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『あなたは大丈夫。誰もあなたみたいな子供が研究に携わってたなんて思わないわ。それにあなたが感染していないのは今日確認してる、これでね』
[ポケットからペンダントを取り出し、娘の首にかける]
『アリシア、これはあなたが完成させなさい。私達が出来なかったこと…あなたなら出来るわ。後はお願いね』
(――や、いや…お母様、わたしには無理だよ、出来ない。だから、お母様はそばにいて…お願い……)
『ごめんね、アリシア――あなた一人に何もかも背負わせてしまって、ごめんね』
[離れていく母を引き留めたいのに身体が動かない]
(……いや、いや…お母様…いや……)
――いやあぁぁぁぁあ―――
パパ、パパ、パパ、パパッ!!!!
ねぇ、なんであたしが生きてるのっ?!
なんで、あたしばっかり酷い目にあっちゃうのっ?!
このままだと、殺されちゃうっ、殺されちゃう、コロサレルコロサレルコロサレル―――――ッ!!
ヤダ、ヤダ、ヤダ、だって殺されちゃったら、月に行けないもん、パパにもママにも会えないもんっ!!
パパ、ママ、なんであたしが助かるようにしてくれなかったの、あたしなんか必要なかったのっ、ねぇっ、ねぇっ、ねぇっ!!!!!!
[両親の頭を何度も殴りつけ記憶が蘇る。]
あれ…パパとママは月にいる……っ??
あれ、あれれ、あれれれれっ?!
[本物の記憶はドレ?]
― 宮殿近くの森 ―
[宮殿で管理人から荷物を受け取り、街に向かって早足。途中、ミカたんに]
もう少しましなマシンが使えりゃ、公安の連絡を直接傍受できんだがな。他に何か情報は掴めたか?
『ましじゃなくて悪かったなのです、マスター』
はいはい。今はそれ所じゃねえんだ。早えとこMasqueradeの寄生主を見つけねえと。ここ数日、公安に目立った動きがねえか洗ってくれ。
[頬を膨らませて抗議の視線を送ってくるミカたんの頭の部分をつつく]
[数分間データの探査を行った後、ミカたんが口を開いた]
『だめなのです。どうやら寄生主が公安内部で情報を撹乱してたようなのです、マスター』
証拠隠滅……ろくな情報が残ってねえってことか。ったく、普段は情報を垂れ流してるくせに、脆弱な組織だぜ。
[小さく舌打ちを発した。突然、ミカたんの髪の色が変化する]
『公安から発せられたメールを確認したなのです、マスター』
解析して回してくれ……感染者処理?くそ、馬鹿げた話だ。そんな場当たり的な対処したって、どうしようもねえってのに。奴ら、また無実の人を殺して回るつもりだってのかよ?
[立体映像に向けた瞳には、哀しみの色が濃く映っていた]
ヘヘ…ヘヘヘ…。
パパ、パパ、パパッ、パパッ、パパッ!!!!!
なんで死んだんだっけ……??
パパとママは月に本当にいる……?
あたしはいらない子だった……?
パパ…『Masquerade』の研究なんてしてたっけ??
あの人が怖がっていたのは…??
[思い出せない。]
あれれ、あれれれれ??
あたしが何故生きてるのっ?
パパは……あいつは…自分が生き残るために?
[震えが止まらない。]
―― 街外れ・自宅の自室 ――
………っ!!
[夢から目覚め、身体を起こす。顔は涙で濡れている]
わたし………。
『アリシア、忘れないでねアリシア。お父さんもお母さんもあなたのことを愛しているわ』
忘れていなかったわ。
そのことだけは、ずっと、忘れていなかった…本当よ?
うん。
頑張る…出来るだけのことはしてみる…だから。
もうちょっとだけ…泣いててもいい?
[仔犬は瞳を潤ませながら慰めるように主人の側に寄り添っている]
/*
情報整理しとかないといけないなあとか。
結:ケビン、クリストファー
占:アリシア
霊:メディクス
狩・闇狩・狼?:ダンテ、メノミリア、ヴァレリア、ジャンクス
リュミエールが、狂信か狩(闇狩)?
ソーニャやリーンは不明、と。
*/
ふふ、ふへへ……そうじゃん、そうじゃんっ!!
あたしが、叩き潰したんじゃんっ!!
パパは……パパは…っ!!
あたしを殺して、自分が助かろうとしたんじゃんっ!!
1日だけ、確実に『Masquerade』から逃れることができる薬っ!!
あたしにだけは、絶対に効かない薬っ!!!!!
だから、砕いてやったんじゃん……。
[小気味よい、鈍い音。
あの時鳴った音はDの音だったか。]
『Masquerade』なんかじゃない……。
パパは狂ってた。
ママは巻き込まれた。
あたしは……?
あたしは…?
『Masquerade』じゃ、本当にない……?
[部屋の隅のコンピュータに手を伸ばす。特殊プログラムによりとても小さな高性能解析器となった機械]
『誰が感染しているのかがさっぱりで何もできないから』
[リュミエールとの会話を思い出す。
感染者が近くにいることは揺ぎ無い事実。
そのせいで一層、街に疑心暗鬼が溢れているだろうことも容易に想像できる]
わたしなら、出来るかもしれない。
感染者を見つけだすこと。
そうではなくても、確実に感染していないひとの身の証を立てることで、無為な犠牲者を減らせる。
[目を閉じて強く決意する]
ここでのんびりしてる訳にはいかないよね?
[リアンはただしっぽを振って主人を見つめていた]
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