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[子供たちを見送り、ケビンの様子を見に行く。治療もすんで、少し落ち着いているようだ。]
[ケビンに声をかけようとしたところで、メノミリアがダンテに向かい銃を突きつけているのが目に入った]
っ!あの時の…
[森の木の陰で震えていた女性。"Masquerade"じゃないと叫んでいた悲鳴のような声を思い出す]
/*
凄まじい殺意の入り乱れ具合…。
でも、なんか、メディにバファになりそうな予感。どうしよ。
検死官だってしらないから殺せるけど、顔合わせて様子見てないと疑いもてないもんなぁ。
何だってんだよ、どいつもこいつも。銃は子供のおもちゃじゃねえんだぜ。
[銀髪の義手男の警告は完全に無視。青髪の子供に近づき、頭をぽんと叩くと、義手男に向かって]
……俺はこいつがどんな奴かなんて知らねえよ。だからといって、そんな確証もねえ話で人の命を簡単に奪うつもりかい、あんたは?
新参ナース リーンは、研究者の娘 アリシア を能力(襲う/憑依)の対象に選びました。
……ナニソレ……。
[ふつふつと怒りがわいてきた。
自分をこんなにしたのは―――――ダレ?]
おじさんが…おじさんがっ!!!!
あたしから、音楽を奪ったんでしょっ!!!!
役所のおじちゃんの死体見つけて、気が動転してっ、気がついたらあたし『Masquerade』の感染者だって扱いみたいなのうけてっ!!!
1人で寂しくって、サックス吹こうとしたけど見つかったらコロサレルと思ったから、吹くことなんかできなかったっ!!!!!!
あたしから、音楽を奪ったのはあんただろっ!!!!!
[涙ぐみながら、目の前の男と金髪の女性に向けて叫んだ。]
[ミュージシャンの少女を庇うもう一人の少女に、退くようにもう一度警告した。]
彼女の行動パターンは、今まで見てきた症例に近い。
虫も殺さぬ穏やかな人が、突然無差別殺戮に出たりな。
検診や検査なんかじゃ証明なんか出来やしない。
その時は陰性でも、気がつけば侵されていることもある。
[相方のときのケースを思い出して。]
事態は一刻を争う。触れるだけでも感染するのなら、君も危うい。
…っ。落ち着け…。また同じコトに…。
[そんな時、聞こえたヴァレリアの声。静かな響きをもったように感じられる。]
…ほんとう、に?
[彼女の頷き、笑みを確かに見て、少しだけ楽になれた気がする。
もし彼女がまた撫でてくれようとするなら、それを受け入れるだろう。]
いいえ、絶対に離れません。
[黙って首を振り、ダンテを睨みつける]
そんな事務的な馬鹿馬鹿しい判断、わたしは信用しません。
症例で分かっていたら、このウィルスはこんなに蔓延していないっ。
[涙ぐんで叫ぶ青髪の子供の頭をなで]
何だ、もう吹けなくなったのか?……サックス、また聞かせてもらいたかったんだけどな。
[アリシアへの銀髪の言葉に、苛立ちを抑え切れずに]
……検診や検査で証明できねえなら、何のための検診なんだか。結局は誰にでもMasqueradeの可能性があるってことか?だったらどうすんだよ。自分以外を皆殺しにするしかないってことか?
[近づいてきたクリスが、突如目を向けた先。
ミリアと、ダンテの対峙に少年も目を向けれど、自分にできるコトはなく。
“兄さま”としてのダンテの言葉をじっと聞く。
ミリアの様子を、おずおずと眺めてみる。
…否定、できるだろうか。]
勝手な行動は…しては…。
確証があってからでは遅い?
それは、あなただけの、狭い視野での答えでしょう?
そうやって、心を殺して人を傷つけて何があると言うの?
焦って判断を誤ることの方が危険だとどうしてわからないの?!
…その行いこそがウィルスを蔓延させると、わからないのか?
[少女に向かって、一歩踏み出して。]
…俺の……相棒も、そうやって庇ったよ。
こんな幼い子供が『Masquerade』なはずないじゃない、と。
その時、構わず俺が撃っていれば。
[…死なせずに済んだ。
消え入るような声。]
…神父様…。
この場の収拾は…ダンテ兄さまに、お任せしても、大丈夫なんでしょうか。
[力なく、クリスに聞いてみる。]
その…ちびっこたちの…避難場所、しっかりしたトコ見つけなきゃ。
[この場を離れるのは気が引けたけれど、だからといってどうすることもできず。
泣き疲れていた、というのもあった。]
[銀髪を睨みつけながら]
俺の妹もそうやって殺されたよ。
幼い子供だろうと、Masqueradeの可能性は拭えねえって。
……すぐ傍にいたのに、守れなかった。
[妹の姿を重ねるように青髪の子供を見る]
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