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アケミとそのご主人がいたという部屋で、マコトは今宵も一人ぽつりと佇む。
「……道、折角覚えたんですけどねぇ」
何一つ用のない小屋にて、マコトは誰に向けるでもなくマスクを外す。
「いやぁ、柄にもなくて言えなかったんですよ」
取り出した写真1枚。
「これしか、持ってない"から"、なんて」
涙を流しながら無理矢理釣り上げた口の端を、
誰が見ることができただろうか。
「まぁ、お待ちくださいよぉ」
虚空。
上に向かって。
誰にも披露したことのない、道化でもない、マコトの真の声を。
手紙人 ウォーカーは、【六つ子】 松野 を投票先に選びました。
今日の処刑は六つ子なんだね
票ブレが怖いしちゃんとセットしなきゃだね
狼なら占い撤回すると思うしあるとしても狂人かなと思うよ
黒目を占いかぁ…
どこなんだろうね、とりあえず結果はすぐ言わなきゃいけない訳じゃないんだね分かったよ
そっかぁ…投票先教えてくれた人はありがとう。まあ揃わないよね、考えなきゃいけないことがたくさんあるよ。
そうだ手紙を書かなきゃ…
さてと、今夜はどうなるのやら
また遠吠えが聞こえてきた…。
死体が増えるのは良い、とても良い。堪らない。
しかし、友人が減るのも困る。
数少ない友人が…。
マコトはアケミの仇をとりたいと言っていましたね…。
それには同意見だ。
しかし、その仇が占い師なのか人狼なのか分からない。
困ったものだ。
ソレヨリモ単純二私ハ【オ姫様ガニクイ】ドウシタラ殺セルノダロウ。
ワスレナイゾ、シタイヲナゲステタコトヲ、オボエテイルゾ、ジブンノチイノタメニシカ、ウゴカナイコトヲ………。
ツカレレバイイノニ。
Dear 愛しき貴女
君は約束を守る人だった
朝弱いのに僕が頼めばいつも起こしてくれた
カフェオレに砂糖はいれなかった、ジャンケンはいつも勝ってたね
でも君はわかりやすくて最初にだすのは絶対パーだったってこと知らなかったでしょ
でも君は壊れてしまった
朝が来ても起こしてくれないし
カフェオレは一口も飲まないし
もう勝負も申し込まないし
なによりも、デートの約束も破った
待ってたのに来てくれない
毎日待ってたのに…毎日?僕は毎日待ってたのか?
君がそんなにこないはずがないんだ
連絡が来ないわけがないんだ
君を待って、来なくて、家に帰って…
また君を待った。永遠と次の日は来なくて君がいない1日を何度も繰り返した。これはおかしいのかな。
From ウォーカー
手紙人 ウォーカーは、【魔性】 アルル を能力(占う)の対象に選びました。
いやアルルでいいはず
割と人外ありそうだし、狩人なさそうだから
噛まれないっしょたぶん
わかんないぃぃ…
ガチのつもりなかったのに負けたくない自分がいるぅ
そして今日こわいね…村人はもっと怖いのかなぁ
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