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・・・っ!
[また、閃光のように脳裏に走る記憶。
それは次第に強く、存在を主張する。
今までにない強さに一瞬その記憶に意識を支配され・・・]
ダンテ・・・どうして・・・
[とても強い想いからは、憎しみと愛おしさの両方が感じられた」
[両手でカップを持ち紅茶を少し口にする]
美味しい…落ち着く。
[目を閉じて気持ちを静めていると、直接疑っているかと聞かれ、その目をじっと見つめ返す]
……いいえ。
[素直にそう答える]
[なのにそれを待たずに目の前に銃が差し出される]
これで、わたしにリュミエールさんを殺せと言うんですか?
[恐怖よりは悲しみ、今はその方が勝っていた]
『神父さま?泣きそうな顔してるけど、大丈夫?』
[子供の声に、はっとする。]
大丈夫、ですよ。
[もう一度、必死に笑顔を作る]
さあ。帰りましょう。
[子供をつれて、教会へ戻る事にした]
― 森→教会 ―
あ、相方?
[何の話かわからずに首をかしげるが、
寄り添うような十字架を見つめて]
大切な人、だったんですね。
半年前っていえば、あの時・・・。
ごめんなさい、そんな悲しいことがあったなんて
ぜんぜん気付いてなくて
[だめ看護師、ですねと頭を振った]
/*
困った。
へたれというか、殺伐が向かないキャラになってしまった。
どこを吊り投票選択にするべきだろうか…
*/
[見つめ返され、問われれば]
もしもの時のためだよ。
最近感染者との接触はないから大丈夫だとは思っているんだけど
[その感染者もどこにいるかはわからないから、安心はできなくて。]
僕のためにもそれ、そこに置いておいて。僕が感染していて、君を食ってしまうよりかは……撃ち殺されるほうがいいんでね。
[そう言ったところで]
本題なんだけど、アリシア、君『Masquerade』に詳しかったりする?
この間のBarでの君はそう思わせる何かがあったんだけど。
―中央通りのカフェテラス―
[ソーニャと向かい合う席にちょこんと座り、ふうと一息。]
…さて、お答えしましょうか。
なんで感染者が見つかると嬉しいのか、ってお話の。
[オーダーしたミルフィーユを待ちつつ、芝居掛かった様子で、語りだす。]
それはここにいる少年が、昔むかーし、あるかわいそうな主人公の昔話を聞かされて育ったからなのです。
少年は、そんなかわいそうな戦うヒーローを、かっこいいと思っているのでしょう。
[かっこいい、というよりは、そうして当たり前なのだ、という刷り込みに近い思い。]
…まぁ、な。
[ようやく薬瓶を拾い上げて。
死が二人を分かつまで。
その絆を断ち切るために。
彼女を終わらせるために、自ら引いたトリガー。]
残された俺だけが、おめおめと生きてるってわけさ。
[支配されているのは記憶、自我は残っていることを確認すると、
無理に記憶を宿主のものにすることを諦めた]
ごめんね。
私・・・死んでもあなたに迷惑かけちゃってる
[記憶は言葉を語りだす。
多分、ダンテと関係のある誰かで・・・
そして、先日から聞こえていた苦悩の声は、きっと]
もしもの時…こうやって疑心暗鬼になって人同士が傷つけ合うんですね、きっと。
[悲しみは隠しきれない。でも恐怖を感じたのも事実だ]
リュミエールさんが撃ち殺されるほうがいい?
なぜですか?
わたしのほうが感染している可能性だってあります。
誰かが誰かより死んでもいいなんてこと、ないです。
[赤い瞳を強く見据える。それが、わたしが両親が、危険を顧みずに研究を続けた理由]
Masqueradeに詳しい…ですか。
どうして、そんなことを聞くのですか?
[ドクン
聞こえた声に大きく跳ねる鼓動
ジャヌス・・・それがこの記憶の持ち主で、
そして、ダンテの相方で、恋人。
なるほど、と黙ってそのやり取りを眺める]
あなたにはもっと生きて欲しいと思っていたんだよ?
それなのに・・・ごめんね。
私が寄生されちゃったから・・・あなたにも。
[記憶はその本当の想いは語らない。
本当はそばにいて欲しいのに]
[結局かける言葉が見つからないまま。
ダンテにかえって気を使わせてしまったと
慌てて首を振った]
ええと、その
生き残ることにも意味が、あるのかな、なんて
[うまく言葉がつながらずに
コーラを飲んでごまかした]
そうだね……嫌な病気さ……
[公安内でもよく疑心暗鬼に陥って口論していたところを見てきた。ああいうのはうんざりだ。]
だって、いやだろう?得体も知れないものに体を蝕まれて、好き勝手されるのって。
君は大丈夫だと思ったんだよ。
役人の僕が、『Masquerade』にとっては目の上のたんこぶな公安の僕が死んだんじゃないかと心配してくれたんだろ?ならまあ、信用できるかなってね。
[結構単純なことで信用しちゃったかなあ、なんて呟いて紅茶を口に含み]
ほんの少し前まではね、僕はとある薬の調査をしていたんだけども……役人が大量に死んだのは知ってるだろう?
あれでね、僕も感染者探しにまわされることになってね。
前に誘った時はちょっとした好奇心含みだったんだけども……今回は、何か『Masquerade』につながることを少しでも多く知っておきたいからかな。
[少し、真剣な眼差しになった。]
[耳鳴りのノイズの向こうから、途切れ途切れに聞こえる声。
胸の中で蘇る光景は、差し伸べられた手。
それに触れて、腐り行く指先。
【適合不能】
広大なる集合意識の流れの中へ、自分だけは加わることができず。
掟に縛られた右手は、その姿へと銃口を向けて。]
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