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そうですね。
危なっかしくて不器用で、なのにどこか優しすぎるところがあったりして、放っておけないですね。
授業にも出てくれたらなぁ。
[ヴァレリアの問いに思っていることを素直に話ていると、ふいに男性が通り過ぎるのが目について]
――あ。
[しかも、その人物が先日大けがの手当(と言うほどのものではないが)をしてから、ずっと心配していたひとだったので、つい大きな声を出してしまった]
リュミエールさん!!
もう、大丈夫なんですか?!
[役所のおじさん、に多少の引っ掛かりを覚えながら
ソフトクリームも悪くないわ、と考える]
どれどれ
[傷口は明らかに転んでついたような擦過傷や切り傷ではなく。
切り口は小さいが周りが少し火傷のようになっている]
(熱いものが掠った後かしら・・・?まさか、銃痕・・・?)
[とっさに思いついたものはとてもこの少女には似つかわしくないと
忘れることにした]
どこで転んだの?
[職業柄応急処置セットは持ち歩いている。
消毒をして傷口に油紙を当て、ガーゼをかぶせてテープで留めると]
はい、終わり。
[これまでとは違う笑顔を面白そうに眺める。]
あら、じゃあ、こんなところで私と話してる貴方は長生きしたくないのね?
[くすりと微笑むと、抱えていた紙袋から薬のケースを取り出す。
差し出した手のひらにはピンクの錠剤。]
あげるわ。
Masqueradeのワクチン。
本当かどうかは不明。好奇心で試してみる?
自分で飲む気はない?
へぇ。
[アリシアのケビンに対する評価を聞きながら、嬉しそうに目を細める。]
暖かく見守ってやってるんだねぇ。
ほらケビン、たまにはガッコにも出てやんな。
[肘でつつくのをやめ、わしわしとケビンの頭を撫でる。]
…………。
[酒の入ってないカクテルの説明を受け、何故お酒が飲めないのがバレてるのかと真剣に悩んだ]
お邪魔じゃなければ、ご一緒します。
[ヴァレリアの誘いに応じる。ケビンとメディクスのことが気になっていた]
[ダイヤルをいじっていると、いきなりがががっと大きなノイズ]
!!うわっ……
び、びっくりした……。
[イヤホンを外すとどうやら自分にかけられたらしい声に振り返る]
あ、アリシアか……びっくりした。
見ての通り、ピンピンしてるよ。
にゃは、にゃはは…うぐっ。
[笑いすぎでお腹がよじれた。
ヴァレリアから誘いを受ければ、うんうんと頭を縦に振って]
そうっすね、冷えて風邪でも引いちまったら色々とヤバげですし…。
[密命を思い出す。こんなところで無邪気にはしゃいで油を売ってていいはずなかった。
けれど行き先がバーなら、情報収集にはなる。]
…って先輩?どうしたんすか…?ってかリュミ兄ちゃん?
[くるりとリュミを目で探す。]
[悪趣味、という言葉にすら愉しげに笑う]
[それをいうなら、自分達の存在こそ悪趣味、じゃないかと思うが、ふふ、と笑って流した]
そういえば・・・もう聞こえないね?
いなくなっちゃたかな?ほんとに嫌われちゃったかしら?
[さっきまで聞こえていた苦悩のうめきのこと]
美人と共に過ごすひと時のためなら、長生きなんて……というつもりはねえな。長生きすれば、その分楽しめるみてえだから。
ま、何だかんだで、長生きしちまうんじゃねえかな。何しろ世の中、いい奴ほど早く死んじまうらしいからな。
[訃報を受け取ったばかりの仲間の顔を思い浮かべると、ピンクの錠剤を手渡される]
へえ、楽しそうなもん持ってるんだな。あんたは飲んだのかい?
[ソーニャの顔を見ながら、薄く笑う]
エンバーマーだか、どじっこさんだったか忘れちゃいましたが、すごく心配したんですよ?
ホテルでだって、起きたら、もう居なかったし。
[つい、仔犬と一緒に近くにかけより訴える]
…。
[学校にまた何事もなく出られるかどうかは、分からなかった。]
…出ます、出ます、出まーす。
[でもそんな思いを表に出すわけにはいかなかった。
いつもらしく、ちょっとやる気なさそうに返答。]
[看護婦さんに怪我を見てもらうことに、少しテンションが上がっている。]
に゛ゃぁぁぁああ―――――むーーーーっ!!
[消毒が少し沁みて涙が出そうになった。
けれど、後半はその叫びを堪えようとした。]
あ、え、あーえっと、げげげげげ玄関?
どべーっ、って、どべーっって?
[こけた場所は質問されたのに疑問で返していた。]
なんだ。
カマかけただけなのに。ホントに飲めなかったんだねぇ。
[アリシアの様子を見て、からから笑う。]
ああ、邪魔ではないよ。
久々にガッコの先輩後輩で話するのもいいんじゃないかい?
[突然のアリシアの大声に路地に注意を向ける。そこには、以前から苦手としている公安の男の姿]
げ。あいつ……何でここに。
[急いでリュミエールの視界から消えるように隠れる]
『あの人、リュミエールっていう名前だったなのです。記憶しておくなのです、マスター』
いらねえよ。メモリーの無駄だ。
[思考は旧世界の詩編を追っている。
生者のまま黄泉を旅する男の手記。
同じ名だと、言われた事がある。]
[ざわめきに思考は途切れ、うんざりした様子。]
[ヴァレリアたちをちらと見て、アリシアだけに聞こえるように]
怪我のことは言わないでね。
[と小さくいったあと]
あ、あはは……ごめんよ。
あの時は、またおなか減ってねぇ。お礼を言ってからとも思ったんだけどもさぁ……
[笑ってごまかす。]
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