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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が1人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、結社員が2人、囁き狂人が1人、狂信者が1人、憑狼が2人、闇守護が2人含まれているようだ。
自警団長 ヘクターが「時間を進める」を選択しました
─Bar"Blue Moon"─
[この時間では来客も少ない]
マスター、ごめん、ちょっと人を探しに来ただけだったんだ。
そうだ、この前のお代、ツケてありましたね。これでお願いします。はい。
それじゃ、また来ますんで、失礼します。
[....は─Bar"Blue Moon"─を後にする]
─Bar"Blue Moon"─ → ─labo.兼自室─
自室に戻る途中で役人の集団に出くわした。
『あの学校の学生だな。学校内の者は先に『Masquerade』感染有無検査の血液採取をすることになっている、早く戻らないか!』
「はい、すみません。でも、俺、生体人工医学の学生ですよ。感染の有無を確かめるのは構わないんですが、俺、検死官の資格も持ってるんですよ。」
『検死官の資格があるかどうかなんてどうでも良い、早く戻って採血されなさい……お前が、検死官だと?』
「はい、学生ですが、生体人工医学の学生のうち、検死官の資格がないと研究できない分野があるモノで」
『そうか、それじゃ、『Masquerade』感染があったかどうかを確かめることが死んだ後にできるって訳だ。こちらとしては生きている間にして貰いたいモノだがね。せいぜいその能力を遺憾なく発揮してくれよ。』
……結局、役人達と一緒に構内にはいることになってしまった。
―― 街外れ(湖のほとりにある自宅) ――
『こんなものが何の役に立つというんじゃっ』
[荒げる声に定期検診に来た役人達がおろおろしている。更に祖父はその一人が持っている検査器具の入ったトレーを乱暴に地面に投げつける]
『馬鹿馬鹿しいっ』
おじいちゃん?!
[その姿に慌てて駆け寄って祖父のかわりに謝罪する]
ごめんなさい。
検診を拒否するとかじゃありませんから。
[地面に散らばった検査器具を拾いながらそれだけは伝える]
おじいちゃん…この人達はお仕事でここに来てるだけ。
困らせちゃダメだよ……。
[祖父の気持ちも痛いほど理解出来たが、こんなことでMasquerade感染の疑いをかけられるのはもっと悲しいことだと思った]
―― 自室 ――
[定期検診では検査器具により個人を調べデータを取るが、その結果が出るのに時間がかかり過ぎる。感染者にとっては確かに邪魔なものではあるが(今の自身の身体を捨てることを余議なくされるので)有効性は低く駆逐には程遠い]
お父様もお母様も、それが分かっていたから、もっと簡単に迅速に調べられる手段を見つけるためにMasqueradeの解析に命を――。
[祖父が反発するのは、国がもっとしっかりしていればこんな研究に手を出さずに済んだと思っているから。
誰も、死ななくて済んだと思っているから]
……でも。
だからこそ、おじいちゃん、わたしは研究を完成させたい。
世界に蔓延するこのウィルスから、みんなを守りたい。
そして、感染の恐怖などから人々が傷つけ合い殺し合う現実を変えたいと思うの。
[静かに目を閉じて祈るように心の中でそう告白する]
行こう、リアン。
[仔犬に声をかける。
首にはあの日身に付けていたのと同じシルバーのロケットペンダントが光っている]
―――自宅→研究室へ―――
―街外れ・自宅―
[その晩は、きちんと歯を磨いてから眠りに就いた。
次の朝、いかにも役人風情といった男たちが現れて、あのめんどくさい定期健診を母と共に受けたのだった。]
……終わったぁ。
『終わったわねぇ』
[データを採取した役人達が帰った後、気が抜けたように母と顔を見合せて苦笑い。
…そして、顔を見合わせれば、カトリーンは我が子に哀しげに笑う。]
『行ってらっしゃい』
あはは。
[突如、顕在化する意識]
面倒臭い。
また身体換えなきゃな。
この前換えたばかりだってのに。
[再び意識が*沈んでいく。*]
…行って、くるよ。
[カトリーンの目には見えていた。
少年の復讐の想い、決意、そしてその思いの行きついた先が。]
…俺んコトはもう気にすんなって、もう何回も言ってるだろ母さん。
母さんは、母さんのコトだけ考えてりゃいーの。
……いっつも通り、さ。
あと、ちっと野暮用が終わったら…ちゃんと学校行くから。
[責めるわけでもなんでもない、ただ優しい目で、カトリーンは出て行く子を見送る。
少年は振り返らず、歩きだす。教会へと。
ジャケットの下のロザリオを握りしめて。]
―→スラム街・教会―
[カトリーンは生まれつきの病で、もう長くないと、ずっと、ずっと、言われ続けていた。
いつ事切れるかわからぬなら、生きているうちに、せめて我が子のやりたい事をさせてあげたい、と。
それが『自殺志願者』の列に加わることだった、と知ってもなお、止めなかった。
それがこの子の望みならば、と。
愛していた男に報いる術であるなら、と。
哀しみは、決して見せない。]
/*
という設定だったんだけど、よく考えたら、これだと病院関係者と縁故ないとあるぇーなんだよね!
あ、でもリーン姉さんは外科の方が多いから、いいのか。
―スラム街・教会―
[着いた先には、“相棒”がいるはず。
この前伝えられたパートナーの名前は、とても意外な人物のものだった。
もしかしたら、相手もびっくりしてるんじゃなかろうか、とぶつぶつ。
ともあれ、教会に来たのにはもう一つの理由。
ひとり聖堂に赴き、主の前に跪く。クリスの姿は、見られただろうか。]
……神サマ、力をお貸しください。
親父の仇を、それと同じモノを全て、撃ち抜く力を。
[ちら、と胸元に覘く、赤い石をあしらった十字架。
懐の更に奥には漆黒の短銃。
願いを天に伝えれば、“相棒”を待つために、しばらく教会の子供たちのイタズラに*付き合うことにする。*]
―早朝・自宅―
[薬を変えたせいか、眠りは深く。
幾度も鳴る呼び鈴に、ようやく身じろぐ。
殺風景なベッドサイドには、シンプルなスチールの写真立て。
2人の姿を隠すように、寄り添って掛けられた2つの十字架。]
…うっせぇ……
[定期検診に来た係員の応対に出るには、もう少しかかりそうだ。*]
[薬のせいだろうか?
幾度も夢を見る。
輝く無数のシナプス。
複雑に絡み合い、つながりゆくニューロン。
無数の声。
無数の意識。]
…ジャヌス……?
[何処からか声が聞こえた気がした。
けれどもそれは、酷く遠くて。]
[【仮面舞踏会】の名を持つ病。
未知のウィルスだと呼ばれるそれは、無数の微生物の集団でありながら、それ全体が思考する一つの意識であるという。
脊椎生物のシナプスに酷似したそれは、既に存在する存命中の生物の神経系ネットワークへと強制アクセスし、相互に置換転写することで爆発的に繁殖する。
それによって、感染した生命体は肉体的に崩壊し、生命活動を停止するに至るが…]
[果たしてそれは、【死】であろうか?
人という生物の意識が、複雑に絡み合う脳神経ネットワークの配列という一種のデータであるのならば、
ウィルスが作り出すネットワークへと転写される事はすなわち、その広大なる一つの意識と同化し、永遠なる命を得ることではなかろうか?]
[それを【生命】と、呼べるのならば。]
─回想─
["Blue Moon"から教会に戻る途中、そっとわき道に逸れる。
懐から、いつも使っているのは別の携帯端末を取り出して、何処かへと連絡をとる。]
はい…報告をします…
[小さな声で話し続ける。スラムの子供たちから聞いた、噂話のようなこと。その中には沢山の情報が隠れている。それを纏め伝えるのも"仕事"。]
あと…"Masquerade"のワクチンを打ち消す効果のある薬というのが…はい…もう少し詳しく調べておきます。
[最後に聞いたばかりの情報を付け加え、連絡を終わる。再び携帯端末を懐に仕舞い、早足で教会に戻った]
─教会─
さてと。明日は病院に行って話を聞かないと…
[寝支度をしながら、ふと壁に貼ってあったカレンダーが目に入る。明日の日付には赤い丸がしてあった]
あ、ああ。明日は定期健診の日でした。…明日も忙しいですねえ。
[はあ、とため息をついて、床についた]
まぁた、面倒な時期が来たわね。
[身体に沸き起こる感情は、頭で考えたそれとはかけ離れたもの]
この身体も、キライじゃぁなかったんだけど。
[意識の中に幾多の嗤い声が響く]
あぁ、うっさい!
ちょっと、黙れ・・・もうすぐだから
[頭を振ってざわめく意識たちを諌めると、愉しげな笑み]
─教会・朝─
[朝になり、子供たちが三々五々集まっている]
はーい、今日は検診の日ですよー。こちらにいるおじさんたちの言うことをきちんと聞いてくださいねー。
[集まった家のない子供たちが、順々に検診を受けていく。スラムのような所では検診も行き届かない事がある…そんな子たちを集めて、検診を受けるようにする。小さな事だけれど、こういうことも"Masquerade"撲滅には有効だと、信じていた。
最後の子供の検診が終わり、自分も検診を受ける。すべてが終わり、役人たちが帰っていった]
はい。みなさんお疲れ様でした。
[集まった子供たちが騒いでいる。その様子をやさしい目で眺めていると、聖堂に見慣れた金の髪の少年が祈りをささげていることに気がついた。
少しだけ、複雑な顔をして、様子を眺めていた。
懐の十字架を握り締めて、彼の方に向かう。十字架には、赤い石が*あしらわれていた*]
/*
それにしても、相棒がケビン君とは。
やー。こうだったらいいなーとか思ってたけど、本当にそうなるとは思ってなかった(笑
*/
/*
うわっと。
強力な相方様方でした。
ごめんねごめんねRP2回目とかで
難しいところやってみたくなったりしてごめんねー
*/
「ひとつに、なろう?」
[差し伸べられる手は、幻だろうか。
その手に伸ばした指は、まだ血の通う左手。
誘う緑の瞳が浮かべた微笑みは、次の瞬間、凍り付いて。]
[適合不能。そう聞こえただろうか?
それ以降は曖昧。
無くしたのは左腕と、かけがえのない…]
[いや、その論文が正しいならば。]
[耳鳴り。
遠く聞こえた無数の声]
[加わる事が出来ぬ、あのネットワークの向こうに…]
『ふふふ・・・私の身体、もういいの?』
[ざわめき―かつて自分が成りすましてきた者達のもの―の中から
問いかける声は、この身体の持ち主であった女]
ええ、そろそろお別れしないといけないみたい
[わざと、今まで無意識に使ってきた声色を真似て答える]
[自我という意識が目覚めるにつれ、
数多の記憶が整理されていく感覚]
そろそろ、検診がくる。
忌々しい・・・
[鏡の前立つとくるりと回る。自分の身体を、*確認するかのごとく*]
― アパート・朝 ―
[扉を叩く音で目を覚ました。頭が重い。立ち上がろうとして、ヘッドギアに引っ張られる。どうやらファイル解凍の手がかりを探しているうちに眠ってしまったようだ]
『お客様なのです。きっと29%の確率で定期健診なのです。こんな朝日が昇る前からご苦労なのです。扉のロックを解除するなのです、マスター』
うあ……いや、ちょっと待て、ミカたん。集音感度を上げてみてくれ。
『らじゃなのです、マスター』
[出力先をヘッドギアに回す。扉の向こうからはドアノブに触れる音、数人の男性の話し声。ガサ入れかと、急いでマシンにロックをかける]
『どうするなのです、マスター?』
[直後、耳を劈く轟音。集音装置の威力が遺憾なく発揮された。ヘッドギアを外してのたうち回る暇もなく、さらにもう一つ]
……マジかよ。
[扉のロックに向かって発砲しているようだ。耳鳴りが残る耳を片手で押さえ、急いでコートを引っつかむと、窓を開けて逃げ出す準備。扉が蹴破られる音、黒ずくめの怪しい人々を視認する]
今だミカたん、やっちまえ。
『らじゃなのです』
[銃を構えて中に入ってきた男たちに向け、侵入者撃退用のスプリンクラーが発動する。水をかぶった男たちに、ミカたんが容赦なしの電撃を浴びせる。轟く悲鳴を背後に聞きながら、窓から部屋を後にする]
『定期健診、どうするなのです、マスター?』
今はそれどころじゃねえ。おそらくはガイルを殺った奴らだろうな……しばらくは戻れそうにねえ、か。
[アパートを見やると、街の公園へと足を向けた]
―― 自宅 ――
[久しぶりに自宅に帰り、シャワーを浴びる。
服を着替えると鏡の前でくるりと回る]
うん。よしっ
[髪から水を滴らせながらベッドサイドのソファに座る。
ソファの上に大きく仰け反ると、頭上の棚に試験管転がっているのを見つけた。
看護師の研修時代に何かで貰ったものだったが、それ以来触ることはなくて]
へぇ、こんなのあったっけ。
[試験管が1本ささったままの木製の台と、転がっているもう1本をを取り出してしげしげと眺める
脳裏に浮かぶのはあの薬のこと。新型ワクチンと銘打って広がったりしたら・・・]
ああ、いやだいやだ。
[ソファから立ち上がって窓から外を見る。
検診に来るであろうお役所様ご一行は、*まだだろうかと*]
――公立図書館近くの研究所――
[リアンを胸に緊張した面持ちで扉の前に立つ。なんとか意識を失わずにここまで来れたようだ]
……………。
[そこに昨日ケビンに教えてもらった便利屋に依頼して入手した親鍵のデータを内蔵したカードをかざすとピピピッという音とともにセキュリティが解除された]
お父様お母様――。
[どくんどくんと脈打つ心臓を感じながら、長い間来れなかったその場所に足を踏み入れる]
―雑居ビル・自宅―
………眠。
[ソファの上で、ごろりと寝返り。]
あー、今日定期検診だっけか。
でも眠い。
[ソファから動く様子なし。]
[再び浅い眠りに移行しようとしたその時。
インターフォンが鳴った。]
んあ。もう来たのか。
………ちっ、寝損ねた。
[起き上がり、髪をかき上げながら玄関口へ*向かう。*]
[公園で時間を潰した後、人通りが多くなってきた街の中へと繰り出した。周囲を警戒しつつ、雑踏の中を歩く]
どうすっかね。アパートに戻っても奴らが張り込んでるだろうし。
『住所不定なのです。あ、白犬発見なのです、マスター』
[ミカたんの指さす方を見ると、通りの向こう側を仔犬を抱えて歩いていくアリシアの姿。どこへ向かうのだろうかと、何気なく*後をつける*]
『ストーカーなのです』
――研究所最奥・データ保管庫――
[薄暗く狭い室内。小型のあらゆるタイプのメモリディスクが重要度に分けられて色々な小箱に入れられ保管されている。総数は数百個くらいにはなるだろうか。
その中でも、深い緑色をした小箱は最も大切なデータが格納されていることを示す]
これ…だよね。
[件の小箱に手を伸ばし、中にあるディスクを携帯電子手帳に埋め込み確認していく]
[どれくらいの時間が過ぎたのだろうか。小箱のディスクの全ての確認を終える]
どうして――?
ない…ないよ、ない、ないっ。
[焦る気持ちと膨れ上がる不安]
ここじゃない……。
[頭を抱えてうずくまっていると、リアンが服の袖を引っ張っていることに気付いた]
???
どうしたの?
[視線を仔犬に向けると、待っていたかのようにリビングの方に走りだす]
はぁ、やっと検診という名の拷問が終わった。
いや、嫌いなんだ。肌に針を刺されるってのは。
理論的には大した量じゃないのに。採血。嫌いだ。
さて、俺が検死官たる資格を持つことを皆に知らせなければならない。俺が全員に会わなくても<<研究者の娘 アリシア>>か<<カルテット メノミリア>>に伝われば、皆に知らせてくれるだろう。ともかく、出かけなくては。
今日も構内にケビンの姿は見えない。さて……
― 自宅 ―
[アパートの一室で目覚まし時計が鳴った。]
うあー…後……、5分……。
・
・
・
って、もうっ!うるさーーーーーーーっい!!
[目覚まし時計は砕け散った。]
─役所─
[同僚に肩を大きく揺すられ、目を覚ました。]
……もう時間……?
わかった……。
[大きく伸び……をしようと思ったが、怪我のことを思い出し、やめておくことにした。]
んじゃ、行こうか。
[検査を持ち、一軒目の家へと向かう。]
[起き抜けのぼんやりとした頭でその光景を見る。]
あー…っと。
[時計の墓場行きという真実以上に眠気が勝った。
おろした髪の毛を、手櫛で梳かしながら冷蔵庫の水を飲む。
その時、インターホンが鳴った。]
……はーいー……?
[Tシャツの下をボリボリ掻きながら、玄関へ。]
ああ、あの二人なら、おぼろげな記憶だが、Bar"Blue Moon"でのバイト時代でも、どこか他でも見たことがあるな。ならともかく、誰も知らないこの秘密を、本当ならケビンに真っ先に知らせたかったんだけど行方が判らないし、この際、検診が始まってるんなら仕方ない。Bar"Blue Moon"まで行ってみるか。
此処で呑み始めるとさすがに今月の食費全部飛ぶなぁ。。。
[ぶつぶつと独り言を言いながら。様々な装置を装着する。服の下でそもそもがゆったりした服を着るのが好きなため、その装置は外からは見えない。
やおら、赤いカプセル薬を飲み込み……]
これで良い。さて、出かけるか。
→ ─Bar"Blue Moon"─
――研究所・リビング――
ここには研究に関するものは何も……。
[怪訝に思いながらもリアンに付いて部屋に入り、
そして立ち止まった]
あ…ああ……。
[リビングの床には、おびただしい量の血痕がついている]
な…んなの…―や…やめ―て。
[ガクガクと震える足、張り裂けてしまいそうな程に早くなる鼓動]
『……………嘘を付くつもりなのか』
『アリシア!!離れなさいっ!!!』
[記憶が迷走し、混乱する]
ダメっ……!!
[気を失いそうになるのを必死で堪え、強く頭を押さえる]
『アリシア……これはあなたが…なさい。私達が出来なかったこと…後は……いね?』
[誰かが、血まみれの手で何かを首にかけている光景に目を見開く]
!!!
ま…さか――…?!
─検診巡回・一軒目─
[一軒目は初老の女性の家だった。
共に巡回をするシーザがテキパキと器具を使いすすめていく]
ねぇ、僕あんまり必要ないんじゃないの?帰っていい?
[聞いてみるも、すぐにダメだと断られる。
することがなく、暇なため、玄関のドアにもたれかかって携帯端末を弄っていた。]
[ガチャリと扉を開けた。]
…………?
[見たことのある顔が隙間から見えた。]
<おはよう、メノミリア。>
………、おやすみなさい。
[扉をガチャリと閉めた。]
[髪の毛をタオルで拭きながら、
出窓に座って外を眺める。
検診日だからか人通りは少ない]
今日は、あまり人が出歩いて居ないのね
[窓辺も飽きてきたし、小腹も空いてきた。
何もないだろうと冷蔵庫を開けると
ゼリー状の栄養食品がキンキンに冷えていた]
…ま、いっか。
[ないよりはまし、とばかりに手に取り、
蓋を開けて飲み口をくわえる]
う、冷た…
[胃袋がきゅう、と縮まる思い]
[扉を閉めたはずなのに、指が見える。]
<こらーーーーー!
また、お前は学校を休んで!
今日は定期検診だから来いと言っておいただろうが!>
……記憶にござ、
<とりあえず、ここを開けなさい。>
……はーい。
[扉から手を離れたことをいいことに鍵をかけた。]
あっはは
いいんじゃなぁい殺っちゃっても!
でも、ドウセならそんなツマラナイ奴よりは…
[くす、くすり。
愉しげに喉を鳴らす]
[扉をドンドン叩く音が聞こえる。
も、それが心地よい子守歌に聞こえた。
ベットに掴まるかのように眠った。
そして、また意識を呼び戻したのはインターホンの音。]
………また、…せんせー?
[Tシャツの下をボリボリ掻きながら、玄関へ。]
――公立図書館付近――
これが……。
あの時点では最終の解析プログラムの構成データ…。
ずっと近くにあったのに、必死になって研究室に入ろうとしていたなんて。
馬鹿みたい。
[胸の位置にあるペンダントのチャームに触れる。
その部分は開閉式になっていて、中にはごく小さなメモリーカードが入っていた]
――あとは、暗号を読むだけ――
[くんくん鳴きながら付いてきているリアンの頭を少し屈んで優しく撫でる]
大丈夫、心配いらないよ。
[蘇った記憶は他にもあって、そしてそれはたぶん、両親の死に関係するもので。だけど、今は、暗号を読むことの方が大事だと思った]
――少しずつ戻って来ている気がするの。
何もしなくても、もう、きっと時が真相を教えてくれそうな、そんな気が……。
[ガチャリと扉を開けた。]
…………どちらさまですかー?
[半分寝惚けている。]
<…………。>
あ……。
新聞なら……毎日2本?届けてもらってますー……。
[扉をガチャリと閉めた。]
[玄関のベルが鳴る。
ベッドサイドの情報端末で来客者を確認すると、男性が二人。
手には見覚えのある器具を持っていたので役所の巡回検診とわかる]
はいはーい。
[栄養食品をくわえたまま、玄関のドアを開け、]
お疲れさまです
[と、一言]
[扉を閉めたはずなのに、銃口が見える。]
<開けてもらえませんか?>
……記憶にござ、
<パァーンッ!>
……先生じゃないなら……いいですよー。
[寝惚けながら普通に扉を開けた。]
んじゃ、ちょっとお邪魔しますね。
[ドアが開くと玄関に入り、持っていた器具を降ろす]
ささ、シーザちゃっちゃとやっちゃって。
荷物持ちはやすんどくからさ。
[そう言って一軒目のときと同じように、腕を組んで玄関のドアにもたれかかる。]
[銃口が火を噴いたことには気付いていないのか。
扉を開けると数人の男が銃を構えていた。]
………映画ー……?
[話を聞くと人を探しているらしい。
自分の住んでいる部屋の1階上の斜め前の部屋らしい。]
………ゴミ捨てるときに……会う人かなー??
小太りのポワンくーん……。
こう、狸にそっくり…で…。
[手で丸い形を作って男たちに教える。
人違いしていることに気付いていないのは自身のみ。]
―― 中心街・広場 ――
[人気の少ない、少し離れたところにあるベンチにリアンを膝に乗せつつ腰掛]
――疲れたね、いろいろ。
[仔犬の背中を撫ぜる。そして目を閉じて深呼吸すると携帯電子手帳にカードを埋め込む。そこに複雑で細かい記号の羅列が画面一杯に映し出されると、頭の中で暗号の法則を当てはめ読み解いていく。その集中力と速さは端からはわからないが尋常ではない]
(未だ完成していない―。
1日あれば感染の有無を解析できるまでにはなってるみたいだけど)
これでは世間で『シーカー』とか呼ばれる存在の域を出ない…ね。
[それでも、その能力が必要とされていることは承知している]
役に立てるかな…わたし。
一人でもいい。
誰かを救うことが出来るかな。
/なか/
ああ、探索者か……道理でアリシアさんと似た者同士なわけだ。
(←探索者希望)
まあ、ある意味今の役職も探索者なんだが。
……やるか。探索者RP。
[ふざけているわけではないが、誤魔化していると受け取られたのか銃が眉間に突きつけられた。
男たちは問答無用で部屋の中へと入っていく。]
あー?えー……?
ポワンくんの……知り合い……?
あたしは……ポワンくんの知り合い?
[ちなみにポワンとは勝手につけたあだ名である。
男たちは勝手にパソコンを立ち上げて、動かしている。
見たこともない文字列が並んでいる。]
はえー……すごいなぁ……。
[他人事のように眺めている。
男たちは気になるデータを見つけたのか分からないが。
そのうちの1つの音楽ファイルをクリックした。
ファイル名は、"-Masquerade-"]
[ファイルが起動するとアパートが揺れた。
重く響き渡る低音のせいで男たちは動けなくなる。
明らかな騒音に男たちは手をおさえた。]
………あははっ!
もうっ、まだ全然できてないのにーっ!!
[そんな音の中でも平気な風に振舞う。
いや実際平気なのだが。]
あたしの生涯で最高傑作になる予定の作品。
『作品4287 狂葬曲"-Masquerade-"』
始まりなのに、全ての終わりを告げる不協和音で始まる第一楽章。
皆を月へと誘う、神秘的な第二楽章。
それから、真っ赤なお祭りで踊り狂う第三楽章。
[男たちには、煩くかかる音楽のせいで聞こえていない。]
この曲は後世にきっと残る。
別に現実にあったことを書かなくたっていいもんねー。
[ポケットの中の注射針を握り締める。
コレで助かるのは自分以外の誰か―――――。]
[器具がかちゃりかちゃりと広げられていく。
検査は血液を採取して行われるのだが、医学なんて学んでいない普通の役人には注射器での採血は無理。
だがまあ、科学というものは発達しているもので、この器具は腕につけるだけで勝手に採血してくれる代物らしい。
ただ、コストのかかる代物なため、医療の現場では採用されてはいないようだが。]
採血一本にも手間がかかるねぇ。
[漸く、準備を終え、女性の腕に器具を取り付けようとしているシーザを見てそう呟く。]
[ふいに音楽が止まる。]
あれー??
もう聞くのやめちゃうのー??
[目が覚めてきたのか、男たちに懐き始めている。]
おじさんたち、結局何の用なの?
あたし、機械のことなんて知らないから、そんな難しい文字列初めて見たよ?
[きょとんとした様子で男たちの様子を見ている。]
[アリシアの姿を追って、公立図書館近くの建物前まで来た。彼女がキーを使って中に入っていくのを眺める]
ミカたん、あの建物って何だ?
『最新ナビシステム「にゃびびゃびくん」で調べてみるなのです、マスター』
[ミカたんが首を横方向にぐるぐると回転させる。程なくエラー音が鳴る]
『おかしいなのです。一般情報として公開されてないなのです、マスター』
[怪しさ満点。しばらく建物の入口を眺めていたが、やがて周囲からこちらを不審そうに窺う視線が気になり、一旦その場所を立ち去った]
[何かをこそこそと話した後、男たちは出て行こうとする。
なんだか激しくヤバイ気配がするのは気のせいだろうか。
こんな時の予感は当たるからお泊りバックと楽器を持って窓からそろりと脱出の準備を始めた。]
うわぁぁぁああああああ!!
撃ってきたぁっ!!
[何も悪いことしてないのに、と文句を良いながら。
窓から外に出る。]
― 自宅 → 広場方面
[病院では見たことのない機器につい視線がいきがちになる]
私、看護婦なんですよ。
これで採血が出来るなんて、簡単でいいなぁ
[ちょっと、大げさな仕組みだけど、心の中で付け加える。
採血がへたくそで何度も学友の腕に青アザを作りながら
実習した苦い思い出が過ぎって苦笑いしながら
装置を着けようとしているのかと腕を前に出した]
ん?
[さっきからほとんど手伝おうとしていないもう一人の役人を見る]
荷物もちさんも、大変ですね
[役人なのか、それとも本当に荷物持ちだけなのか・・・
わからずに首をかしげた]
[なかなか終わらない検診に
本心は少し苛立ちを覚え始める]
殺っちゃいたくなるのも、わかる、かも
[でも、まあだまだ。]
へぇ、看護婦なんだ。
最近いろいろあるし、病院も忙しいだろう?
[お疲れ様。とねぎらいの言葉をかけたり。]
荷物持ちも大変なんだよ?これ、結構重いから。
なんで、検査のほうはこいつに任せて休んでるのさ。
[などと言い訳を。]
─Bar"Blue Moon"へ行く途中の道─
[通りがかったのは中心街の広場、遠目に、ベンチで仔犬をなぜている、どこかで見た覚えの……]
あ、アリシアさん。ですよね。あの、どこかで見かけてるかと思いますが、メディクスと申します。
[気晴らしにスクラップでも漁りに行こうとすると、途中で見覚えのある顔に出くわす]
おーい、学生バイトー!
[バーに向かう途中だったメディクスに向かって、遠くから声を張り上げて手を振る。ばばっと周囲の4人くらいがこちらを向いた]
『その呼称では個体識別できないなのです、マスター』
……そりゃそうだ。
なな、青年。エミーちゃんに来月の第一日曜日空いてないかって、聞いといてくんねえ?
[メディクスに近づき、鬱陶しそうな視線を向ける青年にお構いなく話しかける]
[気晴らしにスクラップでも漁りに行こうとすると、途中で見覚えのある顔に出くわした]
おーい、学生バイトー!
[メディクスの姿を見つけて、遠くから声を張り上げて手を振る。ばばっと周囲の4人くらいがこちらを向いた]
『その呼称では個体識別できないなのです、マスター』
……そりゃそうだ。
――ん?
[掛けられた声に視線を送る]
……あなたは確かケビンくんのお友達の―ああ、思い出しました。
良くわたしが、分かりましたね。
[携帯電子手帳をそっとしまい、微笑む]
この調子だとまた独り言を使わないで、表の発言が無くなってしまうのですよ。
でも構わないのです。ログ追えない病は相変わらず直っていないので、この『村』の設定は都合が良いのです。自分が見聞きしたモノじゃないとロールしてはいけない、というのは『しなくて良い』って言うようにも取れるのです。
判らないことは表で素で聞けばいいのです。創始洋装しよう。
ところでバディって誰と誰?実はログをきちんと読んでいないだけ?
そうですねぇ
毎日いろいろ走り回ってます
[ちょこん、と肩をすくめて見せ、
労いの言葉にはふわり笑顔を見せ]
でも、元気になっていく患者さんの姿があればこそ、です
・・・今日はあとどのくらい回られるんですか?
[体のいい言い訳に感づいたか気にしていないのか。
しかし、もう1人の役人が恨めしそうに長髪の男性を見たのを
見てくすくすと笑った]
アリシアさん、検診が始まったの、ご存じですよね。
僕は周囲に隠していたことがあるんです。聞いてもらえますか。
……僕には検死官としての職務があるんです……
[その声は、興奮のあまり大声になり周囲に聞こえ。]
[通話の着信を告げるコール音に起こされた。
まだ半分夢の中にいるような気持ちで受話器をとり、通話をonにする。]
ふぁい。
………ん。そう、準備はできたのね。
わかった。
[欠伸まじりの返事を返しながら、冷蔵庫から冷えたジュースを取り出した。]
え? 検診? 必要なの?
……わかったわ。今日でいい。
行くから場所を教えて。
[『学生バイトー』の声に後ろを振り返ると、どこかで見たことのあるような顔が。]
ええと、どちらかで、もしかするとBar"Blue Moon"デカも知れませんが、誰でしたっけ。
俺にはメディクスという名前があるんです。
[アリシアに告白したのと同じように興奮した強い口調で。]
― 中心街 ―
[息を切らして街へと逃げ込む。
そもそも追われる理由が分からない。]
にゃー、ポワンくんめぇーー!!!
[ちょっと掠ったのか、腕が痛かった。]
本物とか、ありえない。
えぇー、家帰れないじゃーん。
なんてアンラッキーガール……。
[しゅんと落ち込みながら。
気を紛らわそうと楽器を取り出した。]
………。
[ぼーっと楽器を吹き始めた。]
─Bar"Blue Moon"へ行く途中の道─
あー、つっかれたぁ。
[肩をばきばき鳴らしながら、ふらふら歩いていたが。
メディクスの姿を見つけ、ぶんぶんと手を振る。]
おー、こんなところで会うとは奇遇だねぇ。
定期検診受けた?
[開口一番にその挨拶はいかがなものか。]
ちょ…メディクスくん……え???
[突然の告白と声の大きさに驚き]
と、とりあえず、落ち着こう?
周りのひともびっくりしちゃうし。
[なだめるように肩をぽんぽん]
そっか。
患者が元気になるのを見れるなら、仕事も長く続けられそうだよねぇ。
[死体相手でどうやっても生き返ることもない、エンバーミングの仕事とは大違いだよな。なんてぼそりとこぼしたかも知れない。]
今日は……あとどれぐらいだっけ?
[と、シーザに聞いたら脛を蹴り飛ばされた。把握しておけ、あと2件だ馬鹿野郎という言葉と共に。]
[遠くからの声の主にも聞こえるくらいでの大きな声で]
アリシアさんに伝えれば、『Masquerade』感染の死体判別ができることを伝えれば、俺がやるべき事を、誰かが教えてくれると思って。
俺だって『Masquerade』は怖いんだ。そんなの、死体にだって近づきたくない。でもヤツは知らぬ間に感染してるんだ。そうなる前にこの能力が有ることをきちんと知って貰うことが大切だって。今まで隠しててごめんなさい
[最後の声はほぼ絶叫に近くて]
[強い口調の青年を見て、少し驚き]
常連客のジャンクスだよ。ジャン。あれ、覚えてねえ?
『お互い様なのです、マスター』
いや、俺は顔は覚えてたぞ。メディクス、メディクス、どっかで聞き覚えがある……あ、雛烏が言ってた名前か。
[見れば他の誰かと話している様子。大きな声で、内容まで聞こえてくる]
あー、こっちは殺っちゃった。
ちょっとバラバラにしてゴミ袋に詰めといた。
さっき近くのゴミ捨て場に捨ててきたところ。
ま、いいよねぇ。検査受けるの面倒だったし。
検査器具も全部纏めて叩き割っておいた。
データ割り出されると面倒だったしさぁ。
[けらけらと哂う。]
[アリシアになだめられてうずくまる
……見上げると、ヴァレリアの姿、先ほどの声の主、遠くから楽器の音色が聞こえる]
俺、俺、どうしたら今まで秘密にしていたことを許して貰えるか、こんな事態になってどうやったら自分の能力を解ってもらえるかって気が狂うほど悩んでた。
ヴァレリアさん、貴女が居るならもっと話が早いですよ。俺の能力をみんなに伝えたくて。何で隠してたんだろう、俺。
そ、そうだ。ケビン、ケビンを見ませんでした?
返ってこなかった人も、たくさんいますけどね
[少し、遠い目]
エンバーミングって、そんなこともお役所の方が?
[ずっと看護師やってるけど民間しか聞いたことないなぁ
と思っていると、息の合ったコンビといいたくなるような
絶妙なタイミングの突っ込みに思わず吹きだした]
ぷっ・・・ふふふ
仲よろしいんですね
湿布、ありますよ?
[いたずらっ子のような瞳でリュミエールを見る]
ーサウスストリート横道のクリニックー
[自分の腕に刺さる針を薄い瞳で見つめる。]
整形手術にも検査が必要なんて、よっぽど怖いのね。
あの病気。
[そう呟くと、老医師は笑って頷いた。]
研究も兼ねてって……私の血、変なことに使うんじゃないでしょうね?
[半分本気で睨むと、にやにや笑って、棚からカプセルを取り出した。]
ワクチン?
へえ、ほんとならそれで大儲けね?
[信じていないのが口調にも現れたからだろうか、老医師はにやりと笑ったまま、その錠剤を手渡してきた。]
やだ、人体実験?
ただって言われても、遠慮したいわ。
[呼ばれた声の主に振り返る]
あ、メディクスです。ジャンクスさんですか。貴方も検診を受けて?だったら、僕の能力の重み、解ってもらえますか。
何でこんな道を目指してしまったんだろう。今更後悔しても仕方のないこと。ともかく、僕は検死ができる、それだけをきちんと伝えたくて。
[半狂乱状態で、しかしはっきりとした声でわめきちらして]
[突如メディクスから出る、心を揺るがし、掴み、締め付ける単語
―― Masquerade ――
そして死体判別の告白]
……おい、まずいだろ、誰が聞いてるかもわからねえのに、こんな場所で。
[つぶやくと周囲に警戒した視線を送る。苦悩する青年のことは、年上の女性陣にお任せ]
ん?
ああ、隠してたことってさっきの死体判別がどうこうっていうアレ?
大声で喋ると拙い気はするんだけどね。気ぃ付けなよ?
[苦笑しながら、メディクスの方へ近付く。]
ああ、今日はまだケビンに会ってないけど。
どした?
……………メディクスくん。
[怖いという少年の気持ちはわからなくはない。そして、自分の能力を知ってもらうことが大切だという言葉に自分も話すべきなのだろうかと考える]
大丈夫、大丈夫だよ。
[うずくまる少年をそっと抱きしめた]
夜と朝で上手く発言を使い切らないともったいないのです。
無駄に何度も繰り返すロールが重要だと考えはじめました。
まぁ、出会っていない人には判らないし、出会っていない人のことは知らないので、現状は誰がなんなのか把握できていないので半狂乱状態なのです。
たぶん、シーカーやバディの存在すら『俺』は知らないのです。
なぁんだぁ・・・
コッチも殺っちゃえばよかった
[ふてくされたような声を上げた]
でも、ま
結果出るまではまだ時間あるし、ね。
え?検視官?
うっわ〜、邪魔、だね・・・
ね、どうしよっか?
[くすくすと笑う]
ふふ。
[ぼーっと空を見上げる。
自然に口が開いていた。]
あー、また感染者だって間違われる……。
どうしよっかなぁ……。
そうだ……目覚まし時計供養してない……。
[今度、ポワンに会ったらブン殴ってやると心で誓った。]
うわぁ…端末……持ってきて…ない…。
あはは、ですよねーっ!!
定期検診も、結局行ってない…怒られそう。
[踏んだり蹴ったり。]
[疑いの言葉を向けると、医師はカプセル型のケースから錠剤を取り出し、自ら口に含む。
その喉が動くのをみて、ため息をついた。]
……自分で使わなくてもいいから配れ、ね。
あんまり興味ないんだけどな。
[あんまり困ったなさそうな顔で首を傾げると、医師からケースごと錠剤を受け取る。]
じゃあ、2週間後に。
あ、その前に顔を決めておくわね。
[ひらり、手を振ってクリニックを後にした。]
―教会―
[主の前に跪く姿を神父に眺められていたことには、気付かなかった。
お祈りを終え、子供たちとじゃれようとした時、クリスが近づいてくるのが目に入る。]
あ、神父様……。
………いえ、俺の…わたしの、“もうひとり”。
[何も知らないであろう子供たちが周りにいたので、遠回しな言葉で伝える。
今まで、母以外の他の誰にも明かさなかった秘密。
それは目の前の神父に対しても。
…その彼が、片割れとなる男だと、組織から告げられた。]
ま、死体調べるだけだから。
しばらくほっといてもいいんじゃない?
[けたけたと、耳障りな哂い声。]
あー、そろそろ『食い殺す』相手決めないとねぇ。
どうする、そっちは『食いたい』相手決めた?
いいや、昔の仕事だよ。
最近は『Masquerade』が死因になることが多くて、死体にエンバーミングすることなく処分されるから、仕事が減っちゃってね。
商売あがったりだから役人さんなのさ、僕は。
[脛をさすりながらそう話す。]
こいつとなんて仲良くはなりたくないねぇ。
意地悪いし、同僚じゃなかったら付き合いたくも無い人種だよ。
[俺もお前となんざ付き合いたくねえな、気が合うねぇというシーザと睨み合いをしたり。]
湿布はいいや。大丈夫。
[いつのまにか近くに来ていたジャンクスと謎の青い髪の女性の言うことにこくりと頷き]
うん。
あまり、こういう不特定多数にひとが居る所では言わない方がいいよ。今はきっと、感情が高ぶってるのだと思う。
[能力の重み、それは理解できる。こんな少年には抱えきれないのかもしれない]
わたしは出来るだけ、メディクスくんの力になりたいと思ってるから。
[それだけは伝える]
そーねぇー
喰いたい奴かぁ
今んとこ覚醒(お)きてから役人しか見てないよ
役人はなんだかおいしくなさそう!
獲物探しに行かなきゃね
[自分が大声を上げていたことに気がついて、はっと我に返る。やがて落ち着いて]
ああ、ヴァレリアさん、俺はこの能力をどうやって役に立てたら良いんだ。ケビンなら、ああ見えて、ヤツは頼りがいがあるから、何でも知ってるから相談しようと思ったんだ。でもヤツとは数日前から出会えて無くて。
俺は、俺はどうしたら良いんだ。検診があったって事は、身近に『Masquerade』の感染者が居るって事だろ。場合によっては俺がそいつの頭を潰してその死体を検分しなきゃならない。もしかすると、それはヴァレリアさんかも知れないんだ。
こんな孤独に苛まれた気分が、怖いんだ。
ーbulemoon近くの路地ー
[突然聞こえてきた若い男の叫び声。ひょいと声のした路地をのぞく。
そのまま立ち聞きしたのは、先ほどクリニックで聞いたばかりの言葉のせい。]
誰も彼もMasqueradeのことばかりね。
[ため息をつき、路地の壁にもたれるとそのまま会話に耳をすました。
薄い瞳が好奇心に細まる。]
[『Masquerade』という単語に思わず瞳を伏せる]
そうですね・・・
病院でもその場合は・・・
[続く言葉を飲み込んだ]
でも、それでお役人さん?
うふふ、変わってますね
[その言葉に悪意は含まれていない]
[リュミエールの悪態に相方がむ、っとした表情を浮かべている。
やっぱ、仲いいんだ。などと思っているうちに採血が終わったようだ]
へぇ、これ簡単〜!
病院にも置けばいいのに。
[怖がる少年を少し寂しげに見つめる]
(二人だけなら…話してあげられるのに。そしたら、メディクスくんの気持ちも少しは楽になれるかもしれないのに………。)
ごめんなさい。
[無意識に謝罪の言葉が出ていた]
[そういや俺、検診受けてねえなーとか思いながらも、そのことはひとまず放置しておくことにする。アリシアに抱きしめられるメディクスを見ながら、黙ってその言葉を聞いていた]
『羨ましそうなのです、マスター』
うっせ。どうせなら、死ぬ前にわかればいいんだがな、その感染者。
[ぽつりとつぶやき、メディクスの言葉にヴァレリアの顔を見る。頭を潰された所を想像したなんて言えない]
公安は手が足りないから今は変わりもんばっかなんだよ。
だから僕はある意味では普通なのさ。
[採血が終わり片付けている様子を見て]
ん、終わったかな。
簡単なのはいいけど、普通に注射器でやったほうが早いよねぇ。
[文句を言いながら器具を担ぎあげる。]
ん、ああ。ちょっと落ち着こうな、メディクス。
ってさっきので落ち着いたか?
[頭を撫でてやろうかと思ったが、嫌がられそうなのでやめておいた。]
検診は今まで何度もあったろ。
身近にいると決まったわけじゃないさ。
………って言っても、いないと決まったわけでもないからこりゃ気休めにもならん言葉ではあるがね。
んー、なんて言ったらいいものか。
[軽くこめかみを押さえて]
まあ、吐き出せるだけ吐き出しちゃいな。
その孤独ってのを。ただし大声はなしで。
[ジャンクスの言葉を耳にし、心が締め付けられるような気持ちになる]
(わたしも、何も考えず、打ち明けてしまえたら、どんなに楽だろう)
ジャンクスさん。
もし、そういう、死ぬ前に分かる力を持った方が居たら、あなたはどうするのですか?
[つい聞いてしまっていた]
こ、公安?!
[まさかこの巡回検診が公安のてによるものとは思っていなくて
思わず声を上げる]
[では、この間の薬のことは伝わっているのだろうか
聞こうか聞くまいかしばし逡巡したが]
抗ワクチン薬の話は、そちらには伝わっていますか?
[やはり気にかかる気持ちは止められず]
[ケビンに近づいていくと、子供たちとじゃれあおうとしているのが目に入る]
『まだ子供なのに…こっちの世界に足を踏み入れるなんて…』
[思わず声をかけようか逡巡していると、逆に声をかけられる]
『…』
[その声が思ったより大人に聞こえ、はっと顔をみる。子供だと思っていた少年が、少し大人びて見えた]
…そうですね。
[軽く頭を振って、笑顔を向けた]
いらっしゃい、私の"もうひとり"。よろしくお願いしますね。
ああ、役人は食っても美味くなさそうだよねぇ。
実際切羽詰まったら美味い不味い関係なく喰うハメになりそうだけど。
今はそこまで追い詰められてないし、美味そうな獲物を探してくるといいよ。
―バー・店内―
[検診云々のせいか、昨日とは打って変わって静かな店内。
深いグリーンのグラスの中、小さな気泡は踊りながら浮かぶ。]
…ま、必要なのは分かってんだけどさ…。
昨日医者にかかったばかりでまた検診とか、あれだよなぁ…
…採血すんにも血圧低くて3回失敗したさね…。
[マスターに愚痴りつつ、ソーダのストローをくわえる。
処方を変えたせいか、耳鳴りを伴った軽い頭痛。]
…マスカレイド、ねぇ。
[手元弄ぶ小さなケース。封のごとく巻いてあるのは一対のペンダント。]
……そうだなあ。よく考えたら、それって公安局が今やってる検診の延長みてえなもんだからな。あんま変わんねえよな。っていうか、どう違うんだろ?
[アリシアに問われると、腕を組んで考えている]
ああ、公安だよ。
リーンという名前で看護婦。まさかとおもったけど、君が発見者の看護婦か。
[坑ワクチン薬のことを聞かれれば]
伝わってるよ。今躍起になって調べてるところさ。
僕らもこれが終わったら調査しにいかなきゃいけない。
…やかましい。
[思考は混線する意識の中へ、小さな波紋を投げかける。
朝から止まらない幻聴にも似た耳鳴りは、不機嫌の主原因。]
[メディクスを宥める役は彼と縁の深そうな二人に任せ、ミカたんと小声で話す]
なあ、死体の判別って簡単にできるもんなのか?
『詳しくはわからないなのです。詳細の情報は、ほとんど公にはされていないなのです、マスター』
そっか。まあ、そうだろうな。
……それでも、結局誰かがやんなきゃいけねえ仕事なんだろうな。
[小さく息を吐くと、メディクスの姿を見やった]
え?あら、私のことも伝わっているんですね
[ちょっとだけ、びっくりした表情]
薬も気になりますけど、
あれを持っていた子の警護も、お願いしますね
[ペコリと頭を下げる]
調査に行かれるならあまり引き止めても申し訳ないですね。
私でしたらわかることはいつでもお答えしますから。
感染者が判ったら頭を打ち抜く。
生きてる感染者が判らないなら、頭を打ち抜いて確かめるしかないわね。
だって怖いものね。
自分が自分でなくなるのが。
自分がなくなるより、他人がなくなった方が良いわね。
[路地裏でくすり、笑った。]
[どう違うのだろうと考えるジャンクスに付け加える]
例えば、調べる早さ…とか。
検診よりも数倍早く、その有無を知る技術があったとしたら―?
…はい、よろしく、お願いします。
[いたって生真面目に、普段以上に大人ぶって答える。
クリスのいつも通りの笑顔に、少し顔が綻びそうになったけれど。
ちらりちらりと、はしゃぐ子供たちを見回してから]
それで神父さ…バデ……“もうひとり”。
ちびっこ…子供たちの様子は特に変じゃありや…ありませんし、表通りに出て様子を見に行きませんか?
[言いなれない言葉で噛みつつ。]
・・・やかましい?
ウフフ・・・この声が聞こえているなら・・・
アナタも同じ。
それとも・・・
[低く、噛み殺したような哂い声]
その辺は事細かに報告してもらったからね。医師に。
[頭を下げられ警護を頼まれれば]
もちろん、ちゃんとそっちにも人を割いてあるから、安心して。
ああ、何かあったらこれ、僕の携帯端末の連絡先。
公安につながりにくい時は、僕をとおして連絡を。
では、これにて。
[一礼をして、リーンの家を後にした。]
同じ…かねぇ?
ちぃと、此方の『意識』に慣れてない感じがするが?
[新たな声の主に、訝るような『声』を投げかける。]
そうだな。ありゃあ便利だとは思うが……。
[その研究については、まだ解析中。頭の上の端末なら、その答えを知っているはずなのだが。なにぶんパスワードがわからないままではどうしようもない]
それだけじゃ、多少は無為な犠牲者が減るって所だろな。
……だが、大事なこった。
[無理やり丁寧な言葉を話そうとしているのか、時々噛んでいる様子に思わずくすりと笑いが漏れる]
そう緊張しなくてもいいんですよ。いつもどおりでいいんですから。
あなたは私にとって"大事な人"ですけどね、大事な"ケビン君"でもあるんですから。
[にっこり微笑んでいるが、少し笑いをかみ殺している]
[ケビンの提案を聞けば、一旦周りを見渡す。確かに子供たちに問題はなさそうだ]
そうですね、では表通りに行きましょうか。
[そこまでいうと、子供たちに向かい話しかける]
えーと、私はこれから少し出かけてきます。皆さんも遅くならないうちに帰ること。
[そこまでいうと、ケビンと一緒に表通りに出て行くだろう]
[【適合不能】
ネットワークへ加わる事も出来ず、されども思考の片端は静かに浸透されていく。
言葉になりきれぬ思考は、苛立ちという感情。]
あ、お疲れ様でした
[立ち去る役人一行を見送ると、
渡された連絡先を見つめる]
何かのときのために・・・登録しておこう
[自分の携帯端末に連絡先を登録すると窓から外を見る]
あ〜ん、もう栄養食品だけじゃむり〜
[何かお腹を満たすものを求めて街へ]
検診よりも、数段早く………。
そんな技術が普及していたら、感染者の数はぐっと減るだろうね。
[アリシアの言葉を聞き、考え込む。]
とはいえ、そんな技術があるなんて聞いたことはないんだが。
今後、出来てくるのかねぇ。そんな凄い検査方法が。
─検診巡回・5軒目の家の前─
さて、終わったね。
[お疲れさんっと、声をかけあう。]
んー、これから調査だね……
一回戻るのめんどくさいなぁ……
へ?いいの?
[どうやら検査器具と血液は持って行ってくれるらしい。]
んじゃ、頼んだよ。
また今度何かおごるさ。
[別れを告げて、調査をすることにした。
ただ、どこから調査をすればいいのかはわからないのだが。]
[もう一度、楽器を銜える。
奏でるのは"ムーンライトセレナーデ"。
1フレーズを吹いたところで、その旋律を止めた。]
『Masquerade』………。
月へと、人間を導く存在。
コワイけど、コワクなんかない。
[宇宙飛行士が目指した月じゃない月。
きっと何処かに楽園のような月がある。
そこに、父と母は導かれたのだ。]
…………あはは。
定期検診とりあえず、誤魔化そうっか。
[『げんきいっぱい』と紙に書いて、提出しようとおもった。
立ち上がって、何処かに行こうかと。]
うん……確かに駆逐には程遠いとは思うけど。
(――そう。わたしは無実のひとが疑心暗鬼から、感染を疑われて殺されてしまうような現実を変えたいと思ってる。
今の研究状態では、まだ未完成だったとしても。)
[ジャンクスを見つめ心の中で気持ちを話す]
いつも、どおり…。は、はい、神父様。
…その、俺にとっても、神父様が片割れでなくても、大事なひと、っすから…。
[背筋をぴんとさせたまま、ぎこちなく返す。
少し笑いがかみ殺されているのが分かれば、「いつも通り」でいるのも結構難しいんだな、とひとりごちる。
クリスが提案に乗ってくれたので、足先を中心街へと向け、共に歩きだす。]
...Until Death do us Part.
[教会から離れたところで、そっと呟く。]
―→中心街・Bar"Blue Moon"方面―
そうだな。小さなことからこつこつと。いきなり世界を変えようったって、無理な話か。
[アリシアの胸中は知らねど言葉を返し、静かなミカたんに目を向けると、ミカたんは路地裏の方をじーっと見つめている]
どした、ミカたん?あ、どうやら何か通信が入ったみてえだ。ちょっと外すぜ。
[メディクスたちに軽く手を振って離れると、路地裏に向かってまっすぐと歩いていく]
[手持ち無沙汰にユキビタス端末は、オープンネットの記録映像を映す。
高名な生物学者の講演の動画。
人の思考も、最小単位ではデジタル。
神経細胞の配列を解き明かせば、人格と記憶のバックアップを取ることが出来、デジタルネットワークとの相互接続…
その学者も、今は故人だとか。]
─中心部から少し外れた小さなカフェ─
こういう小さなお店で座ってるとたまーに何か情報が。
うん、そのためそのため。
[調査しようにもどうすればいいかが分からないため、とりあえず腹を満たすことにしたらしい。
メニューを一通り頼み、それを黙々と食べ始める。]
[叫び声が落ち着き、静かになった会話を聞き取ろうと路地の向こうを覗き込む。
こちらに向かってくる人影に気づき、またひょいと身を隠した。]
[さっきまで渋い楽器の音色が聞こえていたと思ったのだが
止まってしまった]
う〜ん。どっちからだったかなぁ
あてもないしせっかくだからと思ったんだけどな。
[うろうろしながらドーナツを買う。
屋台の駄菓子屋ではキャラメルをいくつか買う]
―中心街―
とりあえずは、人の集まりやすいトコへ行ってみましょう。
“なりたて”らしい情報も、掴めるかも知れやせんし。
[ぱっと思いついたのは、行きつけのバー。
常連たちに素性を見抜かれたら、という思いもあったけれど、気にしてられない。
と、その道の途中でさわさわと話し声。]
姐御…それに先輩に、メディ?
[話の輪に入り込もうと駆け寄る。
ソーニャやジャンの姿には気付かない。]
[食べながらも耳にイヤホンを付け、集音機のダイヤルをいじる。]
──ガガッ──となりのエレアちゃんがねぇ……
おばさんたちの井戸端会議……
[さらにダイヤルをいじる。]
───ガ─ガガッ──おかぁさん、ごはんー
ハズレ。
そう簡単にはなぁ……。
[などと言いつつ食べ続ける。]
[そのまま走って逃げようかとも思ったが、既に顔はみられてしまっている。
何より、逃げるような理由はない。
自分が話を聞いていたことに気づいているのかいないのか、面白そうに相手をみた。]
[ケビンに声を掛けられ、振り返る。]
おおっと、ケビンじゃないか。
ちょうど探してたんだよ。
アタシじゃなくて、メディクスがね。
[2人で中心街に向かって歩き出す。いつもなら、他愛のないことを話すのだろうが、今日はなんとなく何を言えばいいのかわからない]
『…私もどこか緊張していますね…』
[自嘲していると、小さな声がする]
[それは合言葉。共に戦う相棒の証。誓うように言葉を返す]
…Until Death do us Part…
[懐の十字架を軽く握る]
よろしくお願いします、"相棒"。
[ソーニャが隠れる素振りに気づき、わざと何気ない様子で路地裏の人影に近づく]
よう、盗み聞きとは、感心できねえなあ。俺らの仕事がなくなっちまう……お、あんた、こないだの。
[ソーニャの顔を見れば、男をビークルに乗せた時のことを思い出した]
/*
よそうよそう!
シーカー:先輩
検死:メディ
バディ:俺&神父様(ここまで確定)
(闇)狩人:ソーニャ姉さん
研究者:リュミお兄様orリーンお姉様
キャリアー:?
感染体:姐御?
ふふ〜ん、んん〜
[聞こえてくる音色に合わせて鼻歌を歌う
音の出所が近づいてきて少しうきうきし始めた]
[見えてきたのはサックスを奏でる少女。
どう、見ても少女だ]
あら、あんな若い子が演奏してたのね
[にこりと笑うとそちらへ歩み寄る]
こんにちは。お上手ね。
思わず音につられてしまったわ
[去って行くジャンクスの方を見遣るとその先に女性の姿が見えた]
あのひと……ソーニャさん!?
[確認しようと目を凝らすとさっと身を隠したように感じて]
……どうして?
[疑問に思った]
あら、だって面白そうな話だったから。
[悪びれず、さりげなく距離をつめてくる男にクスと笑った。
しかし、自分の顔に見覚えがあるらしい相手のそぶりに一瞬、視線が険しくなる。]
この間……?
ああ、アニメキャラをつれてた……。
[自分の顔ではなく”ソーニャ”の知り合いであることを理解すれば、視線は和らいだ。]
こんばんは。
盗み聞きがお仕事なの?
―回想:ヴァレリア達との合流前―
…お願いします。わたしの、バディ。
[こくり、頷く。
「死がふたりを分かつまで」。
自分の死なんて恐ろしくなかった。
だけど、相棒…神父の死に思いが行くと、どこかで恐怖を覚えてしまう。]
確かに面白そうっちゃ、面白いか。俺も同じ立場なら聞いてるだろうな。
[小悪魔のような笑みに一瞬戸惑うが表情には出さない]
『むむ、アニメキャラじゃないなのですー』
[顔を真っ赤にしてお怒りのご様子のミカたんは放置して]
ま、そんな所だ。元手がいらずに、いい金になる。
こないだ一緒にいた、あの青髪の覗き屋とは知り合いなんじゃねえのか?何か顔出せない理由でも……っと。悪いな。聞きたがりの癖が出ちまう。
[そしてその後で、頭をぽりぽりと掻く癖も出る]
[ケビンになんとか追いついた。軽く息があがっている]
はあ。最近運動不足ですかね…
ヴァレリアさんにメディクス君、こんにちは。
[珍しい組み合わせだなと思いながら、軽く会釈をする。]
―現在―
[ヴァレリアの声に、わ、わ、と少し慌てて。
秘密を悟られないように、「いつも」のケビンになる。]
えっ!探してたって…す、すんません姐御!
…って姐御じゃなくて、メディ?
[そういえばここ数日、メディクスと顔を合わせてなかった。
彼の表情が普段と違う、とはまだ気づかず]
…いやはや、ご無沙汰でごめんなーメディ!
しかも探してたって、本当ごめんごめーん!
……あ、そうそう、アレ。今んトコまだ大丈夫だよな?
[出席のことを聞いてみる。]
んー、いまいちいいのが拾えない……。
[メニューはぺろりと平らげられている。]
別のところウロウロするか……。
[勘定をすませ、店を出る]
─カフェ→街の中心部─
[不安になった気持ちを誤魔化すかのよう。
明るい曲を吹いて、気持ちを持ち上げようと思った。]
あへ?
[最近良く声をかけられる。
ストリートもやっぱり捨てたもんじゃない、と思い。]
えへ、ありがとうっ!
いつもは4人で演奏してるんだけど、今日は1人なんだ。
今度は、あたしたち『clover』の演奏も聞きにきてね。
美人なお姉さんにはサービスなのですっ!
[美人なお姉さんの顔にドキドキした。]
…………。
[クリストファーからは死角だったのだろうか。普通にスルーされてて少し落ち込む]
リアン…わたしって……。
[そして、いつもの調子を装うとしているケビンを訝しく見つめた]
(何か……あったんじゃ……)
[「二人一緒」の言葉に、少しぴくりとしながら]
……クリスさんとコンビで何か悪いっすかぁ?
べ、別につきあ…げふん、そういう関係じゃないっすから!
[誤魔化しではなく、本当にそう思われたら…と思って。]
あー、楽器吹いてる…。
名前は知らんけど、覚えはあるねぇ。
おばさん呼ばわりされたから、うん。
おばさんじゃねえっつの。
ま、今の身体の所為かねぇ?
[ぶつぶつと、不満そうな呟き。]
/*
自分メモ。
絡んだ人。
ヴァレリア・ダンテ・リュミエール・ソーニャ・リーン
絡んでない人。
ヘクター(無理)・クリストファー・メディクス・アリシア・ジャンクス・ミカたん・ケビン
絡んでない人の方が多い気がしている。
2日目までに絡めば大丈夫かなかな?
ようは守護RPに困らないようにすればいいし。
[増殖を続ける壮大なネットワーク。
その底辺は、広がりゆく為の本能として動くのだろうか?
聞こえるさざなみのようなノイズは、肉体を捨てた理想郷の声なのだろうか?]
[あいつが居るならば、その先の向こう。]
[けれども、自分には行けぬ場所。]
そうね。
違いは隠れているか見えてるかだけ。
どっちも楽しんでる。
[お怒りのミカたんをちょいちょいと指で突く。
赤い顔を指が透かした。]
あら、そうなの? 面白いのに、アニメ。
[逸れそうになった話を、男が引き戻した。]
や、ただ部外者は隠れてた方があの眼鏡の子が話してくれるかなーって思っただけ。
青い髪のって、ヴァレリアのこと?
あのひとも覗き屋なのか。
[ジャンクスの背中越し、ちらりと路地の向こうを見る。]
私の話を聞くよりも、あの子の話を聞いた方がお金になりそうよ。
あの年でMasqueradeを判別する手段を持っている子供なんて、お金になるんじゃないかな。
4人・・・?
[ちょこ、っと首をかしげて]
あら、じゃぁいつも演奏しているアンサンブルのひとなのね
遠目からだけどよく聞かせてもらっていたわ。
[芸事が出来るのはすばらしいと感嘆の声と表情]
じゃぁ、お近づきのしるしに
[はい。とポーチからさっき買ったキャラメルを取り出して手渡す。
メロン味と、チェリー味]
さっき見つけておいしそうだから買っちゃったの
[そして自分もチェリー味を口に]
ええ。ケビン君がうちの教会にお祈りに来ていたので、一緒に"Blue Moon"にでもいこうかと思いまして。
[さらっと目的を隠す嘘をついたと思ったら、ケビンの言葉に思わず噴出してしまう]
ふ、ふふ。あはは。これでも一応聖職者ですから。それはないですよ。
[くすくす笑いが止まらない]
いやぁ。
Bar以外で一緒にいるの、見た事なかったからねぇ?
特に意味はないのさ。
なんだい、何か誤解してるとでも思ったのかなぁ?
[ケビンの様子を見て、にやにや笑う。]
[アリシアの訝しげな視線を感じ、咄嗟に彼女の方へ振り向く。]
……ああ、別になんともないっす、か、ら。
[はははと笑ってVサイン。
嘘が見抜かれることは分かっていた。
先輩が自分に重大な秘密を打ち明けてくれたのなら、
自分だって彼女に重大な秘密を打ち明けるべき。
そう頭では考えていても、言葉にすることができない。]
─中心街─
[集音機をポケットの中でいじりながら歩く。
空いている手には、シュークリームがあったりするが。]
いやいや、全く。
何にも情報が……。
お、おばさん!
それは、ひどい・・・
[噛み殺すような笑い]
でも、うちらには年も性別もあってないようなもの、
じゃない?
『むむ、複雑な気分なのですー』
[まだ少しむくれたミカたんは放置。ソーニャにつられるように、人が増えた方へ目を向けつつ]
部外者ねえ……ってことは、結構前から聞いてたんだな。
へえ、ヴァレリアって言うんだ、あの人……そういや、あんたの名前知らねえや。
できりゃ、子供を金の手段には使いたくはねえんだけどなー。それに、子供よりもあんたの方に興味あるし。
[貼り付けたような薄い笑み。本気とも冗談ともわからない表情]
[アンサンブルという単語に口をぽかんと開けている。]
えー、ホントにぃー?!
うあわわわわあああ、嬉しいなぁー。
聞いてくれているそれだけで嬉しいーっ!!
ありがとうっ!!
[お礼を言うと、手にキャラメルがころんと転がった。]
にゃあぁぁあああん!!
いいんですかーっ!!!
うあっはーい!頂きますー。
食べたら演奏はできなくなっちゃいますけどー。
[えへえへと笑いながら、メロン味を口の中へと入れた。]
笑うな馬鹿。
[不機嫌そうな、低い声色。]
ああそうだねぇ。
年齢も性別も、あってないようなモン。
いや…年齢はあるんじゃないかい?ああ、ないかな。
ごちゃ混ぜだもんな。
どれが新入りでどれがそうじゃないかなんてわかりゃしない。
…お前ら……
[特に近く聞こえる声は、まるで馴染みの女たちのお喋りに聞こえて。]
[思考はそれを何者かと問う。
幻聴に誰かと問うなど、おかしなことだけど。]
…あ。あああ。アリシアさんも…こ、こんにちは。
[今頃気がついたらしい。天然ボケだった]
ご、ごめんなさいっ。
[体を180度に折って謝る]
………そう。
[少し切なげに目を伏せる。明らかに何かを隠していると思った。だけど強制は出来ない]
―え?ケビンくん、この方とお知り合い?
どういう関係なの?
[さっきから気にはなっていた青い髪の女性とケビンの会話を耳にし聞いてみる]
そ、そうそう、ですよねぇ神父様?
[「関係」を否定するクリスに、うんうんうんと同意。
でも笑いだされて、ちょっと恥ずかしかった。
しかも、ヴァレリアにまでにやにやされて、余計にあたふた。]
ごごご誤解だなんて、姐御がされるわけないじゃないっすかぁ!
あ、あはははは!
[相当焦っている。ジャンに盗み聞きされていないことを、必死に主に祈る。]
そうね。お話堪能させていただきました。
私以外にも聞いてた人はいそうだけど……なんで気づいたの?
[自分がぶつぶつしゃべっていたことは忘れ、首を傾げた。]
私の名前?
あらそう、私に興味があるの。光栄だな。
ソーニャよ。お仕事の依頼は電話でよろしくね。
[にこりと営業スマイルで薄い笑みに返す。]
ねえ、私に興味があるのはなぜ?
[喜ぶ少女につられて気持ちが高揚するのを感じながら]
仕事の帰りとかいつも癒されているのよ。
こちらこそありがとう
[ふわりと微笑んだ]
[そういえば、サックスは吹奏楽器だったと気付いて
舌をペロッと出して肩をすくめた。]
あ、そうだったわね。ごめんっ
でも、ちょっと休憩、ね?
[小さい頃習っていたピアノを続けていれば、一緒に演奏できたかな
などと考えた]
楽器、案外大きいのねぇ。重くない?
[首から下げているように見えるが、それでも重そうに見える]
なーんか、挙動不審だぞぅ?
[笑顔でケビンにデコピン。ぺし。]
まあ見てて面白いからいいけど。
ふふふふふ。
[にやあり。]
[ヴァレリアにはアリシアとの関係を、アリシアにはヴァレリアとの関係を聞かれる。
落ち着きを取り戻そうと奮闘しながら、両の手をそれぞれふたりに向けて指し]
あ、ああ姐御っ、えっと、こっちのアリシア先輩が、昔学校の先輩だった、ひと。
で、姐御…ヴァレリアの姐御は…昨日話した、“仕事”のお客様。
そんでもって、俺の師匠…じゃなかった、“あっち”での先輩みたいな、かた、っすね、先輩。
[くす、くすくす]
ごめんなさいね?
次は、若い身体狙ってみたら?
私は、男の子がいいかなぁ
この身体になる前も男だったし。
気楽だったもの
男の子、ねぇ。
知り合いにはあんまりいないねぇ。
一人いるにはいるけど…喰うより、弄んだ方が楽しそうだし。
[けらけら。]
[ありがとうと言われると嬉しくて、ついつい力無く笑ってしまう自分がいる。
こうして、己の音楽が人を癒すことができるのが嬉しくて仕方がないのだ。]
えへへー、ちょうど休憩なので問題ナシッ!!
すっごく、おいしいっ!!
これは、チェリーも楽しみぃ!
[手の中のキャラメルに期待を膨らませる。]
楽器?重いけど、この子はそんな事も苦にならないのだーっ!
[楽器を持ち上げて軽いというジェスチャーをとる。
けれど銃弾が掠った腕が痛み、顔を顰めた。]
こう、魂が惹かれた?
『むむ、ミカたんが見つけたなのです、マスター』
[曖昧な笑みを浮かべながら、探るようにソーニャの服装に目をやり]
俺はジャンクス。へえ、ソーニャさんか。仕事の依頼、派遣のOLか何かかい?
興味……何でだろうな。謎めいた表情と、俺に気づいても逃げたりしない度胸が理由だろうな、きっと。
それで、ソーニャさん、本当の名前は?
[笑顔のまま、単純に偽名に思えただけの理由で質問]
/*
あれ、気が付けば最年少…?
おかしいな、ケビンより年上のつもりだったのにのに。
なら、とことん不思議ちゃんでいきましょう。
や、そっちじゃないない。
あれは男の子違うだろと。
[やれやれ、と言いたげに]
子分の方、な。
わりと小回り効く感じの。
[途中、見知った顔をいろいろと見かけるも、話し中だったりで、声をかけずに通り過ぎる]
不思議な組み合わせを見た気がする……
[ヴァレリアとアリシアとか。
接点のなさそうな二人だなあと思いながら]
あ、これおいしいや。
[菓子パンに夢中だったりする。]
[屈託のない笑顔をみて一緒に笑う。
しかし楽器を持ち上げたときの仕草に違和感を感じる]
もしかしてどこか、怪我してる?
こう見えても私外科の看護師なのよ?
怪我だったら見せてみて?
そっちじゃない・・・っていうと?
[しばし間]
あぁ、ちょこちょこしてるあの子。
ふふ、そうね。遊んで弄ってのほうがあってるわね
私、ああいう子って遊んだ後は食べたくなっちゃう
あちらの世界の……。
[ケビンから聞くその言葉はやっぱり悲しくなる。ただ、そのヴァレリアという女性とのやりとりから、とてもいい関係を築けているのだなと思った]
あ…ご挨拶していませんでした。
ヴァレリアさん、初めまして。
アリシアと言います。
ケビンくんのこと宜しくお願いします。
[女性に向き直り頭を下げる]
あら、貴方、私に惹かれてるの。
嬉しいな。
[視線はミカたんに合わせて微笑んだ。]
仕事はコールガールよ。
お電話さえあれば、誰のベッドへでも。
立ち聞きするのに度胸なんていらないわ。私は逃げるようなことしていないもの。
[くすくす笑いつつも、薄い色の瞳はどこか冷たい。
相手の言葉を探るように一歩踏み込んだ。]
あら、本当の名前よ。
顔と言葉は嘘でも、体と名前は本物。
Masqueradeに奪われてなければね。
ああ、此方こそ宜しく。
気軽にヴァレリアって読んでくれて構わんよ。
ガッコの先輩なんだってね。コイツの様子、どう?
[アリシアに向かって頭を下げた後、うりうりとケビンを肘でつついて弄っている。]
[ひいふうみい、と気持ちを落ち着かせるおまじない。
なんとか効果が出てきたところで、ヴァレリアに顔をしげしげと。]
…あ、はい、そういや姐御には…他の多くのやつらにも…言ってなかったっすね。
もっとも、あっちの仕事始めてからは、ほとんど…っつーか全然ガッコウ行ってないっすけど。
[アリシアはもちろんのこと、メディクスにも多分バレてるだろうなと思っているので、隠すことなく。
一時メディクスは、行きつけのバーのバイトだったから、裏の話を聞かれていたとしてもおかしくない。]
……あん時ゃ焦ったわ。
[その当時のことを思い出して、ひとり溜息。]
[カバンを探しても大したものがでてこず、しゅんとしたら頭を撫でられた。]
あへー、今度ソフトクリームでも食べよっ!!
[きっと、役所のおじさんに聞けば分かるからと聞き出す気満々である。
怪我を誤魔化すため、笑顔で振舞ってはいたけれど看護婦だという言葉を聞くと。]
看護婦さんっ?!
すっごーいっ!!ナースさーんっ♪
[銃弾が掠った腕をちょこっと見せた。]
えーと……コロンじゃったんだよねー。
だって、気に入ったものは
全部自分のものにしたいじゃない?
あら、『女郎蜘蛛』?
獲物を絡めとって動けなくしてから・・・パクリ。
嫌いじゃないわ、そういうの
[くつりと愉しげに喉を鳴らす]
おいおいおい。
ガッコ行ってないって…大丈夫なのかい?
いやまあ、ちょいちょいこき使っておいて言う台詞じゃないかもしれんけどさ。
[肘でうりうり継続しつつ、軽く探りを入れる。]
ふ、さすがに言い慣れてる台詞だな。
そっか、残念だな。俺の部屋、今ベッド切らしてたんだ。ついでに部屋も切れてたかもしれねえ。
逃げるようなことしてない、か。そう言える奴がどんだけいるかの問題だな。いい情報屋になれそうだ。
[こういう時に度胸が据わってなさそうな、商売敵の顔を思い浮かべた]
おや、外れかな。はは、言葉は嘘なんだ。
[ソーニャの前で初めて見せる、楽しそうな笑顔]
Masqueradeね……好奇心はほどほどにしといた方が長生きできるぜ。
まあ、此処で立ち話もなんだし。
いつもの店に行かないかい?
[と、そこでアリシアの存在を思い出して]
ああ、っと。アリシアは如何する?
一応、酒の入ってないカクテルもあるけど。
[肘で小突かれ続け、唸りつつ]
あうー…そりゃさすがにぃ…うー…対策ってか助け舟…にゃー…あるんで心配ねぇ……にゃははは!
[くすぐったさに負けて笑いだす。
覚束ない目配せは、俄かにメディクスの方へ。]
そうですね。
危なっかしくて不器用で、なのにどこか優しすぎるところがあったりして、放っておけないですね。
授業にも出てくれたらなぁ。
[ヴァレリアの問いに思っていることを素直に話ていると、ふいに男性が通り過ぎるのが目について]
――あ。
[しかも、その人物が先日大けがの手当(と言うほどのものではないが)をしてから、ずっと心配していたひとだったので、つい大きな声を出してしまった]
リュミエールさん!!
もう、大丈夫なんですか?!
[役所のおじさん、に多少の引っ掛かりを覚えながら
ソフトクリームも悪くないわ、と考える]
どれどれ
[傷口は明らかに転んでついたような擦過傷や切り傷ではなく。
切り口は小さいが周りが少し火傷のようになっている]
(熱いものが掠った後かしら・・・?まさか、銃痕・・・?)
[とっさに思いついたものはとてもこの少女には似つかわしくないと
忘れることにした]
どこで転んだの?
[職業柄応急処置セットは持ち歩いている。
消毒をして傷口に油紙を当て、ガーゼをかぶせてテープで留めると]
はい、終わり。
[これまでとは違う笑顔を面白そうに眺める。]
あら、じゃあ、こんなところで私と話してる貴方は長生きしたくないのね?
[くすりと微笑むと、抱えていた紙袋から薬のケースを取り出す。
差し出した手のひらにはピンクの錠剤。]
あげるわ。
Masqueradeのワクチン。
本当かどうかは不明。好奇心で試してみる?
自分で飲む気はない?
へぇ。
[アリシアのケビンに対する評価を聞きながら、嬉しそうに目を細める。]
暖かく見守ってやってるんだねぇ。
ほらケビン、たまにはガッコにも出てやんな。
[肘でつつくのをやめ、わしわしとケビンの頭を撫でる。]
…………。
[酒の入ってないカクテルの説明を受け、何故お酒が飲めないのがバレてるのかと真剣に悩んだ]
お邪魔じゃなければ、ご一緒します。
[ヴァレリアの誘いに応じる。ケビンとメディクスのことが気になっていた]
[ダイヤルをいじっていると、いきなりがががっと大きなノイズ]
!!うわっ……
び、びっくりした……。
[イヤホンを外すとどうやら自分にかけられたらしい声に振り返る]
あ、アリシアか……びっくりした。
見ての通り、ピンピンしてるよ。
にゃは、にゃはは…うぐっ。
[笑いすぎでお腹がよじれた。
ヴァレリアから誘いを受ければ、うんうんと頭を縦に振って]
そうっすね、冷えて風邪でも引いちまったら色々とヤバげですし…。
[密命を思い出す。こんなところで無邪気にはしゃいで油を売ってていいはずなかった。
けれど行き先がバーなら、情報収集にはなる。]
…って先輩?どうしたんすか…?ってかリュミ兄ちゃん?
[くるりとリュミを目で探す。]
[悪趣味、という言葉にすら愉しげに笑う]
[それをいうなら、自分達の存在こそ悪趣味、じゃないかと思うが、ふふ、と笑って流した]
そういえば・・・もう聞こえないね?
いなくなっちゃたかな?ほんとに嫌われちゃったかしら?
[さっきまで聞こえていた苦悩のうめきのこと]
美人と共に過ごすひと時のためなら、長生きなんて……というつもりはねえな。長生きすれば、その分楽しめるみてえだから。
ま、何だかんだで、長生きしちまうんじゃねえかな。何しろ世の中、いい奴ほど早く死んじまうらしいからな。
[訃報を受け取ったばかりの仲間の顔を思い浮かべると、ピンクの錠剤を手渡される]
へえ、楽しそうなもん持ってるんだな。あんたは飲んだのかい?
[ソーニャの顔を見ながら、薄く笑う]
エンバーマーだか、どじっこさんだったか忘れちゃいましたが、すごく心配したんですよ?
ホテルでだって、起きたら、もう居なかったし。
[つい、仔犬と一緒に近くにかけより訴える]
…。
[学校にまた何事もなく出られるかどうかは、分からなかった。]
…出ます、出ます、出まーす。
[でもそんな思いを表に出すわけにはいかなかった。
いつもらしく、ちょっとやる気なさそうに返答。]
[看護婦さんに怪我を見てもらうことに、少しテンションが上がっている。]
に゛ゃぁぁぁああ―――――むーーーーっ!!
[消毒が少し沁みて涙が出そうになった。
けれど、後半はその叫びを堪えようとした。]
あ、え、あーえっと、げげげげげ玄関?
どべーっ、って、どべーっって?
[こけた場所は質問されたのに疑問で返していた。]
なんだ。
カマかけただけなのに。ホントに飲めなかったんだねぇ。
[アリシアの様子を見て、からから笑う。]
ああ、邪魔ではないよ。
久々にガッコの先輩後輩で話するのもいいんじゃないかい?
[突然のアリシアの大声に路地に注意を向ける。そこには、以前から苦手としている公安の男の姿]
げ。あいつ……何でここに。
[急いでリュミエールの視界から消えるように隠れる]
『あの人、リュミエールっていう名前だったなのです。記憶しておくなのです、マスター』
いらねえよ。メモリーの無駄だ。
[思考は旧世界の詩編を追っている。
生者のまま黄泉を旅する男の手記。
同じ名だと、言われた事がある。]
[ざわめきに思考は途切れ、うんざりした様子。]
[ヴァレリアたちをちらと見て、アリシアだけに聞こえるように]
怪我のことは言わないでね。
[と小さくいったあと]
あ、あはは……ごめんよ。
あの時は、またおなか減ってねぇ。お礼を言ってからとも思ったんだけどもさぁ……
[笑ってごまかす。]
[病院にいけばもっとちゃんと手当てできるのだが、
見たところ、そんなにひどい傷ではないし、多少の荒療治でも
若い力で治ると判断して病院へは連れて行かないことにした]
沁みた?ごめんね
[また頭をぽんぽんと撫でる]
玄関で?どべーっと?ねぇ・・・
[その状況は些かおかしいなと思いながらも何か事情があるのだと
それ以上は聞かなかったが]
もし、また転んだりしたら私はこの病院にいるから
来てくれれば内緒で手当てしてあげるわ
[携帯端末から連絡先をアウトプットして渡した]
良い人も悪い人も関係なく死ぬわ。
[思い出したのは頭を打ち抜かれ死んだ男。自分が殺したいくつもの死体。
殺す相手を区別したことはない。]
長生きできるかなんて判らない。
でも、私は生きたいから。
その薬は飲んでないわ。まだ国の認可を受けてない試験段階の薬よ。
飲む?
[錠剤を持つ指先を楽しげに見つめ、答えを待つ。]
さあて、と。
アタシは先に行くよ?行っちゃうよ?
飲みたい気分だからね。
[一足先に、いつものBarへ。]
─途中の道→Bar"Blue Moon"─
???
[『怪我のことは言わないで』と言われて、きょとんとする。そういえば、あの時も『弱みをみせたくない』とか言ってたなと思いつつ]
お礼とかはいいんですけど、やっぱり、あんな姿見ちゃうと心配じゃないですか。
[笑ってごまかそうとするリュミエールに軽く抗議する]
良い人も悪い人も関係なく死ぬわ。
[思い出したのは頭を打ち抜かれ死んだ男。自分が殺したいくつもの死体。
殺す相手を区別したことはない。]
長生きできるかなんて判らない。
でも、私は生きたいから。
その薬は飲んでないわ。まだ国の認可を受けてない試験段階の薬よ。
飲む?
[錠剤を持つ指先を楽しげに見つめた。
相手の指先がぶれ、視線が動く。
見覚えのある相手に動揺するのが面白くて、くすりと笑った。]
覗き屋さんは警察は苦手なのね。
後ろ暗い商売やってるから。
[言って、くるりと振り向くと声をあげた。]
おまわりさーん! たすけてー。
…こいつぁ本気で…
いつもとは違う医者に診てもらわなきゃならんな…。
[クスリの使いすぎでとうとうおかしくなったんじゃないかと、額を押さえた。]
─Bar"Blue Moon"─
おーっす。
元気して…ないなぁ。大丈夫かー?
[突っ伏したダンテの背中に向かって、声を掛ける。]
[吹き出しそうになっていたケビンに一瞥。]
あはは……
大丈夫だって、あの程度だったらさ。
あ、この間のお礼にパンでもいかが?
[誤魔化そうと袋を漁ってパンを一つとりだす。チョコクロワッサン。]
[頭をぽんぽんと撫でられると苦笑いした。
嘘が通じていないことへの焦りではない。
美人なお姉さんに嘘をついてしまったことの、罪の意識から苦笑いをさせた。]
へへへ、良く転んじゃんだよねっ……。
病院に行くような怪我じゃなかったけど、ちょっと痛かったからお姉さんに会えて良かったよ、ありがとうっ!!
[連絡先を受け取って、笑顔でお礼を述べる。
自分も携帯端末を取り出そうとしたが、家に置いてきてしまったことを思い出した。]
あ、また送るね。今日忘れちゃったーっ。
どべーって、コケてるからだねーっ。
あ、あたしメノミリア。
[今度はソフトクリーム食べようね、と指切りのスタンバイをした。]
[リュミがこちらをちらりと見て、それからアリシアと内緒話をし始めたのが見える。
話の内容は聞こえるはずがない。]
…まさか、先輩の。
[カレシ、という単語が出てきそうになったのを抑え込む。
と、頭をわしゃわしゃされる感覚がないことに気が付く。
くるっと見回したら、ヴァレリアの影は遠くへ。]
あ、姐御ぉ、置いてかないでくださいってばー!
[踏み出そうとして、メディクスとクリスのことを思い出す。
神父とは離れるわけにはいかなかったので、一緒にバーに行こうとぐいぐい引っ張り。
メディにも、久しぶり(?)の再会記念に、一緒に飲もうと誘いを掛けておく。
もちろん、アリシアとリュミにも。]
[過去を思い出しているのだろうか、ソーニャの表情に目を細めて]
そうだな。誰でも死ぬ、か。
俺、実験台?運を試してみるのも悪くねえな。
[ひょいとピンクの錠剤を口に放り込む。たちまち顔が真っ青になり、手を天に向けて突き上げ、ぐぇーっと呻き声を上げていると]
ちょ……っ
[ソーニャに押された。路地からは体が丸見えになっただろう。アリシアと目が合ったかもしれない]
…よ。
[突っ伏したまま片手を挙げて。]
昨日病院で血ィ抜かれたってのに、また検診で…さね。
流石に持たないっての。
[むくりと頭を起こして、肘をついた。]
…お前はちゃんと受けて来たん?
医者にかかる、ねぇ。
そりゃあちょっとオススメ出来ない。
頭潰されちゃうよ?
[けたけた笑う。
先程よりも、『声』は近くから聴こえる筈。]
ああ。数時間前、自宅に役人が来たよ。
まったく面倒臭いったらありゃしないねぇ。
マスター、サイドカー。
[気だるげに溜息を吐きながら、注文。]
楽器持ってるときには転ばないようにね?
曲が聴けなくなってしまうのは悲しいわ
[本当におっちょこちょいでよく転ぶのかも、などと考えながら]
メノミリアちゃんかぁ。かわいい名前ね。
私はリーンよ。
[出された小指を見るとふわりと微笑んで]
ソフトクリーム!。
うん、今度行こう!
[自分の小指を絡めて指きり]
…お前……。
[薬を変えたせいなのだろうか?
こんなにはっきりと聞こえたのは初めてで。
けれどもソレは、耳から聞こえたものではなく。]
[大丈夫とリュミから告げられれば、おずおずと笑みを返すが]
…礼?ええと、ええと…お、お礼参り?
[思い当たる節があるのか、何か勘違い。ぞくり。
クロワッサンを見せられれば、ぐぎゅぅとお腹の虫が反応。]
…う、うー、ありがとございます。
[誤魔化されているとも知らず、パンを受け取る。]
検査をサボって逃げたとでも思ったのかい?
心外だねぇ。
市民の義務なんだから、逃げるわけないだろう?
[不信の目をかわすように、グラスを傾ける。]
げ、気づきやがった。
[こちらに向かって駆け出してきたリュミエールを見ると、ソーニャの目を見て]
そうそう……ソーニャの本物の顔ってのは、どこにあるんだ?もう完全に失くしちまったのか?今の顔も嫌いじゃねえけど、いつかその仮面の下も見てみてえな。
『悪趣味なのです、マスター』
……皮膚の下って意味じゃねえよ。
ソーニャ、縁があったら、またな。
[軽く手を振ると、近づいてきたリュミエールから急いで逃げだした]
[薬を口に放り込む相手に思わず手が動いた。
止めるためだったのか、押し進めるためだったのかは届かなかったから分からない。
ぐえーと上げるうめき声が意外にも元気そうなのを確認するとにこり笑って、路地裏に押し出した。]
好奇心は長生きできないって自分で言った癖に。
貴方が明日も生きてることを楽しみにしてるわ。
またね。
[かけてくる公安の男を確認するとひらりと手を振って、自分は他の路地へと滑り込んだ。]
[と、リュミがジャンクス目がけて駆け出すのが見えれば、思わずにやっとしてしまう。
逃亡劇を見物しようかとも思ったが]
……あー!やば、姐御待たせてる…。
早く行かにゃ……先輩とメディも、一緒に来ますよね?
[クリスの同行は、少年の中では確定事項らしい。
彼に困り顔をされるなら、えへへと苦笑い。]
[目をそらし背を向けてから男の言葉に答える。]
本当の顔なんて、忘れちゃったわ。
[自分とは反対方向へ逃げて行く男にはその言葉は届かなかったかもしれないけど。]
[ケビンに声を掛けられて慌てて答える]
あ、ごめんね、ケビンくん。
うん、一緒に行く。
[リアンはなぜかリュミエールとジャンクスの方をみてしっぽを振っていた]
それは大丈夫っ!!
あたしの命なんかより、全然大事な子だからっ!
でも、悲しいって言ってくれてありがとう。
えへへー、チェリーもいただきまーすっ!!
[残っていたチェリー味のキャラメルを口の中へと放りこむ。]
リーン、看護婦さんのリーンだねーっ。
えへへ、よろしくーぅ。
[指切りげんまん。
繋いだ手をぶんぶんと上下に振った。]
あたしがご馳走するねっ!
お代は……役所のおじさんに……。
[それはご馳走とは言わないことにはやっぱり気付けない。]
…ま、アレは厄介だから…警戒しておくに越した事ぁナイさね。
意識すら喰われて、次第に自分じゃなくなっていく…とかなぁ。
[指先で弄ぶ小箱には、1対の十字架を下げた2本の鎖。
かつて片方を持っていた相方は、今はもう居ない。]
この仕事……向いてないのかもしんない……。
[先日の怪我、そしてジャンクス取り逃し。
うったおでこをさすりながらそうつぶやいた。]
[派手にこけるリュミエールに気づくと、一度振り返る。ソーニャの言葉が耳に届いた]
……そっか。じゃ、きっと今の顔が本物なんだろ。
[リュミエールに向かってあかんべーをするミカたんと共に、今度こそ走り去った]
[どこかで銃声のような音がした。
空耳かもしれない。
ぼろアパートのエントランスにひっそりととけ込みながら、怖いと叫んでいた少年の言葉を思い出して*目を閉じた*。
死はどこにでもある。怖いのは何だろう。]
あ、ありがとうございます、先輩っ!
[歳に似あう笑顔。
ちらと白い仔犬の方を見て、はぐれちゃわないかなぁとちょっと心配になりつつ。
アリシアを、誘いに乗ってくれるならメディクスも共に、馴染みのバーへと先導する。
もちろん、クリスにもついてきてもらう気満々。]
―→Bar"Blue Moon"―
ま、せいぜい気ぃ付けな。
もっとも、どう気を付けりゃいいのかまではわからんがね。
[からりと笑いながら、サイドカーを飲み干す。]
[あ、と声を上げてポケットの集音機を取り出す]
……やっちゃった。あはは……
こりゃ、怒られる……。
[どこまでもどこまでもついていなかった。]
[ぶんぶんと振られる手に若いっていいわと思ったか思わなかったか]
あら、ご馳走期待してるわ
・・・役所のおじさん、の
[あは、と笑って肩をすくめて見せる。
役所のおじさんで想像したのは中年のちょび髭姿]
それじゃ、またね
[キャラメルをほおばる姿に手を振ると少し和んだ気分で
中心街の雑踏へ]
ま、従ってもいいんだろうけどね。
検査結果が出る前に乗り換えりゃいいんだから。
[けらけら。耳障りな哂い声。]
…気休めにでも、使っとく?
[鎖を外して手首に巻くと、ケースの蓋を開ける。
中に入っている透明なアンプル。]
アイツが使え、って言ってたんだけどさ…結局使わず終いでな。
…期限切れてっかもしんないから気休めにしかならねーけど…ま、お守りさね。
[一本をひょいとヴァレリーに手渡して。]
―Bar"Blue Moon"―
すんません姐御ー!ちいっとばっかし…!
[捕物帳があって、とくすり笑いながら続ける。
それからカウンターにちょこんと座って、いつも通りマスターに一杯頼む。例の合成酒を。
それから一緒にきてくれた皆や、店にいた面々と世間話でもしたり、話を聞いたり。
いつもよりは、「聞く」方に重きを*おいて。*]
お守り、ねぇ。
まあ貰っとくか。ありがとね。
[アンプルを受け取り、懐にぽい。]
偽薬の可能性も、まあなくはないけど。
別にそれでも害はないから、いっか。
[へらりと笑う。]
[そんなこんなで落胆していたが、誘われたし、何か情報つかめるかもしれないし、と、皆のあとからBarへと向かった。]
─→Bar"Blue Moon"─
あー、やっぱ酒回るわ。
ちぃと黙ってる。なんか口走っても拙いしな。
[直後、ぱったりと声が*聞こえなくなった。*]
─Bar"Blue Moon"─
マスター……プッシーキャット、サンドウィッチ。
[ノンアルコールカクテルと、食べ物を頼み、ため息をつきながら席に。]
[入ってきた馴染みの少年の、胸元にちらりと見覚えのあるものが覗いた気がして。
見間違いでなければ、今手首に巻きつけた二本の鎖と同じ。
…違うのは、自分は一人で二本を持っていること。]
...Until Death do us Part.
[絆を指し示す言葉は、既に自分には意味を成さぬもの。]
お疲れ、公務員さん。
[カウンターに肘をついたまま、旧知の仲の彼に声をかけ。
多少頭痛は治まりかけてきていた。]
大変さなぁ…こんなときばっか忙しくて。
うぅ……ダンテー……
おデコすりむいて、ターゲット逃がした……
[額をすりすり、ちょっと落ち込み気味。]
大変だよ、ホント。
忙しくってねぇ。
― 街中 ―
[少し走った後、後ろを振り向く。どうやらリュミエールは追ってこないようだ]
……しっかし、婦女暴行嫌疑まで追加されたか。やれやれ。
『大丈夫なのです。未遂なのです、マスター』
いや、そもそも未遂でもないからな。何を見てたんだ、ミカたん。
[じと目を送るミカたんに肩をすくめた後、真剣な表情になる]
……生きたまま感染者がわかる、か。そうなりゃ、捕まえるのも簡単なんだろうか。いや、簡単ってこたあねえよな。
―Bar"Blue Moon"―
…………はぁ。
[ケビンやメディクスのことが気になって、ここに来ることにはしたのだが、なかなか個人と離れて話をする機会がないことに気づいて、少し溜息をもらす]
あ………。
[するとリュミエールが疲れたような風情で入ってきて、更にその傍へ昨日リーンと話をしていた男性が近づくのが見えて、なんとなく様子を見てみる]
…相変わらず、ドジっ子?
[喉の奥だけでククっと笑い。]
ところでどうよ?…正直…見つかりそう?
[検査結果に信憑性があるのかどうか。]
こうやって検診やっても…今の流行速度じゃ間に合わないんじゃね?
たとえ、調べた時ぁ平気でも…
[一度言葉を切って、声を潜めた。]
アイツん時も、検診はちゃんと受けてたはずだが。
うるさいなあ……へっ、どうせ変なとこでどじするドジっ子ですよ。
[ダンテをにらみつける。]
多少は……見つかるんじゃない?
そりゃあほぼ無駄だって、わかってるんだけどもね。
しないよりかはましなんだよ。
仕方ないんだ、それぐらいしか対策ができないし、発見のしようがないんだよ、『Masquerade』はね。
わかるだろ?
[小声で]
ああ、検診をちゃんと受けていた。
それでも感染する前だったから、わからなかった……。
でもな、ほかにどうしようもないだろ?
…まぁ、な……。
[しゃらり。手の中で細い鎖が絡み合う。]
探そうが、阻もうが…か。
…取り返しのつかねぇもんが、多すぎる。
[どんなに精巧に作ろうと、鋼の腕は硬く冷たい。
失ったものは、それだけではなくて。
既に氷の溶けきったグラスを口へと運んだ。]
…俺はどうやっても、アッチにゃいけねぇしな。
……………。
[二人の会話を耳にする。定期検診では間に合わない現実。迅速に調べることが出来る技術が求められていることを再認識する]
リュミエールさん…それぐらいしか、未だ対策がないのですか?
[失礼とは思いつつ、現状を確認したい気持ちで会話に割り込む]
取り返しがつかないもの……か
[すでに同僚もたくさんいなくなっている。
そしてダンテの『ジャヌス』も。
ぐいっと、手に持ったグラスを飲み干す。
そして、アリシアに声をかけられ。]
聞いてたの。
それぐらいしかないんだよ、対策はね。
研究所で研究しても、研究員が食われて……って感じでね。全く研究は進んでないともいえるんだ。
[周囲に気を配りながら、アパートの近くまで辿り着いた]
きっとあいつらに見張られてるよな。
『犯人は現場に戻るなのです、マスター』
それって違う気がするが。
[アパート付近、近所の主婦の会話が耳に届く。足を止めて耳を傾ける]
「発砲事件が2件も。すぐそこのアパートでですって、やあねえ。」
「でも奥様、事件の起こったのって、あの騒音部屋なんですってよ。」
「あら、これで静かになるかしらね、おほほほ。」
ふうん……何だろな、2件目って。
[アパートを見張っている黒服に気づくと、そ知らぬ顔で前を通り過ぎた]
…何、いつの間にこんな美少女と仲良くなってんだ。
お前ぃさんらしくない。
[意外そうな顔でリュミを問いただす。]
ま、そうさな…
感染検体ったってそう長くは持たないんだろ?
罹患状態じゃないと、実態掴めねぇ…雲みたいなもんだって話だし。
それに、自覚症状が出る頃にゃ遅いんだ…。
ミイラ取りがミイラになりまくり…さな。
…………。
[『研究所で研究しても、研究員が食われて』―それは自分が体験していること。だから、研究内容は信頼のおけるひとにしか話さなかった]
あからさまに、ここで研究してますって研究所はあまり意味がありませんね。襲って下さいって言ってるもの。このウィルスは意志を持っているから。
[職業を隠していたことを謝られれば]
いいえ。
驚きましたけど。
じゃあ、ジャンクスさんを追いかけていったのは――。
あの、ジャンクスさん、何かしたのですか?
あ、いやまあ、ちょっとね。
[困った時は笑って誤魔化そう。]
感染検体から、研究員へ、その研究員はデータを壊し、そして他者へ感染。
それの繰り返しと……
[アリシアへと頷きながら]
そう、大きな研究所だからね、襲われるのもしばしばさ。
設備は整っていても、あれじゃあ意味がない。
[ジャンクスのことを尋ねられれば]
えーとだね……まあ証拠はまだ見つかってはいないものの……
いろいろあってね。
ジャンクスとも知り合いだったんだ。
意志を…か。
[忘れようとしても、薄れぬ記憶。]
生きて動いていても、中身は既に別人。
…だったら、追い出されたあいつは、何処いっちまったんだろうな。
[マスターに、何か飲めそうなものをと頼むと、目の前に置かれたのは苺ミルク。
複雑そうな表情で、中のつぶつぶジャムをつぶした。]
[銀髪の男性の言葉に]
そうですね。
血液とかのレベルで調べていてはと思います。
ウィルスそのものの構造を素粒子レベルまで解析し、それと照合する形で調べるとかしないと。
リュミエールさん、この方は?
[アリシアにダンテのことを聞かれれば]
ああ、紹介しておこうか。
こいつはダンテ。まあ僕の古い知り合いでね。
[軽く名前と自身との関係のみを答えておく。]
はい。
ジャンクスさん、わたしはそんな悪いことするような人には見えないんですけど―。
初めてお会いしたときも、とても親切で優しい方でしたし。
― 噴水のある広場 ―
[なぜかくしゃみを一つ。噴水の脇に腰かけて、片端からキーワードを探している。傍から見ると変な光景だろうが、特に注意を向けてくる者もいない。データベースに格納された語を、ファイルのパスワードチェッカーに片端から叩き込んでいく。ミカたんが。]
『むむ、ミカたんだけ働いているなのです、マスター』
これはミカたんにしかできない仕事だからな。機械はニンゲンよりも優れているんだろ?
『何か騙されてる気がするなのです、マスター』
気のせいだ。それよりどうだ?手ごたえはあったか?
『全然ないなのです、マスター』
[投入する単語をちらりと見る。すでにミカたんの趣味に走っているようだ]
[悪いことするような人にはという言葉には]
人は見た目によらずって言うだろう?
まあ、大悪党では無いんだけどもね。
野放しにはできない存在ではあるんだけど。
『パスワードが不正なのです、マスター』
『パスワードが不正なのです、マスター』
『……パスワードが不正なのです、マスター』
『パスワードが不正なのです、マスター』
……はいはい。ん?
[眠気を誘う一定のリズムの中、ふと通常では気づかない程度のタイムラグ。パスワードをチェックする上で、故意にマッチング時に遅延処理を入れて、近い単語には反応がわかるようにしている]
ストップ。今のパスワードって何入れた?
『amaloliなのです、マスター』
ああ、悪い、そのひとつ前だ。
[何だその単語?と首を傾げつつ]
『mikatanなのです、マスター』
[一度頭を抱えると、真剣な顔で送信者のガイルのことを思い出す]
ああ、そういやあいつ、ミカのこと知ってたよな。以前、ガイルの作ったパスワード……まさか。
『どうしたなのです、顔色が悪いなのです、マスター?』
いや、思い当たる節があるんだが……ちょっと、な。
[少しの間迷うような表情をした後、ミカたんに向き直り、咳払いを一つした後、視線を上空に向けて]
ミカ、愛してる。
『パスワード確認。ロック解除するなのです、マスター』
[突然ミカたんの目に流れる文字と数値。解凍処理が行われ、やがて一枚の地図が表示されるのを見るだろう。噴水のすぐ近く、誰かに見られていたなら怪しい人として認識*されそうだが*]
/なか/
思ったより他人と絡めないキャラになったな。
前夜祭のメンバーほとんど知らないのがきつい?
ってこともないよな。アリシアさんとかしっかりしてるし。
見た目によらない…ですか?
そうなのかな。
でも、わたし、見た目で判断したつもりないんだけどな―。
そうですか…野放しにしてあげられないんですか。
[ちょっと気持ちが沈んだ]
[少し落ち込んだような様子に]
まあ、人格的には悪い奴じゃないのかもしれないけど……
[ちょっとフォローを入れ]
やってることに少々問題ありなんだ……うちの名誉のためにも見逃せないというか。
……っくし
[フォローを入れられたことに気づき]
あ…ごめんなさい。
リュミエールさんにも事情があるんですよね。
なんだかジャンクスさん、ケビンくんとも、そんな感じで、結構楽しんでいるのかもしれませんね。
[気を取り直して微笑んだが、リュミエールのくしゃみを聞いて、またちょっと彼の身体が心配に*なった*]
― 停車場 ―
[噴水で見た地図の場所へと向かうべく、トラムへと乗り込む]
『そこまで行けば何とかなるなのです、マスター?』
だと思いてえな。まったく、まどろっこしいことしやがって。
[ミカたんを連れて、向かう先は*森に囲まれた宮殿*]
― →宮殿 ―
−宮殿−
[森に囲まれた静かな空間。小路を抜けて突き当たりにある扉の前、手を当ててぐっと力を入れる。開いた隙間から宮殿の中へと足を踏み入れる]
『誰かいるなのです、マスター』
[出迎えたのは闇色の猫と、物静かな女性。何から話せばいいか迷いながら、*自己紹介などを*]
[他愛のない会話に、くすくすと笑みを漏らしながら、様子を眺めていた。
その間に、アリシアが通りすがった人に声をかけている。
この前ダンテさんと一緒にいた女性の方だっただろうか?と思っていたら、ケビンは『リュミ兄ちゃん』と呼んでいる]
『この前の方のお兄さんでしょうか?』
[同一人物とは気がつかないまま、様子を眺めていた]
[程なくして"Blue Moon"に行く事で話がまとまっていた。ケビンが腕を引っ張られるように、一緒についていく。
そのまま"Blue Moon"で酒を飲みながら、いつものようにあたりをにこにこと*眺めていた*]
[腕を引っ張られながら、にこにこと微笑んでいる]
…なんか幸せですねえ…
私には家族はいませんけど、弟がいたらこんな感じなんでしょうか。
…この幸せを、守りたいですねえ…
/*
いろいろご迷惑をおかけしてます…
それにしても、人数多い多弁村だと、誰がどこにいるか把握できませんorz
RP村は執事国の枯渇少人数村メインだから、慣れてないんでしょうね、きっと。難しいです。
そういえば、>>240…カーラさんだ。
もしかして、ジャンクスさん=カーラさんでしょうか?エピで聞いてみましょうか。
*/
/*
整理。
アリシア/湖で会った可愛い子。(占い師/病を発見し、戦うつもり)両親の死についてもう少し聞きたいな。出来れば無意識に傷つけたい。
ケビン/共有/病を憎んでいる?会うのが怖いけど気になる。何故自分がわかったのか聞きたい。
ジャンクス/好奇心の人。こちらには聞くけど向こうの答えが聞けないので聞いてみたい。場合によってはアリシアを介して敵対しても面白いかな。
クリス/人畜無害に見える神父。ケビンのこと気にしてた。何故、この時代に神を信じるのか聞いてみたい。
ダンテ/ジャヌス。恐らく私の顔に覚えがある。
私が彼女で無いことを理解していて、彼女にしか興味がないようだから別にどうでも良い。とは言いながら中の人的につついてみたい。とっかかりが難しいな。
―― 路地裏 ――
[先日運び込まれてた少年が撥ねられた辺りに
何かあるかもしれないと思い付いて来たものの、
既に捜査をされた後で何も見つからなかった。
足はそのままスクラップ置き場へ]
いつ来ても色々あるわね。
[廃棄物を見上げてポツリ
せっかくだから何かないかしらとうろうろしはじめた]
自転車、とかあるといいなあ
[それも新しめのやつ…
やや虫のいいことを考えながら]
/*
ケビン先輩、とか言ってると『こおろぎ何匹捕まえました?』とか聴きたくなるあたし自重wwww
『つか、先輩のやり方もう古いんスよ。』
とか何とか(笑)
―― 街外れ・自宅の自室 ――
[作業を始めてから数時間が経っていた]
…………ん、終わった。
[解読した『Masquerade』の解析データを小型量子コンピュータにプログラミングし終えると、リアンを抱っこし話しかける]
今日ね、実際に試してみようと思っているの。
この解析プログラムの有効性。
本当に1日あれば調べられるかどうかを。
[両親の研究には絶対の信頼を置いてはいるが机上の空論である可能性もなくはない。気付かない不具合が出てくるかもしれない]
問題は誰にしようかということなんだよね…。
[頭の中に浮かぶのは、この数日に知り合ったり再会した人達]
感染を疑ってるってわけじゃないんだけど。
[誰もいないのに言い訳をして考える]
………………。
[コンピューターには通常の5倍はあるプロテクトを施し、操作は全て暗号でしか出来ないようになっている(元々操作方法は難解なのだが]
─自宅─
……!!
[夢を見た。
真っ白な世界の夢。
いやなことの起こる前触れ。
そんな夢を見たからか、冷汗を掻いている。]
……顔、洗ってこよう。
[夢は所詮夢。
何も起こるはずがない、何もあるわけがない。
そう思いつつも、ほんの少し不安になった。]
―回想・Bar"Blue Moon"―
[ごたごたあったんだろ?とヴァレリアに迎えられれば、にたっとしながら一緒に飲みに入る。
実は騒動を見届けたかった、とも思ってはいたのだけれど。
多忙さを嘆く常連たち、顔見知りたちに、うんうんと同情して頷いていたところ。
組織に入ってから聞かされ続けた合言葉。
それがふと聞こえた気がして。
ふわり、と声の方を向く。]
…なんだ、おっさんだよな。気のせい………え?
[ひとりごちたところで目に入る、ダンテの手首に巻きつけられた鎖。
その形状は、まさに自分の持っているそれ。
組織に入ってそれほど久しくない少年は、ダンテがかつての同胞だったことを知らなかった。無論ジャヌスのことも。]
[カラン、カラン
フライパンやら鍋を持ち上げては放り投げて何かないかと覗き込む]
なんか面白いものないかなあ
んっ!これはー!
[見つけたのは旧式のエアボード]
使えるかなあ。
[瓦礫の山から取り出したそれをしげしげと眺める。
見たところ汚れはあるが壊れている感じはしない]
いいもん見っけ!
[とりあえず持ち帰ることにしたらしい]
―病院―
『うん。変なおじさんに運んでくれって頼まれただけ。お駄賃よかったからつい引き受けちゃったけど、こんな危ない仕事とは思わなかったよ』
[病院で、入院中の子供から話を聞いている]
ところで、そのおじさんの顔って覚えてますか?
『えーっと、サングラスかけてて顔はよくわからなかった。身長は普通ぐらいで、髪の色も帽子に隠れててよくわからなかったし…』
そうですか…
[結局子供に話を聞いても、たいした事はわからずに、病室を出ることになる]
…なん、で?
[ダンテに問うべきか、問わざるべきか。
…今は人が多すぎる。自分から問いを掛けるのは控えた。
それからしばらく、彼やリュミエールらが、検診やウイルスについて話しだすのを、じっと聞き続けた。
アリシア…研究に携わっていた先輩…のひとつの言葉に]
…意志。
[想いを呑み込んだまま、静かに頷いた。]
[そう、意志を持つモノ。意志を持って人の尊厳を奪うモノ。
意志があるモノ、つまり天災ではないモノ。故に神ではない人の子にも、それを滅ぼす権利のあるモノ。
そして…滅ぼさなければならないモノ。
そう、あの男――“夕蛍”の異名を持つ男に教えられた。
その理念のもとに、組織の構成員であるケビンは動いていた。
けれど、一番に彼を突き動かすのは、私怨。]
[名誉のためにもジャンは見逃せない、とリュミの口から言葉が出てくれば、やっぱりうんうんと同意。
と頷いた後で、「名誉」の意味が違ったなぁと苦笑い。しかも、いまいち苦手なお役人のリュミに同調したことがさらにおかしく思えて、さらにえへへ、と。
しばらくすれば、バーを去る者もぼちぼちと。いつものように、またな、と見送る。
アリシアには、二人きりで話がしたいから、だから明日もここに来てほしい、とお願いを耳打ちした。
そしてクリス…“バディ”には、どうか気を付けて、と。]
―回想・了―
ふぅ……。
[冷水での洗面は気が引き締まる。
自分の中での切り替えができる。]
たまたま、いやなことがあるときに、あの夢を見るだけで。
あの夢の見たからだと思い込むから些細なことまでがあの夢のせいに思えて来るだけだ。
関係はない。
よし。
[今日はあの薬について、何かいい話を聞けるかも知れない。
聞くことができなくとも、いい情報が出そうだから、という言い訳で、面倒な検診の仕事はシーザが全部一人でやってくれる。
悪い日であるはずがない。
そう思いながら、家を出た。]
― 回想・中心街 ―
指切りげ〜んまんっ♪
うーそ、ついたらダメですよーっ♪
[へんてこなメロディーを口ずさみながら、お姉さんとソフトクリームの約束を交わす。
またね、と去って行く姿にぶんぶか大きく手を振った。]
またね〜っ!!!
[口の中に転がるチェリーが香る。]
結局大した情報は手に入りませんでしたねえ。
[小さくつぶやいて、頭を振る。
昨日、"Blue Moon"で声をかけてきた、公安の職員という男性。子供について話を聞きたいというので、翌日に会うという約束をした。
懐から小さな懐中時計を出して、時間を確認。そろそろ約束の時間だ]
えーと、街はずれのカフェでしたよねえ。
[そそくさと場所を移動する]
― 病院→待ち合わせ場所のカフェ ―
―現在・Bar"Blue Moon"―
……う。
[カウンターに突っ伏して眠り続けていたらしい。]
不用心すぎるっての…っ。
[それで審問官が務まるかっ、と内心で喝。
自分の身に異変がないかどうか、服をぱたぱたはたいたりしながら確かめる。何事もなかったらしく安堵。
そしてそのまま、安酒の続きをぐいっと。
時間が経ってて、余計に不味かった。]
いい天気だ……。
うん、いいことがありそうだ。
[ポジティブに、ポジティブに。
前向きに考えるのは大切なことだと小さいころから教わってきた。]
そろそろ時間だ。急ごう。
[待ち合わせ場所に遅れぬよう、早足でカフェへと向かった]
─自宅前→待ち合わせ場所のカフェ─
―待ち合わせ場所のカフェ―
[ドアを開けると、普通のカフェらしく一瞬戸惑う。
約束された隅の席で、しばらく待つことにした]
─待ち合わせ場所のカフェ─
さてと……
[ドアを開き、隅の席に目を向ける。
その席には一人の男の後ろ姿。
迷うことなく、その席へと足を向ける。]
えっと……神父の、クリストファーさんですよね。
すいません、待たせてしまいましたか?
[確認のためにそう訊ねる。]
─中心街・高層ビル─
[複合商業タワーは、この街の華やかな面の象徴。
その足元に広がるスラム街との対照も、この街らしい光景で。
リハビリの一環としてジムで汗を流した後、久しぶりに最上階へのエレベーターに足を向けた。
展望室からの眺めが好きだと、良く付き合わされた覚えがある。]
[街を挟んで立つ二つの巨木。
湖の傍らに立つ宇宙樹は、地を空へと繋ぐ世界の象徴だと呼ばれた。
それに似せて作られた、鋼の巨木は共同霊廟。
天へと梢を広げた人工の木は、魂と祈りとを空へと繋ぎ送るのだろうか。]
…今は、何処に居るんだろうな。
[届くはずの無い、呟き。
鋼鉄の左手首に巻いた鎖が、かすかな音を立てた。]
[あまり時間がたたないうちに、声をかけられる。そちらを向くと、長髪の男性が立っていた]
は、はい。クリストファーです。リュミエールさん、でしたよね。
[軽く会釈をして、席をすすめる]
いえいえ、私もさっき来たばかりですよ。
…お話があるとの事でしたよね。
[にこりと笑顔を向ける。ただ、目だけは真剣なまなざしになっていた]
―― 自宅 ――
[往来で拾い物をいじるのも気が引けて自宅へ持ってきた。
綺麗に拭いてみるとまだまだいけそうな見た目に内心にんまり]
問題は、使えるかよねえ
[ハンドルに付いているスイッチを入れると、
ボードの下と後ろから空気が埃と一緒に吹き出す
試しに乗って足で床を蹴ると僅かながら前へ進む]
いい感じ〜!
スタンドで圧縮ガスを詰めてもらえば動くかもっ!
[浮かれながらエアボードを手に家を出た]
― 自宅→中心街 ―
魂とか、死後の世界とか、そういうの信じてる訳じゃねぇけどさ…。
[くしゃりと右手で前髪を掻き、ガラス張りの展望窓に背を向ける。
足元に伸びる影は、長い。]
………メディクスくん、心配だな……。
[昨日の少年の様子を思い浮かべる。怖いと言っていた彼に、孤独だと言っていた彼に、自身の研究のことを話そうと思った。一人ではないのだと伝えたいと思った]
それに、ケビンくんも明らかにおかしかった。
他のひとには悟られないようにしていたみたいだけど―。
[『二人きりで話したいことがある』、あの時、帰り際にそう耳打ちしてきたときに見た彼の真剣な目は一瞬誰だろうかと見紛う程大人びて見えて言葉に出来ないような胸騒ぎがしている]
行かなきゃ、あのお店に。
リュミエールさんとも約束してるし。
[話が聞きたいから会いたいと言われた時、『Masquerade』についての話に割り込んでしまったのは迂闊だったのかもしれないと少し後悔したが、それでも会って話すことは大切だと感じている]
[今日、向かうべき場所は決まっていた]
――自宅→Bar"Blue Moon"――
ええ、公安のリュミエールです。よろしく。
[微笑んで挨拶をし、席に着く]
さっそく本題に……と言いたいところなのですが。
[ちらとメニューに目をやり]
せっかくのカフェなので、ちょっと注文……いいですか?
[手を振って別れたら楽器の手入れを始める。]
……また、ひとりー。
別に寂しくなんかないけどねーっ。
[誰かに話しかけるかのように割と大きな声で話している。]
…………。
[空をぼうっと見上げる。]
パパ……ママ………。
元気かなぁ……。
ねぇ、月ってキレイ?
うさぎさんのお餅、おいしい?
[楽器のケースを閉める音がパチンと響いた。
とりあえず、眠くなったのでそのまま寝袋を広げてみた。]
― 回想終了 ―
…打ち明けなきゃ。
[秘密を抱き続けることは、後ろめたくこそあれ、耐えがたいことではない。
それに、「あの」秘密には、敵となるモノに知られれば厄介事になるというおまけがついている。
それでも先輩に打ち明けようと思ったのは、
それが大好きな先輩に対する誠意だと感じたから。
と、ドアベルの鳴る音がしただろうか。くるりと扉の方を向く。]
えーっと……じゃあ
[店員を呼び、ケーキと紅茶を注文する。
人前だから控え目に、控え目に。
レアチーズケーキと、イチゴのショート、モンブランを注文した。]
では、本題なのですが……
あの少年のことなんですけど、何か薬について、詳しいこと聞けませんでしたか?
― 中央街隅っこ ―
[アパートに帰ってもまた銃撃されるだけなので、路上で寝たものの寝心地が最悪であったので、かなり早く目が覚めてしまった。]
うー……今日は静かだなー……。
あれー、いつの間に外にー??
[昨日のことを思い出す。
そういえば、あの人たちは何故自分の家に来たのだっけ。]
……ポワンくん、そういえば探してない…。
[ボソボソと話しながら、眠い頭を振るう。
カバンの中をゴソゴソと探ると1冊の古いノートに手が当たった。]
―― Bar"Blue Moon" ――
こ、こんにちわ……。
[仔犬を胸におどおどしながら顔を出す。やはり、こういう場所は自分には激しく場違いなのだと思う]
ごめんね、遅くなっちゃったかな?
[先に来ていたらしいケビンを見つけて謝罪する]
お酒……飲んでたの??
………、パパ………。
[眠いけれど、日記のページを捲っていく。
ページの端は赤黒く染まっており、時々読めない文字がある。
それに躊躇うことは、もうなく日に焼けた黄色のノートに見入る。]
……………。
難しいこと、良く分からないや。
[はっきり覚えている。
広がる赤。
泣き叫ぶ声。
頭を撫でる優しい大きな手。
失われる光。
闇の中にある孤独。]
[ドアをくぐったのは、アリシアだった。彼女のもとに駆け寄る。]
先輩っ!こんにちはーっす!
…ありがとうございます、その、またわざわざ、来て、くださって。
[全然遅くなんてないですから!と、謝るアリシアにぶんぶん首を横に振る。
一瞬、白い仔犬と目が合って、思わずきゅんとしたところで。]
……あ、はは、すいません。
[ひとつ汗を垂らしながら、未成年の飲酒を認めた。]
[ケーキを3つも注文するリュミエールに少し驚きつつ、自分も珈琲を注文する]
そうですね…
さっき聞いてきましたけど、彼は薬の中身については、何も知らないようです。見知らぬ男に頼まれた、と言ってました。
[そして、聞いてきた男の特徴を伝える]
まあ。完全に身元がバレないようにしているって事ですね。それに届け先のことも聞いておきましたけど、これも街角に立っている男に渡せ、とだけでしたね。かなり用意周到な感じでしょうか。
…大した情報になりませんでしたね。申し訳ありません。
[それから己の声しか聞こえない。
誰か、誰か、誰か。
声を聞かせて、1人は嫌。]
あへへ、音楽聞いたら大丈夫かなぁー。
一応持ってきたはずだけどなー。
[大きなヘッドフォンをかぶり、大音量で音楽を流し始める。
ヘッドフォンから漏れる音で、何の曲なのかはっきりと分かるぐらいの大音量である。
手に持っていた日記をしまい、寝袋をたたみ始めた。]
今日はどうしよっかなー。
学校行く気はないし。
………どっか遊びに行こうかな。
[カバンと楽器を背負って、移動を始める。]
…なぁ、お前も其処に居るのか?
[思考の片隅を侵す、無数のざわめきの向こうへと問う。
答えなど、期待していないけれど。]
…………。
[やはり胸騒ぎは消えない。ケビンの態度の不自然さは不安を増幅させる]
うん、お酒は控えるようにね?
[明るく振る舞おうとしているのが目に見えて分かるので、いつものようには言えなかった]
[日記を手にとったせいか。
父の言葉が鮮明に蘇ってくる。
それは、『Masquerade』のワクチンに関する記憶。
父には親友がいた。
その夫婦は『Masquerade』の研究をしていた。
父は家族を守るため、仕事の片手間でワクチンの研究を独自にしていたのだ。]
<ミリア……。
こんなパパを許してくれるかい?
お前を助けることができるワクチンを作ることはできなかったんだ。
それどころか、お前の遺伝子を使ったせいか、お前だけが助かることのないワクチンを作ってしまった。>
"だったら、あたちはパパをまもるよー?"
[父の腕の中で。
けれど、そのワクチンの材料は。
というよりも、そのワクチンは己の血液。
父は娘をワクチンとして完成させた。]
ふむ……
[メモ用紙を取り出し、そこにつらつらと書き留めていく。
携帯端末には記録をしない。漏洩しないように。]
いえ、情報提供感謝いたします。
何分証拠が少ないもので……
[これだけ分かれば、調査が多少しやすくなる。
また、あの姿かなあとかほんの少し顔をしかめたかもしれない。]
…うー、分かってます分かってますっ。アルコールは控えますぅ。
[仇を討つと決めたことがきっかけで飲み続けている、体に悪いあの合成酒を控えることはできそうにないけれど。]
……それで、その。
二人きりでの、お話、なんです。
[小声で告げ、店の奥側、壁際のテーブルへと手招き。]
[ゆっくりと降りていく、シースルーのエレベーター。
人々の噂話はオカルト的なものも多く。
『Masquerade』
件の病で死にゆくものは、既に故人となった別人の言葉を語るとも。
死ではなく同化。人の身体を捨てる進化なのだと、そう言い残した者すら居る。
広大なる意志とひとつになるのだと。]
―― 街外れ ――
[スタンドで動力源の圧縮ガスを詰めてもらってスイッチを入れるとボードがしっかりと浮いた]
やった!
[嬉しくて暫し走り回るうちに、ケーキが美味しいと同僚が噂していたカフェを見つける]
[立ち寄るつもりで店の入り口を開けると、奥の方にクリストファーと向かい合う長髪の男]
あ、えっと
[長髪の男が公安の役人であることに気付けば何が話されているかは何となく予想ができて、そこから先に近づくのを躊躇って外に出た]
(神父様と公安の人…何話してたんだろう
私も呑気にしてられないわ。出来ることがあるはずだもの)
― 街外れ→ ―
…馬鹿馬鹿しい。
[建物を出て、見上げる日光に眩暈がした。
耳鳴りを伴う頭痛と共に、つい嵌り込む思考も振り払って。
愛車にキーを挿し、起動。]
けれど、あたしはワクチンなんか使うつもりないなー。
だって、別に『Masquerade』が流行ったって構わないもん。
皆、月へと誘われるだけ。
あたしは、あたし自身を救うことができない。
パパ……なんで、あたしを置いていったの?
[ワクチンを開発したことを嗅ぎ付けたどこかの組織。
そいつらが父のことを殺した。
母も殺した。
自身は殺されることはなかった。
潰された頭。
否――――。]
あたしがパパとママの顔を潰した。
[はっきりと思い出した。
ヘッドフォンの音楽は短調。
フーガ形式で、悲しいメロディーが繰り返されている。]
/*
というか、狂信研究者の目的って、
>人の身体を捨てる進化
まさにこれなんじゃないかなぁと思うんですよね…。
実際、中の人が考えてた設定も「病の身を捨てて永遠の生を手に入れるため」だったとか、どうでもいいメイキング。(ママン難病設定はその名残)
真相は、終わってからのお楽しみ、なのです!(わくわく
…………うん。
[誘導されるがままに壁際のテーブルに腰掛ける]
妙にじれったいなぁ。
一体何なの?
[自身の中の懸念を打ち払うように故意に冗談めかして聞いてみた]
いえいえ。もう少し何かわかればよかったんですけどね。
[顔をしかめたリュミエールを疑問に思いつつ、軽く頭を下げた。首に下げた十字架がふわりと揺れて、服の隙間から外に見えた。あしらわれた赤い石は、リュミエールにも見えただろうか]
ところで、薬の内容はご存知ですよね…
もし、あの薬が出回ることになれば、"Masquerade"が広まることになるでしょうね…
それだけは、絶対に避けたいです…
[歯を食いしばって、下を向く。程なくして、顔を上げた。顔にはいつもの笑みが浮かんでいる]
何かまた情報が入れば、ご連絡しますね。
うふふ…
いる、かもしれない
って言ったらアナタはどうするの?
[その声は今の宿主のものとは少し、違ったかもしれない]
[アリシアを誘導した後、向かい合うように席に着く。話そう、と、大きく息を吸い。]
…先輩は、俺に大事な秘密を打ち明けてくれました。
あの病の、研究に関わっていたことを。
だから、俺も先輩に打ち明けなきゃいけない。
[続ける言葉は、彼らしからぬ重い響きで。]
…『異端審問官』。ご存じですか?
俺…わたしは、その構成員になったんです。
[頭を下げた神父の服の隙間から、赤い石のあしらわれた十字架が目に入る。
どこかでみたような……どこだったか。それはすぐには思い出せなかったが、神父の十字架はしっかりと記憶に記録された。]
ええ……あの薬は……
[『Masquerade』のワクチンを無効化してしまう薬。
何の目的なのかはわからなかったけれども、広まるのは阻止せねばならない。]
情報提供お願いします。
僕の連絡先はここですので。
[携帯端末のアドレスを描き記したメモを渡した。]
/*
しまったーっ!!
守護者の設定を間違ったわん。
ワクチンは効果があるやつがあるけど、偽者が広まってたり、効果を薄くする薬が出回っているのかー。
じゃあ、ちょっくら設定を変えるか。
血液がワクチンにしたけど、父親は娘を使って研究。
結果としてワクチンの完成を成功させるも、殺害される。
娘の遺伝子操作で作ったワクチンゆえ娘には効かない。
それから、ミリアの血液にも同じ効果がある、ってところかな、多分。
!!!
[耳を疑う。『異端審問官』、別名、自殺志願者。研究者と同じくらい、あの意思をもったウィルスに狙われる組織]
…………っ。
―――パシッ―――
[手を挙げていた。今まで誰にも暴力なんて振るったこと無かったのに無意識だった。目には涙が溢れている]
(ケビンくんには絶対、危険な方向には進んで欲しくないと思っていたのに……)
…………ばかっ。
[そのままそっと抱きしめして、そう告げる。もう足を踏み入れてしまったのなら、自分も告げなければならない。まだ打ち明けていないことを]
わたしも、ケビンくんに話さなきゃいけないね……。
[小さくそう囁いた]
…っ!?
[ビークルはスピンターンで急停止。
雑踏の中を振り返り、視線は姿を探す。]
居る訳…ねぇってのに。
[たとえ姿が見えたとしても、例のコールガールである可能性のほうがまだ高い。
小さな溜息。いつもの場所にビークルを停めて、いつもの店へ。]
わかりました。
[メモを受け取って、内容を確認する。取り急ぎ自分の端末に記録をし、メモは懐にしまう]
[珈琲を飲み干して、席を立つ]
また、何かありましたら連絡します。
[ふとテーブルを見ると、目の前のケーキがすべて食べられていたことに気がつき、目を丸くした]
それでは、失礼いたします。
[頭を下げて、そのまま外に出ていった]
―― 路地裏・Bar library ――
[病院に程近いBarの前でエアボードを降りる
もしかしたら病院の連中から何か聞けるかもと思ったのだ]
カラン
[入り口のドアが音を立てた。
ピアノの生演奏が静かに流れる店内を見回すが、
期待していた顔はなく落胆の表情を見せる]
アプリコット・フィズを
[バーテンダーに告げるとピアノ越しに店の入り口が見える席に座った]
ああ、そういやさぁ。
[不意に浮かび上がる、『声』。]
こっちはまだ決めてないんだよねぇ、誰喰うか。
アンタと喰う相手が被ったら、やっぱ拙い?
― Bar"Blue Moon" ―
[カランカランとドアベルの音が響く。
ドアを開けたまま、呆気に取られて硬直する男が一人。
家政婦じゃないけど、以下略。]
─Bar"Blue Moon"─
[いつものように扉を開け、ふらりと店に入ってくる。]
ふわ、ねむ………おおぅ。
[ちょうど、アリシアがケビンに平手打ちをした瞬間を目撃。]
痴話喧嘩?
こりゃ拙いもん見ちまったかねぇ。
[ふっと目を逸らし、いつもの席とは違う席に座る。
マスターからは不審そうな目で見られた。]
[神父が一瞬目を丸くしたのには気が付かず。
頭を下げて去っていく神父に、自分も一礼をし]
ご協力、ありがとうございました。
[そして自分もカフェを後にする。……会計で追加でケーキを買ってから。]
─カフェ→役所─
[のんびり、のんびり。
多少、寄り道もしながら立ち止まったのは、以前先輩に教えてもらったことばあるバーの前に立ち止まった。
青い月。
やっぱり、人は月に還りたいのかな。
そんなこを以前考えたことがあった。]
―→Bar"Blue Moon"
…ああ、ご存じだったんで……っ!?
[ぱしっ、とアリシアに叩かれる。
頬に、鈍い痛み。それは次第に鋭くなっていく。]
…せんぱ、い?
[彼女の、涙を湛えた眼。
そっと抱きしめられ、重々しげだった少年の表情は、元来のそれに変わり。]
……なんで、泣いてるんすか、先輩…。
別に、何も……。
[貰うように、少年の眼にも涙が小さく光る。
話さなきゃいけないとアリシアからも告げられれば、何も言わずにこてんと頷き、じっとその目を覗きこむ。]
[扉を開けて、中を確認することもなく。
ヘッドフォンもはずさずそのまま叫んだ。]
マスターッ!!!
[かなり真剣な様子で声をあげた。]
ミックスジュースくださいっ!!!
[いちご多めで、と注文した。]
そう、ねえ。
私はまだピンと来てないの
まだ起ききってないのかしら
たまに、違う記憶出てきたりしてるし…
先に決めて?
被らないようにするわ
すごく邪魔なのがいたらそれにするんだけどねぇ
そのほうがきっと美味しいし、愉しいのに
[つまらなそうなため息]
ちょ、ま………っ!
[席を立ち、メノミリアのところへ行く。]
声でかいでかい、静かにね。
あとミックスジュース………マスター、出来る?
[マスターに視線で確認を取る。出来るらしい、一応。]
出来るって。
でもま、ここはBarだからね。あんまり大声でミックスジュースなんて言わない方が………ぶっ。
[吹いた。]
そうかい。
おーけぃ、先に決める。
ま、よく会う相手の身体を喰っちまうのが一番楽かねぇ。
真似るのも楽だしさ。
つか、アンタの食に関する趣味は未だに理解出来んわ。
[溜息。]
…や、うん…邪魔し……
[踵を返そうとしたところに、突撃していく勢いの良い少女。]
ま、いっか…。
[その後ろからふらりと店内へ。
ノンアルコールで、カフェイン入ってなくて、甘すぎないの…とか、マスターに無理を言ってみたりとか。]
─役所─
[役所へと戻ってきて、すぐさま上司のデスクへと向かう]
神父から聞いた話によりますと、サングラスをかけていて、顔はよくわからず、背丈は標準的、帽子を深くかぶっていて、髪の色は分からず、だそうです。
[報告をつらつらと述べる]
あと……あんまり関係ない気がするんですが……。『赤い石をあしらった十字架』って何か、あったような気がするんですけど……思い出せなくって。
[ふと気になって聞いてみた。]
………あれだけ大声出してても、気付かないもんなんだねぇ。
[ちらちらとケビンとアリシアの動向を見ている。]
やっぱ痴話喧嘩?
立ち入らない方がよさげかね。
[注文したものが来て程なく病院の薬局の職員がやって来た。
それとなく例の薬の調査結果などを聞いてみるが
詳しく調べる前に持っていかれてしまったと聞くとがっくり]
『それよりさ、リーンちゃん異端審問官って知ってる?』
え?えぇ、聞いたことはありますよ?
[病院の職員にも異端審問官がいたことを聞けば興味津々]
[しかしそれ以上の情報がないと悟るともとの席へ戻った]
(異端審問官、かあ。昔はなりたかったなあ)
[カクテルを口に。
その為に空手を続けていたようなものだから]
[いつか会った女の人に声をかけられた。]
なーにぃー、おばさんー?!
なんで口パクなのぉーっ?!
[自分がヘッドフォンをつけていることで、相手の声が聞こえていないことに気付くのに数十秒。]
……はっ!
ごめん、おばさん、なんで笑ってるの?
[ふきだした相手に問いかける。]
おば…っ?!
おばさんじゃないからねおねーさんだからね?
[と言い聞かせようとしたところで、メノミリアがヘッドフォンを装着してる事に気付いた。]
それ、取りな。
声聞こえないだろ。
[笑った理由を説明する前に、ヘッドフォンを取るようジェスチャーで示した。]
わたしは………。
[ケビンに打ち明けようとした、その時、大きな声が聞こえてきて反射的に少年から離れて店内を見渡す]
わっ…いつのまに……。
[店内には結構ひとが集まってきていた]
[上司から赤い石をあしらった十字架を持つ異端審問官のことが語られる。
話を聞くうちに、そういえばダンテが……なんてことを思い出したり。]
では、僕は引き続き調査に……っと、それと
[確か、声変える薬、ありましたよねえ?と頼んで、変声薬の小瓶をもらい、役所を後にした。]
うーん??
[女の人が話をしても、自分の耳に聞こえるのはジャズの旋律。
目の前の人がヘッドフォンを取るようジェスチャーをしてくれて、やっとそのことに気が付いた。]
あわわあささわわわ!!
取るの忘れてたーっ!!
えっと、なんだっけー、おばさん。
[おねーさん、という言葉は聞こえていなかった。]
…異端審問官……
[混線する意識の向こうに、そんな言葉が聞こえて。
かつてはそうだった。
今も復帰を望まれている。
…けれど、アイツ以外の相方を受け入れる気にはならなかった。]
…みたい、よ?
『この身体』はね
[あはは、と笑う]
かわいそうにね、狩りたかったモノに乗っ取られるなんて
私の獲物はそういうヤツ。
此方を狩りたくてうずうずしてるのを食べて…
乗っ取るの
愉しいでしょう?
一石二鳥だし、ね?
[くす、くすくす]
…雰囲気良いのはいいけどさ、それ以上は…どっか個室でナ?
[若い二人にからかうような言葉をかけて。
青紫色のソーダのグラスを、ストローでかき回した。]
ごめんね、ケビンくん。
わたしの話はまた、今度にしてもらえるかな?
[弱々しく少年に微笑む]
それと……。
[打ってしまった頬に視線を送り]
ごめんなさい…痛かったよね。
[そう言って目を伏せた]
[アリシアの語る言葉を、ひとつ、ひとつ聞いていると。
彼女の目が、身が、ふっと離れて]
……先輩?
………って、わ、わ、わ!
[いつの間にか店内は混み始めていた。
しかもその中には、あのメノミリアまでいるときた。]
おばさん言うな。
[笑顔でメノミリアにデコピンを仕掛けた。]
まあそれはそれとして。
ミックスジュースは頼めるみたいだよ?
でもさ、此処は曲がりなりにもBarなんだし。もっとこうそれっぽいもの頼んでも…ぶっ。
すまんね、笑った理由はそれなんだ。
ああ、なるほど?
ま、抵抗してくるのを相手にするのは楽しいかもねぇ。
でも、美味いのかどうかはわからんなぁ。
そんなもんかい?
…あ、うん、はい。
その話は、また、いつか、どっか落ち着けるトコで。
[マスターがいることはきちんと踏まえていたので、ぺらぺらと大きな声では話していなかった…はず。
だから店にいる他の者には聞かれているはずはない、と考えて。]
…い、いえ、先輩が謝るコトなんて、ないっすから!
こ、こんくらい、ぜーんぜん痛いのうちに入りませんって!
[叩かれた頬を自分でつねる。痛い。]
…だから、その、先輩が気にする、コトなんて。
どうかな?
相手を征服するみたいで、嫌いじゃないわ。
でもあまり知らない相手だと此方も困るから、ね
その辺は考えてるつもりよ?
─中央通り─
[もらった小瓶をくるくると動かして観察中]
これ、本当に声高くなるんだろうか?
[瓶のラベルにはそう書いてはあるもののいささか不安が残る。]
試しに……飲んでみる?
[思い立ったが吉日、さっそく一錠飲んでみたり。]
ぎぃにゃぁっ!!!
いったぁーい……。
[お店の中は少し薄暗いか。
他にどんな客がいるか気づくほどの余裕はなかった。
それは、ミックスジュースに神経がいっていたこともあるのだが。]
バーって、ミックスジュースないのー??
変なのー。
それっぽいもの…、ってなんだろ。
うーん、マンゴージュースとか??
[高そうなジュースの名前を考えてみる。]
ココナッツジュースとか?
おばさん、そんなので笑うとか酷いやー。
そうかい。
ちゃんと考えてるなら、こっちは何も言わんよ。
んー、まだぼんやりとしか喰う相手決めてないんだよねぇ。
こっちも。
どうしたもんかねぇ。
/*
この調子だとケビンが真っ先に殺されそうな気がする。
…寄生された神父様を泣く泣く撃ち落とすシーン、やってみたいんだけどなぁ(ぇ
[一際大きく元気な声の主を見遣る]
あの子……どこかで……。
――あ。
[ひとつの記憶と繋がった。自分が幼かったころ。両親が生きていて、未だ『Masquerade』の研究にも手を出していなかった昔。いつも一緒に遊んでいた女の子]
メノちゃん?!
もしかして、あの、メノちゃんなの?
いや、聞いてみたら作ってはくれるみたいだけど。
大体の客は、アルコールの入ったメニューを頼むもんなんだよ。
…って。
おばさん言うな。
[デコピン二度目…に見せかけて寸止め。]
さぁて、ね。
知り合いの役人かもしれんし、んー。
Barで会った誰かを喰うかもしれん。
ま、とりあえず子分を喰うのは後回しということくらいしか決めてないねぇ。
[一錠口に含んで、コロコロと口の中で転がす。
酸味の強い錠剤。ケーキを食べ、甘味になれていた舌には一層強い酸味を感じただろうか。]
すっぱぁ……。
……わぉ。
[聞こえた声は普段より高めで。無理して高い声を出していた苦労はなんだったのだろうと思えた。]
最初から、支給していてもらいたかったね……
[無邪気にジュースの名前を挙げていく声。
学校の後輩…というより、ストリートの後輩の声だった。]
……ジュースが欲しいんだったら、なんでもいいからオレンジ割りーっ!って頼めばいいんだぜ、ミリア?
[それとなく、声に出してみる。
メノミリアとアリシアの親同士の仲が良かったことは、彼女らの口から既に聞いていただろうか。]
ま、呑めない奴も呑まない奴も多いしな?
[ホントは呑みたいらしく、マスターに頷きつつ苦笑い。]
早いとこ、ちゃんと呑めるようになりてぇな…。
[たまにみた顔が来れば近づいてはそれとなく話題をふる
しかし病院で把握できることは予想していたより少ない]
『なんでそんなに気にしてるの?
公安だって動いてるんだし、あっちに任せればいいじゃない』
んー、ま、そうなんですけどね。
[見つけちゃったの私だし―
それは言わずに流す]
[これ以上、有用な情報はないかもしれない。
ため息をついて店を*後にした*]
[忍び笑いが聞こえたのか、傍らの女へとちらりと視線。]
[死が二人を分かつまで…と、繋ぐ鎖の絆すら、『Masquerade』の前には無力。
死をもって、絆を断ち切るのも掟。]
えーっと
何か誤解していませんか?
[不意に掛けられる声に戸惑い返事する]
確か、リュミエールさんのお友達のダンテさん…でしたよね?
む??
だって、未成年だもん、お酒なんて飲めないもんっ。
おばさんはお酒好きなのー??
って、むぎゃぁぁ!!
[またデコピンだ、と思っておでこをガードしようとする。
が、寸止めだった。
さっきやられたデコピンはまだ痛い。]
ひどーい、ようじょぎゃくたいだー。
[知っている言葉を並べるも何か間違っていた。
そんなことをしていると、名前を呼ばれた。]
はへ?……えーっと……?
[どうやら誰だか分かっていないらしい。
かわいい人だなーとは思った。]
あれー、先輩も来てたんですかー??
今日って、学校休みでしたっけ??
[思い出せないと言った風に首を捻った。]
ココナッツジュースのオレンジ割り?
[それはミックスジュースだと思われる。]
オレンジジュースで割る、かぁ。
なるほど。そりゃあ気付かなかった。
[ケビンの言葉を聞き、ぽんと手を打つ。]
大体の酒は、オレンジジュースで割れば飲みやすくなるからねぇ。
それより、これは効果どれぐらい……
[ラベルを見ると『効果時間は個人差があり、短くて10分、長くて4、5時間継続する』などと書いてある。]
……効果、ちゃんと切れるだろうか。
[アリシアとの約束の時刻までに効果が切れるか、些か不安である。]
ココナッツジュースのオレンジ割り………。
いや確かに美味しいだろうけど、そりゃただのミックスジュース…。
[けらけら笑う。]
…誤解もなにも…な?お嬢さん。
[よほど世間知らずか、天然か。
あるいはその両方かと。
秀でた額が聡明そうな少女に声をかけて。]
子犬や子供にするんじゃあるまいし。
ケビンもちっこいが一端に男なんだから…ヤる気じゃないなら慎め、と。
そういう風に見えて当然だっての。
…ま、そうだなぁ。
[未成年だからお酒飲めない、というメノミリアの主張を耳にして、きまり悪そうに頭を掻く。
と、そのミリアから元気いっぱいに問いかけられれば、ぱっと彼女の方を向いて]
ああ、…あーそうだっ。今日はガッコウは休みだっ。
昨日もおとといも、ずっとずーっと休み。
そんでもって明日もあさっても、ずっとずーっと休み。
……俺らにとっては、な?
[にかーっと笑ってみせたが、ココナッツのオレンジ割り、と聞けばちょっとげんなり。]
…俺はべつに、ジュースとかで割ったりとか、んな生易しいこたぁしないっすから、ね?
[ちょーっと含みのある口調でヴァレリアに告げる。]
[メノミリアが不思議そうな顔を向けるので]
覚えてないのは無理もないかな。
あの頃はメノちゃん小さかったから。
[それでも、昔と変わらず元気な少女に微笑んで名前を告げる]
アリシアと言います、こんにちわ。
あなたのお父さん…ハインツさんとわたしの父クラウスはとても仲が良くて、昔は家族ぐるみで旅行してたりしたんだよ。
あはは、わかってるわかってる。
飲んでるのは、大抵あの合成酒だからねぇ。
ちったぁいいもん飲みなよ?チップははずんでるんだからさぁ?
[にやにや笑いながらケビンを見る。]
さぁ。
聴こえてないだけかもしれんし、喰われたいのかもしれんが。
どっちだろうねぇ。もちっと返事を待ってもよくないかい?
[けらけら。]
にししー。
センパイってばー。
ずーっと、お休みは確かにだよねっ!!
でも、あたし昨日はガッコ行ってきたーっ!!
[軽く嘘をついてみる。
本人は担任の顔を見たから学校に行った気になっているところもある。]
あ、ジュースをジュースで割ったらミックスジュースかー…えー、じゃあ…。
お水をオレンジジュースで割る??
[それは薄いオレンジジュースである。
とりあえず、笑っている女の人に笑われないように、と智恵を搾った。]
[無数のざわめきの中には、誘う声もあるだろう。]
…行けないんだ、そっちには。
[【適合不能】。
永劫に加われぬ出来損ないのまま。]
/*
そういえば明日からの吊り先、どうしよう。
能力者COしてないメンバーは7人。うち、赤側が過半数。
…よく考えてみたら結構厳しい。いきなり赤側処刑ってのもあーれー!だし、かといって寄生も起こってないうちから能力者を真っ先に吊り上げるのもなぁ。
…いっそのことランダムってみる?(おまえ <<苦学生 メディクス>>
や、ややや、ヤる気?!
[ダンテの想像もしていなかった言葉に慌てて答える]
なな、なんですか、それは?
どうして、そう見えるんですか?
けけ、ケビンくんは、わたしの大切な後輩だし、そそ、そんな変なこと、か、考えてるわけ無いじゃないですか?
つつ慎めって、えっと、どうしたら?
[最後は普通に尋ねている]
……うーん。えーと…。
[目を閉じて眉間に人差し指を当てる。
己の記憶を呼び覚まそうとして。]
あーーーーーーーーっ!!!
覚えてるー、あん時のおねーちゃんっ?!
アリシア……そんな名前だった気がする……。
えへへ、元気、元気ー?
[えへらと笑った。]
水で割ったらオレンジジュースが薄くなるだけじゃないか。
くっくっく。お嬢ちゃんは面白い事言うねぇ。
[指でつーんとメノミリアをつついてみた。]
………んん?
『行けない』ってのはどういうことだい?
[声の主に、問う。]
こっちは、名前を聞いてんだ。
アンタ誰だい?
[ケビンも一端に男だから、とアリシアに続けるダンテを、非情に複雑そうな横目でちらり。]
…確かに俺はガキなんかじゃねぇけど、さ。
[先輩に対してそんなコト思ってるわけない、と抗議のガン付け。
と、ヴァレリアのにやにやした視線に振り向き]
…姐御の奢りあっての贅沢なんですからぁ、そーでない時ゃセツヤク、セッセイの精神なんですよぉ姐御っ。
それに第一、最近はこれでも結構いいモン飲んでる方っすから!
[リュミエールと別れ教会に戻る途中、また連絡を取る]
…はい…そうですか……っ!
[本部からの連絡によると、抗ワクチン薬がじわじわと広まりつつあるということだった。見かけ上はただの薬と変わらないために、普通の薬と偽って、あちらこちらに流れているということだった]
…わかりました、気をつけます。もちろん"バディ"にも伝えておきますね。
[携帯端末のアクセスを切る。そして、大きなため息をついた]
―教会―
[教会に戻ると、相変わらず子供たちが集まっている。彼らにスラムの状況を聞いてみた―そして、思った以上に深刻な状況だと気づかされた。スラムの中で"Masquerade"に罹患する人がかなり増えているらしい]
[子供たちに気をつけるように伝え、自室に戻る。そして、机の上に飾られた写真たてを見つめた。そこには、まだ若いクリスと幼い少女が映っていた]
もう、失いたくないです…
[少女の姿と、相棒の姿がかぶる。大きく首をふり、机の上の書類を*片付けはじめた*]
[ぽんと手を打つ。]
あー、なるほど。
悪酔いさせない為には、アタシが奢ればいい、と。
了解了解。よーく覚えとくよ?
[にやにや笑いは継続。]
…ふぅん、マジで?
マジで昨日、ガッコウ行って来たってか?
[メノミリアの答えを聞けば、彼女に近寄り、軽くデコピン。
姐御のやり方をいつの間にか継承していたようだ。]
そいつぁ感心できねぇなぁ?
サボタージュってのは、一日も休まず続けなきゃ意味ねぇんだからよ?
[くつり笑う。]
…そうそう、同じ種類ので割っても意味ないっての。
ジュースと水割りは……ま、まあアリ、かねぇ。
[ちょっと困った。]
[つーんと女の人につつかれると頬を膨らました。]
ぶー、べ、別に本気で言ってるわけじゃないもんねーっ。
おばさんこそ、あたしのこと子供扱いしてるでしょー!
こうやって、つつくことがその証明だもーんっ!!
[まだつつかれているなら、されるがままつつかれた。
ケビンの言葉にはうっと、返事を詰まらせる。]
ま、ママママジッス!!
センパイ、あたしちゃんと行きましたよ…よ?ね?
[何故かケビンに問いかけるような形になっている。]
ポタージュはスープだもーん。
あたし、毎日休まずポタージュは飲んでないー。
[オニオンスープありますかー、とマスターに訊ねた。]
…えへへ。よろしく頼みまーす。
[両の人差し指の先を合わせて、にやにやしているヴァレリアに上目遣いで奢りの継続をお願いしてみる。
いかにもあざとい感じの微笑み。]
子供を子供扱いして何が悪いのかねぇ?
アタシから見りゃ、ケビンも子供みたいなもんさ。
[メノミリアをつつくのはやめて、ケビンの方へ視線を向ける。]
そうだねぇ。
今日はアタシの奢りにしとこうか。
マスター、そこのちっこいお嬢ちゃんの分まで代金持つよ!
さて、飲み直すか。
御二人さんの邪魔はしない方が良さそうだからねぇ?
[踵を返し、*席へ戻る。*
飲みかけのオールドファッションドは、すっかり水割り風味になっていた。]
[慌てた拍子になぜか問い掛けてきたメノミリアに、にやぁといじわるそうな笑み。]
…俺は知らんねぇ?くくっ。
なんたってミリアの先輩1号は、永世現役ストリートランナーだから、ガッコウの出席状況までは把握してないモンだからな?
どーしても不安なら、先輩2号のメディ様に聞いてみるこった。
[その「先輩2号」には自分も助けられてるわけだが。
オニオンスープのオーダーを聞きつけたマスターが、テーブルにとん、とスープ入りのマグを持ってきてくれたらしい。
ちょっと胡椒が多い気がする。]
…テ…
…ン…テっ!
[戸惑うような第三者の声に反応して脳裏に沸き起こるのは宿主とは別の記憶。
誰かと離れたくないという強い想いが意思に反して微かな声をあげさせた]
(なんだろ…今までこんなこと、無かったのに)
[記憶の交差に暫し*困惑*]
…あ、あうー…。
[姐御に比べれば…本当の歳を知ってるわけではないけれど…自分が子供なのはとうに明らか。
ヴァレリアの視線に、否定なんてできませんとばかりに苦笑い。
でも奢りと聞けば、泣いた烏がもう笑ったとばかりに歓喜の声。
スコッチとカルーアミルクと、アラビアータを注文する。]
…御二人さんって、誰のコトっすか、ねぇ?
[一杯飲みながら、しれっと*答える。*]
[足元で眠ってしまっていたリアンを膝に乗せ、もう一人の約束の人物を待つ]
もしかして、忘れられちゃってるのかな……。
リュミエールさんならありそう。
[そんな事を考えていた]
あんなに普通に楽しそうにしてるのに。
(どうして、こっちに―)
[メノミリアやヴァレリアと話すケビンを苦しいような気持ちで見つめながら]
ちっちゃくなんてないやい!
[オートに設定がしてあるかのように、その言葉に反応して文句を言った。
が、驕りという言葉を聞いて素直に喜んだ。]
うはぁはー、驕りのオニオンたまっしい〜♪
[即興のオニオンスープの歌を口ずさみながら、先輩にの言葉をぼんやりと聞いた。]
そうだねー。
分からないことがあったら、メディ先輩に聞くのがいいよね。
そしたら、あたしが学校に行ったかも分かるもんね。
[間違いなく行ってはないものの、何だか行ったような気持ちになってきた。]
[携帯端末を弄り、Bar"Blue Moon"へとつなぐ]
もしもし?マスター。
……声ちょっと違うのはまあ気にしないでよ。
それよりそこに茶髪で髪の長い女の子、いる?
いたらちょっとかわってほしいんだけども。
[コホン、と軽く咳払いをして、なるべく低い声で]
もしもし?アリシアかい?
僕から誘っておいて、悪いんだけれども……ちょっとお仕事が忙しくてね。
話、聞きたかったんだけども、また今度改めてとかダメかな?
(声が違う……)
えっと、リュミエールさん…ですよね?
声がおかしい気が……。
あ……そうなのですか?
お仕事なら仕方ありませんよね。
わたしは構いませんよ。
[声がおかしいとばれて多少動揺しつつ]
リュミエールだよ。
声……僕の端末の調子が良くないのかもしれない
[それらしい理由を考えて誤魔化しておく]
じゃあ、また今度時間がある時に。
またね!
[端末を切り、ため息をつく。
次会う約束を、取り付けることをすっかり忘れていることに気がついたのは一時間ほど後だった。]
あ……え?
[突然、回線を切られて唖然とする]
今度っていつなんだろ?
[疑問に思い、しばらくその場に佇んでいた]
――とりあえず、今日は帰ろう。
[ぐっすり眠って起きる気配のない仔犬を胸に抱き、賑わっている店内を静かに後にする]
―― Bar"Blue Moon"→自宅 ――
嘘はよくないけども……
実際にそうしちゃえば嘘にならない。よね。
ええい、声変えたついでだ、このままスラムのほうへいくかっ!!
[半ば自棄になりながらスラムのほうへと向かった]
─→スラム近くの空き家─
―― 街外れ・自宅の自室 ――
[深夜]
……勝手に調べてたなんて知ったら気分悪く思うかな。嫌われちゃうかな……。
[解析を開始し目まぐるしく動く画面を見ながら、そのひとのことを思う]
どうしかな、自分でもわからないけど。
安心したいのかもしれない。
確実に、あなたは感染していないことを確認することで。
研究者の娘 アリシアは、ギーク ジャンクス を能力(占う)の対象に選びました。
─スラム近くの空家─
ダンテにはばれてたしなぁ……アレ。ちょっと変えるか。
[以前とちょっと変えてしまおうと鞄を漁る]
ん、この色にしようか。
[くすんだ赤毛に髪色を変え、そして前とは違い、結いあげる。
化粧も少し濃く。]
……化粧変われば顔も結構変わるもんだねぇ。
[化け終わると、そうつぶやきながら*スラム街へ*]
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