしたが。]
へぇ、リュミ兄様が、ねぇ…。
[本当に付き合ってるんじゃ…とは言えず、ただ端末越しのやり取りにそれとなく耳を傾けた。よく聞こえなかったけれど。
賑わいの中、仔犬を抱いて静かに店を後にするアリシアに気付けば、何も言わずにそっとその姿を見詰めて。
しばらく店の面々とからかったりからかわれたりを続けた後、お先にっ、と陽気に告げて、少年もドアを開けて店から出て行った。]
―回想・了―
/*
…そういやどこで見つければいいんだろ(おまえ
赤側のみんなに聞いてみようかな…でも聞いちゃったら村側バレバレ…あーでも結社員COしてるから別にいいのかな、かな。
そしてデフォは先輩。…勘弁してくださいランダ神様!
/*
そういえばちょっと試してみたいことがあったのでした。
今日のケビン君の運勢は?悪ければ悪いほど寄生されちゃう可能性アップ!かも☆
{02女教皇:逆}
― 回想・Bar"Blue Moon" ―
[マスターにフードを頼んで、近くのテーブルへと移動しようとするが、胡椒が多めのオニオンスープには満足をしたのかカウンターへと向かいおかわりを要求した。]
おかわりー。
マスター、おいしいよー、オニオンスープッ!!
仄かに香る、たまねぎハーモニ〜♪
[受け取ったおかわりのオニオンスープ片手に今度こそテーブルに移動しようとすればケビンの詰め寄りに合い、ほんの少し涙目になる。]
うぅ〜っ。ちゃんと学校……行ってないかも…あれ?
あたしはケビン先輩よりずーっと真面目だもーんっ。
とにかく、メディ先輩に話を聞けばいいもんね。
[テーブルには注文したナポリタン、ピーマン抜きが届けられた。
いただきまーすっという言葉と共にフォークを握った。]
/*
投票デフォがソーニャ。
護衛デフォがケビンセンパイ。
うーん、両方とも明日考えればいいかなぁ。。
うにゅーん、うにゅーん。
[フォークでくるくると巻き取りながら、パスタを口えへと運んでいく。
Barと呼ばれるところで、がっつり食事をするものなのか周りを見回してはみるが、分からなかったので考えることをやめてみた。
誰もそんなことをしないなら、自分が最初でいいではないかと、という結論に至る。]
むー……。
今日は家に帰れるかなぁ……。
[またもぼんやりと考えながら、ナポリタンは減っていく。
気が付けば、アリシアがいなくなっており、ケビンも店を出ていくところだった。]
マスター、ご馳走さまぁっ!!
また、来るねーっ。
[マスターはどんな思いでこの言葉を聞いたのか。
Barには似つかわしくない客は店を後にした。]
―→自宅方面
― 自宅前 ―
[こそりと自宅の様子を伺う。
自分を銃撃してきた男たちの様子を探るためだ。
ぱっと見たところ、誰もいないように見えた。]
……大丈夫だよねっ、多分。
お風呂入りたーい、携帯も持ってかないとダメだし。
[こっそり隠れるかのうようにして、自分の部屋へと。]
―→自宅
― 自宅 ―
[若干荒らされた様子があるが、気にしない。
携帯端末をチェックすれば、アンサンブルのメンバーから連絡があったようだった。]
あー……なんだったんだろ?
あ、メールで入ってる。
[それは暫く練習は休みにしようというもの。]
えっ、えぇっ?!なんでっ、なんでっ??
[理由は、自身が銃撃された噂がメンバーの耳に入ったことだったが。それに気付くことは、できずにいる。]
…ふーん、べ、べつに、いいもんねーっ。
あたし、1人だってべつに。
[気分を紛らわすかのよう、シャワーを浴び。
布団に飛び込んだ。]
― 回想終了 ―
― 早朝・自宅 ―
[今朝は何故か自然に目が覚めた。
昨日戻ってきたことを男たちが気付いているかもしれない。
この間は助かったが今度は銃弾に倒れることも十分に考えられる。]
早めに家を出たほうがよさそう…。
忘れ物ないようにしないとなー…。
あ、パパのも持って行っとこう。
[小さなケースと携帯端末。
それから、いろいろな音楽データをカバンに詰め込む。]
あ、リーンにも後でメールしなきゃなーっ。
確か楽器ケースに入れといたはずだし。
[そろっと家を出て行く。]
― 路地裏 ―
[家からこそこそ、隠れるようにして出かける。
何も悪いこともしていないのに、何故追いかけられなければならないのか。
全く納得がいかなかった。]
今日は学校行こうかなーっ。
でも行っても、センセに怒られるだけかも。
じゃあ、街でサックス吹いてるほうがいいかなっ!
[走り抜けようとした路地裏。
己の足を引っ掛けようとしているのか、足が伸びている。]
なぬっ!そんな罠には引っ掛からないもんねーっ!!
[けれど、明らかな異臭には気付いていた。
鼻が曲がりそうな臭い。]
くっさー……何、なんの…にお…。
[伸びた足の持ち主を確認するかのよう、足を飛び越える前に立ち止まって持ち主を確認した。
ゴミ箱の陰に男の姿は隠れており、近付いて初めて確認ができた。
上空には、黒い鳥が鳴いていた気がする。]
えー……ええっ……!
[思わず、1歩後ずさる。
けれど、壁のある方向に後ずさってしまったのですぐにぶつかってしまった。]
役所のおじちゃん……?
……、え、え、これって、『Masquerade』?
[何度もストリートで怒られた。
男にとの時の面影はなく、右肩から右の二の腕の辺りが腐ったのか、ボトリと落ちている。
首筋には何か奇妙な痣みたいなものが見えた。]
パパ…パパ…。
パパの作った薬、何の役にも立ってないよ。
ほら、また1人月へと誘われた。
皆、月に還りたいんだよ、やっぱり。
[思い出す記憶。
潰した頭。
飛び散る赤。
赤
赤
赤
それから、黒。]
アハハハハ――――、ハハハ―…?
パパ、怖いかも…あたし、怖いかもしれない。
ハハ…アハハ……。
やっばい、生で見ちゃった……。
これ、記憶に焼き付けて、作曲に活かさないと……。
[言いながらも、微かな震えが止まることはなく。
視線も上手に定まらない。
周囲に漂う、腐臭がさらに意識を遠のかせた。]
……ハハ……、アハハ……。
あたしも、あたしも月に還るの、かな……?
[震える声で呟いた。
死体の前、ぼんやりそれを見つめたまま。
時間が経てば、その場に*座り込んでいるかもしれない。*]
ー路地裏/早朝ー
[まだ朝のうちに、ホテルを出る。
川沿いの道を抜け、人気のない路地裏へ。
どこかで鴉のなく声が騒がしい。]
“鋼の左手” ダンテは、コールガール ソーニャ を投票先に選びました。
[鼻を突く臭いが路地に入る前から異変を伝えていた。
生ゴミとは違う臭い。少し薬品の混じったような、腐臭。
普段なら避けて通るだろう道を進んだのは、どこか尋常でない笑い声が聞こえたから。
見覚えのあるミントグリーンの髪がゆらゆらと揺れる。
彼女がサックスを吹いている時も、同じように揺れていた。
でも、笑い声はあの時とまったく違う。少しも楽しそうじゃない。空気の漏れる音。]
どうしたの?
[がくがくと震える少女に歩み寄り、その見つめる先を確認する。]
─早朝・自宅─
[通信端末は、いつもと違う着信音。
寝起きの身体は、すぐさまソレに反応して。
音声通信を受信。
現況を知らせる声は、真剣みを通り越して悲痛なほどで。
非常事態宣言。地区ごとの分割封鎖の話。
…そして、手が足りないとも。]
…復帰、か。
構わないけど…、新しい相方は必要無いから。
[枕元に飾ったままのフォトフレーム。
そこに架けてある二本の鎖を手に取った。
写真の中、寄り添う姿は未だ鮮やかな色。]
…検体が届いてない?
[もたらされた知らせに、思わず問い返す。
輸送していたはずの担当者が行方不明と。
該当地区は、この周辺のようで。]
判った、何か見つけたら知らせる。
[ジャケットを羽織り、部屋を飛び出した。]
……Masquerade。
[その犠牲者を見るのは初めてだった。
なのにそれと分かったのは、その腐敗と首に広がる痣。
Masqueradeは空気では感染しない。分かってはいたけれど、思わず口を押さえた。ごくりと喉が鳴る。]
やだ……。警察に、連絡……。
[振り返って、少女がぶつぶつ呟いているのに気づいた。]
ちょっと!? 大丈夫?
[ぼんやりとした様子の少女の肩を揺さぶり、次の瞬間その手を離した。]
[思い出したのは街で聞いた噂。
『なりたて』はぼおっとしている。
思わず少女から一歩退き、身を守るように腕を上げた。]
“鋼の左手” ダンテは、カルテット メノミリア を投票先に選びました。
─Bar"Blue Moon"─
[……どうやってここまで来たのか憶えていない。あの赤いカプセル薬。依った状態を偽装するモノだが、記憶を失うのと感情がコントロールできない副作用が。
もちろんそんなこと、他の人は知るよしもなく。]
[黙ってカウンターの席に着く。他の客に目を配る余裕もなく]
マスター。済まない、水を、くれないか。
─スラム街─
[少年が怪しげな男と会話しているのを目撃した人物はいるものの、大したことは聞けず。]
うーん……
弱ったなぁ……
[いつもの癖で髪を弄ろうとしたら、結いあげていて髪がなく、なんとなく恥ずかしくなった。]
―― 自宅 ――
[ベッドサイドのテーブルに置かれた携帯端末が着信のコールを鳴らす
目覚ましが鳴る時間にはまだすこし早かった]
あう・・・ん・・・何・・・も・・・ぅ
[鳴りやむ気配がないので渋々と端末に手を伸ばす]
ふぁい・・・あっ、し、師長!
[眠気なんか一気に吹っ飛んで、がばりと身体を起こした]
『緊急連絡を端末に送ったからすぐに確認してちょうだい』
いつもは穏やかな看護師長の口調にいつもにない響きを感じて
簡潔に承諾の返事を返す]
んー……
[唸りながら歩いていると、携帯端末に一通のメールが届く]
ん?
[開くとそこには≪助けて≫とたった一言だけ]
へ……?
送り主……シーザ!?
[何があったかはわからないが、とりあえずシーザの端末の位置情報を検索し、そこへ向かって駆け出した。]
[あちこちを探すも、手がかりはなかなか見つからず。
路地の奥までもしらみつぶしに。
角ひとつ曲がったところで、]
………!?
[視界の端に映ったのは、忘れもしないあの姿。
短く切りそろえた、さらさらの金髪。
ビークルを停め、様子を伺う。]
[すぐさま携帯端末に送られてきた連絡を読む
―Masqueradeの感染者数増加のため政府が街を封鎖することになった。
当病院では全診療科にて重篤症状かつMasquerade検査で陰性の入院患者を
隣町に移送することを決め、昨日までに完了した。
また、自宅でも処置可能な入院患者に関しては一時退院を進めている。
在勤職員数も半数に減らすことになったので、勤務シフトを確認されたし―
感染の可能性が高い病院から人を遠ざける、ということだった]
(シフト・・・は・・・ありゃりゃ)
[添付されていたシフト表を確認すると、自分の次の勤務は2日後。
思わず面食らったが決まったことは仕方ないとため息。
自分が担当の患者さんはどうしたのかを知るために病院へ向かうことにした]
「ぶっちゃけ、感染を疑われても、殺意を向けられても仕方のない発言量なのですよ。
「中の人が風邪をひいているのが悪いのです
「それじゃー仕方ないね、ってわけには行かないのよ。
[右袖に手をやり、潜ませてあるナイフに触れる。
それを抜こうとして、Masqueradeの処置方法を思い出し、舌打ちした。
ナイフではおそらく殺せない。
また一歩退いて間合いを取り、ぼおっと座り込んだ少女に問いかける。]
……貴方がやったの?
月に還るって……何?
―― 街外れ・自宅の自室 ――
………良かった。
[解析結果を確認し、ほっと胸を撫で下ろす]
ちゃんと出来るみたいだね。
[他界した両親の研究の成果、未完成ではあるが、現時点ではおそらく最も必要とされるであろう技術]
……お父様とお母様が生きていたら、今頃は完成してたのかもしれないな……。
1日ではなく、1時間くらいで結果を示せるくらいには――。
[Masqueradeの解析を通じて、ゆくゆくは永続的に効果を示すワクチンの開発にも乗り出したいと言っていた父を思い浮かべる]
わたしは………。
『……僕には検死官としての職務があるんです……』
『…“異端審問官”ご存じですか?俺…わたしは、その構成員になったんです』
[二人の後輩の告白が脳裏をよぎる]
…いや、違う……。
[同じ顔をした例のコールガール。何かを見つめているように見えて。
ビークルのまま低速で近寄り、声をかける。]
…どうか、したのか?
[彼女の視線の先を覗き込もうと。]
―― 路地裏 ――
[自宅から病院へは大通りよりも裏を通った方が早い。
鼻歌を歌いながら早くもお気に入りになったエアボードに乗る]
[カァカァと喚く様な鳴き声に足を止め、
一瞬顔をしかめて見る方向は、病院とは反対側。
なんとなく嫌な空気が漂ってきている気がして、
そちらへ進むべく地面を蹴った]
[スラムからは離れたところ、そこに倒れている同僚の姿を発見する]
……息はまだある…けども…
[ナイフで刺されたのだろうか、腹部からの大量の血。
このままでは長くはない]
病院に連絡を……
[病院へと連絡し、現在地、負傷者の状態を事細かに伝えた。
救急車が来るのはそう遅いことではないのだが、待っている時間は非常に長く感じた。]
[コワクナイ。
そう言い聞かせるかのように、立ち上がろうとした。
けれど、立ち上がることはできなかった。
いつだったか、出会った金髪のかわいい女性。
彼女が来たことも気付かず、ずっと死体を見ていた。]
…………。
[頭の中を駆け巡るのはコード進行。
1つ1つの音が重なり合って、音楽を作り上げる。
いつかの未来完成予定の、最高傑作の音。]
………うぁ……。
[肩を揺さぶられると、ヘッドフォンがするりと肩へと落ちる。
静かな曲から激しい曲へと変わる。
ヴァイオリンの不協和音がヘッドフォンから漏れた。]
─Bar"Blue Moon"─
[からん。
心なしか、ドアベルの音がいつもより重く聴こえた。
げっそりした顔をしながら、店に入ってくる。]
あー、疲れた。
なんか、感染者の死体が出て大騒ぎになっててさ。
ぴりぴりした空気って苦手なんだよね。
でさ。
マスター、街が封鎖されてるって本当かい…?
[いつもの椅子に座り、ブルームーンを注文。
ちらりと、カウンターの一席に視線を送る。]
ん…?
メディクス、か。今日はえらく大人しいみたいだが。
[声を掛けようかどうしようかと迷っている様子。]
[けれど、肩を揺さぶった相手は離れていく。
その様子すらもただ、ぼんやりと見ていた。
問いかけの言葉するも音の羅列に聞こえた。]
………はぇ……??
……『Masquerade』が、やったんでしょ…??
『Masquerade』は人間を月へと導くんだよ……?
[力なく。
目の焦点は定まらないまま。]
アハハ、ハハ……。
役所のおじちゃんも…パパとママと一緒なんだねー…。
へへ…へ、うさぎっているのかなー……。
[震えたまま、相手にはきっと意味の分からない音を並べた。]
[すぐについた救急車。
事情を説明し、彼を連れていってもらう。
自身もついていこうかと思うが、やはり病院は鬼門で。
調査をしなくてはならないからと残ることにした。]
……助かるといいんだけどな。
[彼を診る時に血に汚れた上着はくるんでカバンにいれ、その場を後にした。]
[横からの言葉に、反射的に脇へそれる。
静かに横付けされたビークルと、搭乗者の自分を”間違えた”男。]
Masquerade。
[答える瞳は、放心した少女を指して。]
うあ、なんかくさ・・・腐臭?
[嫌な予感がますますつのる。
ダンテとそのビークルがこちらを向いているのを見ると
地面を強く蹴って近づく]
どうし・・・ま・・・
[かける声は途中で途切れ、
視線の先に最初に飛び込んできたのは、
病院で何度か見たことがある特徴のある無残な姿]
これって・・・
[Masquerade。
金髪の女性の声が聞こえればは、っとそちらを見るだろうか]
………やば、言っちゃった。
これオフレコでお願いね。
[こそっと小声で。]
なんか、うちの近所で役人のバラバラ死体が見つかったとかで。
感染…は、わかんないらしいね。まだ。
例の特徴は出てないらしかったから。
もうそのごたごたで、家出てくるのさえ大変でねぇ。
んー?
言っとくけど、アタシじゃないぞー。
アタシだったら、五体バラバラにして袋に詰めちゃうね。
誰さ、殺ったの。
[意識越しで騒ぎを確認し、『声』を投げる。]
[焦点が定まらない少女の言葉に、眉を顰め会話を打ち切る。
少女から視線を外さないまま、後から来た銀髪の男に問うた。]
……銃を持ってる?
この子、感染者じゃないのかしら。
さっきからずっと、こんな風にぼうっとしてる。
[去る前に、血だまりの中に何かが落ちているのを見つける]
……これ…ワクチン……?
あいつのか?
[本物か偽物かはわからないけれども、どうやらワクチンのようだった。
それを拾い上げ、何となく鞄に放り込んでおいた。]
[少女の後ろに、既に崩壊した肉体の残骸。]
…あぁ、間違いない。
[死体がこんな風になるなど、それ以外に考えられなくて。
ソーニャの言葉に頷く。
無意識に、冷たい鋼の左腕を押さえた。]
[また一人、路地に増えた人の気配に小さくため息を吐く。
朝とはいえ、そろそろ人が動き出す時間だ。
感染者と言えども、三人の人間を相手には出来ないはずだ。
……彼ら二人が、非感染者なら。]
[感染者という言葉が聞こえて、首を小さく振るう。]
ちがっ……違う……。
あたしは……感染者なんか……じゃない。
だって、月じゃなくって、ここにいるんだもん…。
[金髪の女性から離れるよう、後ずさりしたが、後ろには壁があってそれ以上下がることはできなかった。]
[金髪の女性の前には見たことのある色の髪]
(何でこの子が、こんなところに―)
[呆然としている姿に手を伸ばそうとしたとき、
『感染者じゃないのかしら』と声が聞こえて
出した手をふと止める]
メノミリア、ちゃん・・・?
[その声は声になったのか、なっていないのか
自分でもわからず]
可能性は、高いな。
[違うが良く似た声に右手は従って、腰に下げたハンドブラスターを手に取る。
ソレはまるで…この左手が生身だった頃と同じ光景で。
金髪の女を庇うように、銃を手に前へと歩み出た。]
………悪い、酒が不味くなるね。
マスターにも嫌な思いさせちまったかな?ごめんよ。
[グラスの中身を一息で空け、苦笑い。]
マスター、午後の死、頂戴。
…って、不気味な名前のカクテル頼むなって?
まあそこは気にしない気にしない。
─中心街─
[とぼとぼと歩いていたら、中心街へと出た。
そこにあったベンチへと腰掛け、先ほど拾った同僚の携帯端末をいじりだす]
なにか……情報は…。
[彼も調査中だったから、もしかしたら何かを掴んでいたかもしれないと、調べ始める。]
[それは、崩壊した残滓だったかもしれない。
次の宿主を見つけられず彷徨った末に、器が耐え切れず崩れたか、
それとも獣や虫達の中へ分散して逃げていったのか。
いずれにしろ、感染したものの末路なのだろう。
Masqueradeたる大きなシステムは、内に目覚めた無数の意識達に、こうして感染という拡大を強いて行くのかもしれない。]
[意識がはっきりしてきたのか、弱々しく首を振る様子はまだ若い少女の仕草にしか見えない。
けれど、それが信用できない。]
月ってどういうこと?
貴方は、Masqueradeの何を知ってるの?
[今まで聞いた話で、病気と月に関わる話などあっただろうか。]
ちょ、ちょっと・・・!
[ダンテがメノミリアに向けて銃を構えるのを見たならば
慌てて地面を蹴ってその間へエアボードごと割ってはいる]
ま、まってよ・・・
まだ、感染者とは決まったわけじゃないじゃない
[何を考えているんだとダンテを見た]
まあ。
接触した時に感染したとかって可能性はあるかな。
模擬戦闘かなんかで会った相手とかなら、その時感染させたのかも。
感染するかねぇ。
[やや自信なさげ。]
で、出てきた死体ってどんなん。
さっきはオッサンって言ってたけど。
…月へと伸び行く無数の梢、
繋がり合う無数の意識の向かう場所…
[何処で聞いたのか思い出せぬ一節。
旧世界の創作物だろうか。
肉体を捨て、精神は全てひとつに繋がりあい…]
[耳鳴りを伴った頭痛は消えぬまま。
少女と、相方に生き写しの女のやり取りを、銃を構えたまま聞いている。]
オッサンはねぇ、えっとほら
よく街をえらそうに歩いてた自警団の偉い人
ちょび髭の。
まさかこのオッサンがお仲間だったとはね
ん?ヴァレリアさんか。
って、その話って。
俺は見に行かないといけない、のかな。
正直、今は水を飲むので精一杯。
マスター、済まない、もう一杯水を。
こっちの懐具合はマスターが知ってるでしょう。
事態は一刻を争う。
…違うかもしれない、という望みは判断を鈍らせるぞ。
[割って入ってきたリーンにも引かず。
冷たい鋼の腕は、その望みに縋った報い。]
[空を見上げた一瞬、少女とダンテの間に新たな侵入者が割って入った。
視界を過ぎる桜色の髪に一瞬目を奪われる。]
じゃあ、感染者じゃないって言える?
[割って入った女性に鋭い声を投げた。]
病院で調べられる?
私があの死体を見つけたとき、彼女はここでぼうっとしていたわ。
感染の初期症状じゃないの?
んー。
[グラスを手に席を立ち、メディクスの隣に。]
メディクスー、大丈夫か?
なんかあんまり調子は良くなさそうだが。
[目の前で、手をひらひらさせてみる。]
――都市封鎖?!
役所の方が何人か襲われたって……。
[祖父の説明によると各世帯に政府より通達がきたらしい。定期検診に廻っていた数人の役人が今日、死体となって発見されたこと、それによりこの街に厳戒態勢が敷かれ街を封鎖することになったこと]
…役所…襲……リュミエールさんっ!!
[頭に浮かんだのは昨日、仕事で会えなくなったと連絡してきた男性の顔]
『こんな時にどこに行くつもりじゃ…アリシア!!』
[制止する祖父の声を無視して、とるものもとりあえず家を出る]
そんな…まさか…いやだ…絶対、そんなことっ。
[仔犬もその後を走って追いかける]
―― 自宅→街 ――
ああ、うん。
アタシが今言ってた死体の話?
そっちは多分大丈夫じゃないかな。検視官っぽいのがいたし。
てか、水って。
………二日酔いか?
[じっと、メディクスの様子を観察。]
感染者がいようといまいと、
ここで撃たれちゃアタシが動きにくくなるじゃない!
[目の前にダンテに言いたいが言えないことを叫ぶ]
[またか―――――。]
そうやって……、何の関係もない人間を殺すんだ……っ!!
ハハ、アハハ、あたしを殺すのは『Masquerade』だけだもんっ、あたしは月に還るんだっ!!!
[銃を前にして噛み付くように睨みつけた。
人が集まってきていることには気付かない。]
『Masquerade』のことなんて、何にも知らない。
知っているのは、アタシじゃなくてパパだもんっ!!
[立ち上がろうと足に力をこめた。]
でもま、どっかで別の遺体が転がってる可能性はあるかもね。
噂で聞いた、街の封鎖が本当だって言うんなら…だけどさ。
[シャンパングラスに注がれた、半透明な緑の液体を喉に流し込む。
独特の苦味と、泡が弾ける感触。]
/*
あながち間違いではない…。
けど、これは、結構ヤバスwwww
どうしようっ、吊られるっ!!
うふふふふふ(´∀`*)
[ヴァレリアの席まで向かう]
ヴァレリアさん、ああ。今、こんな状態で。
昨日、でしたっけ。今までも検診はあっただろうって言ってましたよね。
でも、今回のは何か違うんだ。今までなら検診はもっと余裕があったんですよ。こんなに突発的に行ったことはなかった。しかも、血液も、スピッツに一本採って終わりって。今までにない雰囲気。これから推測できるのは、今までにはなく近くにMasqueradeが潜んでいる、っていう、事実。それは出会う人すべてが信用できない、殺意を向けなければ自分が殺されるという妄想に近い現実……
なにも無し……か。
[一通り端末を調べたものの、なにも情報はなく。
溜息をついてがっくりと肩を降ろす。]
あったとしても消された……かもね。
確かに、感染の初期症状は『ぼぉっとしている』だけど
初めてこんな死体を見たんだとしたら?
誰だって唖然として立ち竦むんじゃないの?
[一瞬、メノミリアを見る]
片っ端から疑って殺してまわるなんて私は真っ平。
とにかく、病院へ連れて行って、経過観察でも
いいと思うの。
―あそこにはちゃんと処置室もあるんだし
[早口で言い切ると息を吐いた。
疑わしきはその場で始末する、という考え方を全否定するつもりではない
ただ、有無を言わさず始末しようとすることに憤りを覚えたのも事実]
[少女が立ち上がろうと動く気配に、反射的に地を蹴った。
少女の目前にいる女を守るように銃口の前に割って入り、女の身を引き寄せようと腕をのばす。]
[いつもの席に着席。
メディクスが付いてくるのを見て、苦笑。]
まっすぐ歩けるみたいだね。
…って、いきなり背後に回るこたないだろ。ああびっくりした。
[メディクスの見解を聞き、顎に手をやりながら考える。]
ま、確かに突発的…には近いかね。
いつもより、告知と実施の期間が短かったし。
投票を委任します。
苦学生 メディクスは、“蒐集家” ヴァレリア に投票を委任しました。
…なら、君の判断でその子をなんとかすりゃぁいい。
[予備の銃。
一発だけ弾の込められた自決用のそれを、無造作にリーンへと放った。
異端審問官になったときに渡されたそれには、照準は無い。
他人を撃つ為のものではなく、感染に気づいた自分を葬るための物であるがゆえに。]
いや、公式発表かどうかまでは知らんよ。
横の繋がりで、ちょいと小耳に挟んだだけ。
[くいとグラスを傾け、残りを飲み干す。]
ただ、近くに『Masquerade』が潜んでいるとかだったら…。
ありうるかもねぇ。都市の封鎖ってのも。
“鋼の左手” ダンテは、ギーク ジャンクス を投票先に選びました。
[コロサレル。コロサレル。コロサレル。
死ぬわけにはいかないのに。
だって、まだ曲は完成していない。]
うわぁぁああああっ!!!
スットコのおっさんのバカーーーーーーーッ!!!
[できる限り、声を張り上げて路地裏を抜け出そうと走り出した。]
あっかんべーっだっ!!!
[楽器を抱き締めて森の方へと走り出す。]
[割り込んできた女の素性は知らない。
けれど、憤る言葉に静かな目で言葉を返した。]
なぜ、そう言えるの?
病院の人には判断がつくだろうけど、私にはわからない。
判断を誤って自分が殺されるくらいなら、確実に感染していない自分を守る為に、違法でも相手を殺すわ。
……この状況なら、貴方とこの人が感染者じゃない限り安全だと思うから、その対処でも良い。
[銃を差し出すダンテを指し、頷いた。]
[ぷるると携帯端末に連絡が入る。役所からのようだ]
都市……封鎖。
検診中の役人……数名死去、内数名に感染者あり。
検診結果は役所内部にいた感染者により破壊
……。
/*
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
目標、3日目に生き残って守護者COをすること。
というか、この状況では誰も護衛できない罠。
人間不信もいいとこですねー(#^ω^)
[腕を引っ張られ少しよろける]
・・・・・・。
[次の瞬間、
―ガチャリ―
ダンテに投げ渡された銃は、自分の手の中に音を立てて収まった]
―わかったわ。
そちらの・・・方ももそれでいい?
[金髪の女性を振り返った]
[割り込んできた女の方に意識が行っていたから、叫んで走り出す少女への反応が遅れた。
追おうかどうか迷って、また一手遅れる。
その間に少女の姿は路地の向こうへと消えた。
残されたのは、男の死体。]
[二通目のメールに自身への指示が事務的に記されていた。]
指示は……坑ワクチン薬調査から、感染者処理に切り替えろ……か。
が、感染者についての情報は無し……ねぇ。
どうしろと……。
/*
そんなに簡単に動けないよー。
銃つきつけられたのに。
というか、逃げても逃げなくても吊られそうな罠。
死体発見するんじゃなかったかなー……(´・ω・`)ショボーン
しょうがないじゃない?
他にいるんだもの。
だぁれもいなかったら、私が殺っちゃってたかもね
なりすますのもタ・イ・ヘ・ン
[やれやれ、と諦めの感情を露骨に表した]
待て…っ!
[駆け出す少女を追おうとして、踏み出しかけた体が傾ぐ。
機械仕掛けの左腕が、ガクンと誤作動。]
…くっ、なんでこんな時に…。
[痙攣するように振動する左腕を押さえて蹲った。]
あ・・・!
[後から走り出したメノミリアを見遣る]
ちょ、ちょっとまって!!
[しかし緊張していたせいか、足がもつれてすぐに追うことが出来なかった]
そういや。
[人差し指を、メディクスの頭に突きつけ]
感染者は、頭を潰せ…だっけか。
まあ確かに誰を信じていいかわからん状況ではあるけどね。
会う奴会う奴全員に殺気向けっぱなしじゃ、疲れるんだよね。
[溜息交じりの苦笑。]
[メノミリアが『役所のおじさんに奢ってもらおう』、
といっていたのを思い出して役所に顔を知っている者がいると考えた]
あの子のことは、私から役所に伝えておきます。
[ため息に混ざるのは困惑する心]
[逃げ去る少女に舌打ちしたのも束の間、耳障りな機械音をたてて踞ったダンテに駆け寄る。]
ちょっと!?
大丈夫?
[その時ようやく、相手の腕が機械であることに気づいた。
小刻みに揺れる腕を眉を寄せて覗き込む。]
ま、警戒するにこしたこたないんだけど。
[無意識のうちに、腰へ差したままの刀に手がいった。]
アタシの得物で、頭潰せるんかねぇ…。
んー。
―― 中心街・広場 ――
はぁはぁ……ちょっと休憩。
[街中やみくもに探してもリュミエールを見つけることが出来るはずもなく]
連絡先とか、聞いておけば良かった…。
[後悔しつつ、近くのベンチに腰掛ける]
リアンも、ごめんね。
ありがと。
[自分と一緒に動き回ってくれた仔犬を抱き上げお礼を述べるが表情は晴れることはなく]
どうしよう。
ケビンくんやメディクスくんにも伝えなきゃいけないことがあるのに……。
[焦りと不安は暗い闇となって広がっていくような気がした]
あの子、広場で楽器を弾いてた子よ。
それ以外は知らない。
[ダンテの傍らにしゃがみ込みながら、リーンを見上げた。]
この人のことも、お願い。
[遺体を指して言う。
今になってまた、腐敗臭を強く感じた。]
― 街外れ・森の入り口付近 ―
[息を切らしながら、近くの木へと掴まる。]
うぅ……ふぇ……。
[泣きそうになるのを必死でこらえる。
無理して足に力をいれたせいか、その場に倒れこんだ。]
……あたし、『Masquerade』なんかじゃない…。
『Masquerade』なんかじゃないもん……。
[誰も信じてくれない。
誰も信じられない。
そうやって、両親は死んでいった。]
[携帯端末で役所に連絡を取る]
―ええ、メノミリア、です。
はい、明るい緑色の髪の、女の子―
―ええ、多分、そう。
[役所側にも思い当たる節があるのか、見た目と楽器を持ち歩いていること
街角で演奏している姿を見たことがある事などを告げるだけで話が通る]
[途中、蹲るダンテをちら、とだけ見遣った。
彼がなぜ蹲る事になったのかを見ていないから―]
[金髪の女性の言葉にうなずくと]
あ!それ、と
遺体の回収も―
[今向かうとだけ告げられ通話を切られた]
ヴァレリアさん、俺だって、俺だって。
目の前にいる人みんなを疑え、それはヴァレリアさんも一緒で。そんな疑心暗鬼の世界、頭が狂いますよ。
そしてそれが現実に。狂気の世界。信じられない。でも、まだ、推測の範囲。推測の範囲、ですよね。
小耳に挟んだ噂って、そこから導かれる結末とか、嘘だって言ってくださいよ。
マスター、水を。いや、何でもいいや、火酒をお願い
[ふと顔をあげると近くのベンチにアリシアの姿が]
……?なんか浮かない表情だけどどうしたんだろ?
[話しかけようかと一瞬思うが、自身の格好に気がつく。
少し迷うが……とりあえず自分であることは伏せて声をかけてみることにした。]
もしもーし、どうしたの?浮かない顔してるけど。
[さりげなーくさりげなーく、アリシアに声をかける。
初対面、初対面。
知らない人、知らない人。
そう暗示をかけながら、女性を装って。]
アタシが嘘だって言ったら、信じるかい?
[スツールに座ったままで、メディクスの頭に手をやる。
抵抗されなければ、そのまま撫でる心算。]
まあ、そう自棄になりなさんな。
焦ってたら、出来るもんも出来なくなっちまう。
…悪い、誤作動……
[襟元を開けて肩を出す。
二の腕からは、複雑な機構が絡み合う機械。
緊急停止ボタンを探り当て、ようやく停止して脱力。]
…接続がうまくいかなくてな。
[この時代、頭脳の電子化までは進んで居ないが、義肢や表皮の人工化は技術的には実現されており、望む者は殆ど全身を作り替える者すら居る。
こうした拒否反応は、あまり一般的ではないケースだったが。]
/*
うっかり、人と接触できないっ。
うあーわー、どうしよう。。。
誰とも絡めないじゃーん。
なんとかできないかと考え中。
このままだと役所の人間にコロサレルーッ!!
でさ、街の封鎖って本当なのかね?
こっちは仕事仲間からちらっと聞いただけなんだが。
[溜息。]
もし本当だったら、面倒だねぇ。
予想外っちゃ予想外。
今までそこまでの事態に出くわしたこたぁなかったし。
異端審問官の手でも回ったんかねぇ?
貴女が嘘だって言ったら、俺はそれでも、裏を取ろうかと動くでしょうね。
[抵抗できるはずもなく、苦笑い]
[手元に来た安酒に口を付けて、*ため息を吐く*]
…………。
[声をかけられ振り向くと、そこには赤い髪を結いあげている女性の姿。
だけど、良く見てみると女装している男性らしいと気づいて返答に詰まってしまった]
あ……いいえ。
何も、別に、本当に。
[動揺してしまう]
(何なんだろう…この人。
あれ…この声、昨日のリュミエールさんの声に……まさか、ね)
それは本当みたいね。
病院から通達がきたわ。
封鎖されるから面倒な入院患者を先に外に出して
病院からも人払いするって。
封鎖なんて、面倒なことしてくれる
閉じ込められるってことでしょう?
そう?それならいいけどね。
[アリシアの反応にばれてしまってはいないだろうかとか、少しびくびくしながらも。
見た目、病気とかではなさそうかなあと、確認してそのベンチから離れた。
犬の……リアンの視線がちょっと痛いかもしれない。]
機械には、Masqueradeは宿るのかしら。
[動きを止めた左腕に小さく息を吐く。
通話を終えた女を振り返りにこりと笑った。]
ありがとう。
もう私はやることないし行くわ。
[立ち上がり少しためらってから付け足した。]
何かあったら、bulemoonて、barのマスターに言付けて頂戴。
ソーニャ、と言えば分かってくれるはずよ。
一応名前を聞いていいかしら?
[もうずっと、自分から他人との接点を作るのは避けていた。
なのに、そう言ってしまったのはなぜだろう。]
[メディクスの答えを聞き、肩を竦める。
気分を害した様子はない。]
ま、そうだろうね。裏を取るのは大事な事だ。
結局、一番頼りになるのは自分自身なんだから、さ。
…全て機械なら、喰われずに済むかもな。
[苦笑いを浮かべて、ぽつりと言った。
立ち去る姿に、小さく右手を振る。]
あぁ、それ…好きに使うと良い。
[銃は持っていなかっただろう、とリーンに。]
護身用にも、
…自覚した時の伝播防止にも使える。
リアン??
[去っていこうとする女装男性を仔犬がじっと見つめているのを不思議に思って、もう一度、そのひとに視線を送る]
リュミエールさん…ですか?
[なんとなく適当に言ってみた。違うとは思っていたけれど]
─早朝・教会─
[携帯端末がけたたましい音を立てる。非常事態の連絡信号というのに気がつき、急ぎ起き上がり情報を確認する]
都市の封鎖…
"Masquerade"感染拡大の恐れ強し。各自活動を開始せよ…ですか。
[指示とともに、組織が手に入れた情報が添付されている。役所の秘密情報─検診結果が破棄されたというような情報まで記載されていた。
急ぎ"相棒"の携帯端末にも転送する]
うっわ、本当だったんだ。
今まで封鎖までやらなかったってのに…ちっ。
[忌々しげに、舌打ち。]
爆撃で街ごと吹っ飛ばすとかはやらんだろうけど。
…どうだろねぇ、やる気かねぇ?
/*
まだ接触してない人。
クリスとジャンクスの2人か。
うふふふふふふー。
迂闊に人と接触できないこの状況でどうしよう(笑)
RP参戦以来のピンチを迎えています。
[黙って遺体を見つめていた顔を上げ、
ソーニャ、と名乗った女性に少し疲れたような笑みを返した]
私はリーン。
そこの、病院の看護師よ。
そのバーなら私もよく行くわ。
もしかしたら、どこかで会っていたかもしれない、のね
[にこりと愛想程度に笑う。
こんな状況ではとても心からは笑えない]
[そういえば、もう薬の調査のほうはいいんだっけ?と気がつく。
空家に行って、着替えようかなんて考えながら去ろうとすると、後ろから自分の名を呼ばれる]
!!
へ…、あ……や、人違いですよ。
[明らかに動揺してしまった。]
―スラム街・廃ビル地下の隠れ家―
…ふあぁ。
[“仕事”で走り回っている間は、その手のことを実家に持ち込むのは面倒だったから、こうして人目につかない場所に簡素な秘密基地を構えている。
スリや違法斡旋で警察や役人にお小言を貰ったり、「ごく一部の」一般学生の追跡に遭ったりするのを防ぐため、わりと頻繁に“巣”は変えている。
重たげな瞼は、端末の着信反応によってぱっと開かれる。]
……街の封鎖と、役人の殺害、あと、一部の検体データの紛失ですね。
了解です、“夕蛍”の父さま。
[連絡を受け、十字を抱く烏は飛び立つ。
不気味な烏たちの声もまた、天から聞こえてくる。]
―→中心街への道―
[メディクスの頭から手を離し、店内を見回す。]
心なしか、いつもより客が少ないね。
家に引き篭もってんのかね?常連客の面々は。
…ん、それでも店にやってくるアタシの方がおかしいんかね。
[苦笑。]
さすがにそこまではやらないんじゃないの?
人間て、そんなに勇気のある生き物じゃないわ
それは、アナタもわかってるでしょう?
でも、封鎖は面倒ね・・・ほんと、余計なことを
そうね。
私も貴方の顔、見たことがある気がするわ。
[リーンの言葉に彼女の顔をまじと見て、なぜ見覚えがあるのかやっと思い出した。
相手の様子は解せずに、にこりと笑い、路地を抜けた。
人通りの多い通りに出てふっと息を吐く。]
わかってるさ。
んなことしたら、善良な一般市民から非難囂々だもんねぇ。
ああ、でも本当に面倒だねぇ。
適当に邪魔な奴を喰い殺したら、出られるんかね。
[途中の道で、もうひとつの連絡信号。
“バディ”からのものだ。例の緊急連絡は彼の元にもきちんと届けられているとわかり、少年もその旨を把握していることを知らせておく。
「わたしの方でも、単独で捜査に当たります。
何かあれば、互いにすぐに連絡を」
そう加えて。]
[ソーニャの去る後姿をただ見送ると、
ダンテの方をむく]
じゃぁ、銃はもらっておきます。
[手の中の銃を見つめる]
腕は、だいじょうぶ?
[もう、つながらないのかも、知れないと一瞬でも思ったのか
それは少しのためらいの後に]
…………。
[目に見えて挙動不審な返答に、まじまじとそのひとの顔を見つめる]
リュミエールさん…ですよね?
[今度は願いを込めて言ってみた。どんな姿でも、本人であれば安心出来る。不安がひとつ減る。だから、彼であって欲しいと望みをかけて]
自決用の、銃、ねぇ・・・
ふふふふ・・・
あっはははは!
ありがたく、使わせてもらいますわ
・・・私でない、誰かに、ね
[嗤い声はしばしやまず]
あー、それにしても。
まだごたごたしてるんだろうなぁ、家帰るの面倒臭いなぁ。
このまま店に居付いちゃおうかなぁ。
………冗談だから、そんな渋い顔せんでくれ。
[カウンターに突っ伏しつつ、マスターに向かってひらひらと手を振る。]
……
[見つめられ、冷汗だらだら]
……ゴメンナサイ、ヒトチガイジャアリマセン。
恰好のことは追及しないように。調査のためであってだね……。
[誤魔化すのはあきらめて、自身の格好の理由を述べる。]
…いや、落ち着けば多分。
急な動きについてこれないんだろうさ。
[再起動。プログラムは動作チェックを開始。]
とっさの時に役にたたねぇなら、無い方がましかもな。
[左手をだらりと下げたまま、ビークルを右手で押して歩き出す。]
いつもの店…行くけど、どうする?
……良かったっ……。
[思わず抱きつく。昨日ダンテに注意されたことなど理解してはいない]
探していたんです、リュミエールさんを。
通達で役所のひとが何人か亡くなったって聞いたから――。
ふふふふふ・・・
知りたい?
[まだ嗤いの余韻が残る、震える声]
あの、鋼の片腕の、彼よ
ダ・・・
[ダンテ・・・と言おうとしたとき、頭に鈍い痛みが走って言葉が不意に切れる]
使わなくてすめばいいんですけどね…
[急ぎ、机の引き出しから、銃とナイフを取り出して、懐に仕舞う。そこへケビンからの連絡が届いた]
『わかりました。そちらも気をつけて。神のご加護がありますように』
[心配ではあるが、彼も一人前の"相棒"と認めたからには、そんなことは言ってられない。一言だけ返信をして、出かける準備をしていた]
[入り口に向かうと、何事か察知した子供たちが少しずつ集まっている]
『神父さま、何事ですか?』『街の様子がピリピリしてる、怖い…』
[その中で、近くにいた子供が一人かけてきた]
『神父さま、妹が出かけたままかえってきてないの!』
[子供に話を聞くと、森の方に遊びに行くと行って出て行ったまま、帰ってきていないらしい。]
…わかりました。今から様子を見に行ってきますね。
[そういい残して、森の方に向かうことにした]
― 教会 → 森 ―
うん。
私もいきます・・・。
[頭を軽く抑えて軽く振った]
ここはもうお役所に任せていいよね?
[遺体をちらりと振り返ると、地面に倒れたエアボードを手に取って足をかける]
へ……探してた?
[抱きつかれたことには別段動揺せずに。
役所の人間が……とのことを聞くと]
ああ……そっか。
僕はご覧の通り、ピンピンしてるから。
ごめんね?心配掛けたかな。
[徐々に声も元に戻って行く。]
あー、メディクス。
飲みたくなる気持ちはわからんでもないけど、安酒の飲み過ぎには注意しなよ?
ケビンみたいに悪酔いする可能性が高いからねぇ。
[安酒を飲み続けるメディクスを見ながら、たしなめる。]
いいんじゃ?
こういうのは公務員さんのお仕事で。
[くすりと肩を震わせる。
ようやくチェックが終わったのか、左手にやっと力が入った。]
[一瞬また別の記憶が過ぎって困惑する]
あ、うん・・・大丈夫。
まだ目覚めきってないのかな?
デキソコナイになっちゃってたりして・・・
[自嘲気味に笑う声にも翳りが]
―大通り―
…神父様に、主のご加護を。
俺の命なんざ、惜しくないんですから…。
[クリスからの返信を確認したところで、眼前に広がる人通りの多い通り。
端末をポケットにしまい、辺りを見回す。
すると、路地から知っている顔が見えて]
…ソーニャ姉さん?
[裏の事情を知っている彼女からは、何か情報がつかめるだろうか。すっと、彼女に近づいていく。]
―森―
[森の入り口にたどり着いた。
行方不明の少女の名前を叫びながら歩いていると、木にもたれかかるように倒れている女性の姿が目に入る]
だ、大丈夫ですかっ!
["Masquerade"感染者という不安はあるものの、それにもかまわず駆け寄る]
[しばらくダンテの横顔を見ていたが、
腕に力が入るようになったのを確認すると、
ほっとした表情を見せる]
うん。そうよね。
[一緒にくすりと笑うと]
あ、ダンテさんのほうが早く着いちゃうね。
先にいきます〜
[地面についた脚を蹴ってボードを進める]
[命なんて惜しくなかった。
復讐を遂げられればそれで良かったから。
それに、母の病は、子である自分にも遺伝している可能性が高い、とかつて告げられていたから。]
わっ。
[背後から聞こえたくしゃみにくるりと振り返る。
そこに見えたのは、黄色い髪の少年。]
ケビン……?
こんな時間になにしてるの?
[まだ人通りの少ない街に視線を這わせ訪ねた。]
[だから、自身の生への執着はあまりない。]
/*
はい、トンデモ後付け設定第○号(待て
オンにするかどうかは流れ次第だけどね!うん!
本当に良かった……。
[少し涙目になりながら微笑む]
はい、とても心配しました。
絶対リュミエールさんだと思ってしまったりして。
ほら、昨日のことと重ねて考えてしまって。
[そして改めてリュミエールの姿を見つつ言葉を続ける]
……お仕事、大変なんですね。
今から、どこかに調査に?
基本的には、ない…とは思うんだけどねぇ。
イレギュラーが起こっても不思議はないんじゃないかい?
どうだろう。
[考え込んでいる。]
[大丈夫ですか?
そんな声が聞こえたけれど。]
うわぁぁあああっ!!
[撃たれると思って、木の幹の裏に隠れようとした。
誰も信じちゃダメだ。
そうでないと、コロサレル。]
ああ姉さん、実は…。
[ちょっと考え込んでから]
……あのさ、ちっとツテの方で、嫌な話聞いたんですわ。
例のアレ…の犠牲が出たって。それでお前も気ぃつけろって。
だから、自分の身は守らなきゃって思って…それに金にもなるし、聞きこみでもしようかって。
それで…姉さんの方では、何か変わった話、聞きました?
[問い返す。]
[声をかけたとたん、女性が大声を上げて逃げようとする]
わ、わわ。待ってください、怪しいものではありません。
[逃げようとした女性の顔が目に入る。どこかで見たような…急いで記憶を掘り返す]
あ、あれ?たしか…よく街角で演奏してる…
[しばらくかかってやっと思い出した]
メノミリアさん?
[少し涙目になったアリシアを見、本当に心配させてしまったのだなあなんてちょっぴり罪悪感を感じつつ、頭をなでてあげて]
ほんと、申し訳ない……。
そこまで心配かけることになるとはね……。
[調査のことを聞かれれば]
いや、調査のほうは終わり。着替えてこようかなと思ってたんだけども……
離れてもらってもかまわないかな?
抱きつかれているのは悪い気はしないけどもね。
[そういえば前もこうやって抱きつかれてたなあなんて思いだしていたり、とか。]
気をつけるなら、多数の人がいる場所にしか行かないことね。
見知った人でも感染してる可能性があるんだから、知り合いでも二人きりは危険よ。
私と貴方みたいにね。
[路上の人影を確認して微笑んだ。
例のあれ、と言う言葉に死体を思い出し、顔をしかめる。
そんな自分に気づき、一瞬嫌悪の表情を浮かべてから再度笑む。]
変わった話、ね。
一つなら話してあげられることがあると思うわ。
さっき通報したから、まだ正規のニュースには載ってないと思う。
すぐそこに、Masqueradeの犠牲者がいるわ。
まだ回収は来てないみたい。
見て気持ち良いものじゃないけど、見る?
………ううん。
眠いし動く気しないなぁ。
[カウンターに突っ伏したまま、ぼやく。]
家帰ってもあんまり寝られそうにないなぁ。
まだ近くで捜査中だろうし。んー、どうしようかねぇ。
―― BAR "Blue Moon" ――
さすがにダンテさんのビークルのほうが早く着くわよねぇ・・・
[浮いてはいるといっても動力の半分は自分の脚力。
近道を選んで街を抜けてきた]
[カランカラン]
[店のドアを開けるとほっとしたのか空腹に気がついた]
マスター・・・ピラフか何かあります?
[きょとんとした顔をされたが苦笑いでやり過ごして
突っ伏している先客の近くへ座った]
だ…誰……??
[木の後ろから少しだけ顔を覗かせる。
隠れようとしたのだったが、楽器やカバンが木の幹からはみ出していたのでバレバレだった。]
………あたしの名前、なんで知ってるの?
[相手の顔に記憶があるような、無いような。]
こんなことがイレギュラーじゃなかったら困るわね
やりにくくてかなわない
・・・獲物見つけて移ってしまえばなくなるかな。
ごごご、ごめんなさいっ!!
[リュミエールに言われ、慌てて離れる]
うー…
[なぜだか自己嫌悪]
[でも、気を取り直して]
お仕事帰り、だったのですね…ごめんなさい。
邪魔しちゃって……。
……早く着替えした方がいいです……。
[最後の台詞は本人には聞こえないように小声で言ったつもり。でも聞こえたかもしれない]
[人の気配を感じて、突っ伏したままでそちらに視線を向けた。]
おんや、リーンかい。
酒以外のもんを頼むの、初めて見た気がするよ。
[へらっと笑う。]
そうだねぇ。
なくなりゃいいね。うん。
ま、なくならなかったらその時はその時。
対処法を考えるしかないだろうねぇ。
ああ、そうでしたね…。
ご近所だけは安心…ってのは、平和な市民の危なっかしい思い込みっすから。
…二人きりで危険なのは、姉さんも同じっすよ?
[冗談ぽく、くくっと笑ってみせる。内心は冗談どころではないけれど。
ソーニャが顔をしかめたのに気付けば、“あれ”を見たのか、と思い。
嫌悪が笑みに変わるのを見れば、笑みを合わせる。]
…で、近くに犠牲者がいるってか。通報…ありがとさん。
……ああ、俺も見物させてくださいな。回収されてないうちに。
[遺留品の類がもしあれば、重要な情報になる。
意志を持ったやつらのことだから、期待はできないけれど。]
[先ほどの遺体の件を音声通信で報告。
店に入る頃には、リーンは先に付いていて。
何か適当に、飲めそうなものと食えそうなものを頼む。]
[ヴァレリアが眠たげな瞳をしているのを見てくすくすと笑う]
やだなぁ、今は朝ですよ?
朝からお酒は飲みませんよ
[店を見回すとメディクスがいるのに気付く]
あら、怪我は大丈夫だった?
[この前病院の前で見た怪我のことを聞く。
実は手術が必要で3日も寝込んだと聞けば、自分の所見が
間違っていたことにショックを受けてふらふらと席に戻るかもしれない]
あ、そういえば……
[話を聞きたいと思っていたことを思い出す。]
アリシア、君、時間ある?
あれば、昨日聞こうとしてたこと、聞きたいなと思ってるんだけど。
[もちろん、僕が着替えた後にだけどもね。と付け足した。]
……案内するわ。
[ケビンを路地へと導きながら、笑みを浮かべる。
あの臭いを再度嗅ぐと、さすがに顔がこわばった。]
そうね。
貴方が感染してないとも限らない。
だからこうしてようかな。
[路地に人の気配がないのを確認すると、笑顔のままケビンの喉元に刃を当てる。]
ああ、もう一つ情報をあげる。
上の方では病気の蔓延を防ぐ為に、感染者の出た都市を閉鎖しようって意見も出てるらしいわ。
[木の陰から女性がわずかに顔を出しているのが見える。真剣そうな顔だが、楽器やら木の陰から出ている姿がほほえましくて、軽く笑顔になる]
[誰?と聞かれ、あわてて自己紹介をした]
スラムの外れの教会の神父、クリストファーと申します。時々街中で演奏しているの、見かけた事あるんですよ。
それにしても、いったいどうなさったんですか?
["Masquerade"の感染が広まっていることは少しずつ知れ渡っているだろう。もしかすると、相手も"Masquerade"を疑っているのかもしれない。
頭の中でそう考えつつも、何も知らない顔をして、話しかける]
ボードって案外早いんだな。
[苦笑いを浮かべてリーンに。
面倒だったから、とマスターは、ピラフ二人前作ってこちらにも。]
[酒臭い息を浴びて大仰に仰け反ってみせた]
本当なら私もそんな気分ですよ・・・
あんなことがあるなんて
[ついでに頼んだコーラをストローでかき混ぜながら呟く]
[ソーニャに連れられ、路地へと入っていく。
鼻をつく臭い。不慣れな臭いではなかったが…思い出される過去の記憶。僅かに顔を歪める。
と、喉元にナイフを当てられれば、さすがにびくり。
反射的に、拳銃の入っているジャケットに手を突っ込んでしまう。]
…ははは。笑いながらも、冗談じゃねぇってトコが素敵だわ、姉さん。
ま、まあいいさいいさ、ヤバげな動きがありゃ即首落とされたって恨みっこなし、だもんな。
[都市の閉鎖について聞かされれば、驚きの表情を見せてみる。知らないふり。]
一応知ってる情報でも、こうやってやりとりする振りしなきゃいけないってのが実に面倒臭いねぇ。
大分慣れはしたけど、やっぱめんどいわ。
[心底うんざりした様子。]
[なんだいと聞かれると少しうつむいて]
見ちゃったんです
感染者・・・だった人の死体。
[ね?
とダンテに顔を向ける]
病院では見慣れてるけど、
街で見たのは初めてで・・・
[カラン、とグラスの中の氷をストローで突いた]
[どうしたのか、と聞かれれば身体が強張った。]
あたし、『Masquerade』なんかじゃないっ!!
おじさんもあたしのこと殺すんでしょっ?!
『Masquerade』じゃなんかないもんっ!
ウソついたってダメなんだからっ!
[さっきのことを知っている人が追いかけてきたのだと思った。
だから、どんなに優しそうな笑顔を見せたって信じちゃ駄目なんだと言い聞かせて。]
…………。
[木の幹から覗かせていた顔を引っ込めた。]
え?
[リュミエールの言葉で思い出す。話が聞きたいと言われていたこと。おそらくはMasqueradeのことを尋ねられるのだろうということを]
わたしは、構いませんけど……。
[そう答えたあと、足元の仔犬が心配げに自分を見つめるのを感じて柔らかく微笑み返した]
感染者の死体…か。
[リーンから話を聞き、顔を曇らせる。]
やなもん見ちまったんだね。
アタシも見たことあるけどさ…うん。
三日三晩、夢に出たよ…ははは。
[その時の様子を思い出したのか、力のない笑みを浮かべる。]
[刃を当てたケビンの反応に、彼の武器の所在を確認する。
その反応には、眉をわずかに上げて、肩をすくめた。]
この状況、私の安全は保障されてるけど、貴方の安全は全く保障されてないわよ?
私がMasqueradeだったらどうするつもり?
ジャケットの中に何を入れているかは分からないけど、私の方が早いわ。
[そう言いながらも、喉に当てた刃はしっかりと固定されたまま。
やがて、腐敗臭の中心へたどり着く。]
ねえ、情報提供の報酬に聞きたいんだけど。
なんで、私が判ったの?
やったのが自分だってわかってる時でもさ。
あんまり見たくないんだよねぇ、『抜け殻』は。
グロいし、見た目が。
どんな美男美女でもさ、腐れば皆同じ、ってか?
[けらけら。]
じゃあ、先に……
[一瞬Barのことを頭に思い浮かべたものの、あそこよりはとちょうど近くにある、馴染みの喫茶店を指して]
あそこの喫茶店に先に行っておいてもらえる?
ささっと着替えて僕もあとから行くから。
[じゃあ、またあとで、とそそくさと空家へ向かった。]
─中心街→空き家─
…どうするつもり、ってねぇ。
自分こそが抜きが早いと信じて撃つしかねぇっすな。
…ま、こういうのは、先に出した方が負けるって言われてもいますがね。
[ジャケットの中で拳銃を握ったまま苦笑い。
そして再び見下ろす、役人姿の男の死体。
腕は腐って落ち、そして首筋には…決して忘れることなどできない、あの形の痣。]
…間違いねぇな。
近くに、いるってか。
[どこか黒い笑み。]
検査担当の役人?
[ダンテの情報と、リーンの情報を合わせて考える。]
…そりゃ、どうにもキナ臭いねぇ。
検査結果がおシャカになってる可能性が高いってことでいいのかい?
[書簡着信。
ヴァレリーの言葉に眉を潜める。]
…やられた、らしい。
役人の中の感染者が、データ消しやがったとたれ込みが…
─空き家─
[大急ぎで駆け込んで、風呂に]
さっさと色落として……
[シャワーを勢い良く流し、頭をがしがしと洗う。化粧も綺麗に洗い流す。
髪を乾かす暇はなさそうだ。
服がぬれないようにと、タオルで乱暴に拭いてから、さささと櫛でとかし、高い位置で一つにまとめておく。]
[その確信は、私怨で動く人間の、仇の発見を焦るあまりの早とちり。]
…ああ。近くにいますさ。
[くつり。]
このおっさんが殺された。回収もされてないみたいだから、まだ殺されて間もねぇんでしょう。
だから殺したやつは、遠くへは逃げてないはず。
『殺すんでしょ?!』
[その言葉を聴いて、身体が硬直する。
"Masquerade"は意思を持つウィルス。見つけたと思ったら、すぐに逃げ出していく。
だから、感染者は急いで殺さないといけない。
それが"Masquerade"を滅ぼすために、必要なこと。
そう。そうするしかないのに。わかっているのに。
再び隠れた彼女の様子に、うなだれて下を向く]
―― 待ち合わせの喫茶店 ――
[店内は意外と狭く、静かで落ち着いた雰囲気の場所だった]
内容が内容だけに、ここで大丈夫かな……。
[とりあえず近くのテーブル席に腰掛ける]
[程なくお水が運ばれてきた]
えっと、注文は、そのもう一人のひとが来てからお願いします。
[仔犬を連れていることを注意されないかとどきどきしながら細身の年配の髭を生やした男性に伝える。辺りを見回すと店員はこの男性だけのようで、お客も自分以外は誰も居なかった]
[携帯端末が小さな音を立てる。急ぎ眺めてみると、それは役所からの、メノミリアを探索する連絡。
携帯端末を握り締めて、再び顔をあげる]
…本当なら…あなたを連れて検査をしてもらえれば一番いいんでしょうけど…
今は…今の街は、それどころじゃありません…だから…疑わしい人は、殺すしかありません…
本当なら、今あなたを殺さないといけない…
[殺さないと、殺さないとと、理性が叫ぶ。
脳裏に浮かぶ、"Masquerade"に殺された妹の遺体。
"Masquerade"は許せない、ゆるせない、ゆるせない…]
しかし…あなたが感染しているようにはみえません…
[悲鳴のような小さな声で、つぶやいた]
…ところで、さ。
お前等、二日酔いの薬か頭痛薬持って無ぇ?
最近、頭痛くてさ…耳鳴りまでしやがる。
[こんな副作用聞いてない、とリーンにぼやきながら、レモンソーダのストローをくわえた。]
…で。
犯人の中には、発見者を装って隠れようとするやつもいたりするわけ、ですからなぁ?
[ソーニャが息を潜め、ナイフを握る力を強めたのにも構わず]
…そう、ここにいるだぁれかさん、みたいに。
[かちゃり、ジャケットから手を引き抜く動き。握られているのは漆黒の短銃。]
[ケビンの言葉に、少し前まで同じ場所に立っていた緑の髪の少女を思い出す。]
そう。
でも逃がしちゃったわ。
ミントグリーンの髪をポニーテールにしてた。
公安には届けてあるから、そのうちID照合が出来れば名前と写真入りで通達が出ると思うけど。
ねえ、Masqueradeの感染者が出たのが嬉しいの?
[店に入って気が抜けたのか、
『抜け殻』を見つけたあのときのことを思い出す。
『抜け殻』の手前にメノミリア
そして、ダンテと・・・ソーニャ。
その瞬間、視界が一瞬白くなるほどに揺らぐ記憶]
ぅ・・・
[耐え切れず意識は声を漏らす]
役人の中に、紛れ込んでたってのかい…。
また、厄介な。
…いや、元々役人を信用してたわけじゃなかったけどさ。
データ消去か。
情報ゼロの状態から感染者を探すとなると………骨だね。
[ちらちらと、常連客の方を見る。]
見知った顔でも、油断しちゃならねえってのは。
疲れるんだよねぇ。
[深く、長い溜息。]
/*
情報求めておいて、死体の場所を教えてくれたら殺そうとする悪い子ケビンなことに気付いた。
…なんか、こんな展開にしてしまって良かったのかと小一時間。
すぐに落ちられる展開、が、思いつかなくて…ゆっくり考えてたらそれこそ時間が…。
ソーニャ姉さんごめんなさいいいい
[小さな手の中で黒く光る銃に目を細める。]
いいな。
頭を打ち抜くなら銃がないと駄目よね。
ねえ、Masqueradeは、人を殺してから乗っ取るの?
生きた体に何をして寄生するのかしら?
[検査結果が消去されていたと聞くと一層不安げに表情を曇らせた]
役人さんも、感染者だったら、そうなりますよねぇ
[親和剤の副作用で頭痛、は聞いたことがなかった。
ずっとうつむいていた顔を上げ、首をかしげてダンテを見る]
頭痛と耳鳴り・・・そんな副作用は聞いたことないです
おかしいなぁ、身体に合わないですかね?
見知った顔だからって油断してると、うっかり素が出ちゃうからねぇ。
気ぃ付けないと…って、ん?
どした、また例の症状かい?
……ほら、やっぱり。
そうやって、ウソついて、何の関係もない人間を殺すんだ。
パパやママだって殺してクセに、今度はあたしを殺すんだっ!!
[木の幹から顔は出さず、叫ぶように言い切った。]
信じない、信じちゃダメなんだっ!!
今だってあたしの頭を潰す気なんでしょっ!!
あたしがパパとママにやったみたいに、潰すんだっ!!
[小さな悲鳴は耳には入っていない。]
─喫茶店─
[数分、全力で走って、漸く喫茶店へとついた。
だいぶ疲れた……歳だろうか、なんてまた自身に老いを感じたりとか。]
お待たせ……ふぅ……
あ、店長、ちょっと店のほう、貸し切りにしてもらってもかまわない?
[よく重要な話をするときに使う店。店長もすぐに把握して外の扉に札をかけてくれた。]
あと、注文……紅茶でいいかな、アリシア。
…ミントグリーンのポニーテール?
……そいつが、いた?姉さんよりも、前に?
[銃は出したまま。]
…分かりやした。
公安にも届けてあるんすね。じゃあそちらの方に、伺ってみましょうかね。
情報ありがとさん、麗しきソーニャ姉さん。
…じゃあそのお礼にひとつ、姉さんのコトが判った理由。
情報屋のカン、ってやつっすよ。前も姉さんのコト見破ったでしょう?
…これじゃ安いかねぇ。もうひとつの問いかけの理由も報酬、じゃダメっすかね?
ちっと長い話になるやも知れませんが。
つか、大丈夫かい?
二日酔いの薬なら持ってるけどさ。
頭痛だの耳鳴りだのに効くかどうかはわからんよ?
[起き上がり、ぐったりした様子のダンテを見て心配そうに。]
他にも目撃者はいるわ。
通報者は私じゃないの。
[銃とナイフを向け合い対峙する。
遠くから見れば、寄り添うようにも見えたかもしれない。
鴉の声はいつの間にか遠くなっていた。]
……カン、ね。
犬や猫と一緒なのかしら。
[納得したのかしていないのか。
一つ目の報酬を目を細めて受け取る。]
まあいいわ。
二つ目の報酬も頂くわね。
情報収集がすんだのなら場所を変えない?
手が疲れたの。
あ、うん・・・大丈夫。
[昨日、つき上げるように言葉を吐いた誰かの記憶、
その言葉はなんだったか。
そして今なお揺らぎ続ける記憶
まさか?!
原因は、ここにあるのか、とダンテをちら、と見る]
…なんだろうな。
体質はあるかもしんないけどさ。
[眼鏡を外して、前髪をくしゃり。]
…疑い合いは嫌だとか、言ってる場合じゃねぇんだけどな。
可能性が高けりゃ、知り合いであろうと。
[手首の鎖が音を立てて。]
…お前らが、アイツみたいになるのは、見たくねぇ。
…おっきくもないナイフじゃ、頭はかち割れませんぜ。
首を掻けども、頭を潰さなきゃ意味なんてない…。
[組織で教わった言葉。]
まあ、スラム街の暗がりなら、銃はごろごろ横流しでもされてますって。
[Masqueradeのことについて聞かれれば、少し間を置いてから。
組織で教わったことを話し出す。]
“あれ”が喰うのは生者。死者は喰わない。
…喰われれば死者になっちまいますが、喰われてからもしばらくは「生きて」いられる。
……もし運良く、「生きてる」うちに喰われたコトに気付けるなら、善良な市民のためになるんでしょうがね。
[気付けないまま死んでいった犠牲者のことを思い出す。]
/*
空気感染はしません。
→
一度でも触ったりしないと乗り移れません
うん、そりゃそうよね。
うわぁ、誰か触らせてw
*/
[他にも目撃者がいること、通報者がソーニャではないことも告げられれば、分かったと頷く。
犬や猫…と言われてしまえば、ちょっぴり頬を膨らませる。]
…確かにこうして銃を挙げてるのはちっとだるいっすね。
お互い休戦して、あっけらかんに明るいカフェでも行きません?
長いながーい報酬は、そっちの方でお披露目ってコトで。
[銃を懐にしまい、表通りの方に爪先を向ける。]
[あくまで拒絶をする声に、耳をふさぎたくなる。
しかし、それは許されない。
"異端審問官"として、今まで殺してきた人の命の重みを背負っているという罪の重さが、耳を塞ぐことを許さない]
わかりました…
[表情を隠すように、下を向いたまま、くるりと背を向ける]
本当にあなたが感染していないのなら、隠れていた方が安全でしょう。
あなたがここにいることは、誰にもいいません。
[それだけ言うと、ゆっくりとその場を立ち去ろうとする]
[義手をなかなか受け入れない身体を薬で馴らしているのだから、
もしかしたらそういう作用が出ることがあるのかもしれない
しかし、メディクスの怪我の所見を間違えたこともあったし
そこは何も言わずにいた]
私がさっき割って入ったのは
間違い、だったですね。
[可能性が高ければ誰だろうと躊躇しているヒマはない。
そのことはわかってはいた]
アイツ・・・?
[ダンテの手首の鎖に目を遣ってから、その顔を見た]
大丈夫ですか…リュミエールさん。
[息を切らしている男性に声をかける。彼が店長だったらしい髭の男性に貸切にするように言うと、その男性はいつものことのように外の扉に歩いて行く]
(…閉じ込められる…の?……まさか……そんなこと)
[得体の知れない恐怖を感じて無意識に身体が緊張する]
あ…はい。
紅茶でお願いします。
[リュミエールの様子はいつもと同じ…だから、杞憂なのだと言い聞かせて恐怖を打ち消そうとするのだが]
[ダンテの『アイツ』、の一言にトクン、と心臓が鳴る
やっぱり、ここが原因かと思えば視線は探るようにもなるだろう]
知り合いであろうと…。
まあね、わかっちゃいるのさ。
[緩く首を振り、自嘲的な笑み。]
甘いのかねぇ、アタシは。
ま、とりあえず薬は渡しとく。受け取りな。
[鞄のポケットから薬瓶を取り出し、ダンテの方に*放り投げた。*]
/*
ごめんなさい。
もっとあれなキャラの予定だったのに、普通に良い人になってしまった。
死体発見のときに、もっと黒く動けば良かった。
この位置だとヴァレリアと被ってしまう。
明日はもう少し修正できると良いな。
[コワイ、コワイ、コワイ。
けど、コワクナイ。
だって、『Masquerade』は月に誘うから。
けど、コワイ、コワイ、コワイ。]
うぅっ………ふぇ……。
もう、あたし、死んじゃうのかなぁ……。
[木の幹の向こうで人が立ち去ろうとしたのが見えれば、その場にへたりこんだ。
急に寂しく感じた。
けれど、街へと戻ればきっとコロサレル。]
………どうしたらいいのかなぁ…パパ…ママ…。
[地面へと小さく呟いた。
立ち去る男には聞こえなかったかもしれない。]
アンタの大丈夫は、どうにも信用しづらいねぇ。
ま、原因究明を急ぐのもいいけど寝首掻かれんようにな。
いつものことだが、いつ勘付かれるかわかったもんじゃないからねぇ。
[ふわぁ、と*生欠伸。*眠そうだ。]
んじゃ、店長紅茶2つとサンドウィッチ5皿。
おなか減ったや……。
[席についてアリシアと向かい合う。
すこしして、紅茶とサンドウィッチが運んでこられると店長は隅のほうへと移動した。]
さて……
僕が『Masquerade』じゃないだろうか、とか今思ってたりする?
[ほんの少し怯えているようなアリシアに微笑んでそういう]
僕自身も感染してるかどうかなんてわからないからねぇ、違うなんて言いきれないし……ほら。
[腰の銃を取り出してアリシアのそばへと置く]
妙なことしそうだったら使って。
そう、だね
気をつけるよ。
ふふふ、夜通しここにいたの?
それは眠くて当たり前よ
一応、生身、があるんだもの。
[不摂生な宿主に寄生した同胞に哀れみの声をかける]
…相方。
半年前に、な。
[異端審問官の証だと知らなければ、その二つの十字架は恋人達の契りにも見え。
片腕を失い、半死半生で病院に担ぎ込まれたのは半年前。]
さんきゅ。
[放られた薬瓶を左手で受け取ろうとして…間に合わず取り落とす。]
…ったく、ホントに言う事きかねぇ奴め…。
[テーブルの下に屈んで瓶を探したりとか。]
[報酬披露の会場へ行こう、とソーニャに誘いかける。
路地裏から出てきた姿を見れば、いかがわしい関係なのかと周りの者は疑うかもしれない。
だがよく見れば、少年は女の手を決して取ろうとしていないことに気付くだろう。]
…ミントグリーンのポニーテール。
あいつしか、思い浮かばねぇじゃねぇかよ…。
―→中央通りのカフェテラス―
“烏” ケビンは、コールガール ソーニャ を投票先に選びました。
[彼女の小さな呟きは耳に入らないまま、逃げるようにその場を立ち去った。
無言のまま、しばらく森を歩く]
『あれ?神父さま?』
[どこからか、子供の声がする。メノミリアに気をとられて忘れていたが、目的は子供を捜しに来た事だった事をいまさらのように思い出す]
よかった、無事でしたね…今、街の方では、あまりお出かけしないように、ってお知らせが出てるんですよ。さあ、帰りましょうか。
[子供の方を向いて、いつもの笑顔を向けた…つもりだった]
/*
ヤバスwwww
超絶ヤバスwwww
何か動くきっかけを作らないと動けないっ!!
でないと、ずっと森に隠れてそうだよミリア。
けど護衛相手には会わないといけないとかとてか。
・・・っ!
[また、閃光のように脳裏に走る記憶。
それは次第に強く、存在を主張する。
今までにない強さに一瞬その記憶に意識を支配され・・・]
ダンテ・・・どうして・・・
[とても強い想いからは、憎しみと愛おしさの両方が感じられた」
[両手でカップを持ち紅茶を少し口にする]
美味しい…落ち着く。
[目を閉じて気持ちを静めていると、直接疑っているかと聞かれ、その目をじっと見つめ返す]
……いいえ。
[素直にそう答える]
[なのにそれを待たずに目の前に銃が差し出される]
これで、わたしにリュミエールさんを殺せと言うんですか?
[恐怖よりは悲しみ、今はその方が勝っていた]
『神父さま?泣きそうな顔してるけど、大丈夫?』
[子供の声に、はっとする。]
大丈夫、ですよ。
[もう一度、必死に笑顔を作る]
さあ。帰りましょう。
[子供をつれて、教会へ戻る事にした]
― 森→教会 ―
あ、相方?
[何の話かわからずに首をかしげるが、
寄り添うような十字架を見つめて]
大切な人、だったんですね。
半年前っていえば、あの時・・・。
ごめんなさい、そんな悲しいことがあったなんて
ぜんぜん気付いてなくて
[だめ看護師、ですねと頭を振った]
/*
困った。
へたれというか、殺伐が向かないキャラになってしまった。
どこを吊り投票選択にするべきだろうか…
*/
[見つめ返され、問われれば]
もしもの時のためだよ。
最近感染者との接触はないから大丈夫だとは思っているんだけど
[その感染者もどこにいるかはわからないから、安心はできなくて。]
僕のためにもそれ、そこに置いておいて。僕が感染していて、君を食ってしまうよりかは……撃ち殺されるほうがいいんでね。
[そう言ったところで]
本題なんだけど、アリシア、君『Masquerade』に詳しかったりする?
この間のBarでの君はそう思わせる何かがあったんだけど。
―中央通りのカフェテラス―
[ソーニャと向かい合う席にちょこんと座り、ふうと一息。]
…さて、お答えしましょうか。
なんで感染者が見つかると嬉しいのか、ってお話の。
[オーダーしたミルフィーユを待ちつつ、芝居掛かった様子で、語りだす。]
それはここにいる少年が、昔むかーし、あるかわいそうな主人公の昔話を聞かされて育ったからなのです。
少年は、そんなかわいそうな戦うヒーローを、かっこいいと思っているのでしょう。
[かっこいい、というよりは、そうして当たり前なのだ、という刷り込みに近い思い。]
…まぁ、な。
[ようやく薬瓶を拾い上げて。
死が二人を分かつまで。
その絆を断ち切るために。
彼女を終わらせるために、自ら引いたトリガー。]
残された俺だけが、おめおめと生きてるってわけさ。
[支配されているのは記憶、自我は残っていることを確認すると、
無理に記憶を宿主のものにすることを諦めた]
ごめんね。
私・・・死んでもあなたに迷惑かけちゃってる
[記憶は言葉を語りだす。
多分、ダンテと関係のある誰かで・・・
そして、先日から聞こえていた苦悩の声は、きっと]
もしもの時…こうやって疑心暗鬼になって人同士が傷つけ合うんですね、きっと。
[悲しみは隠しきれない。でも恐怖を感じたのも事実だ]
リュミエールさんが撃ち殺されるほうがいい?
なぜですか?
わたしのほうが感染している可能性だってあります。
誰かが誰かより死んでもいいなんてこと、ないです。
[赤い瞳を強く見据える。それが、わたしが両親が、危険を顧みずに研究を続けた理由]
Masqueradeに詳しい…ですか。
どうして、そんなことを聞くのですか?
[ドクン
聞こえた声に大きく跳ねる鼓動
ジャヌス・・・それがこの記憶の持ち主で、
そして、ダンテの相方で、恋人。
なるほど、と黙ってそのやり取りを眺める]
あなたにはもっと生きて欲しいと思っていたんだよ?
それなのに・・・ごめんね。
私が寄生されちゃったから・・・あなたにも。
[記憶はその本当の想いは語らない。
本当はそばにいて欲しいのに]
[結局かける言葉が見つからないまま。
ダンテにかえって気を使わせてしまったと
慌てて首を振った]
ええと、その
生き残ることにも意味が、あるのかな、なんて
[うまく言葉がつながらずに
コーラを飲んでごまかした]
そうだね……嫌な病気さ……
[公安内でもよく疑心暗鬼に陥って口論していたところを見てきた。ああいうのはうんざりだ。]
だって、いやだろう?得体も知れないものに体を蝕まれて、好き勝手されるのって。
君は大丈夫だと思ったんだよ。
役人の僕が、『Masquerade』にとっては目の上のたんこぶな公安の僕が死んだんじゃないかと心配してくれたんだろ?ならまあ、信用できるかなってね。
[結構単純なことで信用しちゃったかなあ、なんて呟いて紅茶を口に含み]
ほんの少し前まではね、僕はとある薬の調査をしていたんだけども……役人が大量に死んだのは知ってるだろう?
あれでね、僕も感染者探しにまわされることになってね。
前に誘った時はちょっとした好奇心含みだったんだけども……今回は、何か『Masquerade』につながることを少しでも多く知っておきたいからかな。
[少し、真剣な眼差しになった。]
[耳鳴りのノイズの向こうから、途切れ途切れに聞こえる声。
胸の中で蘇る光景は、差し伸べられた手。
それに触れて、腐り行く指先。
【適合不能】
広大なる集合意識の流れの中へ、自分だけは加わることができず。
掟に縛られた右手は、その姿へと銃口を向けて。]
じゃあ、少年が聞いて育ったという昔話をお伝えしましょうか。
「昔々、いずれの時か、人間を喰らい、その人間になりすます鬼が現れた里でのこと。
その里には、一人の男がいた。義を重んじる騎士だった。
騎士はある舞姫を見初め、ついに結ばれた。
やがてふたりの間には女の子が生まれた。騎士も舞姫も娘をたいそう愛しんだが、互いに仕事…任で忙しく、なかなか可愛がれなかった。
それでも騎士は、幼い娘に、義の大切さを教え続けようとした。
ある日、騎士は仕事を休みがちになった。
だから娘は、今こそ父とたっぷり遊んでもらえる時だ、と大喜びした。
しかしそれは、喜んではいけないことだった。
前の日に、騎士は戦場でとある女に誑かされて関係を持っていた。その女こそ鬼だったのだろう。
鬼に取り憑かれたせいで、ぼんやりとしていたのだ」
「やがて鬼は、別の獲物へと取り憑いていった。
鬼の抜け殻の騎士は、ベッドの上で…」
[少し言葉を詰まらせる。]
「顔の半分を失って死んでいた。首筋には、鬼の足跡と呼ばれる痣がついていた。
娘はそれを見てしまった。臭いを嗅いでしまった。
幼子には死は理解できなかった。だが崩れた顔と不快な臭いに、慄いた。
強い恐怖に怯える娘に、舞姫は告げた。
父の顔を欲しがった鬼が、父を喰らったに間違いない、と。
父は生前言った。悪しき鬼は、祓わねば義に背くと。
母はこの場で言った。父を殺した悪しき鬼は、祓わねばお前の義に背くと。
娘は『復讐』の二文字を覚えた。
自分の命を復讐に捧げると誓った。
そして、鬼を祓う巫女になりたいと願い、そのために旅に出て行った」
…さぁて、この後、娘が巫女になれたかどうかは覚えてないワケですが。
こうして復讐に燃えるヒーロー…ヒロイン?の話を聞くたびに、少年の血は騒ぐのです。
だから「鬼」がいる証である、感染者、その死体を見たがる、というワケなんですわ。
…めでたし、めでたし、かな。
[ぱちぱちと手を叩く。少年の目は伏目がち。
と、ミルフィーユがテーブルに置かれる。食べたいなぁと思いつつ。]
“蒐集家” ヴァレリアは、神父 クリストファー を能力(襲う/憑依)の対象に選びました。
私ね、あなたに言い忘れたことがあって。
―ありがとう―
寄生されてからもずっとそれを言いたくて
あなたにめぐり合えたことも
あなたが、最期に私を・・・撃ってくれたことも
感謝してる・・・
[それまで不安定に揺らいでいたジャヌスの記憶が
ふ、と落ち着きを取り戻したように力を抜いた]
[持っていた高速振動ナイフで左腕を切り落としたのは自分だったのか、その辺の記憶は酷く曖昧で。
けれどその腕を捨てなければ、その場で自分は朽ちていたはずで。]
[ひとつになろう。その誘いに応えられぬまま。]
例えば、わたしが“何か”を知っていたとして。
それをリュミエールさんに伝えて、現状が変わりますか?
対策が出来ますか?
政府の対応はずっと後手後手で、世界に病を蔓延させてしまっている。
研究所の研究が進まないのは、病のせいだけじゃない。
認識だと思います。
リュミエールさんはお仕事でこの病のことを調べているのですよね?
“お仕事”でしているのなら。
辞めてください、その仕事自体を。
まあこれで、報酬の件は以上っ!ってコトですな。
これでも不足なら…ああ、まあ、ここのメニューで埋め合わせさせてくださいな。
[財布の入っているポーチを心配げにちら見していたところ、ふと、思い出して]
…ああ、そういや、今じゃなくて「前」、姉さんのコトが判った理由だったんでしたね…最初の報酬の件。
…また動物みたいな、って言わないでくださいよ?
あれは…姉さんの身の匂いと、それと声の調子、あとはまあなんとなくって感じの雰囲気から判ったんです。
そういうのを全部ひっくるめたのがカンの正体だっていう学者さまもいますけど…まあ。
・・・はぁ・・・
[ようやく自分の言葉が出るようになると、
大きく息をついた]
ダンテさん、だったんだね
苦悩の声の主は。
[ジャヌスの記憶の想いと、ダンテの様子と
両方感じているのでいつものような茶化す口調ではなく]
それともう一つ…まだ答えてない質問がありましたっけ。
“あれ”はどうやって生きた人間の体に寄生するのか。
[その話を振る少年の声は低く、重い。]
「触れるコト」で、っすよ。
身体が触れ合えば、それだけでも入り込める。たとえ…手と手であっても、できないワケじゃない。
ましてやもっと親密な接触なら…ねぇ?
[テーブルに腕を組んで乗せている少年の両手には、黒革の手袋がはめられていることに、ソーニャは気付いただろうか。]
[言葉になりきれぬ、切望。
共に在りたいとの願いは、叶うことなく。]
[その声に導かれたら、
その声に願われたら。
…どんな事であろうと従ってしまうかもしれない。]
変わらない……ね。
[残念ながら、そんな力は自分にはないから。]
ただ、できうる限りのことがしたいんだ。
お仕事、とはまあ言ったけども……
今朝、同僚がおそらく感染者にやられた。重症で、助かるかなんてわからない。
それ以前にも何十人という仲間が殺された。
中には感染していた人がいて、僕が直接手を下したことだってある。
感染者の恋人を殺して、今でもそれを引きずっている友がいる。
そういうのが嫌だから、ね。自分自身も、他の人がそうなってしまうのも。
たとえ仕事を辞めても僕のやることは変わらないよ。
…ま、情報屋やってると、んな与太話もわんさか入ってくるワケですわ。
[からからと笑ってみせる。
情報は“仕事”上で手に入れたもの、組織の中で初めて教えられたもの、どちらもあった。]
……こわーいお話は今はなしにしましょうや。
飢えた烏にせっかくのケーキを奪われるワケにゃいきませんし、ね。
[やっとのことで、ミルフィーユに*ありつけた。*]
/*
ちょっと待った。ベッドの上でって…。
自宅のベッドに誰か連れ込んだのか親父。
復讐を誓わせるために、母さんがわざとベッドに遺体を搬送したということにしよう。
[ジャヌスの記憶がソーニャにも大きく反応したことを思い出した]
ソーニャ・・・って似てるの?
だとしたら・・・ソーニャを私が食べたらどうなるだろう?
[聞いているかいないかも、何を考えているのかもわからないが、
隣にいるダンテに視線を送らずに意識だけを送る]
同じ顔で、同じ声で・・・話すのかな?
[うふふ]
それは、仕事とは関係なく、このMasqueradeに関わるということですか?
それが、どういうことが分かった上で、それでも…。
[男性の気持ちがわからないわけじゃない。それでも安易に打ち明ける訳にはいかないと思う]
だけど、リュミエールさん。
あなたが組織、それも政府というものに属している以上、知りえた情報は全て報告してしまいますよね?
新参ナース リーンは、カルテット メノミリア を投票先に選びました。
そう、仕事とは関係なく、僕個人でやれることをやる。
個人でできないなら……そういった専門の組織に属したっていいかもしれない。公安以外でね。
どういうことかわかった上でのことさ、公安に入る時点である程度は覚悟はしていたことだし。
[悲しむ身内だって、残っていないから、そのことを気にする必要もないし、とその後に続けて、呟くように言った。]
まあ……ね。知り得た情報は報告する義務がある。
公安の僕には。
悲しむ身内がいないって……。
[心がざわめく]
身内じゃないとダメなのですか。
[ずっと瞳を見つめたまま]
少なくとも、わたしは悲しみます。
とても辛く思うから、リュミエールさんにも危険なことはして欲しくないと思う。
[どうか、分かってほしいと願う]
そう…義務ですよね。
それでは、例えわたしが、知っていることがあったとしても、たぶん、お話しません。
しかも、組織内に感染者が続出し、対応も出来ないのであれば、情報は『Masquerade』に筒抜けになりますから。
プライベート?
[突然付け足された言葉にきょとんとする]
悲しんでくれる?
[そう聞いて微笑み]
なら、絶対に死なないさ。悲しませないためにもね。
ただ、そう言われても、かかわることはやめる気はないよ。逆に、そんな人がいるならば、尚更、やらなきゃいけないだろう?
[キョトンとした様子のアリシアに携帯端末を見せ]
ほら、勤務時間外。プライベート時間。
今は公安ではなく、一個人。
上に報告する義務はないよ。
ふふ……言い訳は得意だからねぇ。
[にやりと笑いながらそう言い]
それに、僕だって上には不満を持ってるし。
対策の遅れ、自己保身しか考えていない上層部。
そんなやつらのために勤務時間外までまともに働く気はないっての。
そういえば……最初、わたしは大丈夫だと思ったって言いましたよね?
それ、違いますよ。
わたしは…いつ死んでもおかしくない身だったりするかもなんです。感染する危険も十分すぎるくらいあります。
どういう意味かわかりますか?
過去に感染した心当たりが?
[少し考え込み]
僕を心配したのは確かに"アリシア"だけども。
『Masquerade』は他人になりすます病気、"アリシア"として心配するのはいたって自然。
それに心配するだけならば『Masquerade』としての本能には反しない。
故にそこで信用してしまうのは早急すぎる?
とか。
いいえ。
[考えるリュミエールを見て微笑む]
心当たりがあるようなら、それが自分で分かるなら、何も怖くないです。
そうですね。
意志を持っていますから、その可能性もありますが。
信用してくれたことを批判してるんじゃありません。
寧ろ、嬉しかったし。
もっと、別の理由があるかもしれないという例え話です。
うーん……
[唸りつつ考え込む。手は自然と髪をいじっていて]
率先して狙われる立場……実は別の保菌者です……
ぬぅ……?
[だんだんと明後日の方角へ考えが向かっていっている。]
だめだー、二流な学校の出の僕にはさっぱりと。
[お手上げ。]
[手を上げる仕草にくすくす笑う]
ごめんなさい。
なんだか、わたし、意地悪しているみたいですね。
リュミエールさんが知りたい情報は何の為のものなのか、例えば、わたしが“知っていること”を伝えたとして、それはお互いの為になるのかとか。
ここまでお話したけど、実はわたしは対したことは知らないかもしれません。
リュミエールさんの知りたい『Masquerade』の情報って具体的にどういったものなのかはよくわかりませんが。
そうだね……僕の知りたいことは……
『Masquerade』感染者のこと。誰が感染しているのかがさっぱりで何もできないから。
そして『Masquerade』について詳しい人材。
ある薬があり、その薬の存在は『Masquerade』を蔓延させる。その薬をとりあえずはどうにかしなければならない。
サンプルを個人的に手に入れても僕じゃあ専門じゃないからわかんないからね。
……………。
『Masquerade』に詳しい人は、感染しやすいと聞きます。あのウィルスは意志を持っていますから、そういうひとを狙うのだと耳にしました。ですから、おそらく、普通に探していても、見つからないんじゃないでしょうか?危険ですから。
それと、感染者。さっぱりって何もわからないのですか?
…………。
[束の間思い悩む]
あと、お薬ですね。
どういったもののことをおっしゃっているかは分かりませんが……広がらないようにするしか無いんじゃないでしょうか?ルート探ったりして。
わたしはよくは知りません。
さっぱりさ。
検診器具の破壊、研究所データのデリート。今回はご丁寧にバックアップも無し。
下に全く情報なしで「感染者を探せ」
もうすでに上層部まで入り込まれてるんだろうかな。
この都市の閉鎖も、政府にこの都市には『Masquerade』の有力情報はないとみなされ、被害拡大の危険性しかないと切り離されたってことだろうし。
[薬のことについては]
そうだね……そっちを洗っていくしか。
もたついてるうちに広まらなければいいんだけども。
感染の有無?
それだけならば一応、研究所のほうで調べられるからどうもしないかもしれないけど……
それが新しい方法で、今まで以上にすぐれたものならば、その人には生き延びて研究を続けてもらう。
少なくとも今の研究所以上の技術があるのは確かだ。
そうした人が研究を進めてくれるならば、感染してしまえば対処のしようのない『Masquerade』だって、いずれは抗ウイルス薬が生まれるかもしれないからね。
そのために僕はその人を守るよ。
……『その人を守る』ですか?
おそらく、そのひとは、他のひとよりは何倍も危険で狙われやすくて、だから、何も言えないんじゃないでしょうか?
『守る』と言ってくれるような、リュミエールさんみたいな人を、そんな危険に巻き込みたくないと考えるから。
そう……?
僕ならば、言うけどな。
守ってもらえずに知らずのうちに死んでしまって、そして研究もダメになってしまって。
そして巻き込みたくないような人たちも、結局、死んでしまって。
そんな最悪を考えたら、多少その人を危険にさらしてしまっても協力を頼むほうが、ずっと堅い。
違うかな?
………間違っているのかな……。
それでも、目の前のひとが、自分のせいで死んでいくのは見たくないと考えるのは我儘なの…か、な。
(よく、わからない―)
あとですね。
言えないのは、そんな偽善な理由だけじゃなくて、きっと、自分を狙ってきた感染者かもと怖がってたりもするんですよ。
そのひとは弱くて頼りない…守ってもらうに値しないひと。
じゃあ、逆に考えてごらん。
守られるべき人が「自分のせいで人が死んで行くのを見たくない」と考えるのと一緒で、守りたいなと思っている人は「自分が協力してあげられなかったせいでその人が死んで行くのだけは嫌だ」そう思っているはずだよ。
その人が死んだ後で「なぜ言ってくれなかった」と苦しむかもしれないよね。
そうだねえ……感染者かそうでないかなんて区別つかないし、その辺は仕方がないや。
……リュミエールさんは前向きなんですね。
羨ましいです。
そのひとは、きっと。
今は未だ勇気が出ないけど、あと少し、時間を頂けたら、お話しようとするかもしれません。
例えば、この先、
偶然二人でお話出来るような機会があれば―。
馬鹿だからね。前向きにしか考えないの。
一回、ずっと後ろを向いて歩いていた。
そしたらずーっと進む道が見えなかった。あたりまえだよね、後ろを向いてるんだから。
それ以来、前向きにしか考えなくなったよ。
そっか……
なら、そういう時が来るのを待とうかな。
/*
僕がRPやるといっつもどこまでもポジティブシンキングな人になってしまう。
ネガティブなのが難しい……できるかなぁ。
−宮殿−
[管理人に頼みこんで借りた部屋。ピーピーと電子音が鳴る。直後に緊張感のない声]
『非常事態なのです。街で感染者の遺体が出た模様なのです、マスター』
検診直後のこのタイミングでか?いや……こいつを試すいい機会か。
[宮殿の管理人に預けられていた包みを手で弄る]
世話になったな。
『なったなのです』
[闇色の猫を抱いた管理人に二人して頭を下げて別れを告げると、街の中心部へと*向かった*]
― 森の中 ―
[気が付けば街から離れるように森の中を歩いていた。]
コワイ、コワイッ―――――!
ヘヘ…っ、ふへへっ……。
パパ、パパッ!!
[持ってきていた小さなケースを握っている。]
こんなのもの必要ないよ……。
あたし以外に効くワクチンなんて必要ないっ!!
皆、あたしを殺そうとするんだもんっ。
そんな人たちを守る価値なんてある……?
へへへ、ハハハ……パパァ……あたし、また殺されそうになってるよー、アヘヘ……。
[何処まで歩いたのか分からない。
途中でまた、ぺたんと座り込んで*震えている。*]
/*
一応は吊られてもOKな動きしておこうかなぁ…ということで守護COしてみますた。
どうしようなぁ…_○____
/*
ああっ、やばい!
展開を考えると死にたくなってきたぁ(笑)!
みんな私を吊るといいよっ!ってくらい死亡フラグん立ててしまいたいなぁ…。
守護者としては最低だけどねー。
/*
というか逆かなぁ…。
生き残ってもできることが少ない中の人(ノ△T)
なら盛大に狂いまくって死にたいです。
薬のケースも楽器も壊しちゃおうかなぁ…。
楽器を壊すのは中の人の心が痛む…(・_・)
―― 夢・記憶の底 ――
――何をしているの?お父様。
[リビングで数種類の小箱を拡げている父親に尋ねる]
『ああ…アリシアか。例のデータのメモリディスクをね、探しているんだ。お前は知らないかい?』
――わたしは知らないわ。お母様かしら?
[なんとはなしに答える]
[短い沈黙]
『……………嘘を付くつもりなのか』
[感情のない、魚のような目が向けられる]
――嘘じゃないわ。
『……………』
――お父様?
[黙ってゆっくりと自分に近づいてくる父の姿]
――お父…様?どう…なさったの?
[無意識に異変を感じて後ずさる]
『アリシア!!離れなさいっ!!!』
――――ガッ―――
[声の主に視線を送るよりも早く父の頭に振り下ろされる鈍器]
(――あ…ああ…あ)
―――ぐちゃり――グチュ―…ゅ――
[倒れたあとも執拗に頭部への攻撃が繰り返される]
[床にみるみる広がっていく血液]
『アリシア…このひとはもう、お父さんじゃないわ』
[全身血まみれになって泣きながら父の頭部を破壊している女性]
(――お母…様……)
『Masqueradeよ。分かるわね?アリシア』
[信じられない光景の立ち竦む娘に母は続ける]
『感染していたのよ。いつからかは分からないけど。もしかしたら、わたしも感染しているかもしれない。このウィルスは意志を持っているわ。自分たちにとって邪魔なものは容赦なく排除しにくる。私達の研究のことをどこかで知られたのだとしたら――だからお母さんもこのまま生きているわけにはいかない』
[最後の言葉に耳を疑う]
『アリシア、忘れないでねアリシア。お父さんもお母さんもあなたのことを愛しているわ』
(――わたしも、今日、死ぬのね……)
[母は首を振る]
『あなたは大丈夫。誰もあなたみたいな子供が研究に携わってたなんて思わないわ。それにあなたが感染していないのは今日確認してる、これでね』
[ポケットからペンダントを取り出し、娘の首にかける]
『アリシア、これはあなたが完成させなさい。私達が出来なかったこと…あなたなら出来るわ。後はお願いね』
(――や、いや…お母様、わたしには無理だよ、出来ない。だから、お母様はそばにいて…お願い……)
『ごめんね、アリシア――あなた一人に何もかも背負わせてしまって、ごめんね』
[離れていく母を引き留めたいのに身体が動かない]
(……いや、いや…お母様…いや……)
――いやあぁぁぁぁあ―――
パパ、パパ、パパ、パパッ!!!!
ねぇ、なんであたしが生きてるのっ?!
なんで、あたしばっかり酷い目にあっちゃうのっ?!
このままだと、殺されちゃうっ、殺されちゃう、コロサレルコロサレルコロサレル―――――ッ!!
ヤダ、ヤダ、ヤダ、だって殺されちゃったら、月に行けないもん、パパにもママにも会えないもんっ!!
パパ、ママ、なんであたしが助かるようにしてくれなかったの、あたしなんか必要なかったのっ、ねぇっ、ねぇっ、ねぇっ!!!!!!
[両親の頭を何度も殴りつけ記憶が蘇る。]
あれ…パパとママは月にいる……っ??
あれ、あれれ、あれれれれっ?!
[本物の記憶はドレ?]
― 宮殿近くの森 ―
[宮殿で管理人から荷物を受け取り、街に向かって早足。途中、ミカたんに]
もう少しましなマシンが使えりゃ、公安の連絡を直接傍受できんだがな。他に何か情報は掴めたか?
『ましじゃなくて悪かったなのです、マスター』
はいはい。今はそれ所じゃねえんだ。早えとこMasqueradeの寄生主を見つけねえと。ここ数日、公安に目立った動きがねえか洗ってくれ。
[頬を膨らませて抗議の視線を送ってくるミカたんの頭の部分をつつく]
[数分間データの探査を行った後、ミカたんが口を開いた]
『だめなのです。どうやら寄生主が公安内部で情報を撹乱してたようなのです、マスター』
証拠隠滅……ろくな情報が残ってねえってことか。ったく、普段は情報を垂れ流してるくせに、脆弱な組織だぜ。
[小さく舌打ちを発した。突然、ミカたんの髪の色が変化する]
『公安から発せられたメールを確認したなのです、マスター』
解析して回してくれ……感染者処理?くそ、馬鹿げた話だ。そんな場当たり的な対処したって、どうしようもねえってのに。奴ら、また無実の人を殺して回るつもりだってのかよ?
[立体映像に向けた瞳には、哀しみの色が濃く映っていた]
ヘヘ…ヘヘヘ…。
パパ、パパ、パパッ、パパッ、パパッ!!!!!
なんで死んだんだっけ……??
パパとママは月に本当にいる……?
あたしはいらない子だった……?
パパ…『Masquerade』の研究なんてしてたっけ??
あの人が怖がっていたのは…??
[思い出せない。]
あれれ、あれれれれ??
あたしが何故生きてるのっ?
パパは……あいつは…自分が生き残るために?
[震えが止まらない。]
―― 街外れ・自宅の自室 ――
………っ!!
[夢から目覚め、身体を起こす。顔は涙で濡れている]
わたし………。
『アリシア、忘れないでねアリシア。お父さんもお母さんもあなたのことを愛しているわ』
忘れていなかったわ。
そのことだけは、ずっと、忘れていなかった…本当よ?
うん。
頑張る…出来るだけのことはしてみる…だから。
もうちょっとだけ…泣いててもいい?
[仔犬は瞳を潤ませながら慰めるように主人の側に寄り添っている]
/*
情報整理しとかないといけないなあとか。
結:ケビン、クリストファー
占:アリシア
霊:メディクス
狩・闇狩・狼?:ダンテ、メノミリア、ヴァレリア、ジャンクス
リュミエールが、狂信か狩(闇狩)?
ソーニャやリーンは不明、と。
*/
ふふ、ふへへ……そうじゃん、そうじゃんっ!!
あたしが、叩き潰したんじゃんっ!!
パパは……パパは…っ!!
あたしを殺して、自分が助かろうとしたんじゃんっ!!
1日だけ、確実に『Masquerade』から逃れることができる薬っ!!
あたしにだけは、絶対に効かない薬っ!!!!!
だから、砕いてやったんじゃん……。
[小気味よい、鈍い音。
あの時鳴った音はDの音だったか。]
『Masquerade』なんかじゃない……。
パパは狂ってた。
ママは巻き込まれた。
あたしは……?
あたしは…?
『Masquerade』じゃ、本当にない……?
[部屋の隅のコンピュータに手を伸ばす。特殊プログラムによりとても小さな高性能解析器となった機械]
『誰が感染しているのかがさっぱりで何もできないから』
[リュミエールとの会話を思い出す。
感染者が近くにいることは揺ぎ無い事実。
そのせいで一層、街に疑心暗鬼が溢れているだろうことも容易に想像できる]
わたしなら、出来るかもしれない。
感染者を見つけだすこと。
そうではなくても、確実に感染していないひとの身の証を立てることで、無為な犠牲者を減らせる。
[目を閉じて強く決意する]
ここでのんびりしてる訳にはいかないよね?
[リアンはただしっぽを振って主人を見つめていた]
[家を出てしばらく歩いたところで、茂みの中にへたり込んでいる少女を見かけた]
(あんなところで何を――?)
[不思議に思いゆっくり近づいて行って、心底驚く]
メ…メノちゃん?!
どうしたの?
[いつも元気一杯だったメノミリアが震える姿に心配になり顔を覗き込むようにして更に聞く]
何かあったの?
― 森 ―
『どうしたなのです、マスター?』
ああ、何だか昔のことを思い出しちまった……ちっとだけ寄り道してくぜ。
[遠い目をしたまま、教会へと足を向けた]
―教会―
[子供を連れて教会に戻ると、子供たちが数人、集まって座り込んでいた。こちらに気がつくと、駆け寄ってくる]
『神父さま!』『怖い…』
[子供たちのそばに駆け寄り、子供たちの頭をなでる]
大丈夫ですよ。もうすぐいつもの街にもどりますからね。
[この子達のためにも、"Masquerade"は撲滅しないといけない。
そうは思いつつも、森の中で会った女性の顔が忘れられない。
心に重いものを抱えつつ、子供たちと色々な話をしている]
ー回想/朝のカフェー
[ケビンがめでたしめでたしで話を締めくくると、頬杖をついていた手で拍手をした。]
報酬にしちゃ眠い話だったわ。
[言葉の通り、どこか夢見るような目を細める。]
……ねえ、その子供はお父さんじゃなくて、相手の女を憎むのね。
その人に触れたのは、お父さんなのに。
お父さんを信じてるのね。
復讐、か。
[カフェオレに口を付けると再度頬杖をついた。]
あのおじさんの家族も、そんなふうになるのかしら。
[コーヒーの香りにあの腐臭が混じっている気がした。]
[そもそも生きる価値なんてなかった気がする。
死ぬために生まれてきた。
生きた証を残したくって。
誰かと繋がっていることを感じていたくって。
何も聞こえない空間が寂しくて。
サックスを吹いている瞬間だけは、生きている感じがした。]
ふへ…フヘヘヘヘヘヘ………ヒャ…ヒヒ…。
[けれど、まだ生きた証を残してないから死にたくない。]
い゛やぁぁぁぁぁああああああああああ゛あ゛!!!
[覗き込んだ相手が誰かと気付く余裕もなかった。
コロサレル、コロサレル、コロサレル、コロサレルッ!
その思いだけが、胸中を駆け巡る。]
― 教会前 ―
『あなたは神を信じるなのですか、マスター?』
……さあな。信じたい気持ちになる時もあるが。神様って奴が助けてくれるのは、善良な市民か多額な寄進者なんだろう。残念ながら俺はそのどっちにも該当しねえんでな。
『信じることとは別の問題なのです、マスター』
違えねえな。
[一つ息を吸い込むと、教会の扉に手をかけ、開ける]
―― 街外れ・自宅付近 ――
メノちゃんっ!!!
[混乱し錯乱しているように見える彼女に叱るように大きな声で話しかける]
落ち着いてっ!!!
何があったのか説明するのっ!!!!
― 教会 ―
[扉を開くと、中には子供に囲まれた神父の姿が見える。ミカたんの顔が少しだけ引きつった]
『むむ、子供がいっぱいいるなのです、マスター』
……本当、多いな。あいつらも親なしっ子かね。おや、あれは?
[以前"Blue Moon"で出会った神父の姿を見止める。視線が合えばBarで会った時のように軽く頭を下げるだろう]
―― 回想・BAR "Blue Moon" ――
[感染者が出たという話で、いつもより空気が数倍重い店内。
隣のヴァレリアも、ダンテも言葉少なになっている]
でも、いきなり全員感染するわけじゃないんだし、
何か手筈はあるんじゃないのかしら
[ポツリ呟いてカウンターの席を立つ]
ほらほら、一番若いのに、一番沈みこんでてどうする?
[来た時から言葉少なで沈痛な面持ちでいるメディクス。
その頭をぽんぽんと叩くと]
私、病院に行ってきます。
患者さんのこともやっぱ心配だし
[マスター、ご馳走様
と声と代金を残し、店の外へ」
─自宅─
よく……手入れされてるなぁ。
あいつ、こういうのはマメだよねぇ。
[同僚、シーザを助けた時にそっと拾っておいたライトピストル。
そういえばまだあいつのことについては連絡が来ていないな、まだ頑張っているんだろうか。
そんな事を思いながら、銃を眺めていた。]
ヤダッ、ヤダッ!!!!!
殺すんでしょッ!!アタシのこと、殺すんでしょッ!!
『Masquerade』だって、殺すんでしょっ!!!!
[逃げるよう後ずさる。]
……ダレも信じちゃダメなんだ……。
皆、あたしのこと信じようなんてしてくれないもん…。
[アリシアとの距離を一定以上空けるようにしている。]
お話だけでお腹いっぱいになっちゃったけど、せっかくだからお言葉に甘えるわね。
[腐臭を振り払うようににっこり笑って、ケビンと同じミュルフィーユを追加注文する。
不安げにポーチを見るケビンを、人の悪い笑みで眺めた。
少年が顔を上げて、思い出したことを話し始めると、その笑みがゆっくり消えて行く。]
匂いって……ほらやっぱり動物。
ねえ、じゃあ、今の私は?
顔は同じよ。
でも、前と同じ?
Masqueradeの匂いはない?
[その言葉にほんのかすかに滲む不安は誰に対してか。]
[ドアを開けて入ってきた青年が軽く頭を下げたのをみて、こちらも頭をさげる]
どこかで会ったような…ああ。"Blue Moon"でお会いした、ケビン君の商売敵の方でしたっけ。
[子供たちの頭を軽くなでて、ジャンクスの方へと向かう]
Masqueradeって……。
[怯えるメノミリアの目を見つめつつ、今度は静かに優しく諭すように話す]
わたしはメノちゃんのこと、信じるよ。
メノちゃんが信じてくれなくても、わたしは信じる。
だから、話してくれないかな?
[クリスの周囲の子供を見て、目を細めて微笑み、小さく左右に手を振ってみる]
ケビン……?ああ、あの雛烏か。
商売敵って言うか、あいつが一方的に俺を嫌ってるだけだぜ。
[小さく肩を竦めて]
ちょっと祈りを捧げさせてもらおうと思ってな。教会ってのは、どんな奴にでも等しく門戸を開いてるって聞いてるが、ここもそんなもんかい?
[不安を笑いでかき消して、ケビンの皿からミルフィーユを口に含めばにやりと笑う。]
あら、よく知ってるのね。
それを知ってるなら、私はかなり感染率が高いと思うんだけど、一緒にいて怖くなかった?
[フォークを持った手で、少年の頬に触れようと手をのばす。
指先は届いたかどうか。]
でもその知識、どこで手に入れたものかしら?
学校の授業で習った?
まだ一般には流れていないわよね。
ギーク ジャンクスは、公安 リュミエール を投票先に選びました。
[ケビンの事を「雛鳥」扱いするジャンクスに]
そうなんですか…何か様子が目に見えるようですね。
[くすりと笑う。
祈りを捧げたいという言葉を聴けば]
ええ。もちろんかまいませんよ。どのような方にでも、教会の扉は開かれてますから。
あ、お祈りされるのでしたら、私たちは少し避けた方がよろしいでしょうかね。
[そういって、子供たちを祭壇から離れた後ろの方に行かせる]
[コワイ、コワイ、コワイ、コワイ。]
…ひっ…!!
そうやって…そうやって…頭を潰そうとしてるんでしょっ!!
知ってるんだからっ!!!!
知ってるんだからーーーーーーーーーーーっ!!!
[首を大きく振りながら、声を荒げた。]
あたしのパパ、貴女のパパを騙したんだよっ、知ってるでしょっ!!!!!
そんな奴の娘のことなんて、信じられるわけないじゃんっ!
きっと、街ではあたしが感染者だって探し回ってるはずだから知らないはずないもんっ!!
だから、あんただってあたしをきっと殺すんだっ!!!!
[楽器を抱き締める。
ガタガタという震えは、やはり止まっていない。]
[探るような視線でそう返せば、少年はさらりと返答した。]
あら、そう。
なかなか良い報酬だったわ。
ありがとう。
[ケビンのミルフィーユを食べ終えると、入れ替わりのように先ほど注文したミルフィーユが運ばれてきた。
皿をケビンに押し向けると、にこりと笑って席を立つ。]
ごちそうさま。
[ぺこりと頭を下げて、いつの間にか賑やかになっていた*カフェを出る*。]
ー回想終了ー
メノちゃんのパパがわたしの――?
どういうこと?!
[どくんどくんと心臓が波打つのが分かる。それを大きく息を吸い落ち着ける]
街でメノちゃんが感染者だと探し回ってるって…。
何故なの?
どうして、そんな風に思われちゃったの?
[クリスの笑いに、頷いて]
そうなんだよ。やけに突っかかってくると言うか。その様子が楽しくて、ついからかっちまうんだけどな。ああ、あいつには内緒だぜ。
……ああ、ありがとな。
[後ろへと移動した子供達から向けられる視線は恐怖や不安、好奇に満ちているだろうか。彼らににこりと笑ってみせ、祭壇の前へと歩み寄る。目的の場所に辿り着けば、跪き、胸の前で手を組んで]
Masqueradeに侵されし魂と、その犠牲者たちに、永遠の安らぎが与えられんことを。
[口の中で小さくつぶやき、主への祈りを捧げる]
[祈りを終えると立ち上がり、クリスと子供達の方を向く]
しかし教会の中ってのは、どこも似たようなもんなんだな。
[好奇に満ちた瞳で教会の内装を眺めている。頭の上の立体映像の視線は、子供達に釘付け]
―― 中心街→病院 ――
[とん、とんとリズムよく地面を蹴る。しかしその表情は翳ったまま。
病院の裏口にエアボードを置くと、私服のまま中へ入って外科病棟へ。
ナースステーションに足を踏み入れておつかれ様、とだけ言うと
担当している入院患者の行方を調べる]
[びっくりしている同僚達の視線を背中に感じながらも
自分の担当の患者はみな軽症で一時退院になったことを確認した]
―よかった。
[病院は街の中でも感染率の高い場所だといえるだろう。
人の生き死にの中に、Masqueradeによるものも少なくない]
[帰りに薬局に寄る。薬品棚からアンプルと新しい注射器を取り出すと、
棚の上から古びた紙が落ちてきた]
[身につけた装備を一つ一つ確認していく。
ナイフ、スタンガンなどばかりで、『Masquerade』に対する有効な装備は、先ほどの銃だけ。自らの銃は別の人へと預けてしまったから。]
殺すよりは、"保護"したいんだけどな。
[殺さないというのは殺す事よりも難しいことだった。]
はい、内緒ですね、わかりました。
[気持ちがわかるとばかりに微笑み返す。
ジャンクスが祈りを始めたのを見て、軽く一礼し、少し場を離れる]
[祈りが終わって立ち上がった彼に、再び近づいた。
子供たちも興味津々とジャンクスに近づいている。特にミカたんに興味を持っているようだ]
『何、これ?』『ねえー、お兄ちゃんこの子かわいいねー』
[似たようなもの、という声には]
ええ、まあそうですね。特にここは貧乏教会ですし、そう凝ったものにもできないですよ。
[少し苦笑い。この教会は組織の情報収集のための施設でもあるので、目立たないようにしてはいるのだが]
ースラム街/路地裏ー
[携帯端末のメールを確認しながら歩いていると、一瞬光が差し込んで顔を上げた。
雑然としたスラムのなか、わずかに拓けた空。空の下に古びた十字架の屋根。
子供たちの笑い声が聞こえた。
教会の前の広場では、子供たちが遊んでいる。
見覚えのあるボールがはねた。]
ん?なにかしら?
[拾ってみると化学式のような文字と図形が記されている。
ただ一つだけ読めたものは、Masqueradeという文字。
それとそれを記したらしい研究者の名前]
―化学式・・・?Masquerade?
何か知っている人かもしれない!
[紙に記されていた名前を薬局の端末で調べると、
その紙と住所をメモした紙をポーチに入れて病院を出た]
(ポーチが重くなってきたわ・・・)
[ダンテから預かった銃が入っているので、ポーチはすでにパンパンになっている。
中心街の店で手ごろなサイズのメッセンジャーバッグを買うと、
中身を詰め替えて調べた研究者の住所へと向かう]
――中心街→街外れ
ヒヒッ……ヘヘヘッ……。
パパはね、パパはね…最低な男なんだ…っ。
娘の遺伝子を改造して、『Masquerade』に対抗できる薬を作り出したんだ……。
おねーちゃんのパパの研究データを盗みだして、ね……。
ヒャハ……ヒャヒャヒャヒャ……。
バカみたいだよね…『Masquerade』を恐れて作った薬は……、己の娘の卵子から作るんだって……っ!
パパの手記、難しくてよく分からないけど…、娘ってあたしのことだもん…。
その娘にパパは殺されたんだっ…、頭を潰してやったもん…、あの時の音はキレイだったなぁ……。
キャハハハハハッハッ!!!!!!
[初めて、アリシアの目を見た。]
あたし、ただの人間なのに。
『Masquerade』に感染されてた人っぽい、死体の傍で震えていたら『Masquerade』だって疑われちゃった……。
皆、皆、ミンナッ!!!!!!!!あたしのことを殺すんだっ!!!!
おねーちゃんも、あたしを殺すんでしょ……?
─路地裏─
[薄暗い路地裏。
キャッシュチップと引き換えに、男から銃を受け取る。]
ん、どうも。
毎度毎度、無茶な注文聞いてくれて助かるわ。
前の銃はオシャカにしちゃってさ。
…って、これは何だい?
[おまけで手渡された、錠剤が入った小瓶を指差す。]
ふむ。
アレのワクチンかもしれない薬だって?
眉唾物ではあるけど、一応貰っておくよ。害にはならないだろうし。
まあ、また用事があったら呼び出すさ。じゃあね。
[男と別れ、ふらりと路地裏の奥へ。]
そうだよな。確かに金かけても、盗難のターゲットになるだけだろうし。あいつらの食い扶持もかかるだろうしな。
[クリスに喜捨を渡しながら、子供達をちらりと見る]
『むむ、確かにミカたんは可愛いなのです。しかしこれ扱いは失礼なのですー』
[ミカたんは微妙に複雑な表情をしながら子供達に接していた。クリスに向き直り]
なあ、神父さん。雛烏……ケビンとは、どういう関係なんだ?あいつもここで育ったのか?
/*
教会の裏設定。
スラム方面の情報収集のため、当時無人だった教会を使うことに。任務をうけクリストファーが住み着くことになった。
スラムの教会のくせに、結構普通っぽいのは、組織からの資金援助(情報収集のための費用として)があるため。
もちろん、情報収集という名目で、酒を飲んだりにも使っているが(笑
*/
─中心街─
[中心街をのんびりのんびり歩く。
様子はいつもと変わらない。いや、多少人は減ったか?]
なんか、変な感じだ……。
[どこまでも平和そうに見える街の様子と蔓延する『Masquerade』
交わるように思えない二つ。
──本当は『Masquerade』なんて存在しないんじゃないか──
実際に見てきたから、そんなことはあり得なかったのだが。]
─中心街─
[路地裏の中を暫く徘徊した後、中心街へと戻ってきた。]
…なーんか、いつもよりは静か…なのかね。
どうにも落ち着かないねぇ。
[広場まで行こうと思い、足を向ける。]
[子供たちの横をすり抜け、教会の窓を見上げる。
割れた窓には新しいガラスがはめ込まれていた。
くすり、笑って落書きされた扉を開ける。]
―― 街外れの家 ――
[玄関の呼び鈴を鳴らすが一向に誰も出てくる気配がない。
ドアノブに手をかけてみると開いたので中をのぞきこむ]
こんにちはー!病院からお話を、お伺いしたくて伺いました!
[出来るだけ、明るく努めて言った。しかし返ってきた言葉は・・・]
『うるさい!病院のもんがいまさら何のようだ!!帰れ帰れ!!』
[激しく機嫌を損ねた老人の声。それでもしばらく押し問答をしていたが
一向にあげてくれる気配がなく引き上げることにした]
はぁ。
[ため息をついたところへ、女の子の甲高い声が届いた。
笑っているのか、狂っているのか・・・常軌を逸したような
甲高い声に振り返り、恐る恐る声の出所を探す]
[クレープを買って食い歩きしていると]
あ、ヴァレリア。
なんかBar以外で良く会うねぇ。
[まあ、僕がBarにあんまり行かないもんね。などと思いつつ、挨拶をする。]
メ、メノちゃん……。
[少女の話が真実なのかどうかはわからない。父と少女の父は親友だったが。
ただ、その後に続く少女の中の悲しみの原因とも言える内容は、少女に対して同情と憐みを感じさせた]
辛かったんだね。
寂しかったんだね。
[目に涙を滲ませながら少女に告げる]
わたしはメノちゃんのこと、嫌いになったりしない。
[自分は両親から愛されていると信じて疑わずに育った]
メノちゃんのこと、昔と変わらず。
大好きだよ。
[泣き笑いの表情で告げる]
一体誰に感染者だって疑われたの?
教えて?
[少女を助けたい、そう思った]
ええ。まあ。色々お金もかかりますからね。
[情報収集という名目で、組織から資金援助を受けてるのは秘密である]
…ありがとうございます。あなたに神のご加護がありますように。
[喜捨をありがたく頂いて、十字を切る]
[ミカたんの様子に軽く笑みを浮かべていると、ケビンの事を聞かれ、ジャンクスの方を向く。
少し口をつぐんだあと、ゆっくり話しはじめた]
ああ…ケビン君はここで育ったわけではないんですよ。大体、私もそんなに長い間ここに住んでるわけでもありませんから。
[どこか遠い目をして、話し続ける]
お父さんが亡くなられてから、よくお祈りに来るようになったんです…
早く大人になりたいって、いつも言ってました。そんなに急がなくてもいいと言ってたんですけどね…
―回想・カフェテリア―
…すんませんねぇ、催眠の副作用のある報酬で。
[ソーニャの眠たげな、どこか夢を見ているような目を見る。その姿に、少年も目を細める。どこか訝しげに。]
ああ、そうですな…。「娘」が恨んでいるのは、鬼だった女。
…でも相手の女が鬼ってのは、直に見たんじゃなくて、旅の話で聞いたコトでしたっけ。
「娘」は、…父の義の心をあくまで信じるんですよ。
それを…疑ったら……お……「娘」の生きる意味なんてなくなっちまいますから。
[僅かに迷い。口元を歪める。
こういう時こそ、あの毒入りの酒が欲しいのに。]
……おじさん?おじさんの、家族って?
[女の言葉に、首をこてり。でも答えは聞けず仕舞。]
[先程の腐臭などなんともない、とばかりにミルフィーユを頬張る。
ソーニャもまた同じケーキを注文したのことには、ちょっぴりこそばゆい思い。
彼女の人の悪い笑みは見えなかったけれど、胸をちくりとさせる視線は感じた。気がした。]
だーかーら動物って言わんでくださ…。
……Masqueradeの、匂い?
[次の言葉を話すまでには長い時間。]
………何にも、匂いませんな。特に。
[嘘。
彼女の表の職業を鑑みれば、いつどこで感染してたっておかしくない。
そして未だノイズとなって思考を廻る、役人の死体の前での早合点、思いこみ。
ソーニャが自分の皿のミルフィーユを取った後、少年がそのケーキを口に含むことはなかった。]
…確かに姉さんのお仕事は、そういうコトに関してはかなりアレですが。
だからって怖がってるワケにゃいかねぇでしょう。まだ…そうと決まったワケでもありませんに。
[「…いや、この女こそがそうだ。父を奪ったあの女のように」
ノイズ。そもそも父を感染させた者が、かの女であるという物証などないのに。
ソーニャが手を伸ばせば、反射的に顔を後ろにそらす。
疑念を誤魔化すために恥ずかしそうな笑みを作って。]
…ああ、ごちそうさん。
お代はこっちで全部受け持ちやすんで、行ってらっしゃいな。またどっかで。
[ひらひらと手を振って女を見送る。]
[最後の一口を食べ、包み紙を丸める。]
うんにゃ、甘党でもカクテル飲めばいいし。
あんまりお酒飲まないんだよね、飲めないってほどじゃないけど、飲みたくならないというか。
たまーに飲むときはあるけどね。
[つられて、ヘらりと笑う。]
[切られた十字に目を閉じ、続くクリスの言葉に聞き入る]
父親が……そうか。あいつの前で親の話をしちまったのは、悪かったかな。急いで大人になんてなってもって思うんだが、そんな事情があんなら、あいつの気持ちもわかる気はすんな。
ただ何ていうかな、あいつは雛のくせに、自分の実力以上に頑張りすぎて、放っておくと危険な事件に首を突っ込んだりしそうでよ。神父さん、あいつが無茶しすぎねえように、気をつけて見てて欲しい。あ、これも雛烏には内緒な。
[クリスに向かってにやりと笑った]
[声の出所には見たことのある少女が2人]
―あれは、確かアリシア、ちゃんと・・・
[メノミリア。朝、感染者の遺体の傍らで呆然としていた少女。
感染、しているかもしれないが・・・]
(なんか、取り込み中みたいだけど・・・)
[やはり、彼女のためにも一度検査をちゃんと受けてもらおうと
そちらへ近づいていく]
ザク。
[足元に枯葉の塊があったのか、足音が響いた]
[目が慣れてきてやっと、室内の様子が見えてきた。
数人の子供たちと、その奥、祭壇の近くに二つの人影。
向けられた視線に、曖昧に笑って首を傾げた。]
ここ、入っても良かったのよね?
ま、無理して飲むもんじゃないさ。酒は。
[ぷかりと、また煙を吐きながら。]
感染者…かぁ。誰なんかねぇ、まったく。
感染経路は粘膜、血液、母子感染…だっけか。
………探すの、大変そうだ。
[ぷかり。
吐き出した煙の形が歪んだ。]
[聞き覚えがある声の主に目を凝らす。偽物だと言っていた顔は、以前会った時と同じに見える。来訪者に倣うように、首を傾げる仕草]
いいんじゃねえか?俺も入ってるし。多分。
[クリスに視線を向ける]
へっ…なっ、なんでっ!!!
あたしのことなんて、殺せばいいじゃんっ!!!
ホントに『Masquerade』なのかもしれないんだよっ!!!
なんで、おねーちゃんが泣くの……??
[コワイ、コワイ、コワイ、コワイ!!!!
けど―――――。]
あたし死にたくないよ……。
[その時、聞こえた足音にそちらへとゆっくり首を振った。]
“蒐集家” ヴァレリアは、コールガール ソーニャ を投票先に選びました。
そんだけじゃあ、ないけどね、感染経路。
[飴玉を一つ包み紙から出し、口に放り込み]
これだけ探しても見つからないからねぇ。
ヴァレリアのほうは何か知らない?
[とりあえず聞いてみることにする。]
[にやりと笑うジャンクスに、うれしそうな視線を向ける]
ええ。無茶しないようにはいつも言ってるんですけどね。
『…あなたみたいな人がケビン君の近くにいるのなら、私が居なくなっても安心できますね…』
[最後の言葉は、ジャンクスに聞こえただろうか]
[彼方から女性の声がする]
ええ、かまいませんよ。お祈りにいらっしゃったのですか?
[問いかけるように声の主の女性を見ると、以前図書館で会った女性だということを思い出す]
―現在・路地裏―
[人の気配がないことを確認してから、端末からクリス充てに知らせを送る。]
「Masqueradeの元感染体の遺体を確認しました。
目撃者はソーニャ、コールガール。彼女曰く、ミントグリーンのポニーテールの人物もまた目撃者であるとのこと。被害者と緑髪の目撃者の件はソーニャによって公安に通報済み。
親愛なるバディに主の恵みがあらんことを。」
[かちり、端末を閉じる。]
……さてと、どうするかねぇ。
……神父様。
[足は自然、スラムへと向かっていた。]
―→スラム街・教会―
ああ、覗き屋さん……?
ここでも何か探してるの?
[促す言葉のままに一歩進むと、立体映像を見上げ笑った。]
ここにいると、天使を連れてるみたいね。
うっすら光って見える。
[死にたくないという少女に続ける]
うん…わたしも、死なせたくないよ。
メノちゃんは『Masquerade』じゃないんでしょ?
どうなの?
自分じゃわからない?
あ、えっと。
[お邪魔だったかな、とでも言いたそうな表情で
苦笑いを浮かべた]
こんにちは。
[アリシアに向かって微笑むと]
あら、覚えていてくれたのね、ありがとう、
アリシアちゃん、だったわよね?
[そして、メノミリアのほうを少し困った顔で見た]
なに、他にもあんの?感染経路。
[煙草の火を携帯灰皿に押し付け、消す。
また一本煙草を口に咥え]
アタシはあんまり情報持ってないんだよねぇ。
どうしたもんかと。ちょいとお手上げかもねぇ。
ああ、そいえばBarでリーンからなんか感染した役人の遺体が見つかったって話は聞いたけど。
目撃者の話までは聞いてないからなあ。んー。
[眉を寄せながら、紫煙を吐き出す。]
/*
ダンテじゃないけど、まあ美味しいきがするからいっか。
ほんとはメディクスに投票したいのだけど、ケビンに私の検死結果を聞いて欲しいので今日はやめかな。
キャラ視点でならケビンだね。
しっかし、誰から喰うかねぇ。
そっちは決めたのかい?誰を喰うか。
こうなったら、早い者勝ちでやるかねぇ。
お互い、喰う相手を決めておいて先に喰らいついた方が勝ちとか。
………連続で喰いっぱぐれたら悲惨だね。
コールガール ソーニャは、“烏” ケビン を投票先に選びました。
これでも、情報が漏れないように気は使ってるのさ。
あとあと面倒だからね。
[煙をぷかりと吐き出しながら、淡々と答える。]
お久しぶりです。
こんなところで会うなんて意外ですね。
[リーンに挨拶をするとメノミリアの方に視線を送り]
『Masquerade』感染者と疑われて、殺されそうになったみたいで……。
とてもショックを受けているみたいなんです。
―教会―
…なんでだろう。
[どうして、こんなに神父のことが気に掛かるんだろう。どうして側に駆けつけたいんだろう。
一緒にいてばかりだと、“相棒”同士だと感づかれるかもしれないのに。
だけど情報屋の知識として知っていたし、あの女も言っていた。感染を少しでも防ぐなら、多数の人間の集りの中にいた方がいいと。
もしクリスが今、ひとりきりだったら。]
…あ、場所聞き忘れた…。
[そう思った時、目に映ったのは祭壇の中の、いくつかの影。]
そっか、雛烏の奴、神父さんの前でも無茶なことしてるんだな。たく、あいつが痛い目見る前に、きついお仕置きでもかましてやるかな……ん、何か言ったかい?
[不敵な笑みを浮かべた後、聞き取れなかったクリスのつぶやきに聞き返す。ソーニャの言葉が聞こえれば]
ああ、秘密ってのは、案外こういう所に隠されてるもんなんだぜ……なんてな、冗談だよ、神父さん。
『天使……?気に入ったなのです、ソーニャ』
天使って柄か?どっちかといえば、悪戯妖精って所だろ。
喰いっぱぐれはいやよ。
でもまだ決められないわ。
決める決定打にかけてて、ね。
[やれやれ、とため息]
そっちはやっぱりその役人なの?
ほれ、実際の感染経路ってさ。
基本的に一般人が知りえないのもあるし。
『一般人』が知ってちゃ拙い事は黙っておくのが得策ってもんさ。
ええ、ろうそく一つ貰うわね。
[片耳からピアスを外すと、入り口近くにおかれた寄進箱に入れる。
蝋燭を手に取り火をつけると、祭壇へと歩み寄った。]
私、お祈りの仕方とかよくわからないから勝手に祈っていいかな。
あ、神父さんに祈ってもらった方が良いかしら?
“蒐集家” ヴァレリアは、公安 リュミエール を能力(襲う/憑依)の対象に選びました。
皮膚接触でも感染するんだってさ。
[まだ割りと大きなままだった飴玉をがりがりと噛み砕く。]
感染者、結構いたんだよ、役人の中に。
目撃者情報か、そういうの上から聞くのすっかり忘れてたなぁ。
[相変わらず抜けている。]
[アリシアからメノミリアのことを聞くが、
その場には自分も後から遭遇してしまったわけで・・・]
ええ、知っているわ。
私もそこにいたから・・・
でも、私は彼女を殺そうとしている人たちを止めたのよ?
病院で検査を受けてもらって、ちゃんとはっきりさせた方が
いいと思って・・・
疑わしいからだけで殺すなんて。
[とても出来ない・・・と首を振る]
[目に映ったのは、神父と、ジャンと、……]
……姉さん。
[この女こそが]
…早まるな…っ。悪い癖だって言われてんのに…!
[この女こそが]
……し、神父様……かのじょ…が…。
いいなぁ、付き合いの長いターゲットで。
私はどうしよう。
寄生しちゃえばある程度記憶からトレース出来るけど
ちょっとぼぉっとしちゃうからねぇ。
………あたしを……殺しに来たの?
あたしは、『Masquerade』なんかじゃない……。
違う…絶対、違う……。
あたしは…、あたしだもん。
他の誰でもない、『メノミリア』だもん。
[困ったような顔でこちらを見つめている相手に、敵意を向ける。]
…………。
[2人と一定の距離を置いたまま、震えは止まってはいないが、幾らか落ち着いた様子で呟いた。]
[手に持った蝋燭が風に揺れた。
振り返れば、光を透かす黄色い髪が見える。]
あら、ケビン?
私を追いかけてきたの?
[切迫した様子に首を傾げ、わずかに頬が緊張した。]
[懐の携帯端末が鳴った。今、中身を確認する事はできない。急ぎの用件でない事を祈りつつ、話をつづける]
[聞き返してきたジャンクスに、なんでもありませんよ、と笑顔で答える。
ソーニャの問いには]
祈りの仕方なんて、別にお好きなようになさってください。祈る気持ちが一番大事なのですよ。
[ソーニャに向かい近づいたところへ、また一人やってきたのが見える]
ケビン君?
[ただならぬ様子に、思わず疑問形で問いかける]
皮膚接触?
…握手とかでも拙いってことかい?
感染者が役人の中にごろっと、ねぇ。
そりゃあまた。って、おい。
[目撃者の情報を聞き忘れたという言葉に、脱力。]
聞いといておくれよ、そういう事は。
それだって、手がかりになるかもしれないんだからさ。
[首を振るメノミリアに一歩近づいた]
私は、あなたを殺そうと思ってないわ。
でも、このまま逃げ回るのは危険よ。
だから・・・
[アリシアの方を見る]
このままだとこの子は危ないわ。
感染しているのかいないのかはっきりさせないと
助かるものも助からない
[―闇雲に疑わしいだけで殺してまわる人もいるだろうから]
『ソーニャ、何か入れたなのです、マスター』
……だな。相変わらず謎な行動をする女だ。
[祭壇へと歩み寄るソーニャの姿を眺めていた。やがて教会の扉が開くのを見て]
っと、噂をすれば、か。
[ケビンの様子とソーニャとのやり取りに、一抹の不安を感じて見守っている]
“鋼の左手” ダンテは、カルテット メノミリア を投票先に選びました。
……あいにく、俺は女には、追いかけられる方専門、で、ね。
[冗談めかしてみるけれど、声は震えて。
懐に手は入れたまま。]
…姉さん。
ここに、何しに来たんだ?
神父様…その女が、
[この女が――]
ソーニャ、今朝の感染死者の、目撃者です…。
この女が、路地裏で…役人を……。
[いけない――]
……下がって、神父様!
ジャン、てめぇもだ!
[銃口をソーニャに向け、トリガーに指を掛ける。]
[リーンから知っていると聞けば目を見開く]
…ご存じなのですか?
[説明を聞き、止めてくれたことへのお礼を述べる]
そうだったんですか。
メノちゃんのこと、助けてくれて本当にありがとうございました。
[そして真剣な目を向けて問う]
あの、教えて頂けませんか?
誰が、メノちゃんを殺そうとしていたのかを。
[有無を言わせず、こんな少女に殺意を向けたものが誰なのか、もしかしたら、その者こそが感染者ではないのか]
そそ、握手とかでも駄目らしいよ?
知らないうちに感染してそうだよ。飲食店とかのコップとか食器だとか、そういうのからとかね。
役所の情報、もはや当てにならないかもしれないからね。だからすっかりスルーしていたよ。
信用できそうな情報、あればいいんだけど。
[はぁっと溜息。]
……姉さんって?誰が、誰の?
[ソーニャとケビンの顔を見比べ、続くケビンの行動に]
よせ、雛烏!
[咄嗟にケビンに向かって飛び掛ろうと足に力を入れる]
祈りに来たのよ。
[視線は銃口に向けたまま。また一歩、神父に近寄る。
視界の隅に、祭壇の蝋燭が揺れていた。
ケビンの声に、入り口近くの子供がおびえた泣き声を上げる。
わずかに眉をしかめた。]
ねえ、ケビン、貴方は何をしにきたの?
[音声通信での指示に従い、向かう先は小さな教会。
中の光景を見て、眉をひそめた。]
ドンパチやんなら外行ってやれや。
…ガキ共が見てる。
[それだけではなく。
もしも感染体ならば散った血飛沫や破片からすらも感染拡大の恐れもある。]
[銃を取り出したケビンの様子に、顔色が変わる]
おちついてください、ケビン君!
[叫んでケビンの方に近寄ろうとする。
ソーニャが背後に近づいてきたのには、気がついた。
…ただ。動きが一瞬、遅かったかもしれない]
危ないって……。
はっきりさせるも何も、時間がありません。
メノちゃんはわたしが守ります。
その、すぐに人を殺そうとしたひとに、わたしは会って話がしたい。
投票を委任します。
神父 クリストファーは、“烏” ケビン に投票を委任しました。
[握手などでも拙いと言われ、頭を抱える。]
うっわぁ…。
どうしよ。ケビンとかメディクスとか、頭わしわし撫でた覚えがあるんだけど。
や、あいつらが感染してるとは思ってないんだが。
それで疑われる可能性があるってのはちょっと…ううん。
[そのときに居合わせた人を教えてくれ、といわれると少し目を伏せる]
その人たちを挙げるのは簡単よ?
でも、役所にもメノミリアちゃんのことは伝わってしまっている。
それに、異端審問官も動き出したって、病院の人からも聞いてるわ
彼らは容赦なく、疑わしい人物を殺すと聞いているし。
だから・・・
[もうその場にいた数人のだけでは済まないかもしれない
と考えたが、言葉を濁す]
[ジャンに飛びかかられ、それを避けようとしてバランスを崩す。
床に倒れれば痛みに顔を歪めるも、食いしばって半身起き上がり、なおも銃口を女に向け直す。]
……やめろ、ジャン…っ。
てめぇ…目の前の女のコト知ってて、止めようってか…?
[その女の言葉を聞き、意外そうに目を見開いてから、くつり。]
…祈り?
祈りにきたんは、ソーニャ姉さんか?それとも……姉さんの下の“お前”か?
……お前…“やつら”も、神サマに祈るってか?あはははは!
…俺が来たのは……。
[少しの間。]
……祈り、だよ。姉さんと同じ。
…「姉さん」と同じだって、信じられれば、いいけどな?
[投げ捨てた蝋燭の火が祭壇の敷布を赤くなめた。
燃え広がろうとするそれを消し止める手はない。
右手はすがるように神父の腕を。左手にはナイフを。]
……死ぬの…やっぱりあたし死ぬのっ?!!
ヤダ……ヤダヤダヤダヤダヤダッ!!!!!!
コロサレルなんて、ヤダッ!!!
あたし、月に還るっ!!
だったら、『Masquerade』に月に連れて行ってもらうんだっ!!!!!
パパと同じように、頭を潰されて死ぬなんてヤダッ!!!
[自分の身体を抱くように、首を大きく振るった。
街に戻ったところで、きっとすぐに掴まってコロサレル。]
………なんで、こんな目に……。
突然、知らない人に銃撃されたり…。
死体見ただけで『Masquerade』だって言われたり…。
なんでかなぁ………なんでかな……。
[やっぱり、死ぬべきなんだろうか。]
[ダンテが現れたことには気付かない。
ソーニャがランタンを捨て、神父の背後に身を寄せたのを見ても銃を下げることはなく。
だが、クリスが盾の状態になっている以上、現状のまま本当に引き金を引くことはない。]
あっはっは、だったら君より、僕のほうが感染を疑われちゃうよ。
感染者の多い役所内。その役所に勤める役人。
どー考えても……ねぇ?
[違うとは思いたいんだけどさ、と吐き捨てるように呟いた。]
[倒れふすケビンの向こう、機械の手を持った男が見えれば小さく安堵した。
彼が子供たちを考慮に入れていたから。
神父の後ろに隠れたまま、薄い色の瞳が笑む。]
そうね、感染してるかもしれない。
あの男は私の客だった。
[男に捧げるはずの蝋燭は既に手にない。祈りの言葉も知らない。]
ケビンは私が感染者だと、確信を持って殺したいの?
[床に倒れたケビンを見下ろしながら]
落ち着け。お前とソーニャの間のことなんか知らねえ。だから止める。知ったらどうなるかはわかんねえがな。
[視界の端に広がっていく赤色に、時折意識を投げながらもケビンの様子を注意深く窺っている]
[ソーニャに腕を握られ、そちらを向く。
"Masquerade"が皮膚から感染することは知っている。ケビンの言葉から、彼女が疑わしいことは予想できた。
それでも…すがる手を振り解くことはできない。
蝋燭の火が床の敷布に燃え移りかけている。それに気がついて、大声を上げる]
二人とも、やめなさい!火事になったらどうするんですか!
[再び興奮しだしたメノミリアに出来るだけゆっくり、落ち着かせるように告げる]
メノちゃん…メノちゃんはわたしが守る。
もし、メノちゃんに身の証が必要なら、わたしがそれをしてみせるわ。
だからお願い…わたしを信じて?
[ただの客のはずだった。
死体を見ただけで、あんなにも怖くなるなんて思わなかった。
恐ろしかったのは自分か、死体の前に立つ少女か。]
てか、もう街中に感染者がうじゃうじゃいるんじゃないかい?
今更、役所の感染率が高いなんて言われても驚かないよ。
アタシは。
感染を避けるにゃ、家に引き篭もるくらいしかないんかねぇ。
まったく。
[お手上げだと言いたげに、天を仰いだ。]
[ソーニャに腕を握られ、そちらを向く。
"Masquerade"が皮膚から感染することは知っている。ケビンの言葉から、彼女が疑わしいことは予想できた。
それでも…すがる手を振り解くことはできなかった。
蝋燭の火が床の敷布に燃え移りかけている。それに気がついて、大声をあげる]
二人とも、やめなさい!火事になったらどうするんですか!
[燃え広がる炎に、子供達のおびえる声。]
…っく、
ガキ共は外へ逃げろ!
西へ出た公園に手ぇ繋いで走ってけ!
[ドアを開け放ち、年長の子供に指示を出す。]
…馬鹿野郎!状況考えろ!
こんなところで事を起こす奴があるかっ!
[新入りだと知らされた馴染みの少年。
彼の先走りが原因と知り、怒鳴りつける。]
わかりました…リーンさん。
その条件に従います。
だから、教えて下さい。
お願いします。
[真っ直ぐにリーンを見つめ、頭を下げる]
[『月に還る!』と首を振るメノミリアの両肩に手をおいて
身体を屈めた]
みんな、疑心暗鬼になっているのよ
落ち着いて。
そんなんじゃ、もっと・・・疑われてしまう。
[メノミリアの目を下から見つめる]
[ここで頭を打ち抜けば、血や肉片が飛べば、…そしてその標的が本当に感染者なら。
周囲に沢山の人間がいる中で、そのような感染を拡大させることはしてはならないと組織で教わっているのだが、今の少年はそのことを忘れている。]
あの男が客だったから…だから感染してるかもって…。
…認めたようなモンじゃねぇか。
いや、話聞かせて貰わんでも、もう確信、ついてたけどな。
[違う、まだ決まったわけじゃ――]
…姉さんの生業。
遺体の発見。
カフェで話してた時の、あの眠そうなぼんやりした目。
……退きな、姉さん。
いや……親父の仇、その仲間…!
だねぇ、引き篭もるしかないかなぁ。
それじゃあ何もできないけどね。
都市も閉鎖されちゃったし、どうなるんだろう。
[先が全く見えなくて、少し不安になってしまいそうだった。]
[神父の怒声が引き金だった。
左手からナイフを落とす。神父の腕を引き横に倒すと、炎のついた布を引っ掴み、銃を構えるケビンの視界を防ぐように投げかける。
上手く視界を防げることを願い、前に飛んだ。
撃たれる可能性は分かっていた。
銃口から目を離さず、銃を蹴り上げようと爪先をのばす。]
まあ、今疑ってるのが誰かっつったら…誰なんかね。
[なんとなく、以前見かけたダンテとソーニャのキスシーンを思い出した。]
アレ、見ちゃったしなぁ。
ダンテとか、ソーニャ辺りを疑っちまったんだけど。
………いやいやいや。
[火の明るさは見えない。ジャンの言葉は聞こえるけど、落ち着いてなどいられなかった。
けれど、『審問官』であるふたりの怒鳴り声を聞いて、やっと自分の過ちに気付かされて。]
…しん、ぷ、さま。おっさ、ん。
[銃を持つ手が緩やかに下がる。]
アリシアちゃん、こっち来て・・・
[自分の代わりにメノミリアについていてもらおうと、アリシアを呼ぶ]
メノミリアちゃんの傍にいてあげて、
出来ればこうやって手を握っていてあげて?
[アリシアの手をぎゅっと握ると、そのままメノミリアの手へと重ねる。
人の手の温もりが、落ち着かせるのに一番効果があるのを知っているから]
連絡、取ってみるから
[立ち上がると新品のメッセンジャーバッグから携帯端末を取り出して
・・・あの場に居合わせて唯一直接の連絡先を知っている、かつての患者へかける]
『こっちなのです。急ぐのです』
[ミカたんがダンテの指示に従わせるように、子供たちを教会の外へと誘導していく]
……本気で殺す気か?ソーニャが感染者じゃなかったら、お前はどうするつもりだ、ケビン?
[目に入るのはケビンが銃口を下げる仕草、ケビンの銃へと向かうソーニャの爪先]
[眼前に迫るソーニャ。思わず、トリガーを引く。
銃口はどこに向けられたのか、わからない。
いずれにせよ、黒い銃は、ソーニャの蹴りによって弾き飛ばされる。]
………なんで、なんで??
なんで…??あたしのこと…信じるの?
皆が言う通り、『Masquerade』の可能性だってあるんだよ??
なのに…どうして、あたしを殺さないの……??
[信じると言ったアリシア。
己の肩に手を置いて、見を屈めるリーン。]
……貴女は…『Masquerade』じゃない……?
[信じていいのか良く分からない。
何が真実なのか、良く分からない。]
ダンテかぁ……まあ、感染してそうといえばしてそうというか。
ところで、ソーニャって誰?
[その名前は知らないなぁと、ヴァレリアに尋ねる。]
[入り口近くから、ダンテの声がする。彼が子供たちを誘導してくれてることに、感謝して]
[いきなり視界が変化する。ソーニャに腕をつかまれ引っ張られていた]
/*
もうむりむり手握ったり肩触ったり
あ、でも肩は服越しだから感染しない?
あ〜ん。もうこうなったらキスでも何でも(ぉ
*/
えー、と。
金髪のショートカットで、緑色の目の…メイドさん?
ああ、服がね。
[さらっと、外見の特徴を説明。]
この前、ダンテとのキスシーンを目撃した。
………いや、ディープな奴じゃないから気にしてなかったんだけど。
皮膚感染云々とかだと、それもヤバいってことかい?
[子供たちを誘導するジャンに振り向くことはできず。]
…ジャン。
俺、は。
違う。まだ、証拠なんてなかった、喰われてるって。
でも、今まで、俺は…。
[呆然として視線を落とすと、ソーニャの左手に赤い物が見えた。]
…あ、ああ、ああああ。
[どっかで見たマスコットが子供達を誘導するのを確認し、
殺気立った二人の間に割って入る。]
…ケビン。
[眼鏡の奥の視線は鋭く、襟首ひっ掴もうと左手を伸ばす。]
[右腕を銃弾がかすめる。
痛みを感じる余裕はなかった。
落ちた腕から銃を蹴り飛ばす。
ため息をついて、小さく笑んだ。]
私が感染していると言う確信があるのなら、撃てば良いわ。
私には自分が何者か確信なんてないけど、私を殺そうとするなら貴方を殺す。
貴方の復讐はそれなの?
自分が感染者と信じる相手を撃ち殺せば満足?
それが貴方の生き方なのね?
[ケビンを見下ろす、薄い瞳の笑みは深まる。]
金髪……碧眼、ショートカット……ああ!!
[心当たりがあった。]
なるほど、ソーニャって名前だったか。把握した。
って、ダンテと!?
[驚愕。]
うん、そういうのは普通にやばいね。相手が感染者だったらさ。
[ダンテへ通話のコールを鳴らしたまま出るのを待ちながら、
メノミリアの頬をつつく]
私は看護師よ?
あなたは違う、と思ってるから。
[大丈夫。と目で語りかける]
[リーンに促されるまま、そっとメノミリアの手を握る]
わたしがメノちゃんを信じるのは…。
メノちゃんがわたしの大好きな『妹』だからだよ。
メノちゃんが忘れてしまっていても、わたしは覚えてる。
2人で遊んだこと。笑ったこと。泣いたこと。
みんな、みんな全部。
だから――。
[肩を寄せて抱きしめる]
お願い…信じて欲しい。
そしてまた、笑って欲しい……。
ま、家に引き篭もるってのはあまりに非現実的だからねぇ。
手袋嵌めて、防毒マスクでも被って………無理か。
手袋だけならともかく。
[すっかり短くなった煙草を口に咥え、煙を吐く。]
[ダンテに襟首を引っ掴まれる。]
おっさ、ん。
……ちが…う…。あなた、は…。
[今朝の連絡に、もうひとつ付加されていた情報。
『審問官』ダンテの、異例の単独復帰について。
同じ都市内での活動となるため、頭に入れておくようにとのことだった。]
……もうしわけ、ありま、せん…。
[震える目から涙が零れる。]
/*
正直言って、この感染経路は誰も信じられなくなりそうです。
感染経路は不明にして、狼役のやりやすい感染を取る方が良いんじゃないかなぁと思った。
だがそこであえて触れるRPとか美味しいな。
[腕から血を流すソーニャに気づくと駆け寄り]
……大丈夫か?見せてみろ。
[血の流れる腕を取って傷口を見よう、と手を伸ばす。感染するとかは考えてない]
……意味分かんない……。
自分の親にすら、見捨てられてるのに。
……でも…でも…ごめんなさい…。
[ずっと堪えていた涙が流れだした。
寂しくて、寂しくて。
辛くて、辛くて。
死んでしまった方が楽だと思った。
けれど、死にたくなかったから。]
うぅっ…ううっ…ごめんなさいっ……。
わぁぁぁあああんっ、うわぁあああんっ!!!
[気が付けば声を荒げて泣いていた。]
そっか、やっぱりヤバいのか。
んー。
[二本目の煙草を吸い終え、携帯灰皿に押し込む。]
どう動くべきかね。
あ、ちなみに仕掛けたのはダンテの方だと言っとく。
[ソーニャの声は、自分の身に段々と迫って響いてきたように感じられて。]
…殺すしか、ないんだ。
全部、全部、殺すため…。そのために…ずっと…生きて……。
そのための…俺の命……。
でも…確信なんて……本当は……。
[あった。そして今も――]
…違う!ちがう…!
[あわてて起き上がり、周りを見る。
血の流れるソーニャの腕、やけどを負ったケビンの腕。
ケビンに近づこうとすると、ダンテが近寄っていることに気がつき、いったん足を止める]
知ってるさ。情報屋だからな。だからって、怪我してんのに放っておけねえだろ。
[逃げられるソーニャの腕に、さらに手を伸ばす]
あ、もしもし?!
ダンテさん?!
今、どこ・・
[ようやく通話に出たその向こうは何かざわめいていて。
教会っ!と短く聞こえると通話は切れた]
[何か起きていると察して慌てる。
先日の公安の役人を思い出してそこへ通信をしながら]
教会にいるって。
[傍らの少女達に行き先を告げる]
まあ、あの子ったらなんて大胆な!
[世間話中のおばさんっぽく言ってみたりして]
まあ、二人とも感染してないってケースもあるし、そうそう疑えないというか。
[カバンから小さなケースを取り出した。
指紋認証の機械に指を当て、照合が終わるとケースが開く。]
おねーちゃんが、信じてくれるなら…。
あたしも、できる限りのことはする…よ…。
これ、『Masquerade』に1日だけ抗体ができる薬。
あたしの血液と薬を混ぜたら、効果が出るの。
1日、1つしか使えないし、あたしが死ねば効果はなくなるけど……これは、『Masquerade』に有効だって実証済みだから…。
[リーンには聞こえないよう、小さく耳打ちをする。
それから隠れるよう、血液を抜いて小さな注射を手渡した。]
……不安かもしれないけど…。
これが…あたしができる…精一杯だから……。
う、ん・・・
[時折聞こえる声はダンテのものと感じているので
返事は曖昧に]
デキソコナイ、でも感染させることあるのかな?
[ポツリ]
仲間が増えるならうれしいけど。
カルテット メノミリアは、研究者の娘 アリシア を能力(守る)の対象に選びました。
[渾身の右ストレートが、少年の横っ面をぶっ飛ばす。]
俺らの立場と指名、判ってんのか!?
好き勝手ぶっ殺したいだけなら手前ぇ一人でやれ!
[声はひそめても、怒気は潜めずに。]
…審問官に感情はいらねぇ。
お前にゃ向いてない。さっさと母ちゃんの所にでも帰るんだな。
感染防止に最善を尽くし、
疑いがあれば、相方でも躊躇わず撃つ。
…それが出来ねぇなら、はやく辞めちまえ。
[この左手は、それが出来なかった報い。
この若い雛鳥を、そんな風にはしたくなかった。]
………うん、ありゃ驚いたよ。
普段が普段だからねぇ。大胆どころの騒ぎじゃないさ。
[うんうんと頷いてみせた。]
ま、二人とも感染してないって可能性も捨ててはいないさ。
とはいえそうなると他の心当たりはない、ってことになるんだが。
…困った。
[伸ばされる手からなおも逃れる。
鮮やかな血がポタリ、床に落ちた。]
自分で出来るわ。
貴方みたいな馬鹿がいるから、Masqueradeの感染者が増えるのよ。
ケビンの方がよっぽど正しいわ。
感染しているかどうか判断するすべがないなら、疑わしきは殺せ。全部殺せ。
そうするしか、人間には生きる道はない。
/なか/
俺がミリア相手にやりたかったことは全部アリシアさんがやってくれたか。
ミリアと知り合うきっかけはもう残ってないな。
[リュミエールにつながると少し混乱した様子で]
あ、もしもし、えっと・・・
[ふう、と息をついて落ち着かせる]
リーンです。この前、検査に来てもらった・・・
あの、急な話なのですが、教会で何か騒ぎが。
・・・知り合いに連絡を取ったら教会で騒ぎに巻き込まれてる感じがして
[言い切った後、ふと思い出して笑んだ。]
……ああ、貴方にはワクチンがあるから大丈夫か。
生きてたわね? また会えた。
[尚も手が伸びるなら、それに任せる。]
/*
心の動き整理
マスカレード割りとどうでも良いと言うか、面白い派だったのだけど、自分の客が死体になってるのを見て初めて、病気の怖さに気づいた感じ。
だから、メノミリアが恐ろしかった。殺されたのがヘクターじゃなければ多分笑ってみていたかもしれない。
……狼だったら美味しい位置だったなorz
[床に落ちる赤を見下ろした後、ソーニャの顔を見つめて]
俺は自分の調べたことしか信じねえよ。あいにく、俺の得た情報の中に、ソーニャがMasqueradeだっていうのはなかったからな。
だいたい、疑わしい相手を殺すこと以外に生きる道がねえなんて、どこの誰が決めたルールだ?……そういや、また会えたな。
[最後の言葉に笑顔を浮かべ。伸ばした手が腕を掴めたなら、その銃創の深さを確認し、とりあえずハンカチで止血を試みる]
ああ、看護婦さんか。
教会で騒ぎ?ふむ……わかった、いってみるよ。
[通信を切り]
ヴァレリア、教会で騒ぎだってさ。
行く?
[もちろん自分は行くのだが。]
あ、そうだ。
[先程おまけで貰った錠剤の小瓶を取り出し、リュミエールに見せてみた。]
なんかさ、ワクチンになるかもしれないって薬をおまけで貰ったんだけど。
一錠飲んどく?
[ダンテがケビンを殴る様を、まるで自分が殴られたように感じた]
『本当は、私も向いてないんですけどね…』
[ただ、何かできればと思い、組織に飛び込んだ。荒事は向かない自分にできることをと考え、情報収集に志願した。それでも、何人もの疑わしい子供たちを、病院に連れて行くことになった]
[2人に向かい近づいて。そしてダンテに向かい、頭を下げる]
申し訳ありません。ありがとうございます…
[本当なら彼を叱るのは相棒の私の役目ですのに、と小さく付け加えて]
教会?!
また、えらいところで騒ぎが起こってるんだねぇ。
ああ行くよ。なんか手伝える事があったら手伝うさ。
…怪我人の治療とかでなければ、ね。そういうのは専門外。
[溜息。]
へ?ワクチン?
[そーいえば自分もそんなの持っていたような]
奇遇だねえ。僕もワクチンかもと思われそうなの持ってるんだけど。
交換してみる?
[赤いカプセルの入った小瓶を見せる。]
メノちゃん………。
[差し出される薬と血液の注射器を受け取る。それをリーンに気づかれないように鞄に入れる]
ありがとう…わたしなんかに、こんな大切なもの。
わたしも今日、メノちゃんが感染者なんかじゃないこと証明してみせるから。
だから、待っててね。
[そこにリーンから教会に件の人物が居ると告げられる]
――!!
行こう。
メノちゃん…立てる?
[ダンテが通話を切る間際に怪我人が、といっていた事に気付き、寄り添いあう少女二人を振り返る]
アリシアちゃん、あなたの会いたい人は教会にいるわ。
そして、手当てをしなければいけない怪我人もいるみたい。
行くなら、急ぎましょう?
[通信のつながった向こうの騒々しさに胸騒ぎを覚えながら、冷静を装う]
[ダンテからの一撃を頬に受ける。
そして、年長の審問官が続ける言葉が、突き刺さる。]
…おれ、は。
わたしは、たったひとりで…。
[ストレートの効果か、先程よりもしっかりとした様子で。
声は未だ震えているけれど。]
…わたしは、己の立場を顧みず、過ちを犯しました。
謹んで処罰をお受けします。
そして、二度とこのような独断を行わないように致します。
……だから、わたしを…俺を…組織に留めて下さい…。
向いてなどなくても…俺には……。
[縋りつくように。]
だよね、何でまたそんなところで……
感染者がいるのかもしれない、その時は協力頼むよ?
[いこうか、と教会へ向かって走り出す。]
デキソコナイ程度なのかぁ
完全なお仲間じゃないんだね。
[幾分残念そうな響き]
ふふ、ちょうどいいわ。
教会で獲物が見つかるかもしれない
公安 リュミエールは、“蒐集家” ヴァレリア を能力(守る)の対象に選びました。
[床布の火が、少しずつ大きくなっている。あわてて声を上げた]
ああ!火を消さないと!
[火はかなり大きくなりつつある。急ぎスプリンクラーのスイッチを探し、押す。
天井から、水が流れてくる]
[リーンは電話をしているようであった。
それに隠れて、今の話は聞こえなかっただろう。
彼女のことも、守れたらいいのだろうけど。]
………うぅっ……、大丈夫だけど……。
[楽器のケースを背負うも、不安は消えない。
また、微かに震えはじめる。]
……街に出たら……、殺されちゃうかも……。
[きっと自分のことは皆ももう知っているだろうに違いないだろうし、何も言わずに撃たれるかもしれない。
立ち上がって、俯いて歩けずにいる。]
そういえば……
[坑ワクチン薬やらなんやらを思い出し]
……ま、違うでしょ。うん、違う違う。
[迂闊に飲んでしまったけど、まあ、大丈夫だろうと。
楽観的である。]
/*
そういや結社員には占いの力はないから、占いで黒がでなかったら結局グレー潰しになるんだよね。
ダメじゃん異端審問官!
…アリシア先輩のお力を組織に分けて下さい…(涙(待て
[背後で人が殴られる音、途切れ途切れに耳に届くダンテとケビンの会話]
……何か忘れてるような気が。
[視界に捉えた燃え上がる炎。クリスの叫び声が上がったと思った次の瞬間、天井から水を差される]
/*
そういえばジャンって、狩人以外の能力者じゃないはずだよね?
なんでだろう、なんでシーカーっぽく見えるんだろう。
…まさかの騙り?(おまえ
私がMasqueradeじゃないって言う情報もないわ。
[拗ねたように視線をそらすけれど、手当をする手に抵抗することはなく。]
疑わしいと思ったときに殺さずに、どうやって捕まえるの?
昨日の検査で陰性でも、明日は感染しているかもしれない。
*何も信じられない*。
[少年の様子を横目で見て、小さく溜め息。]
判ったらさっさとそこら片付けて、ガキ共迎えに行ってやれ。
あと、ちょうど知り合いのナースに連絡取れたから、手当てして貰っとくといい。
[それだけを告げ、クリストファーにも一礼。]
…出すぎた真似を。
彼の事はあなたも親しいから、判っているでしょう。
…よろしく。
[少女二人を気遣いながら教会むかう。
エアボードは持ったまま、一緒に歩きながら]
そうだ。
病院からワクチンとってきたの。
1本しか持ってこれなかったんだけど・・・
あぁ、病院の職員は定期的にワクチン打ってるから
私は大丈夫よ
[少女達に話しかけた]
メノちゃんがもし、どうしても怖いなら、ここに居てもいいよ。
わたしが行って話してくるから。
メノちゃんは感染者じゃないって街のひとみんなに言って回ってくる。
[最後の言葉は冗談まじりにニコリと笑って伝えた]
─教会─
[扉を勢い良く開け、飛び込んできた。]
一体、何があったんだい。
焦げ臭いじゃないか。
[漂う臭いに、眉を顰める。]
コールガール ソーニャは遺言メモを貼りました。
[己は侵されずとも、その体にはウィルスが潜んでいる。
自覚無きキャリアーとして、その病を運んでいる事に、今はまだ気づいていなかった。]
─教会─
[ヴァレリアとほぼ同時に教会へ到着]
……騒ぎの原因は?どしたの?この火事
[騒ぎは微妙にひと段落しているようだが。]
………どうしようっ…。
[だけど、1人になることの方が心細かった。]
行くっ…行くよ………。
信じてなんかくれないだろうけど…ダレも…。
[背負っていた楽器を前に抱き、ぎゅっと抱き締めた。
先に行く2人を小走りに追いかけて行く。]
[深いため息]
ちびっ子じゃない獲物が見つからないわ・・・
そっちは教会についたみたいね?
どう?
おいしそうなの、いる?
コールガール ソーニャは遺言メモを貼りました。
え…。
…はい、兄さま。
[年長者の指示に、すっと従う。
天井からのスプリンクラーと、鈍く痛み、思うように動かない右腕にやっと気付く。
とりあえず今できること…教会の外に誘導された子供たちの所に向かい、はぐれないようにと。]
…大丈夫、だから、な。
[一部の子供たちの目は、少年からそらされている。
怯えの目を、敵意の目すら向ける子供たちもいる。]
[扉が開くとそちらに視線を向け、入ってきたヴァレリアの言葉にはケビンを指差して]
大したことじゃねえ。ちょっとそこの雛烏が熱で暴走しちまっただけだ。
[その後ろから続いて入ってきた人物を見やる]
いえ…ありがとうございました。
[ダンテにもう一礼すると、ケビンに向かい笑顔を向ける。
落ち着いて子供たちの所に向かう様子をみて、ほっと一息ついた]
[そこに、新たな来客たちの声がする]
ヴァレリアさんにリュミエールさん…ええと、その、小火起こしてしまいました。
[アリシアの言葉にうなずくと
アンプルを折って中の薬剤を入れた注射器をメノミリアに渡す]
はい。
いつでも使えるようになっているわ
危ないと思ったら使ってね
[もう、今危ないし、もしかしたら・・・手遅れなのかもしれないが]
[顔を上げると、教会が見えて2,3歩駆け出す
かすかに焦げ臭い匂いが漂ってきた]
火事・・・?
[ゴメン、先に行くね、と少女達に言い残して
教会へ走る]
[指差された先を見る。]
ケビンが、何かやらかしたって?
そっか、教えてくれてありがとね。
…ん。
アンタ、いつぞやの覗き仲間?
[思いっきりジャンクスに指を突きつけた。]
[クリストファーからも事情を聞き、状況を整理する。]
小火騒ぎ、か。また大変な。
そうだ、手伝いに来たんだっけ。
[ぽむ、と手を叩く。]
何か、手伝う事ある?
小火騒ぎ……?まあ、そういうことにしておこうか。
[教会にいる面子を見て、それだけじゃあなさそうな気もしているが。
微妙に消えていなかった火を足で踏み消す。]
[笑顔を向けるクリスに、笑顔で返すことはできず。
遠くでジャンが指さすのがちらと見え、胸に手を当てる。]
…片付け、なきゃな。
[そうは言っても、子供たちの傍を離れることはできず。
集まってきた人々が、姐御を含む馴染みの面々であることに気付く。その中にはリーンの姿もある。]
―― 教会 ――
[メノミリアを背後に庇うように隠しつつ、教会に足を踏み入れる]
な…なに…これ???
か、火事だったの?
[あまりの状況に思わず立ち尽くしてしまう。沢山ひとが居すぎて、誰が誰か把握できない。そんな中、リアンは誰かを見つけたようで、尻尾をふりつつ走っていく]
[リーンから注射器を受け取る。]
うん……ありがとう……。
[この間はキャラメルをもらって、今度は薬をもらった。
もらってばっかりで何か申し訳ない気持ちになる。]
………。
[それをポケットの中にしまいこんだ。
教会を見えれば焦げた臭い、鼻を曲がりそうになる。]
大丈夫かなぁ……。
[いろいろと不安になった。]
―― 教会 ――
[駆け足で教会の前に着くと、火事でもあったのか焦げ臭い匂いが強く
一瞬顔をしかめた。
が、ケビンの腕から血が流れているのを見るとそちらへ駆けていく]
他に、怪我人はいますか?
[答えてくれるなら誰でもいいと声を上げる]
ちょっと・・・ケビン君・・・動いちゃだめよ、
止血しないと!
[言いながらケビンの、怪我をしていない逆の腕を引っ張る]
[水でびしょぬれになったまま、周りを見渡す。惨状に大きくため息をついて]
[ヴァレリアの申し出に]
ありがとうございます。もしよろしければ、片付けお手伝い頂けるとたすかります。
[ぺこりと頭をさげ、自分も水にぬれた祭壇周りの片付けを始めた。ヴァレリアが応じてくれるなら、掃除マシンのコントローラを手渡すだろう]
まあ、確かにMasqueradeじゃねえって情報もねえな。それを言い始めたらキリがねえが。
[楽しそうな顔でソーニャの傷を手当てしていく]
……そうだな。殺さずに隔離しておくってのはどうだ?それも非現実的か。今の検査のシステムじゃ、感染を確実に見分けるのは難しいな。ま、そのうち何とかなるんじゃねえのか?
[何も考えてない、お気楽な回答。きっと呆れられただろう]
[ケビンにどう声を掛けていいのかわからず、そのまま視線を外す。]
わかった。じゃあ片付けを………。
[手渡されたコントローラーを手に、固まる。]
いや、あのさ。
箒とかモップとか雑巾とか、ないのかい…?
でなきゃ旧式の掃除機とか。
…っくしゅ。
[スプリンクラーの水をもろに浴びてびしょ濡れ。]
あーあーあー…水も滴るとか言われても嬉しかねぇっての。
[幸い、義手と端末は日常生活防水なのでいいけれど。]
…リーン姉さん、兄さまの知り合いだったんだ。
[腕を診てもらう、治してもらう資格が自分にあるのか分からなかった。]
…先輩に…ミリア?
[教会に新たにやってきた人影を見て。
ソーニャが話していたことが、頭の中でぐるぐる。頭を押さえる。]
[ヴァレリアに指を突きつけられ、片手を上げて挨拶]
よお。こんな所で奇遇だな。ここでも何か覗きに来たのか?
手伝い……って、何のだ?
[どこかで聞いたような言葉。リュミエールに自分の名前を呼ばれると一瞬ぎくりとするが、どうやらこちらに関心はないようだ]
あんなにあっさりしてたか、あいつ?
[リュミエールの態度に少し不審感を抱く]
[コントローラーを手にしたまま、くるりと振り返る。]
違うっ。覗き違うっ。
まあいいや、今後覗き魔とか言われるのはヤだから名乗っとく。
ヴァレリアだ、以後宜しくっ。
[言いたい事だけ言い終えて、そっぽを向いた。]
[ヴァレリアからコントローラーを受けとると操作をしながらぶらぶらあるく]
……小火騒ぎ、ねぇ
[床の弾痕をみてそう呟いた。]
[リーンが駆けて行った方を見遣ると、先日不本意な告白を受けた少年を見つけた]
ちょっと、何……。
ケビンくん、怪我してるの???
[箒やモップといわれ、慌てて奥に探しに行った。モップを見つけ、ヴァレリアに手渡す]
す、すみません…私も気が動転してて…
[そういえば、この女性はこういうものの扱いが苦手だっただろうか。コントローラーをリュミエールに渡しているのを見て、そう思った]
リュミエールさんもありがとうございます。
[頭をさげて、掃除開始]
[口の端で笑う少年を軽く小突く]
ん、もう。わざとなんともないほうを引っ張ったのよ。
いいから傷を見せて?
[火傷は重度のものではなかった。
周りの人に頼んで綺麗な布を持ってきてもらうと持ち歩いている消毒薬を含ませて
傷口に当てる。
沁みないように気をつけたつもりだが、沁みた、かもしれない。
本来ならば特殊なガーゼを使うのだが今できるのはこれで精一杯で]
だいじょうぶ?
他は、痛いとこはない?
[言いながらあたりを見回してクリストファーの姿を探す。
子供達に怪我人がいないか知りたかったから]
― 教会 ―
[銀髪の眼鏡や、金髪の女性の姿が見えると身体が自然に強張った。
コロサレル、コロサレル、コロサレル。
コワイ、コワイ、コワイ、コワイ。
逃げ出したくなるような気持ちを必死で抑える。
震えようとする身体も極力我慢した。]
……センパイ…怪我大丈夫…??
[いつものように元気には振舞えなかった。]
それくらい、偏食でも何でもないでしょ?
だって、子供の振りするの大変じゃない?
いくら記憶ごと乗っ取れるとはいっても。
ああ、よろしく。
[ヴァレリアの名前はすでにソーニャから聞いていたが、そこは特に告げる必要もなく、リーンの呼びかけには大きく手を振って]
こっちにも怪我人だ。撃たれてる。そっちが終わったら診てくれるか?
せんぱ、い…。
[止まったはずの涙が、込み上げた。]
……怪我は、その、診て貰いますから。
それよりも…俺……俺……!
[人目も憚らず、わっと泣き出す。]
[泣きじゃくるのに精一杯で、傷口の消毒薬が沁みるのは感じられない。]
痛く…なん…て…ない……。
[痛みを感じるのは自分の魂。]
……大丈夫…なんか…じゃ…ねぇ…よ…。
俺は……どうしょうも…ねぇ…大馬鹿モン…だ。
[目撃証言のことは忘れていた。]
いや、別にぃ?
[笑い混じりの声で返す。]
ま、誰喰うか決めてないならそれでいいんじゃないかとは思ったけどさ。
子供相手なら、油断するかもよ?
[怖がってる風情のメノミリアに大丈夫と視線を送る]
ケビンくん、一体何が……。
[理由を聞こうとしたら、いきなり泣き出されて]
え?
ちょっと…ケビンくん。
何?どうしたの?
落ち着いて、ね?
[戸惑いつつも顔に手を伸ばし涙を拭う]
[リュミエールの動きを観察するように、じっと見つめている]
ミカたん、あいつの体の動き、言葉、行動の癖、記録しといてくれるか?
『どうしたなのです、マスター?』
ちょっと気になる点があってな。ヘクターとか言ったか?公安関係から犠牲者が出たってことは、他の公安関係者がMasqueradeに感染してる、もしくは感染する可能性は高いだろう。
[音声入力は不便だがヘッドギアもキーボードも今はない。ミカたんにしか聞こえないようにひそひそと囁く]
[ケビンが泣き出す所を、ちらりと見た。]
ああ、えっと。…どうしたもんかね。
あんなケビンを見るのは初めてだし。ううん。
[掃除の手を一時止め、ケビンへの対応を考えている。]
[ケビンの頬は誰かに殴られたのか、痣になっていた]
一体何があったというの・・・
[ため息をついてあたりをもう一度見回すと朝見かけた金髪の女性・・・
ソーニャがいつかのインタビュー屋に手当てを受けていた]
ほっぺはしばらくは痛いかもしれないけど
そのうち治るわ。あとで湿布持っていってあげるから
[ケビンの頭をもう一度ぽんぽんと叩くとあとはアリシアに任せて
ソーニャのほうへ向かう]
んー。
神父サマを喰うってのもアリではあるよね。
どうすっかな、うん。
リュミか、神父サマかの二択ではあるんだ。今のところ。
トレースしやすいって辺りからいけば、だけど。
“蒐集家” ヴァレリアは、神父 クリストファー を能力(襲う/憑依)の対象に選びました。
[視線を感じ]
……?
[振り向いてみるとどうやらジャンクスからのようで。]
なに?君なんか僕に用でもあるの?
[観察するかのような視線は不快だったらしく、不機嫌そうにそう問う。]
撃たれてる?
[ジャンクスの言葉に一瞬首をかしげてすぐに傷口を見た。
そこには銃創]
・・・っと・・・何で、こんな傷が?
[止血の状態を確認しながらジャンクスに声をかける。
ソーニャはいくばくか青ざめた顔で黙っていた]
[涙を拭うアリシアの手を退けることはなく。]
……先輩…。
俺…人を……撃って……。殺そうと…して…。
自分…勝手…に……。
[げほげほと咳き込む。
咳がなければ、危うく組織のことを公に話すところだった。]
[いつものクセで口をぼかんと開けたまま教会の中の様子を見るも、またぼんやりとしていたら疑われると思って首を振った。]
…………うぅ…。
[けれど、結局何もすることはできずいて、立ち竦んだままである。
教会の中には見たことのあるような人が多いけれど、知らない人もいた。
けれど、警戒するように見るのは自分のことを疑った人。]
/*
うん。
医者とか看護師って忙しいのがよーくわかった!
前村でソロールの挙句ばったり倒れてごめんなさい。
と今謝っておきます。ごめんね、先生〜!
*/
[感染を気にするソーニャが素直に手当てを受けるかどうかはわからないが、とりあえずリーンが来ればソーニャの傷を指差して]
悪いな、拳銃が暴発しちまってな。診てやってくれ。傷自体はそんなに深くはねえと思うんだが……これ、痕になったりしねえか?
[急ぎ御神体の十字架だけ綺麗にすると、一旦手を止める。
お手伝いしてくれている2人に声をかける]
申し訳ありません、子供たちの様子を見てきますので、少し出てきます。すぐに戻ってきますから。
[そういって子供たちの方に向かう。近づくと、ケビンが泣いている様子も目に入った]
『…』
[何もいわずに、子供たちに怪我がないかをチェックする。避難が早かったからか、子供たちに問題はまったくなかった。
教会がこの状態なので、子供たちに別の場所に行くように伝えた]
うん。ワタシも神父様は気になるわ。
付き合い長いしね。
後は・・・オトナで今選択肢として選べるのは、このソーニャかな。
おいしそうな傷口もここにあるし。
[リュミエールがこちらを向けば、その口調が気になったか]
いや、別に用なんかねえよ。自意識過剰か?
[観察するような視線はそのままに、ふんと一つ鼻を鳴らす]
そうだよ…俺…人殺しに……!
“あいつら”、みてぇな…!
[リーンの手を退けることは叶わなかったけれど、ヴァレリアの手が近づくのに気付けば、頭をぶんぶん振る。]
……姐御…。
俺は…もう……ダメなんだ…。
姐御に…撫でられ…る…資格なんて……!
[絞られた涙は目を痛めた。]
…ったく。
[傍観を決め込んだらしく、脱いだ上着を腰に巻いたまま、壁に背を預けた。
腕組みをした両腕は、生身の右手と機械の左手。
物珍しそうな様子の子供らを適当にあしらう。]
ん?
[ケビンの言葉にひとつひとつ頷きながら耳を傾ける。その様子から、何かとんでもない失敗をしたらしいことは想像でした]
人を撃って殺そうとしたの?
それを、今、後悔してるんだね?
[慈しみの表情でケビンを見つめつつ確認する]
誰を殺そうとしたの?
どういう理由でそうしようと思ったの?
ケビンくんは訳もなく、そんなこと、しないよね?
/*
というか、姐御権限で確定撫で撫でしてもいいのに、わざわざ選択肢があるのが、怪しいと思ってしまったんです姐御…。
あ゛ー!視点切り替えしなきゃだよケビンー!
[用はないと言われれば]
……ならいいけど。
[未だ、観察するような視線は気になったものの、再びコントローラーを操作し、掃除に戻る。]
[頭をぶんぶんと振られ、手を引っ込める。]
そっか。ううん、でもなぁ。
アタシにゃ他にやれることがなかったりするんだが。
[どう対応していいのかと、困った様子。]
[傷の程度を確認すると、幸いにも弾は少し深く掠っただけだったが
・・・傷口は赤々と血を滲ませている]
傷痕は、残るかもしれない・・・
[思ったよりは抉れている傷を見て少しため息
しかし手元はてきぱきと止血と消毒をしようと動き出す]
ちょ、っと・・・動かないで!
[手当てを拒もうと動くソーニャにきつく言葉を放つ
とはいえ致命傷ではないのでほおっておいても・・・
傷跡がくっきり残るだけなのだが]
そうね。それは非常に危険ね。
でも・・・
[トクン、と鼓動がはねる」
どうしよっか?
[ふふふ、と笑いを投げた先は・・・
遠く視界の端で壁にもたれている姿]
[壁にもたれかかり、傍観決め込んでそうなダンテを見つけ]
おいこら、ダンテ。掃除ぐらい手伝えよって。
……それ見るの久しぶりだなぁ。
[めずらしそうに左腕を見ている。]
ワクチン、ねぇ。
ワタシもとりあえず持ってきたわよ?
・・・ただの栄養剤をね。
でも本物のワクチンは怖いわ。
失敗したくないもの。
…そうだよ…俺は…もう…。
[錯乱気味に、頭を抱え込む。
と、アリシアの落ち着いた声と、その眼差しに、顔を上げて]
…殺そうと…した。
ソーニャ……姉さん…を…。あの女と…同じだって……思った…。
だから…あの女と…同じ……“やつら”…だって…。
[そのとおりじゃないか――]
……だから…勝手に……殺そう…と。
確かめ…も…せず…。
後悔……どれだけ…すりゃ……赦される…かな…。
きっと……赦されない……ずっと。
あー、アタシが貰ってきたのはなんだろうねぇ。
ただの風邪薬かなんかだとは思うんだけど。
ワクチンが錠剤なわけないだろうし。…多分。
……そうか。
[リーンから傷痕についての言葉を聞くと眉を顰めた。リーンの言葉を受けて、ソーニャの腕を押さえようと手を伸ばす]
どうした?
[嫌がるソーニャの姿に戸惑う]
…ん?
あぁ、コレな。
[複雑な装置が絡み合う、無骨な鋼の腕を上げて見せて。]
普段は長袖着て手袋してっからな。
コレもなぁ…使いこなせりゃ便利なんだろうけど。
[誤作動ばっかで使い物にならん、と愚痴りつつ、気が進まないながらも片づけを手伝い始める。]
……………。
[リーンから受け取った薬をこっそり見えないように使う。]
……………。
[自分の薬じゃないなら、効き目があるかもしれない。
けれど話かける勇気なんて出なかった。]
………、この中にいるのかな…。
……『Masquerade』が…。
いないかもしれないけど…。
あたしのこと、疑った人…怪しい…。
[じっと、様子を窺う。]
まだ、馴染んでないんだねぇ……
[そういえば前倒れたとか何とか聞いたなあ、と思いだしていたり。]
あんまり無理すんなよー、ダンテ。
……………。
ケビンくん……。
赦すとか赦されないとか、そんなことじゃないでしょ。
[少し強い視線を向けて彼にだけ聞こえるように顔を近づける]
どういう覚悟で、ケビンくんは、例の構成員になったの?
罪も後悔もすべて背負うつもりじゃ無かったの?
どうしてソーニャさんをそう思ったのか、
落ち着いて説明しなさい。
ケビンくんとしてではなく、任務を背負った一人の人間として。
…違う…姐御は…なんも悪く……!
[ヴァレリアに駆け寄りたかった。けれど、身体が動かなかった。]
姐御はいつだって…仕事もきっちりするし……腕っぷしも強いし…。
メカに弱かったり……よく子分弄ったり…いちいち悪酔いすんなって言うけど……でも、でも世界一の姐御なんだ…。
悪いのは……俺だけ。
この手も…みんな…汚れて……。
[持ちあげて眺めようとした右手が上がらない。
火傷の痛みが、じん、じんと現われてきて、顔をしかめる。]
[嫌がるソーニャにはあ、とため息を一つ。
でもそこで手当てを放置するのはポリシーに反する]
あぁ、もう。
血液に触らなければいいのね?
わかったわ・・・
[自分のスカーフで傷の10センチほど上部をきつく縛って止血をする。
そして、なるべく傷口に触らないように消毒液を傷の上から垂らす。
もしかしたら相当沁みたかもしれない。
ガーゼを傷口よりも大きく折りたたむと手際よく傷口を覆ってとめた]
ふう。
見た目と違ってがんこなのね、あなた
[やれやれといった表情でソーニャを見た]
………掃除、するかな。
サボってたら怒られそうだ。
[モップを構え直し、掃除再開。
それでもなお、気になるのかちらちらとケビンの様子を*見ている。*]
[立ち止まり、ケビンの言葉をじっと聞く。]
…そっか。
褒められてるんだかなんだかわからないけど、ありがとね。
[しかしその後に聞こえてきた『汚れて…』という言葉に、眉を顰める。]
ケビンの手が汚れてるんなら、アタシの手はもっと汚れてるさ。
[苦笑交じりに、*呟いた。*]
“鋼の左手” ダンテは、苦学生 メディクス を投票先に選びました。
ああ、俺はなんともねえよ。ソーニャの手当て、ありがとな。
[リーンの瞳をじっと見る]
なあ、あんた病院に勤めてるんだよな。Masqueradeの患者とも接したりするのか?Masqueradeに侵されるのは、怖くねえか?
[アリシアの顔が近づいてきて、一瞬身をよじるけれど。
痛みが正気を戻し始めていた。顔を元に戻し、小声で答える。]
…親父の、仇討ち、俺しかできないから、そのためには、何でもするって。
だから、力が欲しくて…それで、組織のコト聞いて、そこなら力になるって。
そこが死に場所に…って。
…そう…だから俺…なんでもするって。罪も後悔も背負って。
[アリシアの言葉を拾うように。
それから、ソーニャを殺そうとしたわけを、思い出し思い出し語り始める。]
ソーニャ姉さん…は、コールガール。
だから、どこで感染してても、おかしくなかった。
姉さんは、今朝の遺体も、見つけてた。
だから、目撃者のふりして、隠れようとしてた、そう考えた。
姉さんは、眠そうな目をしてた。
それを、“なりたて”の症状と、考えた。
…だから、姉さんを、感染者だと思った…んです。
[会ったこともない人からじっと様子を窺うような視線を受ける]
あれ、前に噴水のある広場でサックスを吹いてた子供かな……あの子、さっきからいたか?
『いつのまにかいたなのです、マスター』
[教会の関係者なのかな、と不思議に思った]
[ジャンクスに見られてびっくりしたように見返す]
え?
そりゃ・・・怖いわよ。
毎日のように誰か発症しているんだもの。
でも、病院の職員は定期的にワクチンの摂取を受けているの。
今のところ職員でMasqueradeにやられちゃった人は
私は聞いたことがないわ。
[もしかしたらいるのかもしれないが、それを考えてしまうと医療に携わることが不可能になってしまうので考えないようにしていた]
[カバンの中からモデルガンを取り出す。
おもちゃだけれど、脅し程度になるかとは思った。
銃口を向ける。]
…………。
役所のおじちゃん、殺しのはおじさん?
[銀髪の眼鏡へと、銃を構えた。]
公安 リュミエールは、“鋼の左手” ダンテ を投票先に選びました。
…遺体を発見した…。
コールガール…目撃者のふりをして隠れる…。
[頭の中でケビンの言葉を反芻する]
もしかして……っ。
[メノミリアを振りかえる]
メノちゃん、メノちゃんを殺そうとしたひとって、あの人なの?
[向こうで手当を受けているらしいソーニャに視線を送る]
姐御……。
[ヴァレリアの子分を気取ってはいたが、彼女の手も汚れている、とはずっと考えずにいた。
知ってはいたけれど、考えたくなかった。]
…本当に、姐御が、汚れてるんだったら。俺よりも汚れてるんだったら。
……その汚れた手で、汚れた頭をわしゃわしゃ、してくれますか?
[呟くヴァレリアに、小さく問うてみる。]
そうか。定期的なワクチンさえあれば発症はしねえってことか。なら、どうして……
[リーンに答えながら、青髪の子が銃を取り出すのを視界に捉えて]
……おいっ!
[そちらへ向かって駆け出す]
ダンテ……
[ヴァレリアから聞いた話のらしくない旧友の行動。
どうやら不安定らしいその体。
それがほんの少しだけ自分の中で、彼に対する疑惑を*生んだ。*]
…お前。
[感染直後の前駆症状を抜けた個体は、個人差さえあるが、
大抵は疑心暗鬼を装って、攻撃的になる。
銃を構えたその姿が、楽器片手に無邪気に騒いでいた姿とどうしても重ならなくて。
ポニーテールの少女の視線に、右手は腰のホルスターへと伸びた。]
“鋼の左手” ダンテは、カルテット メノミリア を投票先に選びました。
メノちゃん?!
[突然、銃?らしいものを構えたメノミリアに驚いて振り返る]
ダ…ダンテさん…。
ダンテさんがメノちゃんを殺そうとしたの?!
[メノミリアの行動に腰を浮かす
ジャンクスが駆けていくその後を追うようにして駆け出した]
だめよ・・・!
[それは声にならない、声]
………ん。
[ケビンに問われ、頷く。]
汚れたアタシの手でいいんなら、いくらでも撫でてやるさ。
[そう言って、*笑った。*]
…ミリア?
[ミリアがモデルガンを取り出す様を見てしまう。]
…待て、ミリア……おっさん…は。
[言葉を止める。ダンテの素性を危うくバラすところだった。
腕の痛みにも襲われ、ミリアに対して何もできない。]
………殺すなら、殺せばいい。
[震える腕を必死に隠そうとして、まっすぐに伸ばす。
足も震えていたが、肩幅より大きく開いて立ち誤魔化した。
コワイ、コワイ、コワイ、コワイ。
けど、この人はあたしをコロソウとした。]
…………、頭を潰せば。
前にもやったことあるもんっ。
[その時は銃ではなかったし。
そもそも、これは武器ではなかったけれど。
何か相手のことが分かるんじゃないか。
ない智恵を一生懸命搾り出している。]
…その子から離れろ。
[低い声で、周りに警告を。]
そいつはそんな風に、人に銃を向けることができるような娘だったか?
無邪気に笑ってはしゃぐミュージシャンは、何処へ行った?
[とても同じ娘だとは思えなかった。
…その間に何が起きたかを知らないがゆえに。]
メノちゃん……。
わたし言ったよね?
メノちゃんの身の証を立てて見せるって。
ダンテさんがメノちゃんを感染者として殺そうとしたのなら、わたしが説得する。
だからっ!!!
[銃を構えたメノミリアを悲しげな目で見た
ダンテはそんなことをする人じゃない、と自分は知っている。
動転してしまっているのだろうと思う反面、
もう止めてあげられないという諦念が心を占めていく。
瞳に映る光も悲しみから、諦めの色へと変わった]
ミリアを、殺そうとした…?
[アリシアの言葉に目をはっと開く。]
…それ、どういうコトっすか…?
ソーニャ姉さんが…ミリアを……。
…そういや姉さん……。
自分の他にも、緑の髪のやつが、って…。
あれ…たぶん…ミリアのコト……。
[濡れ衣、という言葉がふとよぎる。]
ああ、それから。
アタシ、なんかあったらソーニャを感染者扱いして殺すかもとは
言っておくよ。
んじゃ。
[再び、*お掃除開始。*]
[子供たちを見送り、ケビンの様子を見に行く。治療もすんで、少し落ち着いているようだ。]
[ケビンに声をかけようとしたところで、メノミリアがダンテに向かい銃を突きつけているのが目に入った]
っ!あの時の…
[森の木の陰で震えていた女性。"Masquerade"じゃないと叫んでいた悲鳴のような声を思い出す]
/*
凄まじい殺意の入り乱れ具合…。
でも、なんか、メディにバファになりそうな予感。どうしよ。
検死官だってしらないから殺せるけど、顔合わせて様子見てないと疑いもてないもんなぁ。
何だってんだよ、どいつもこいつも。銃は子供のおもちゃじゃねえんだぜ。
[銀髪の義手男の警告は完全に無視。青髪の子供に近づき、頭をぽんと叩くと、義手男に向かって]
……俺はこいつがどんな奴かなんて知らねえよ。だからといって、そんな確証もねえ話で人の命を簡単に奪うつもりかい、あんたは?
新参ナース リーンは、研究者の娘 アリシア を能力(襲う/憑依)の対象に選びました。
……ナニソレ……。
[ふつふつと怒りがわいてきた。
自分をこんなにしたのは―――――ダレ?]
おじさんが…おじさんがっ!!!!
あたしから、音楽を奪ったんでしょっ!!!!
役所のおじちゃんの死体見つけて、気が動転してっ、気がついたらあたし『Masquerade』の感染者だって扱いみたいなのうけてっ!!!
1人で寂しくって、サックス吹こうとしたけど見つかったらコロサレルと思ったから、吹くことなんかできなかったっ!!!!!!
あたしから、音楽を奪ったのはあんただろっ!!!!!
[涙ぐみながら、目の前の男と金髪の女性に向けて叫んだ。]
[ミュージシャンの少女を庇うもう一人の少女に、退くようにもう一度警告した。]
彼女の行動パターンは、今まで見てきた症例に近い。
虫も殺さぬ穏やかな人が、突然無差別殺戮に出たりな。
検診や検査なんかじゃ証明なんか出来やしない。
その時は陰性でも、気がつけば侵されていることもある。
[相方のときのケースを思い出して。]
事態は一刻を争う。触れるだけでも感染するのなら、君も危うい。
…っ。落ち着け…。また同じコトに…。
[そんな時、聞こえたヴァレリアの声。静かな響きをもったように感じられる。]
…ほんとう、に?
[彼女の頷き、笑みを確かに見て、少しだけ楽になれた気がする。
もし彼女がまた撫でてくれようとするなら、それを受け入れるだろう。]
いいえ、絶対に離れません。
[黙って首を振り、ダンテを睨みつける]
そんな事務的な馬鹿馬鹿しい判断、わたしは信用しません。
症例で分かっていたら、このウィルスはこんなに蔓延していないっ。
[涙ぐんで叫ぶ青髪の子供の頭をなで]
何だ、もう吹けなくなったのか?……サックス、また聞かせてもらいたかったんだけどな。
[アリシアへの銀髪の言葉に、苛立ちを抑え切れずに]
……検診や検査で証明できねえなら、何のための検診なんだか。結局は誰にでもMasqueradeの可能性があるってことか?だったらどうすんだよ。自分以外を皆殺しにするしかないってことか?
[近づいてきたクリスが、突如目を向けた先。
ミリアと、ダンテの対峙に少年も目を向けれど、自分にできるコトはなく。
“兄さま”としてのダンテの言葉をじっと聞く。
ミリアの様子を、おずおずと眺めてみる。
…否定、できるだろうか。]
勝手な行動は…しては…。
確証があってからでは遅い?
それは、あなただけの、狭い視野での答えでしょう?
そうやって、心を殺して人を傷つけて何があると言うの?
焦って判断を誤ることの方が危険だとどうしてわからないの?!
…その行いこそがウィルスを蔓延させると、わからないのか?
[少女に向かって、一歩踏み出して。]
…俺の……相棒も、そうやって庇ったよ。
こんな幼い子供が『Masquerade』なはずないじゃない、と。
その時、構わず俺が撃っていれば。
[…死なせずに済んだ。
消え入るような声。]
…神父様…。
この場の収拾は…ダンテ兄さまに、お任せしても、大丈夫なんでしょうか。
[力なく、クリスに聞いてみる。]
その…ちびっこたちの…避難場所、しっかりしたトコ見つけなきゃ。
[この場を離れるのは気が引けたけれど、だからといってどうすることもできず。
泣き疲れていた、というのもあった。]
[銀髪を睨みつけながら]
俺の妹もそうやって殺されたよ。
幼い子供だろうと、Masqueradeの可能性は拭えねえって。
……すぐ傍にいたのに、守れなかった。
[妹の姿を重ねるように青髪の子供を見る]
……あなたは、自分の過去に縛られ過ぎてる……。
わたしは幼い子供だからというだけでメノちゃんを庇っているわけじゃない。
一日ください。
メノちゃんへの疑念に一日だけでいいから猶予をください。
/*
ええと、今のケビンの感情がわかんない(爆
俺はあいつらと同じ人殺しなんだー!
→アリシアに諭された。なんとか落ち着いて状況説明
(この時点で義理回復)
→姐御の癒しを受けた
(この時点で人情回復)
→泣き疲れ
…かなぁ。
[目の前で、理想と現実がぶつかっている。
どちらが正しいなんて事はない。
どちらも正しいと思うことに向かって、進んでいるだけだと]
[様子をじっと見詰めていると、ケビンの声が聞こえる]
…ダンテさんなら大丈夫、だと思います。
[ダンテも気にはなるが、ケビンも、子供たちの様子も気になる。]
いきましょうか…
[そう、声をかける]
(ごめんね・・・もう・・・私には)
[検査を受けようとしない姿勢に疑念は募っていた。
しかし、どうしていいのかわからず、
その場の空気に耐えかねて、そっと壁際に移って*もたれかかる*]
…一日?
[いつか酒場で聞いただろうか。検査手法の新しいやり口について。]
確実に調べられるのか?それで。
[銃から指を離す。
検診より精度が高い方法があるのならば、それに任せてみたいという思いもあって。]
/*
遅くまでみなさん大丈夫かなあ。
なんか襲撃されるには一番いい位置のはずなんで、今日はがんばってます
(他より発言数が少な目だし、結社はもう役目終わってるし)
*/
…分かり、ました。
兄さまなら…きっと、大丈夫ですよね。
避難場所の確保と…あと、食料の買い出しも、必要っすかね…。
まあ、とりあえず、行きましょう。
[クリスに力なく微笑み、共に歩き出す。]
例の研究、って奴の成果か?
[アリシアの提案を聞き、宇宙樹の下で聞いた話を思い出してつぶやいた]
『宮殿の管理人から受け取った薬と同じなのです、マスター?』
どうやら同種の効果があるみてえだな。
…救えるんなら…全部救ってやりたいさ。
けどな、限度ってもんがある。
俺達には、被害を最小限に食い止める事しかできないから。
[溜息。冷たい鋼の左手が軋む音。]
“鋼の左手” ダンテは、苦学生 メディクス を投票先に選びました。
はい。行きましょうか。とりあえず、街中にでもいきましょう。
[一緒に歩き出したケビンを気遣いつつ、歩き出す。他の人の目がなくなったところで、そっとささやく]
そういえば、なかなか情報交換もできてませんね。歩きながら、少ししておきましょうか。
[そう言って、森の中でメノミリアに出会った事を話す]
[ユキビタス端末へと着信。
相手は、いつものバーのマスター。]
…様子が、おかしい?
[元アルバイトの学生が、店内でぼんやりしたままだと。]
あぁ、すぐ行く。
…なるべく触らない方が良い。
そういえば、何故ソーニャさんに銃を向けたか、聞いてませんでしたね。
[さらっと問いかける。
ケビンがアリシアに話していたのは聞いていなかった。同じ話をされれば、頷くだろう]
新参ナース リーンは、苦学生 メディクス を投票先に選びました。
[人の目のない道を歩きながら、クリスの話を聞く。]
…ミリアが森ん中に?
あいつ、なんで…?やっぱさっきのおかしい様子と、繋がってるんすかね…。
そういや…先輩が……。
ソーニャ姉さん…が、ミリアを殺そうと、って…。
[ソーニャ。
その名を呟くと、どうしてもあの時のような感情。
それを抑え込みながら、今日あったこと…ソーニャとの鉢合わせから、路地裏での遺体の発見、そしてカフェテリアで彼女が“なりたて”に似ていた様子をしていたことを、クリスに話す。]
……………。
[ダンテの問いに今ここで答えるわけにはいかない。
歯痒い気持ちに悔しさが込み上げる]
そのことは、わたしにはわかりません。
一日と言ったのは…その間に感染者ではないと思える何かを探そうと考えたから…です。少なくとも、今、ここでメノちゃんが殺されるようなことにはならないと思ったから。
つい必死で口走ってしまっただけ。
ですが、どのように受け取ってもらっても構いません。
被害を食い止めたいと思っているのは…あなただけじゃない。
根本からMasqueradeを根絶しねえ限り、悲劇は終わらねえか。
[アリシアとダンテのやりとりを眺めながら、銃を構えて立ち尽くす青髪の子供の手から銃を奪い取ろうと、ひょいと手を伸ばす。やがて緊急連絡が入った様子のダンテの背中に]
……殺すつもりか?
[ぼそりとつぶやいた]
それで、ソーニャ姉さんを、撃とうと。
…でも、あの時は、それだけじゃなくて。
親父のコト、「あの女」のコト、いろいろ混ざってて。
それで……あんな真似を…。
[少しずつ、感情に慣れていく。
クリスが望めば、父の死の時のことについて語るだろう。]
…喰うか喰われるか、それだけだ。
庇って手前ェが喰われてちゃどうにもならん。
[背中越しに投げつけた言葉は、冷酷すら聞こえるもの。
けれど、いくつもの経験の中で見つけた真理はそれしかなくて。
冷たい左腕は、躊躇の報い。*]
“烏” ケビンは、苦学生 メディクス を投票先に選びました。
そうですか…ソーニャさんが遺体を発見して…
[ケビンの話を聞いて、頷く]
森の中で会ったメノミリアさんは、ものすごくおびえてました。私も殺しに来た人間だと疑われてましたよ。[少し苦笑いをした]
…確かに、気にはなりますね…[しばらく思案した後に]
私は、あなたを信じてますから。[ケビンの方をじっとみつめた]
…お父さんのこと、ですか?
[思わず問いかける。そして父親の話を聞いた]
怯えてたんですか…ミリアのやつ…。
[苦笑いに、沈んだ面持ちで答える。]
さっきのあいつ…変だと思ってました。
確かに色々テンパってたり、月がどうのこうのってヤバげなトコありますけど。
でも…あんなふうなのは、初めてで。
……殺されようとしてたんなら、取り乱して当然、か。
[確信と、私情ではない決意は、少しずつ組まれていく。]
わたし…いや、俺も、神父様のコト、信じて…ます。
[手袋を外し、クリスの手を、そっと取る。
そして、静かに父の死の有り様について語った。]
……今考えりゃ、親父を襲ったのが本当は誰なんか、分かんないんですよね。
でも、聞きつけた情報を、そのまま信じてたみたいで。
被害を最小限に食い止める、か……たく、耳の痛え話だぜ。
『耳鼻科の予約を入れておくなのです、マスター?』
いらねえよ。
……嫌な予感がしてきた。俺らもBlue Moonに行くぞ。
『らじゃなのです、マスター』
[また誰か怪我をするのだろうか。疲れたように壁際にもたれかかっている看護師に視線を送った後、*教会を後にする*]
メディクスくんの様子が……?
[去っていくダンテに安堵しつつ不安が心を支配する]
………ふぅ。
大丈夫、メノちゃん?
[振り返って微笑む]
ジャンクスさんもありがとう。
[気付いたら同じようにメノミリアを庇っていてくれた男性に心から*感謝した*]
研究者の娘 アリシアは、カルテット メノミリア を能力(占う)の対象に選びました。
私は、街で演奏していた彼女しか知りませんけどね。ケビン君は彼女と知り合いでしたっけ。やはり、尋常ではなかったのですね。
[手にやわらかい感触があたる。そのままそっと握り返す]
[微笑んだ顔を見て、安心して話し続ける]
1つ目は…もう少し、自分の事を大事にしてください。さっきから無茶をし過ぎだと思いますよ。
[怪我をした腕を見て、心配そうに]
それに、あなたにはまだお母さんもいるのでしょう。寂しい思いはさせては駄目ですよ。
…私には、もう家族は一人も居ないんですけどね。たった一人の家族だった妹を、"Masquerade"に殺されましたから。[最後につぶやくように、付け加える]
2つ目は…もし、私が"Masquerade"に感染したと思ったら…
躊躇せずに、撃ってください。お願いします。
[表情を変えずに、そう伝えた]
[握り返すクリスの手の温かみを感じながら]
そうそう、あいつったら俺に輪を掛けたサボり魔で、変に子供っぽかったり、オトナっぽく知ってるコトバ並べてみたり…。
[あることないこと話し出す。
話すうちに、顔色も次第に良くなってくる。
だけど2つのお願いを聞けば、ちょっと顔をしかめてみせて]
…無茶はしましたけど、無理なんてしてませんっ。
ああ、腕ももう大丈夫だいじょう…うぎゃっ!
[大丈夫じゃなかった。]
…母さん、は。
[深く思案する。その表情には影。
口を開こうとした時、クリスが彼の家族のことを語り、えっ、と驚く。]
…神父様、も。
妹、さんを、亡くして……ひとりで…。
…わかり、ました。母さんのコトも、大事に…。
[2つ目のお願いを聞く。]
…分かってます。そのくらい。
そうしろって散々叩きこまれてるんですから、当然ですってば。
[あえて笑って約束する。
自分には本当に手が下せるか、自信が持てなかった。そんな気持ちを隠すために。]
[震えて怯えながら。
けれど必死に自分なりに考えての行動だったけれど。
言葉を探すうちに、なんだか話は纏まっていた。]
……『Masquerade』って本当にあるのかな?
何もない、空想が殺し合いをさせてるんじゃないの?
『Masquerade』とだたの人、どっちが酷いのかな……。
[持っていた銃は突然頭を叩いた男に奪われて、すぐに偽者だとバレてしまっただろう。
アリシアと彼のおかげ、自分は助かったことぐらいは分かった。]
[腕を痛がってる様子に、思わず「めっ」という表情をして]
ほらほら。そんなにすぐ治るわけじゃないですから。
[母親の話をするときに、表情が曇ったのには、気がつかなかった]
[2つ目のお願いに対する答えに]
ありがとうございます。
[ケビンに向かい、頭を下げる]
私もね、ちょっと怖いんですよ。
死ぬ事ではなく、自分が自分でなくなることが。自分の顔をした自分じゃない生き物が、また人を傷つけることが。
…ケビン君なら、安心してその時を任せることができますよ。
/*
伏線出しすぎ!しかも結構後付け的設定のだし!
…でも神父様が死亡フラグ出してるから、まだ猶予、ある、よね(おまえ
うん……ありがとう、おねーちゃん。
[ぎこちなく笑った。
ほんの少しだけ、元気になった。]
あたしよりも……メディセンパイ……。
疑われて…るんだよね……。
………最近、会ってないや…先輩。
おねーちゃんが…あやしいと思う人…ダレ…?
[ダンテとのことで疲れたのか、その場にヘタりこんで。
思い出せば、ずっと緊張していたのでかなり疲れていた。
いろいろなことに安心したら*眠くなってきていた。*]
研究者の娘 アリシアは、苦学生 メディクス を投票先に選びました。
投票を委任します。
カルテット メノミリアは、研究者の娘 アリシア に投票を委任しました。
…はいはーい、お大事に致しますぅ。
[めっ、とされて、えへへと苦笑いするが。
頭を下げ、取り憑かれることへの怖れについてクリスが話せば、真剣な眼差しで彼の両の目を捉えて]
…傷つけたくないってのが、本当に神父様らしいや。
大丈夫です、クリスさんに、んなコトさせませんって、この俺が。
……もしもの時、も、任せてください。
[安心して、とやんわり笑う。]
/*
というか伏線回収できなくても、せっかくの憑狼+屍食鬼化なんだから、お墓で設定フルオープンして狼さんに代行して貰えばいいじゃないかとか考えてしまいました。
……無責任過ぎだよケビン。
そういえば、文体コピーミスで憑依バレ(の疑い)が出てきたら、そんでもってその発言をキャラ視点で聞いてたら、それってキャラ推理に含めていいのかなぁ。
明日になったら聞いてみようっと。…事前に気付けば一番だったんだけどね、うん(汗
私らしいのですか?
[自分ではよくわからないとばかりに、頭を軽くかく。
任せてください、と笑顔で言われれば]
頼りにしてますよ、"相棒"。
[真剣なまなざしに答えるように、目を細め信頼の言葉を紡ぐ。
そのまま2人で、街へ向かって*歩いていった*]
だーってそうじゃありませんかぁ。
[頭を掻くクリスに、にぃ、と笑う。]
クリスさんって、飲んべえなクセに優しくって、のんびりしてて。
正直、神父様が“バディ”だって聞いた時、本気でたまげましたもん。
[自分に近しい人が、ということと、神父の性格がなんとなく審問官らしくない、ということの両方。
信頼の言葉に、静かに頷く。
二人で避難場所の確保と、食料品の買い出しを終えれば、残してきた子供たちにそのことを伝えにいくだろう。]
...Until Death do us Part.
[分かたれる時が、来るのならば。
分けてみせる。クリストファーのために。]
[どうしてだろう、思い出す。
初めてその審問官と出会った時のことを。
生き急いで情報を集めども、仇の有力な手がかりに繋がらず、無力に嘆き。
暗い雨の中、力尽きてスラムの迷路で倒れこみそうになった時。
少年を支えてくれた、通りすがりの男。
助けられたことが、少年には悔しかった。
たった一人でも復讐を遂げると決めたのに、誰かに助けられるなんて。
その無力感と、やりきれなさと、恨みを思わずぶちまけた。
男は、その目を、じっと見詰めて、そして。]
“夕蛍”の父さま。
俺は…もう迷ったり、しませんから。
[その言葉は、胸の内で。]
―街中央部―
[避難用の土地の交渉はあらかた済ませ、食料品を買い込むためにショッピングモールへと。]
……うー。
[ぐぎゅるるる。疲れのせいでお腹が空いていた。
つい袋詰めのお菓子を食べたくなってしまう。
ふわり、“なりたて”の噂。それが誰のことなのかは明確ではなかった。]
…そういや、メディのやつ…どうしたのかな。
[一昨日だったか、久しぶりに会った同級生のことが思い出される。
あの時は気付かなかったけれど、彼の顔にはどこか陰があった。
彼は自分に、何か、大事なことを伝えようとしていたのでは。…思い出せない。
そういえば、彼の様子は、どこか……。
*懸念。*]
/*
ちなみに、ダンテ兄さまと、少女村の某兄さまが重なって見えてるとか、そういうことは決してありません。ありません。ありません。
/*
さて一番の懸念は。
ちゃんと騙りに支障の出ないケビンになれたかどうか。
正直な話、開始してからパッションとかフィーリングとかイグニッションとかで暴走してしまってて、口調や思考に一貫性が持てているのか自信がないのです。
伏線お墓で公開できるっていっても、やっぱり変に残っていると襲いにくそうですし…。この辺りはもう大反省ですorz
/*
あと5分♪
♪<<ギーク ジャンクス>>!<<“蒐集家” ヴァレリア>>!たすけて<<“烏” ケビン>>!(今のBGM)
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新